第49話:Running toward the longing (2018/02/09)
『追い風Running』実装。
登場アイドル:乙倉悠貴、安部菜々、諸星きらり、城ヶ崎莉嘉、早坂美玲
あらすじ
ソロLIVEが決まった悠貴は、嬉しさのあまりジッとしていられず菜々・きらり・莉嘉・美玲と街へ飛び出す。
ひとりでは入る勇気が出なかったお店も、みんなと一緒なら大丈夫。
仲間からもらった追い風を受け、悠貴は全力で駆け抜けていく。
背中を丸めることはなく、等身大の笑顔で前を向いて。
コミュ
事務所 | |
悠貴 | ええっ!? わ、私のソロステージですかっ!? |
悠貴 | あっ、すみませんっ! 大きな声出してっ……。 でも、驚いちゃってっ! |
菜々 | 大丈夫ですよ。 悠貴ちゃんの気持ち、よーくわかりますから。 ですよね、きらりちゃんっ。 |
きらり | うんうんっ。 きらりも、はじめてのソロステージが決まったときはうきゃーってなっちゃったにぃ☆ |
選択肢 | 次のフェスでお披露目だよ |
悠貴 | わぁっ……! ありがとうございますっ! 私、素敵なステージができるように、一生懸命レッスンしますっ! |
菜々 | その意気ですよ、悠貴ちゃん! 本番まで、ナナたちがバッチリサポートしますから。 |
きらり | 一緒に頑張って、みんながハピハピになるステージにしようにぃ☆ |
悠貴 | きらりさん、菜々さん……。 ありがとうございますっ! よろしくお願いしますっ! |
きらり | んふふ♪ 悠貴ちゃん、とーっても楽しそう! あは!きゃわいいっ♪ |
悠貴 | 可愛いなんて、そんな……えへへ。 でも、本当に嬉しいです! もうジッとしてられないくらいにっ。 |
悠貴 | あのっ、プロデューサーさんっ! いまから外を走ってきてもいいですかっ!? |
選択肢 | いいよ |
悠貴 | ありがとうございますっ! 私、さっそくいってきますねっ! みなさんっ、失礼しまーすっ。 |
菜々 | あーっ!待ってください、悠貴ちゃんっ。 タオルと飲み物は、ちゃんと持っていってくださいね? 飲み物が荷物になるようでしたら、小銭だけでも! |
悠貴 | タオルと飲み物ですねっ。 わかりましたっ、忘れずに持っていきますっ。 |
きらり | ああ~!それと、あんまり遠くまで行っちゃダメだよ? 迷子になったら、たいへんだからっ! |
悠貴 | あっ、そうですねっ。 浮かれて走りすぎないようにしないとっ。 |
菜々 | えへ、準備運動もしっかりしてくださいね。 あと車にも十分気をつけて……。 |
P | せっかくだから、みんなで走ってきたら? |
悠貴 菜々 | えっ! えっ! |
きらり | うきゃー、楽しそう☆ みんなでらんらん、ランニング☆ あは! ね、菜々ちゃん! |
菜々 | そ、そうデスネ! レッスンみたいな走り込みじゃなくて、みんなで楽しく走るぐらいなら、ハイ! |
悠貴 | おふたりと走れるなんて、嬉しいですっ! えへへっ。今日はとっても楽しい一日になりそうっ♪ |
河川敷 | |
菜々 | ふぅ~。 ジョギングも、いいものですねぇ。 ナナ、いい汗かいちゃってますよ! |
きらり | うぇへへ♪ みんなで走るの楽しいにぃ☆ なんだか部活みたいっ! |
悠貴 | わかりますっ! 私もよく部活で河川敷を走ってますからっ。 |
菜々 | 悠貴ちゃん、陸上部ですもんね。 いやぁ……中学生かぁ……。 |
きらり | うゆ? 菜々ちゃん、どうしたの? お空に何か飛んでる? 飛行機ぴゅーん? |
菜々 | ハッ! つい遠い目でウサミン星と更新を……おおお~、いけない、いけないっ! |
菜々 | あ、そうだっ。 悠貴ちゃん、最近学校はどうですか? アイドルを始めた反響はありましたか? |
