あきたこまち

Last-modified: 2013-08-28 (水) 22:04:52

読み

あきたこまち

意味

秋田県で開発された米の品種。1984年に秋田県の奨励品種に採用された。
品種名は、秋田県に生まれた平安時代の歌人の小野小町から、おいしいお米として末永く愛されるようにとの願いを込めて命名された。

コシヒカリを親に持つ品種。
コシヒカリの食感を引き継いでおり、もちもちとした粘りの強い食味が特徴。冷めてもおいしく、おにぎりなどにも向く。白米の炊き上がりは光沢を持つ。
親戚品種に、「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」「夢つくし」などがある。

育ちが早いという特徴がある。そのため、冷害を回避して安全に栽培することができる。
品種名は「あきたこまち」だが、秋田県以外でも広く栽培され、作付範囲は関東や九州にも及ぶ。全国の作付面積では常に5位以内にある。

萃亭 東方あきた小町

東方グッズを作成している萃亭が企画/販売している米。
米は、秋田県で20年の実績がある自家生産の「あきたこまち」(精米)を100%使用。国の品質検査を通った1等米のみを厳選してパッケージしている。
パッケージイラストには、小野塚小町を採用(絵師はideolo氏)。
2009年1月12日の東方杜郷想で、試供版が販売された。

萃亭
東方あきた小町企画
東方杜郷想配布

萌え米袋

JAうごが、美少女イラスト絵師の西又葵デザインの米袋を作ったことから、ネット上で大いに話題となった。
西又葵デザイン米袋を使用した「あきたこまち」パッケージは、インターネット限定販売。
注文が殺到したため一時受付を停止していたが、現在は再開している。

当初は「イラストでオタを釣っただけのネタ商品」のように思われていたが、米の品質がよく、とてもおいしいという評判が広がり、多くのリピーターを確保している。
また、いわゆるオタク層のうち、外食や市販弁当で簡単に食事を済ませていた人の中には、この米を買ったことをきっかけに自炊に切り替える人もでてきたらしい。*1
結果として「高くてもうまい米を買う」という意識を広めることに貢献したといえる。

秋田県羽後町 JAうご 美味しい「あきたこまち」

萌え米袋にしたら注文が殺到したというあの「あきたこまち」がJAうごから届きました - GIGAZINE
かがり美少女イラストコンテスト実行委員会のページ  西又葵先生の「あきたこまち」「イチゴ」のイラスト公開
痛いニュース(ノ∀`):エロゲ絵師・西又葵がデザインした萌え米袋「あきたこまち」を販売…JAうご
痛いニュース(ノ∀`):美少女キャラの「萌え米」、1ヶ月で2年分販売。高齢化の町救う…「初めて炊飯器を買った」という客も


*1 なお、ニュースサイトで「萌え米 あきたこまち」を報じる記事の中に、“類似商品として作成した西又デザイン焼酎を長崎県から買いに来る人もいた”という記述があった。インターネットを長く楽しんでいる人には「長崎県=変人窟」と連想する人も多いが、残念ながら、変人窟サイト内で「ちゃうねん。」と否定された。