南瓜の魔法使い/登場人物

Last-modified: 2019-09-04 (水) 13:30:37

主要人物

パンプキン?

本作の主人公。サンサーラエッグ村の村長。
趣味は魔法研究で踊りも得意。「自分が救いたい者を救う」のが信条。
頭は橙色の大きな南瓜に目・口の役割を果たす穴が付いた、いわゆるジャック・オー・ランタンのようなもので、身体は蔦を束ね纏めて人型を模したものを形作っている。南瓜(笑)
なお性別はない(両性ではなく無性)が転生前の人格を一部引き継いでいるので思考や言動は男性的。

 

マウンピール村のタンゴサック氏の畑で目覚め、『化け物』として追われたためにリーンの森へ逃走。
アキューム湖を管理する水の精霊ミズキと出会い、この世界の常識や魔法に関する初歩的な知識を教えて貰った。ただし精霊にとっての常識なので人間のそれとは微妙にずれている。
ある日森の動物達に追われていた際、威圧して追い払おうと魔力を操作・集中している時に意識だけを世界の外側(アウター・ワールド)に呼び出され、『リーン様』こと『輪廻(リーンカーネーション)』リコリス=R=インサニティから『繰り返しを終わらせてくれるかもしれない』と期待されて『共鳴(レゾナンス)』を授かる。
「俺にとって魔法は目的ではなく手段に過ぎない」と言いつつ暇さえあれば既存魔法の改良や新魔法の開発に余念がない研究者(マッドサイエンティスト)気質であり、アンレギラットの天敵。

 

ミズキとの掛け合いは周囲に夫婦漫才や痴話喧嘩と見做され、生暖かく見守られている。
和解し家族となったタンゴサック一家やマウンピール村の皆さんとの関係も良好。中でも妹のウリコを溺愛する様子は重度のシスコン兄馬鹿の域に達している。

 

前世は『蝕む黒の霧』のクロキリと同じ大学の学生で、魔王『天地に根ざす南瓜の霊王』……になるはずだった存在。
感想欄情報によれば、構内で居眠りしていた時に魔王として選ばれたものの、先に魔王化が始まったクロキリの結界生成で上空へと弾き飛ばされ、まだ魔王化が完了していなかった彼は落下によるダメージで死亡したとのこと。
そのせいで破壊神(笑)戦にて「上空から墜落死する」という因果が発動しかけたが、ロウィッチやリーン様のお陰で解放された。
今までの努力に加え魔王の記憶を取り戻したことで下級神相当の存在になったが、将来はリーン様の使徒になるとしても人間として生きている間は今まで通り好きに生きなさいとのお墨付きをもらっている。

ミズキ

水の精霊王にして南瓜の嫁。サンサーラエッグ村では水、衛生関連担当の纏め役という立場。
自然を破壊する存在だし精霊を利用しようとする馬鹿までいるからという理由で、人間にはどちらかと言えば非友好的。
そんなわけでこの村に精霊がいると知られたくないので、正体を隠す為に人前では目深にフードを被って仮面も付けるという怪しい魔法使い風の格好をしている。

 

パンプキンと出会った頃はアキューム湖を管理するただの水の精霊で、常識のないパンプキンへ色々と教えたりツッコミを入れたり村運営を手助けしたり説教したりしていた。
日常的に夫婦漫才や痴話喧嘩を繰り広げ長らく周囲が「お前ら本当は夫婦だろ」と言いたくなる間柄だったが、終盤パンプキンが『霊槍・黒貫丸』を作る上で水の精霊との確かで強い繋がりが必要だとガントたちに吹き込まれたことで正式に契約(結婚)。
その影響でその時に存在する水精霊の中で一番力が強くなり水の精霊王に就任することとなった。
彼らの夫婦っぷりは半端ではなく、度々読者から『かぼもげ』『爆発しろ』などと突っ込まれている。

リーン様

パンプキンの世界で生きる者にとって最も尊い神であり、普段はリーンの森のどこかで眠っている。*1*2
茶色の髪に整った顔、蘇芳色を基本としてアクセントに若草色の紐や赤い花の刺繍がされた豪華なドレスを身に付けており、薔薇をモチーフとした王族が身に付けていそうな赤いレイピアを身に付け、右手に何か紋様の様な物が刻まれた長い杖を手に持った女性。*3*4*5
瞳孔がまるで爬虫類の様に縦長であり、虹彩は禍々しい金色である。*6
ミズキ曰く、生命の循環を司る神であり、自然の権化である彼女達精霊ですら崇め奉るほどこの世界にとって大切な存在であるとの事。
パンプキンに対し、彼女では断ち切れない不幸な因果の『繰り返し』と、世界を文明崩壊レベルで破壊する大災害である『陰落ち』を止めてくれる事を期待した。

 