悠貴 | 反響ですか? えーっと……あっ、ありますっ! よく話しかけてもらえるようになりましたっ! |
悠貴 | 私、背が高いからだと思うんですけど、大人っぽいって言われることが多くて。 |
悠貴 | それにモデルをしていたときは、かっこよくてボーイッシュな格好をさせてもらってて。 |
悠貴 | だから、私のことをよく知らない人からすると、声をかけにくかったみたいなんです。 |
きらり | そっかぁ……。 でも、今は違うんだよね? |
悠貴 | はいっ! アイドルのお仕事をしている私を見て、みんなイメージが変わったって言ってくれてっ! |
悠貴 | あんまり話せなかったクラスメイトともおしゃべりできるようになって……えへへっ♪ |
悠貴 | 昨日も、可愛いグッズの話で盛り上がったんですっ。 あっ、でも放課後ずっと教室に残ってたから、先生に注意されちゃいましたけど……。 |
きらり | うふふ、悠貴ちゃん、学校楽しいんだにぃ♪ |
悠貴 | はいっ! |
菜々 | うふ、いいお仕事を聞けて、安心しました! それにしても……身長ですか。 ナナは逆のほうですけど、目立っちゃうのはわかります。 |
菜々 | だって……男の子にからかわれましたから! ちっちゃいって! |
きらり 悠貴 | わかゆー! わかりますっ! |
悠貴 | ふぅっ! 随分走りましたねっ。 おふたりともっ、そろそろ休憩にしませんか? |
菜々 | いいですね! ナナは賛成です! この辺りで休んでおかないと、帰りが怖いので……。 |
きらり | きらりもさんせーい☆ それじゃあ、まずは飲み物を買いにいこっ☆ えっと、コンビニはどこかなぁ? |
悠貴 | あのっ! コンビニじゃないですけど、もうちょっと先にスムージーのお店がありますよっ。 |
悠貴 | すぐ近くに公園もありますから、休憩もできると思うんですけど……どうでしょうかっ? |
きらり 菜々 | さんせーい! さんせーい! |
公園 | |
きらり | んふふ~♪ きゃわいいお店だったにぃ! スムージーもきゃわいい☆ カメラパシャッ☆ |
菜々 | ナナ、こんなスムージー初めて見ました! 飲むのがもったいないくらいですよぉ~。 悠貴ちゃん、よく見つけましたね。 |
悠貴 | はいっ。 前にランニングをしているときに見つけたんですっ。 |
悠貴 | 外から見ても可愛いお店だったので、入ってみたいなぁとは思ってたんですけど……。 お店の中に入る勇気がなくて。 |
菜々 | 悠貴ちゃん……。 |
悠貴 | だって、その……まだ中学生ですからっ。 大人の人と一緒じゃないとダメだと思ってっ。 |
菜々 | 悠貴ちゃん……! |
きらり | ……そっかぁ。 うぇへへへ♪ ふふ、そっかそっか☆ |
悠貴 | あれっ? えっと、私、なにか変なこと言いましたか? |
きらり | ううん、なんでもないにぃ☆ ねぇねぇ、悠貴ちゃんっ♪ 他に行きたいところってなーい? |
きらり | 今日はきらりたちが一緒だから、どこでも連れてってあげゆ☆ ね、菜々ちゃん? |
菜々 | はいっ、もちろんです! 今日は、もうレッスンもお仕事もないですから! 遠慮しないで、なんでも言ってくださいねっ! |
悠貴 | 本当ですかっ!? それなら私、行ってみたいところがあるんですっ! |
菜々 | わっかりました! ここはお姉さんたちに任せてくださいっ! |
きらり | よーし! じゃあじゃあ、まずは事務所に戻ろー☆ |
事務所 | |
菜々 | 失礼しまーす。 お待たせしました~。 ナナも帰る準備が出来ましたよ~。 |
きらり | あっ!(菜々ちゃん、しー! 今、悠貴ちゃんがママと電話してるのっ) |
悠貴 | でも、今日は高校生のお姉さんたちが一緒だから……。 ……うん。遅くならないようにするから……。 |
