- 名前
- アルンベリア・バンクシ
- 学名
- Arumberia banksi
- 英語表記
- ‐
- 分類
- 真正後生動物亜界 腔腸動物段階群 アルンベリア属
- 保全状況
- 絶滅 (EX)
元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)
オーストラリア北部のノーザンテリトリー準州で化石が発見された、今から約5億6000万~5億2100万年前、隠生代原生代新原生代震旦紀末頃の海洋の浅瀬に繁栄した、波打つ様な溝を持つコップ型の多細胞動物で、現生のクラゲ類やクシクラゲ類に近縁であるともされています。
穏やかに曲がり、平行に並んで二分岐もする隆線は、1~3mm程の幅を有し、それぞれの膨らみの間には、1~7mm程の穏やかな凹溝が走っており、体長は1.5~14.5cmと様々です。
アルンベリア属の化石は、前述のオーストラリアの他に、イギリス、フランス、ロシア、カナダ、アルゼンチン、インド等の、世界の広い地域の浅海の地層から発見されており、又、前述の通り、クラゲ類やクシクラゲ類との類似性からそれ等に近いとはされていますが、一方で、細胞群体性や微生物結合性を否定出来ず、真の多細胞性生物とは断定出来ない部分も多い為に、分類不能とされる事もあり、便宜的に、この時代に固有なヴェンド生物類として扱われる事もあります。
微生物結合性構造体としては、化石化の難しい硬い殻や内骨格を持たない生物の軟体部を速やかに包み込む事で、化石化の好条件を整え、後世へ化石を遺す事に対して大きく貢献したともされています。
概要
太古の柔らかい生き物達の化石化に貢献した、今で謂うクラゲの様な動物「アルンベリア・バンクシ」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。
10月8日の“永遠の日”を意識して投稿された。
特徴
独特の穏やかな溝や盛り上がりはニットセーターに、そしてコップの様な形態はマントを羽織る事で強調されているのかも知れない。
包み込んで守る様な、そんな軟質な雰囲気を纏う。
バラバラに成って降り積もり、そこに誰かの遺骸が落ち込んで来て包み込む事で、数億年という永い歳月でも、亡骸だけであれば保存出来る。
勿論、同種の遺骸も…。
そんな、過去からのメッセンジャーでもあり、古の生命達の思い出を守り伝える、墓守の様なコに成った様だ。
自由気儘に浅い海でフワフワと漂う事と、細菌や藻類を編み込んだフカフカな御蒲団が好きらしい。
魂の在り様は、屹度、各々で違うので、死を疎かにしない事で、今の生を守る事を改めて浮き彫りにしようとする。
そんな、芯の強い性格のコなのである。
一言
「私は墓守で、あの墓地も私の縄張りなんです。そしてあの場所そのものが、私自身でもあるのです」
セリフ
「私の正体…、ですか…。クラゲさんみたいですけど、バラバラにも分解出来て、再構築も、可能なんですよ、不思議ですよね。私がバラければ、誰かを包み込んで、半永久的に保存出来ます」