その正体はアウターワールドに多数存在する『お母様』の一人、リコリス=R=インサニティである。
元は『(ルート)』という『根源(ルーツ)に至る事』を目的とする存在で『狂正者』と敵対する間柄だったが、何らかの理由により『輪廻(リーンカーネーション)』となり、「傷ついた魂を集め、その傷によって引き起こされる災いを克服し、傷を癒す場として調整した」世界(多次元間貿易会社コンプレックス識別名R05-I14-C01世界)を作り、自身を含む全ての『お母様』のせいで傷ついた魂を集め、救済する事に努めている。*7
「私は報われるべき者が報われるのが世界の正しい在り方だと思っている。だからこそ彼の繰り返しは正したいと思った。けれど運命は残酷で無常で、おまけに変えたいと願えば願うほどに変えさせまいと反発する」
「貴方は貴方の思うがままに生きればいい。きっとそれが貴方自身を救うから」
『陰落ち』も実際は災害などではなく、『神喰らい』が送り込んだ兵器(ルナシェイド)による無差別破壊である。
自力で排除すればかつて敵対していた『狂正者』達からのより大きな干渉を招くだけだと考えて封印するのみに留め、ルナシェイドを刺激して起動させないよう、また他の世界の神からの干渉を避けるため世界全体に結界を張り、これと見込んだ者に因果の糸を断ち切れると共にルナシェイドと戦う事も可能になる力を与えつつ自らは姿を隠し続けていた。(そのせいでヒトには存在そのものを忘れられていた)

 

物語終盤で『神喰らい』が接触した際、彼女が知人であるロウィッチの姿を取っていた事とその態度にマジギレし、『高貴なる赤薔薇(ロイヤルレッドローズ)』、『文明の黄昏(ルストロッソ)』、『虹の布紐(レインボウリボン)』と言う装備を纏って『神喰らい』を滅ぼす威力の攻撃を放った。
結局は『神喰らい』を滅ぼす事を諦めたものの、その際に『箱船(アーク)』になるものついて言及している。
なお、『高貴なる赤薔薇』はレイピア、『文明の黄昏』は銃であり、他にも名前は不明だが大量の魔力が込められている杖(宝石がいくつも填め込まれ、ルーン文字の様な物が刻み込まれている)*8を所持しており、この杖はパンプキンが破壊神(笑)と戦う際に一時的に貸し出された。
繰り返すが彼女が腰に佩いているのはレイピアであり、決して牛蒡などではない。

 

本編終了後は『陰落ち』(ルナシェイド)が破壊され『狂正者』との和解も成立した事で、姿を隠す必要がなくなった。エピローグで岩を割って出てきた後は普通に外で活動しているようだ。

スパルプキン

ゴーリキィ

他のスパルプキンたちよりも膂力に優れ、物静かな性格。ちょっとした騒ぎがあるとさりげなく参加して楽しんでいることも。
パーティーでの探索時は剣と盾にてタンク役を担う。
副族長的な立場で、パンプキンが不在の間は村長代理を務めていることが多い。

レイギ

能力は平均的だが、リーン様が礼儀作法に関する知識を授けていたらしい。落ち着いた性格なのでトラブルを起こしたり新種族であるスパルプキンに対する偏見を植え付けたりしない適役として渉外役を任されている。

マジク=タイガ・サンサーラエッグ

スパルプキンの一人で、魔法技能に長ける。
『生死運ぶ群狼の命主』ことイズミの弟の茲炉タイガの転生体。
パンプキンの唯一の弟子と言えるほど共鳴魔法に精通しており、他のスパルプキンに比べて利発で考え方にも変な偏りが無いことから、ウリコの遊び相手兼護衛役兼教育役を務めていた。
学院都市クルイカにてパンプキンを恨む破壊神信者に拉致されたがイズミとウリコとパンプキンの活躍により救出、「誘拐され人体実験の材料となり殺される」という因果から解放された。

その他のスパルプキン

  • カケル
    走るのが好きでゴーリキーのパーティーの森での探索時は短剣で補助攻撃を担う。
    マウンピール村に行った時、無駄に高技術な子守という意外な特技も見せていた。
  • デンレー
    走るのが好きかつ物事を纏めるのが得意なので伝令役を任されている。
    後に通信魔法を修得しクヌキハッピィの冒険者ギルドに派遣される2人の内の一人になる。
  • サク&クツ
    木工職人についた二人でパートナーのハンティングビーと共に灰硬樹を加工し武器を作っている。
  • ツキツキ
    ゴーリキーのパーティーでの探索時は槍使いとして攻撃の主体を担う。
  • メイ
    探索能力に優れゴーリキーのパーティーでの探索時は戦闘時は短剣で補助攻撃を担う。
  • サテン
    クヌキハッピィの冒険者ギルドに派遣された2人の内の一人で採集物の査定業務を任されている。

サンサーラエッグ村の住人

パンプキンがリーンの森の中にある卵形の岩が目印の広場に作った拠点へ、各種知人達が移住してきたことにより出来た村。
村名の意味は『輪廻の卵』。パンプキンたちの素敵すぎるネーミングセンスに耐えかねたリーン様が啓示という形で命名。
一応の担当責任者はこんな感じになっている。
パンプキン:村長、クヌキ伯爵を始めとして村外のお偉いさんとの交渉、共鳴魔法関連
ミズキ:水、衛生関連
リーダー:ハンティングビー、建設、蜜蝋武具関連
ゴーリキィ:スパルプキンたちの若頭、狩猟、農業関連
クレイヴ:村に滞在する冒険者、リーンの森の調査関連
タックス:行政関連