きらり | (えっとね、悠貴ちゃんのママがね、子どもだけで遅くまで遊んじゃいけませんって言ってるみたいなの) |
菜々 | (ああ……確かに、今からだとちょっと遅くなるかもしれませんね……。親御さんの気持ちもわかります) |
きらり | (うん……誰か大人の人にお願いして、ついてきてもらう?) |
菜々 | (…………。あ! 保護者の方がいればいいんですね?) |
菜々 | 悠貴ちゃん。 ちょっとお母さんとお話させてもらってもいいですか? |
悠貴 | 菜々さんっ? はい、わかりました。 ……あの、お母さん、ちょっと電話代わるね? |
菜々 | あ、もしもし~。お電話代わりました~。 わたくし、悠貴ちゃんと同じ事務所の安部菜々と申します~。 うん……あ、はい、ウサミンです~。いつもお世話になっております~。 |
悠貴 | 菜々さん、お母さんと何を話すんでしょう? |
きらり | うーん……? |
菜々 | 悠貴ちゃん! お母さんから、遊びにいく許可をいただきましたよ! はいっ、電話お返ししますね! |
悠貴 | ええっ! 本当ですかっ? |
きらり | 菜々ちゃん、すっごーい! どうやって、いいよって言ってもらえたの? 教えて教えて☆ |
菜々 | ……途中でプロデューサーさんに合流してもらうということで、親御さんに説明させていただいたんです。 プロデューサーさんも快くOKしてくれました! |
きらり | そうだったんだぁ! あは!よかったねぇ、悠貴ちゃん! |
悠貴 | はいっ! ありがとうございます、菜々さん! |
菜々 | ちっちっち~……お礼をいう相手はナナじゃなくて、プロデューサーさんですよ? ……ナナも最後の手段を使わずに済みましたし。 |
きらり 悠貴 | 最後の? 最後の? |
菜々 | あぅっ。えーっと……と、とにかくっ! もう何も問題はありませんから、出発しましょう! しゅっぱーつ! |
きらり 悠貴 | おー! おー! |
街中 | |
悠貴 | わぁ……! 本当に来られたっ! |
菜々 | あわわ……。 いつ来ても、この通りは若さが眩しいですね……。 ああ、えっと、ここに悠貴ちゃんの来たかったお店があるんですよね? |
悠貴 | はいっ! どうしても欲しかったキーホルダーがあるんですけど、それが原宿のお店でしか売ってないんですっ。 |
きらり | あ~なるほどにぃ☆ 任せて、悠貴ちゃん! きらり、原宿はとっても詳しいんだよぉ☆ |
きらり | あぁー、それとね? じ・つ・は……んふふふ~♪ 特別ゲストも呼んでまーす! |
悠貴 | 特別ゲスト、ですか? |
??? | あー!きらりちゃん、みーつけたっ! |
??? | おいッ、リカ! 急に走るなよ! 転ぶだろ! |
きらり | あっ! 莉嘉ちゃん、美玲ちゃん! こっちこっち~! |
莉嘉 | じゃーん☆ お待たせっ、リカだよーっ! |
美玲 | 急に呼び出されたから、何事かと思ったぞ! |
悠貴 | 莉嘉さん、美玲さんっ! 特別ゲストって、おふたりのことだったんですねっ! |
美玲 | ゲスト? ウチらはたまたまこの辺りで遊んでたんだ。 |
莉嘉 | ねー☆ そしたら、きらりちゃんから連絡が入ったの! 「原宿で遊ぶから一緒にこない?」って! |
菜々 | そうだったんですね。 もちろん大歓迎ですよ! |
悠貴 | あのっ、私、ここのことはあんまり詳しくないので……。 色々と教えてもらってもいいですかっ? |
美玲 | いいぞッ! はぐれないように、ついてこいよ! |
莉嘉 | でも、ちょっと意外かも。 アタシ、悠貴ちゃんって原宿とか来ないかと思ってたし。 |
悠貴 | そ、そうですか? 変でしょうか? |
莉嘉 | あぁ、変じゃないよー。 悠貴ちゃんって、足長くてモデル体型だし、なんでも似合いそう! |
美玲 | そうだな! それに足が速いから、すばしっこくて強そうだ! |
