長文短文議論

Last-modified: 2024-02-18 (日) 01:06:25

 主にパー速なりきり界隈で長く続けられている、ロール文は長文と短文のどちらが適切か、という議論。
 なりきりスレの盛り上がりに適切か、ロールしていてどちらがより楽しいかなど、
 様々な基準が存在するが、多くの場合は非常に曖昧で大雑把な括りで語られる。


 長文と短文の基準は人やスレによってまちまちで、その二つの合間に中文が存在している。
 個人個人で認識の差はあるが、下記ぐらいの括りである事が多い。


 長文:15行以上 中文:10行前後 短文:数行、2~7行ぐらいか
 なりきりチャットでは、さらに短い豆文という用語も存在するが、パー速なりきりではあまり使われない。


●長文派の主張
・人と人で行うなりきりは、互いの行動と反応を交換しあう遊びである。
 文章量が多ければ、相手の行動を無視する形にはならず、互いにより多くの反応を得る事ができる。
・上手い文章は魅力的で感心する。そういったやりとりは参入の切っ掛けや、活動時のやる気につながる。
・そもそも、短文派はモチベーション自体が低いから、楽な方を支持している面もある。
 それを主体としたスレは長く持たず、長期間活動するスレには不向きである。
・はっきり言って短文は内容が乏しい。


●短文派の主張
・VIPで行われていた頃から、なりきりには勢いが必須である。
 短文であれば、素早いやり取りが可能であり、多くの情報が交換でき、展開も進めやすい。
・そもそも長文を書ける人は限られており、短文ならば参入障壁にならない。
・過去のスレを見ても、最も人が多かった時期は短文が主流だった。
 長文派の割合が多くなれば、人が居なくなり過疎化が始まってしまう。
・はっきり言って長文は中身がない。


 といった具合に、そこそこ歴史がある議論なのだが、わりと不毛である。
 実際の所、短文の参加者が消え、長文の参加者が残るというのは、ありがちな流れではあるが、
 長文の参加者がハードルを上げた結果なのか、単に短文の参加者のモチベーションが尽きただけなのかは判断し難い。
 内容だの中身だのに至っては、かなり具体性が欠しい主観が大半を占める。


 そもそも、これは嗜好や得意不得意の範疇であって、文量で優劣を決めるのは間違っているという意見もある。
 この場合、文量は問わず、適切に相手に反応を返し、上手く話題や展開を拡げる事が重要視される。


 ちなみに中文派は目立たないが、どちらからも否定されないという平和な立ち位置。
 中文を推奨しつつ全ての文章量を受け入れる、投下者に合わせて長文か短文か決める、など
 いくつかのスレでは、より多用な文章量が許容される形が模索されている。
 しかし、流行や参加者の傾向によっては、全てを許容せず、特定の文章量を推奨したほうが良い場合もある。


 このように完全な正解は存在せず、界隈が継続する限り、永久に続く議論なのかも知れない。