リーダー

サンサーラエッグ村に住むハンティングビーたちのリーダー。
元はクヌキハッピィ近くの森に住むハンティングビーの隊長格だったが、パンプキンが作った魔力入りの露を口にしたことで女王蜂へと進化。自分に賛同する個体を連れてサンサーラエッグ村へ移住してきた。
発声器官がないので言葉は喋れないが知能は高く、同族やパンプキンとの間で使う魔力を込めた羽音やダンスによる意思疎通だけでなく、ボードに書かれた文字を指しての筆談もできる。
なおサンサーラエッグ村のハンティングビーたちは、濃密な魔力に囲まれた環境でスパルプキンとパートナー関係を結び、共闘したり魔力を込めた露を受け取ったりするなど既に通常のハンティングビーとは異なる生態を営んでいることから、何世代か後にハンティングビーとは別の種へと進化するのではないかと予想されている。

タックス ・ホワイトアイ

クヌキ伯爵からサンサーラエッグ村へ派遣された税務官。黄緑色の翼を持つバードマンの男性。
なおこの世界のバードマンの翼は保温用であり、空は飛べない。
パンプキンに、外の常識の基準として歓迎されたものの『常識は捨てて下さい』と言われ、当初は困惑していた。
徴税の関係で雑学に詳しく村では農業指導などもおこなっている。

クレイヴ

元はクヌキハッピィを拠点に活躍していたベテランの冒険者で、リザードマンの重戦士。
初めてパンプキンがクヌキハッピィに現れた時に監視を依頼されたり、三馬鹿が怒らせたハンティングビーたちとの交渉役を任されるほど冒険者協会会長からも信用されていた。
マウンピール村の皆さんが春の山菜採りやクロイングボア狩りをする護衛をしつつ、森で起きた謎の爆発音の調査をしに来たところでパンプキンとばったり再会。マウンピール村の皆さんとパンプキンとの話し合いの仲介役を果たす。和解後はサンサーラエッグ村を拠点としてリーンの森を探索する冒険者たちの纏め役として滞在している。

リーンの森

大地の精霊王

500年ほどリーンの森全体の地脈を調整している。

エントドラゴン

木目の鱗に木の枝の様な複数の角、そして金属質の牙と爪を持ち、背中からは一対の蝙蝠の様な翼を生やした体長10m以上の姿を持つ蜥蜴の様な姿をしている。本来なら普段は植物と一体化して眠りつづけ、有事の時だけ目覚めて森全体の秩序と安寧を守る心優しき竜だが、なぜかこの竜は梅雨明け頃に毎年暴れ食べるわけでも無いのに森の動物を襲って虐殺して生態系を乱すという性質を持つ。

マウンピール村

タンゴサック

マウンピール村の農夫でパンプキンの『父』。キミコという気立てのいい嫁がいる。
収穫しようとしたカボチャ(パンプキン)にボディーブローを喰らって逃げられたり、パンプキンがオーバーバーストの実験でできたクレーターを利用して用水路を作った時に巻き添えで流されたりと何度か酷い目にも遭ったが、村の祭りにて拳で語り合い和解。『クソ親父』『南瓜息子』と呼び合う仲になった。
実は「不意打ち気味に息子と呼べる者に腹を刺されて死ぬ」という因果を抱えており、パンプキンとの初対面(収穫?)時にカウンターで腹部を殴られたのもそのせい。しかし今世での息子役を割り当てられていたパンプキンはその時驚いて逃げようとしていただけで殺意がなく、死なずに済んだ事でその不幸の因果からも解放された。
本人は普通の農夫なのだが、長男がパンプキン(神)、長女がウリ子(周囲の魔力を自分のモノにする魔法少女)、次男がトウガ(その場にいるだけで魔力濃度を最適化し豊作にする)というある意味とんでもない人物である。

ウリコ

パンプキンの一歳年下?の妹。
周囲の魔力を吸収し蓄えることができる為、並外れた量の魔力を持っている。
まだ赤子だった頃にゴーリキィたちとの遊びを通じて魔力制御を会得するほどの天才であり、リーン様から直接魔法の手解きを受けたり、リーン様からの神託を受けるのみならず自分の意志で直接交信できるようになったり、最終決戦前にはリーン様の依代になるなど、事実上リーン様の巫女的な存在になっている。
その他にも村を訪れたロウィッチ(安全な変態)に魔法少女に関する変な常識込みで指導を受けたり、希少魔獣の密売会を開いていた組織をほぼ独力で叩き潰した際に引き取った魔獣ムツメクチタケモドキ*9のムーちゃんをパートナーにしたり、イズミとの模擬戦を楽しみにするほど肉弾戦も得意だったりする規格外の魔法少女である。
物心つく前からパンプキンたち人外に囲まれて育ったせいか、ムーちゃんを実用性ではなく純粋に気に入って可愛がっていたりと正直趣味が残念……ああ!蔦が!蔦が!