悠貴 | つ、強そうっ!? |
美玲 | うん! カッコイイぞ! |
悠貴 | カッコイイ……。 |
莉嘉 | うらやましいな~。 アタシも早く悠貴ちゃんくらいの身長になりたーい。 |
悠貴 | うう……。 |
美玲 | アレ。ユーキがしょぼしょぼしてるぞ。 |
莉嘉 | ホントだ。 ……ゴメン。アタシたち、もしかして変なこと言っちゃった? |
悠貴 | あの……えーっと…………。 強くてカッコイイより……か、か……。 |
悠貴 | 可愛いがいいな、って……! |
美玲 | 可愛い? ははッ!面白いこと言うなー! |
悠貴 | そ、そんなぁっ! |
美玲 | ん?ユーキはカッコイイところも可愛いだろ? ……あれ、ウチ間違った? |
悠貴 | カッコイイところも……可愛い……? |
莉嘉 | そうだよー! すっごいスタイルいいのに、すっごい女の子っぽいじゃん! それって、すっごいよね! |
悠貴 | えっと、えっと……。 え、えへへ……。 |
莉嘉 | 悠貴ちゃん……可愛いーっ☆ 照れた照れたー!ねぇねぇ、こっち見て見てっ! |
悠貴 | は、恥ずかしい~っ! |
莉嘉 | あっ、待ってよー! |
美玲 | ユーキのヤツ、ホントに足速いな……! 待てーッ! |
きらり | ……きらりたちも行こっか☆ |
菜々 | ……はい。 そうですねっ。 |
美玲 | えっと今いるのがここだから……。 ユーキの行きたい店はこっちだぞッ! |
莉嘉 | 悠貴ちゃん、早く早くっ! |
悠貴 | はいっ! えへへっ、楽しみだなぁ……♪ |
菜々 | 悠貴ちゃん、笑ってます。 とっても楽しそうに……。 |
きらり | うぇへへへ♪ よかったにぃ。 悠貴ちゃん、ちょっと我慢しちゃってたから……。 |
菜々 | そうですね……。 でも、きっともう大丈夫なんですね。 立派に……ううっ、立派になって……。 |
きらり | うんっ。 今の悠貴ちゃんは、好きなことに、怖がってないもん☆ とっても、ハピハピしてるにぃ☆ |
悠貴 | きらりさんっ、菜々さんっ! 見てくださいっ、可愛いグッズがいっぱいですっ! 一緒に見てくださいっ!えへへっ♪ |
数時間後 | |
莉嘉 | はー、ちょー楽しかったー☆ |
美玲 | ああ! ユーキはどうだった? |
悠貴 | はいっ! みなさんのおかげで、とっても楽しかったですっ! 欲しかったキーホルダーも買えましたしっ! |
悠貴 | 私、今度のLIVE絶対頑張りますっ! こんなに楽しい思いをさせてもらったのに、私が楽しいLIVEにしなかったら罰が当たっちゃいますから! |
莉嘉 | えっ、悠貴ちゃんLIVEあるの? |
悠貴 | はいっ! 実は次のフェスでっ。 |
美玲 | よかったな、ユーキ!! もし手伝えることがあったら、なんでも言っていいぞ! |
莉嘉 | バックダンサーとかねっ! ねぇ、美玲ちゃん! Pくんに聞いてみようよ! |
悠貴 | わぁ……ありがとうございますっ! |
菜々 | あっ。 ちょうどプロデューサーさんも到着したみたいですよ。 |
悠貴 | それなら私、迎えにいってきます! 場所を教えてもらえますか? |
きらり | あ、悠貴ちゃん、ひとりで大丈夫? |
悠貴 | はいっ! みなさんと一緒に通った道ですし、それにっ……。 |
悠貴 | 私、今……すっごく走り出したい気分なんですっ! |
LIVE後 | |
悠貴 | プロデューサーさんっ、お疲れ様でしたっ! |
選択肢 | 走り切ったね |
悠貴 | はいっ! みなさんのおかげで、気持ちよく走れたと思いますっ! |
悠貴 | あの、プロデューサーさんっ。 私はまだまだ駆け出したばっかりで、わからないことも、たくさんあります。 |
悠貴 | だから、その……お願いしますっ。 これからも走ってくださいっ! 私と一緒にっ! |