大統領(だいとうりょう)

Last-modified: 2023-12-06 (水) 17:48:45

表サクセス

 『6』『6裏』で登場。
 モデルはおそらく発売当時(2003年)アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュ。後述の喉に菓子を詰まらせる話はブッシュが在任中にプレッツェルの誤嚥事故で失神するという事故から来ているものと思われる。

パワプロクンポケット6(未来から来た男 町工場社会人野球編)

 裏野球大会決勝戦に君臨するUSスーパーヒーローズを率いる某国大統領。常にカウボーイハットを被っている。
 一応「某国」大統領だが、『6』試合前と『6裏』でUSスーパーヒーローズが試合敗北後の背景のあれを見ればどの国かは一目瞭然。
 実はブリティッシュピンキーズキャプテンボンドと知り合いでボンドの裏野球大会参加理由が自分が馬鹿な事をしない為に監視する為。

 

 超大国の大統領という事もあってか暴走に歯止めが効かなくなりつつあり、自分と神の区別が付かなくなってしまっていたり、主人公ら日本人を「黄色いサル」と罵倒したり、USスーパーヒーローズ結成の為に個人的に国家予算を投資する等、一国の国家元首として非常に問題がある。
 本作の裏野球大会決勝戦でUSスーパーヒーローズが和桐バブルスに敗北すると山田曰く「さっき、口から泡をふいて運ばれていったでやんすよ。観戦中に、何かノドにつまらせたらしいでやんす。」との事。この事に主人公(6)は大統領率いるUSスーパーヒーローズが敗北したら大統領が何かして来ると思ってた為にその事に喜んでいた。

 

 アルバムでは負けた腹いせに適当な国の攻撃準備をさせるが、周囲の補佐官達には完全に呆れられ見限られている。補佐官曰く大統領に選出された理由が「誰だよ。おもしろいからってこんなヤツ大統領にしたのは」との事。

パワプロクンポケット6(謎の「しあわせ島」編)

 本作では『6』での裏野球大会決勝戦開始前とUSスーパーヒーローズ敗北後の大統領とボンドの会話のやり取りの裏側を見る事ができる。
 USスーパーヒーローズが敗北した際に大統領が予想通り暴走して「大会関係者全員をこの世から抹殺する」馬鹿な事をしようとした為にボンドから菓子を無理矢理口に詰め込まれ、喉に詰まらせ気絶させられ、山田が語った理由をボンドが言いふらした真相が明かされる。

余談

 『11』の浜野朱里の発言から某国現職大統領が当選のためにジャジメント会長の前で裸で踊ったとされる台詞があり、上記の『6』アルバムでの補佐官に「誰だよ。おもしろいからってこんなヤツ大統領にしたのは」「このキャラも飽きられてきたから次はもうちょっとまともな奴にしよう」という反応から、その人物が『6』『6裏』で登場した大統領と同一人物だと明言されないが、可能性が高く恐らく彼もジャジメントから選出されたのかもしれない。

裏サクセス

 『9裏』『14裏』で登場。表サクセスでは無能かつ色物キャラだったが、裏サクセスではどちらも真面な人物で登場。何れも本名不明。ただし『9裏』での肩書きは歴とした大統領だが『14裏』では異なる。

パワプロクンポケット9スペースキャプテン編

 表サクセス同様肩書きは「大統領」だが、本作では宇宙連邦の「大統領」で登場。本名不明。表サクセスでは色物的要素が強かったが、今作では極めて真っ当な人物である。主人公(9裏)と同様に野球人形を所有しており、野球への情熱も本物。
 正義感に溢れる理想主義者で、宇宙連邦の最高責任者として強権的な振る舞いが目立つが、宇宙の平和を願う姿勢は本物であり、大統領としての職務に対しては極めて忠実。しかし、頑固で融通が利かない面も目立ち、その一面をカメダに利用され、良いようにそそのかされてルナリングに対してワクチンの禁輸政策を取ってしまう。
 息子のゴローを溺愛しているが本人曰く「育て方を間違えた」との事。

 

 裏サクセス最終日にデスパレスをルナリングへ侵攻させた際は主人公(9裏)の宇宙船が野球人形に変形して絶対無敵弾を撃ち返そうという姿勢に対し「大統領たるものが堂々と勝負を挑まれて敬遠などという真似はしない」と主張して野球人形を避けてルナリングを攻撃しようとしたカメダを退け、正面からの勝負を決断。結果野球人形に無敵弾を撃ち返されデスパレスを直撃、崩壊を始めるが動じることもなく結果に満足(実際の試合であればピッチャーライナーで大統領の勝利となっていた)して息子を保護しに向かう。これによりカメダから見限られる。

 

 オーブール襲撃イベントをこなしていなかった場合、カメダ及びガンダーロボ撃破後にソネムラに「これからの軍人の時代には、無能な政治家は不要」として息子と共に撃ち殺されてしまう。その後、オーブールを中心とした「宇宙連合」との対立、ソネムラの「宇宙帝国」建国の野望など、大統領を失った宇宙が動乱の時代を迎え始めるという後味の悪い結末となる。
 逆に条件を満たしている場合は、主人公(9裏)達に保護され、崩壊するデスパレスを脱出する。主人公(9裏)の話から宇宙連邦崩壊後の各種後始末を行った様子。こちらの結末では大統領を辞めて民間人として生きる道を選び、運動会でゴローを必死に応援している姿がアルバムで描かれている。

パワプロクンポケット14札侍編

 ナゴンの統治者「大統領」で登場。ただし「大統領」はあだ名であだ名の由来は下記参照。本名不明。漂着した捕鯨船の船大工で乗組員の生き残りをまとめあげて西洋の価値観と文化を広め、地方の有力者となった後は行政改革に着手、天狗党決起に呼応して為政者としての地位を確固たるものとした。
 『9裏』同様に正義と理想の人だが傾向がより顕著で極度の理想主義故に行動に打算を差し挟まない。結果現実との折り合いが付けられず無茶な改革を断行しては惨憺たる結果に終わっている。なお、本人には全くそのあたりの自覚がない。(主人公(14裏)からは「やり過ぎているだけでやる気は有る」と内心で評していた。)
 民衆はともかく部下に対する求心力は確かで、天狗党壊滅後も為政者として様々な政策を提唱し続けた模様。

 

 ちなみに彼が「大統領」と呼ばれている理由は「船大工の棟梁」を縮め「大統領」と呼ばれているのであり、プレジデントを意味する大統領ではない。主人公(14裏)も最初は間違えていたが、大統領から「この時代にはまだプレジデントを意味する言葉はないだろう」と言われて納得していた。


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