トウガ

パンプキンとウリコの弟。
魔力量は人並みだが、「その場にいるだけで周囲の魔力濃度を調節し農作物の成長を良くする」という、ある意味兄や姉よりもチートな能力を持っている。

クヌキハッピィ

クヌキ伯爵領の中心地である街で首都センコノトからは遠隔地だが、全ての冒険者にとって憧れのリーンの森の近郊で最大の街だけあり大変賑わっている。

クヌキ伯爵

クヌキハッピィやマウンピール村などを含む一帯を治める領主。フルネームはゼンリ・クヌキ。
金髪に少々黒寄りの青目の30代半ばの男性で初対面のパンプキンと色眼鏡なく話せる人物。

コウゾー・アンジン

クヌキハッピィ冒険者協会の会長の老人。
実質的には他の地に本部的な所がある為に支部長に近い。
表向きは飄々とした雰囲気を漂わせた好々爺だが、実際は洞察力に優れ不測の事態に対する警戒も欠かさないかなりの切れ者。
庇護下にある冒険者たちに対して冷徹になり切れない情け深さが長所でもあり短所でもある。

リオ

パンプキンが初めて森を出てクヌキハッピィの街へと向かっていた途中、ハンティングビーの群れから逃げていた駆け出し冒険者。
最初はパンプキンを魔物と勘違いし、その大立ち回りを見て気絶。介抱され目を覚ました後、パンプキンから身の上話*10と「街に行っても魔獣と思われないよう仲介役を頼みたい」という打算を正直に語られた事で信頼。街への案内役を引き受ける。*11
母親が呪いを掛けられていた件の解決後、センコノト国王アキトの庶子(しかも長子)だったことが明らかになる。
破壊神信奉者の煽動に乗せられた第四王子のクーデターから脱出してきたサク第一王子と出会いお互いに一目惚れ、パンプキンに「甘ったるい空気の所悪いが、お前ら異母姉弟だぞ」と冷やかされつつも後に婚約する。
「互いの間柄を知らぬまま血の繋がった兄弟と深い仲になり、関係発覚後に悲劇的な死を迎える」という因果を背負っていたが、パンプキンがあらかじめ異母姉弟と教えたことでフラグ回避に成功、互いの素性を知った上で仲を深めた為無事因果から解放された。

リョーコ=ホウキ

『蝕む黒の霧』における矢払ホウキの転生体。リオの母。
若い頃は冒険者として活躍しており、向かうところ敵なしと言われるほど強かった。ある時王都近くの森で現国王であるアキトを助けた縁により彼のメイドとして雇われる。やがて恋仲となり子を身籠るものの諸般の事情で別れざるを得なくなりクヌキハッピィへと帰郷する。
その後は独身を貫き、娘であるリオを女手一つで育てつつごく普通の庶民として生活していたのだが、アキトがまだ彼女を想っていることに嫉妬した側室の一人に呪いを掛けられ衰弱死しかけていた。
側室がとどめを刺そうと呪いを強めたところで娘のリオに招かれて偶然家に来たパンプキンが介入、彼女に治療を施しつつ呪詛返しを行ったことで助かった。
なお返った呪いにより許容量を遥かに超える魔力を一度に浴びた側室は魔力暴走(オーバーバースト)を起こし、取り巻きも巻き込んで大爆発。白昼の後宮内で高位貴族令嬢の側室が侍女共々何者かの手により爆殺されるという大事件に王宮は震撼するが、側室は自分が呪いを掛けていることを他人に知られぬよう隠していた上に、まさか遠く離れたクヌキハッピィに原因があるとは誰も想像すらできず真相が明らかになることはなかった。

 

黒霧世界で魔神こと『模造品』が掛けた≪災厄獣の呪い≫に魂の根幹まで侵されたことで彼女の魂は深く傷つき、輪廻すら大きく狂い、「呪いにより無残な死を遂げる」という因果を抱えてしまっていた。パンプキンにより因果から解放された最初の人物となる。

センコノト

アキト・センコ

センコ国国王
先祖返りで狐耳が生えたオジサマ。パンプキン曰く『凄く微妙』。
先祖返りの影響で精力がトンデモナイらしく、子沢山。
サク王子は「少々好色家で正室を持たずに側室や妾を多く持ち、異母兄弟をたくさん作ってしまった事を除けば身内であるが故の贔屓を抜きにしても良い王であり、良い父と言えるだろう」と語っている。
諸事情で別れざるを得なかったリョーコ=ホウキのことを今でも愛しているらしい。正室を持たないのもそのせいかもしれない。

サク・センコ

センコ国第一王子
第四王子の反乱の際クヌキハッピィに落ち延び、クヌキ伯を仲介にしてパンプキンに王都に捕らわれた王族の救助を依頼する。
その際冒険者ギルドを訪れていた異母姉のリオと知り合い、あいだに反乱終結という一大イベントを挟んだとはいえ出会って十日もたたないうちに婚約。*12
その後結婚し少なくとも作中で一児をもうけた。

王族たち

  • ツルギ第二王子とゴウキ第三王子
    反乱時にそれぞれ王都を脱出し第一王子と同じく王族脱出の為に手の者を放った。
  • 第五以降の王子たち
    反乱時に王都から脱出できた者以外全員拷問紛いの方法で処刑されてしまったらしい。
    その中には十歳にも満たない王子もいたという。
  • 王女たち
    反乱の際には政略結婚に使える為かまとめて王城の一室に幽閉されていた。
  • 側室たち
    一室にまとめて監禁され反乱軍の兵達になぶられていたところをパンプキンに助けられた。
  • 第四王子の母
    側室の一人で反乱の起きる数年前に謎の爆発事件で死亡。
    未解決事件となっているが、実際のところは未だに王の心を占めているリョーコ=ホウキに嫉妬し、苦しめた末に殺そうと放った呪いをパンプキンによって撥ね返されて魔力暴走(オーバーバースト)を起こした結果である。
    死亡直前の言動から側室なのに配下の侍女に后(王妃)と呼ばせたり、リョーコが死ねば王の愛を一人占めできると思い込む等かなりプライドが高く自意識過剰な性格だった事が伺える。
     
    余談だがリョーコの呪殺未遂事件の顛末と、ある程度の人間関係を把握しているクヌキハッピィのコウゾー爺さんは、この爆発事件に対して沈黙しているだけで真相には気づいているものと思われる。

救出者たち

パンプキンと同じように他の王子たちに王族救出を依頼された者たち。

  • エルフの男とバードマンの女
    ゴウキ第三王子の依頼で働いていた。
  • リザードマンの騎士
    ツルギ第二王子に仕え主の命により派遣された。
    パンプキンの広域睡眠魔法をくぐり抜け王を守りきる程の使い手。

三馬鹿

名高いリーンの森で一発当てようと、他所からクヌキハッピィに流れてきた冒険者たち。
クヌキハッピィの街と共存関係にあるハンティングビーの巣を襲撃して怒らせたことで警告を受けるだけでなく、懲りずにリーンの森で眠っていたエントドラゴンにちょっかいを出して荒れ狂わせたりと、街や村の存続に関わるレベルの重大なトラブルを立て続けに引き起こす。
さらにリーンの森へ入る為の許可証を偽造していたことまで発覚、クヌキハッピィ冒険者協会から追放された上に書類偽造の罪で指名手配された。
その後、第四王子のクーデターの際に傭兵として荷担し、破壊神信奉者の実験台となって得た力(魔物化)でパンプキンに襲い掛かったが返り討ちにされる。
実は『蝕む黒の霧』で魔王だった者たちが死後リーン様に集められ転生した姿である。

  • モノキオ
    リザードマン。『統べる剛力の鬼王』の転生体。HASOのムジロウPTの無名メンバーの一人の同位体。
  • カラムジ
    ヒューマン。『紅を撒く辛王』の転生体。HASOのムジロウの同位体。
  • トリリス
    バードマン。『争い煽る八百栗鼠』の転生体。HASOのムジロウPTの無名の狙撃手の同位体。目立たないよう人前では一歩引きつつ口先でモノキオやカラムジを上手く操っていた。

余談だが彼ら三人の悪行は当人たちの評価のみならずこれまでの二作における同位体や転生体の評価を下げ、本作以降の作品においても系列キャラを色眼鏡で見させる要因となっている。(三馬鹿という呼称自体がその一例)

レイ・センコ

センコ国第四王子。数年前の爆発事件で死亡した側室の子。
神官に「城の地下にある魔力貯蔵施設*13を抑えれば誰も逆らえないし何でもできる」とそそのかされ、目先の空手形(出世や利権)に飛びついた貴族や金に目が眩んだ傭兵(ゴロツキ)を率いて自らが王になろうとクーデターを起こす。
兄たちには逃げられたが父王をはじめとする多くの王族を捕らえ、王宮と王都の制圧に成功。新王を僭称し他の貴族に要求を突きつけ従うか否かの踏み絵を迫った……とここまでなら圧倒的優位な状況に見える。
しかし元々我儘な馬鹿王子として人望がなかった上に、出した要求があまりにも非現実的すぎたため最初から協調していた貴族以外は全て反クーデター側となった。*14
神官を連れ魔力貯蔵施設にいたところへ現れたパンプキンの挑発に激怒して神官に殺せと命令したものの、「邪魔ですから死んでください。この先貴方は必要ないので」と味方のはずの神官に背後から刺殺される。死体はそのまま魔力プールへと捨てられ爆発四散、跡形もなく消滅した。
結局はその愚かさと野心をいいように利用されるだけの道化にすぎなかった。

神官

第四王子をそそのかした破壊神の信奉者。
数年前は第四王子の母親に取り入り利用する計画を立てていたが、謎の爆死により頓挫した。そこで息子を直接利用する事にしたらしい。
金で集めた兵士を使って魔法『ディザスカス』*15で人を魔物に変える実験をしつつ、城の地下にある膨大な魔力を使っての破壊神召喚を目論んでいた。
用済みの第四王子を始末後、創造神の走狗である(と勘違いした)パンプキンを血祭りに上げ最後の生贄にすべく自らも魔物となり襲い掛かったものの失敗。最後の置き土産として自らの命を対価に破壊神の右腕を召喚した。

サンタック島

アンマ

サンタック島の竜を統べる者
かつてガント共に『陰堕ち』に挑み敗れた。
おそらくはHASOの生産プレイヤー、アーマの同位体(しかし、作者曰く同位体とは違った、オリジナルもとい源流に近い存在とのこと)。

ガント

炎の精霊王
かつてアンマと共に『陰堕ち』に挑み敗れた。
おそらくはHASOの生産プレイヤー、ガントレットの同位体(しかし、作者曰く同位体とは違った、オリジナルもとい源流に近い存在とのこと)。

コイルーキ

サンタック島に訪れた『竜殺し』のパンプキンを警戒・迎撃した黄色い竜。
攻撃手段として、電気が多少混じったウィンドブレスを持つ。
かつて苦戦したエントドラゴンと同程度の能力を持っているが、『天地根ざす南瓜の霊王』として覚醒したパンプキンには歯牙にもかけられず、島へ逃げ帰った。

サンホロ

『円環を廻す三色の賢鳥』

サンホロに対し前回の影落ちの日を繰り返させている元凶で、正確には前世『円環を廻す三色の賢鳥』でありその力を覚醒させた存在。
元々は敬虔なリーン様信徒のサンホロ軍の司令官だったのだが、影落ちで滅亡する故郷を救いたい余りに発現させた前世の力により、滅亡の日を延々とやり直し続けていた。尤もその力も正確には滅亡の日のシミュレーションに近く、パンプキンとの戦闘の果てに例え良い結果が得られようと、サンホロ滅亡は過去の事だと言う事実を諭され、再度の影落ちの防止をパンプキンに託し滅んでいった。
生前は相当の人格者だったらしく、巻き戻しに巻き込まれていたサンホロの亡霊達は巻き戻しに対する不満や諫めの言葉はあれど、彼自身を呪う言葉は無かったと言う。
前作HASOに登場するハンゴンハクザクのオリジナル候補。(パンプキンに同じ世界から来たと言っているため黒霧世界の魔王がオリジナルでその転生体の可能性が高い)

風の精霊王

『円環を廻す三色の賢鳥』の友人だった精霊で、彼の滅亡の際に弔問に訪れた。
パンプキンにおけるミズキの様な関係だったらしい。
作者いわく未亡人体質。

『塔』

『狂正者』

イズミ

詳細はイズミのページへ。

アバドモル

二つ名は『管理者』。封印系能力持ち。イズミにはモル姉さんと呼ばれている。生真面目だが思い込みが激しく短気。眼は赤と青の2色。
『神喰らい』作の兵器であるルナシェイドに乗り込み、パンプキンと死闘を繰り広げた本作におけるラスボス……のはずなのだが、本業は二つ名にもある通り封印やその管理であり荒事とは縁遠い上に冷静さとは程遠い性格の為か戦闘能力が神としてはお察しレベルであり、ぶっちゃけ彼女が居ないルナシェイドの方がパンプキンにとって厄介な程であった。
そのため読者からは『2Pカラー』『残念さん』『ルナシェイド弱体化パッチ』などと呼ばれる程の散々な言われようである。
一応内部に乗り込んできたパンプキンと直接対峙した時はほぼ互角の戦いを演じたのだが、敗れて消滅させられかける。おまけに敬愛する『狂正者』お母様が敵だったはずの『輪廻』と和解してしまうという、結局彼女のやったことは空回りにすぎなかったという報われないオチに。

『神喰らい』

リーン様が姿を隠す原因となったルナシェイドを送り込んだ、ある意味今回の事件の元凶。
チーさん曰く、『母親が二十人以上居て全員の願いを叶えようといつも奔走している奴』との事。

オリ姉さん

二つ名は『千界通』。
イズミにオリ姉さんと呼ばれている。本名はサーベイラオリ。*16

エレシー

作中ではコンプレックス社に出向中のところ神喰らいに依頼されルナシェイドの行動予測シミュレーションを作成した。

多次元間貿易会社コンプレックス

チーさん

多次元間貿易会社コンプレックスの社長。
本編では扇情的な衣装に身を包んだ、水色の髪に紫色の瞳を持つ女性の姿の分身体が登場したが、リバースでは露出度が高いのか低いのかよく分からない独特の衣装を纏った青年の姿で登場した。
変態。

ヒショー

詳細は不明だが、名前からして恐らく社長秘書であると考えられる。
恐らく変態。

ロウィッチ

クヌキハッピィの街でウミツキ文房具店を経営している、水色の髪に鮮やかな紫色の瞳を持ち一人称が『私』の落ち着いた女性。
しかしてその本性はコンプレックス社員で魔法少女狂いの変態。
妙にヒラヒラした服を着て『魔法少女は何処だ~』と言いながらマウンピール村を徘徊し村人から警戒される程度には変態だが、声を掛けられれば普通に戻るし『YES!魔法少女! NO!タッチ!』の安全な変態なので害はない。
本来の一人称は『俺』で口調も男言葉なため、感想欄では度々男性と間違えられる。
オレンジの髪を靡かせ、黒と白の装束を身に纏い、神杖を手に破壊神(笑)へ立ち向かった創造神(笑)の使徒(笑)こと、南瓜の魔法少女マジカル☆パンプキンを爆誕させた張本人である。
彼女が登場していない回や作品の感想欄でも現れ、シリアスさんをフルボッコにしていく。
この現象は『ロウィッチ菌』と呼ばれ、彼女のインパクトが如何に大きかったかを物語っている。
2013,12,26現在、比較的沈静化されているが、後の作品で復活するかもしれない。
彼女の熱い思いと深いこだわりについては第103話「南瓜と海月-3」をご覧ください。
社長命令でR05-I14-C01世界から撤退させられた後、それでもパンプキンたちの為に少しでも時間を稼ごうと舞台裏で単身『神喰らい』に戦いを挑むが…当然手も足も出ず完全に遊ばれた上、社長に助け出されたものの社内規約から外れた行動に対する重い罰則を受ける事になる。
そして本編終了から数年後。そこには微妙にやつれつつもひょっこり帰ってきたロウィッチの姿が!

スパイン

ロウィッチの同僚にして相棒役。本編ではチーさんの第一級分体を前にガクブルしながら報告し、終わった後長期休暇が欲しいとボヤいていただけで特にやらかしてないが変態。
舞台裏で他の有志と共にロウィッチがたった一人の最終決戦へ挑めるよう協力した。

プログラーム

第50話「竜と南瓜-6」においてロウィッチが第四級魔法(エントドラゴンを倒した核南瓜)をスパインに報告している後ろで登場。
その時のしばらく行方不明だったとの話と塔の娘(エレシー)と共に社長に連れられたとの話から、パンプキンのエントドラゴン討伐がHASO(正確にはHacker and Sage Offline)の終了時と同時期であることが伺える。

破壊神(笑)

リーン様の存在を忘れた人間が、創造神(笑)と対で存在すると妄想し生まれた偽神。
大勢の人が何百年もの間存在すると信じ色々な設定を考えた結果は伊達ではなく、『右腕』だけでも神官との戦いで消耗したパンプキンを追い詰めるほどの力を所持していた。
しかしパンプキンのピンチに駆けつけてきたロウィッチには全く攻撃が効かず、パンプキンの復活とロウィッチへの事後処理依頼に来たリーン様には完全に無視され、リーン様の杖を借りて復活したパンプキンにあっさりと消し飛ばされた。
だが魔法少女マジカル☆パンプキン爆誕に貢献した功績だけは認める。

ルナシェイド

『陰堕ち』の正体。正式名称は『イノトロト式自律行動型対神用破界兵器ルナシェイド』。
神を始めとする特殊な存在を殺すための各種兵器と自己進化能力を備えている機動兵器。
製作者である『神喰らい』の趣味なのか重力操作能力を好むらしい。
普段は月に擬態して空に浮かんでいるが、その真の姿は6枚の翼を持つドラゴンを模したロボット(?)。
重力を操ってブレスを放つ、ミサイルを大量に放つ、敵の攻撃に対応して成長・攻撃パターンを変化(ミサイル→クラスター爆弾)させるなど、かなり強力な攻撃システムを持つ。
『神喰らい』製のAI制御だったころは付け入る隙がなかったが、『管理者』が乗り込んで手動操作を始めてから急激に弱体化した。

その他

南瓜の魔法少女マジカル☆パンプキン

元々は破壊神(笑)と戦っていたパンプキンの正体を隠蔽する為にロウィッチが変身魔法をかけた姿。
その工作は成功し、R05-I14-C01世界内では『創造神の使徒』である謎の少女と認識されている。
どうやらロウィッチにとって会心の作だったらしく、独断でフィギュアを作成及び同好の士にも販売しようとしていた。
しかし発売前にたまたま店に来たパンプキンへ得意げに解説したことでバックブリーカーから始まる連続技*17を喰らい、「とりあえず次にやったら本気で殺しにかかるからな……」と脅されつつ目の前でデータや原型を廃棄処分させられる。
データは消され原型は壊され……この魔法少女はお蔵入りしたかにみえた……だが……変態は反省していなかった!
その後、「氷像」でアマテラスが海月屋から書籍やブルーレイを取り寄せていたり、「瘴海」のハルたちが元いた世界でアニメが放映されているなど、ロウィッチ個人のみならずコンプレックス社ぐるみで世界をまたぎメディアミックス展開され、暗躍は止まるどころか規模が拡大する一方である。
このイメージ戦略により、モデルとなったパンプキンやイメージが近いウリコに何らかの影響が出る可能性もある……かもしれない?*18

このページについてのコメント

  • そういや裏163話で神食らいのネトゲ垢がナニカあったようだが・・・ナニがあったのだろうか?仕置き人はEさんだろうと思うがw -- 2014-04-22 (火) 01:44:46
  • なんかプログラームさんが追加されていますが、南瓜で彼は登場しましたっけ? -- 2014-04-10 (木) 21:42:17
    • プログラームの項の本文を記入したつもりで忘れていました。すいません。 -- 2014-05-03 (土) 21:10:18
  • ギルト(gilt)(金箔、金メッキ、未出産の雌豚)じゃなくてギルド(guild)(職能組合)だよ>書いてる人 -- 2014-03-17 (月) 00:16:14
  • 三馬鹿って八百栗鼠・辛王・鬼王でいいんすかね -- 2013-12-22 (日) 23:04:46
    • 南瓜の魔法使いでの名前はモノキオ、カラムジ、トリリスですね -- 2013-12-22 (日) 23:23:05
      • 三馬鹿と辛王達の関係は霊王とパンプキンの様な転生体では無く、ヤタとクロキリのような関係(同位体といえばいいんでしょうか)でいいのでしょうか -- 2013-12-23 (月) 11:19:40
      • いえ、三馬鹿達は南瓜と同じく魔王からの転生体ですよ -- 2013-12-23 (月) 12:58:08
  • プロローグでも「大学構内で居眠りしていたのに」と書いてありますからね。飛行機事故は賢鳥の方だったような -- 2013-12-21 (土) 15:31:01
    • 見直してみるとその通りでしたね(汗) -- 2013-12-21 (土) 16:19:15
  • パンプキンは、大学で寝てるときに、クロキリの魔王化に伴う結界(ダンジョンの壁的な何か、発生と同時に魔王以外の人間(もしくは全生物)を内部からはじき出しきっかり一年経つまで内外を完全に分断する)によって上空にとばされ、落ちてる最中にパンプキンも魔王になったけど結界発生前に亡くなった、という流れだったはず…… -- 一読者? 2013-12-21 (土) 15:14:37
  • ページを作って下さった方、ありがとうございます。ある程度加筆させて頂きます -- 道化? 2013-12-20 (金) 20:38:25
  • 同じく気になったので、ほとんど名前だけですがさっと追加しておきました。まだ抜けているキャラが居るはずなので、逐次追加して下さい -- 2013-12-20 (金) 20:15:16
    • そう言えば三馬鹿を追加し忘れましたが、括りはセンコノトで良いんでしょうか?と言うか情報量が増えるようなら記事の分割も視野に入れないといけませんね -- 2013-12-20 (金) 20:18:06
  • とりあえず気になったので、コメント欄と簡単な整形だけしました。 -- ? 2013-12-20 (金) 19:56:48

*1 リーンの森という名前は、彼女がそこに居るとされる事から付いたものである。
*2 実はサンサーラエッグ村にある卵形の岩の中にいる。
*3 要するにRich(華美)でRegal(壮麗)でRoyal(高貴)な美女
*4 ウリコ(当時4歳)曰く「そう。キレーなお姉ちゃん。ウリコが見たこともないよーなキレーでビラビラしたふくをきててね、キレーな麦みたいなかみのけだったの、それでおかおもすごくキレーだったんだよ。まるで女王さまみたいだったのー」
*5 穂乃オオリがとある部位を見た感想「(確実に私よりも大きいですわよね。と言いますか、アキラ様よりも多分大きいですわよね)」
*6 ウリコ(当時4歳)曰く「すごくキレーで金ぴかなおめめだったんだよ!」
*7 つまりミドルネームには輪廻の他にRelief、Redress、Remedy、Rescueなどの意味も含まれていると思われる
*8 他の装備の傾向からして、『ルインロッド』(ruin rod・破滅の杖)と言う名前の可能性が高い?
*9 外見は簡単に言えば茸の傘の部分に等間隔で目と牙の生えた口をそれぞれ六個ずつ付け、茸で言うなら軸に当たる部分に足先が外側を向くように設置された脚を四本持っていると言う非常に奇妙で……正直に言ってちょっと外見が微妙(婉曲的に表現している)な生物。一応爬虫類らしい。【トランサー】という周辺空間の魔力を吸い込んで体内で任意の属性の魔力に変換して吐き出す特殊な魔法を使える。本来は特殊な研究機関以外では単純所持すら禁止だが、特例としてサク皇太子の権限で所有許可を得ている
*10 ただし嘘八百
*11 なおもしこの時パンプキンが「困ってる人がいたら助けるのは当たり前じゃないですか」などと白々しい事を言っていたらBADEND一直線だったらしい
*12 事後処理の一環として、あえて慶事を行い混乱や不安を一掃する狙いもあったと思われる
*13 王族以外はセキュリティを解除できない
*14 サク「正直、初めて聞いた時は私はこんな要求をする愚か者と半分血が繋がっている事を一瞬嘆きたくなったぐらいだった」パンプキン「うん。とりあえず首都に【共鳴魔法・核南瓜】を撃ち込んでも許されるかな?これ」
*15 「破壊神様の御業の一つ、人の器を破壊してその魂に相応しき姿と力を得る魔法」らしい
*16 本名が出るのは『氷像のバジリスク』にて。
*17 格闘ゲームなら十割確定
*18 たとえば「氷像のバジリスク」に登場したジャポテラス在住の神ウカノミタマ様は、本来狐とは無関係なのに稲荷寿司が大好物の狐神だという誤ったイメージが広まったせいで狐耳付きのカチューシャや稲荷ずし柄の着物など噂に沿ったコスプレをする羽目になっている