眼鏡をした女の子。何処からともなくあらわれ、そしていつの間にか消えているという事が多い。
趣味はオカリナを吹くことで、ネコが好き。男が嫌い。
名前の元ネタは漫画「あさりちゃん」の浜野あさりだと思われるが、外見からしてその姉の浜野タタミの影響も受けている模様。
パワプロクンポケット10 
親切高校の生徒。主人公(10)と同学年で、2年次のクラス替えで他の彼女候補と共に同じクラスとなる。
プライドが非常に高く、人に媚びたり、必要以上に他人に心を開くということは滅多にない。
監督生ではないが自治会のメンバーとして、主に裏方の庶務や諸々の計画の実行役を担っている。和那と共に紫杏に付き従っており、彼女に害が及ぶような事があれば、即座にこの二人が駆けつける事になる。
正体 
ジャジメント製の強化人造人間であり、女子高生に扮して学校の生徒達の監視を行っていた。実年齢は1年目の時点で3歳であり、ガイノイドにあたる。
劇中では紫杏に付き従う傍ら、親切高校の実態に近づこうとする人間の排除、ジャジメントの日本国内での破壊工作などに従事していた。
紫杏に従っていたのも最初はあくまで任務としてだが、やがて彼女のカリスマに本気で心酔するようになっていった。
ちなみに眼鏡は伊達であり、相手に表情を読まれないようにするためかけている。
また、男型の方が戦闘力が上にもかかわらず女型で作られたのは「観客が喜ぶから」であり、それが原因で本人は男が嫌いである。
10では紫杏ルートで紫杏に近づく主人公(10)を排除しようとし、さらに紫杏のカリスマをジャジメントに売るなど、一貫して妨害する側での活躍である。和那ルートでは和那を戦闘員として仕立て上げるものの、和那との交流を通してジャジメントを裏切る。
かつてジャジメントの新型人造人間コンペティションに、旧世代タイプながら数合わせの当て馬として出場させられ、順当ならばなす術なく破棄される筈だった。
しかし、同じ境遇の3人の女性型サイボーグから武器を譲り受けたことで勝ち進み、当初の製作者達の思惑を外して優勝してしまったという過去がある。
これによって朱里は破棄される事を逃れたのものの、この時武器を譲り受けた3人は全員コンペの過程で破壊されてしまっており、その事が朱里の心に永く影を落とす事となっていた。
ちなみに朱里元来のものと、他の3人から譲り受けた武器は以下の通り。どれが朱里元来のものかは明示されていないが、システムの構成上後付が不可能であるコ・ブレインシステムが朱里元来のものである可能性が高いと考えられる。
- コ・ブレインシステム
11の武内ミーナによれば「運動能力の向上を目的としたシステム」とされていたが、14で詳細が判明。全身に身体の動きを記憶させた補助脳を組み込むことで、「本来の脳」で命令を処理するよりも早く動作に移れ、優れたパターンを記憶させることで初期から最高の動きができるシステムである。
なお、このシステムの搭載が第四世代サイボーグの特徴としても挙げられており、第四世代の必要条件の一つとしてこのシステムの有無がある模様。ただし十分条件とは言われていないため、朱里を第四世代に分類することはできない。 - 直結射撃管制システム
一般的な意味の「射撃管制装置(FCS)」とは、自分と目標の移動速度や方向、風や彼我の距離といった「命中させるために必要なデータ」を観測し、それに基づいて計算した結果を照準に反映させるシステムのこと。
朱里のものもこの一般的な射撃管制装置と同じであると思われる。 - 超音波振動砲
超音波を発生させることで相手に気付かれずにダメージを蓄積させる内蔵型の装置。逆位相の音波を発生させることで相殺させることができるが、周波数を変更することも可能。 - レーザーブレード
以下の武装はコンペ中に倒した相手から手に入れた物である。
- リボンワーム
敵に巻きつくことで動きを奪うワイヤー。複数本同時に射出される。 - トンネル・バスター
二液混合型のガス状爆薬。無色無臭のガスなので、敵に気付かれず撒布することが可能。元々は山岳地帯のゲリラを制圧する為の武器。撒布に時間はかかるが威力は高い。
液体タンクは取り外しが可能で、主人公(11)が所有・使用したこともある。
ちなみに、装備位置は尻にあると思われる。 - イオンボール
プラズマ化した粒子を発射して攻撃する射撃武装。
朱里が所有する武器の中で最大の威力を持つが、一度発射すると自身がしばらく動けなくなる弱点も持つ。
パワプロクンポケット11 
10から引き続き登場し、今作品では彼女候補となっている。
ルッカに勝利した点や、和那と彼女の好きな男が引き離される原因を作ってしまったことを気にしている事があるなど、10の和那ルートに近い状況を経たのが11での朱里の模様。
和那との友情は維持しているものの、大きく離れてしまった実力差から劣等感を感じており、かつての様な関係とは少しズレが生じている様子がある。*1
和那と共にジャジメントから離反しており、ブラックの率いるヒーロー集団に接触し、仲間として迎え入れられている。
しかし、敵の生殺について他のメンバーと対立し出奔、1人で反ジャジメント及びオオガミの活動を行っている。そのため、敵勢力から逃れつつ1人でヒーローとして活動しているため、服は着たきり、食事は期限切れのコンビニ弁当、住居は廃ビルという、ジャジメントにいた頃からは考えられないような過酷で荒んだ生活を送っている。他にも、趣味だったオカリナをこの生活の中で紛失してしまっている。
赤炎との戦闘中に割って入った主人公(11)に助けられたことを期に、彼を相棒として向かい入れ、超能力者との戦闘では、お互いに協力し補い合うことで、ワームホール、デス・マスをはじめとしたS~Aランク級の超能力者達を次々と撃退している。
性格は10の時期に比べるとかなり丸くなっており、すぐ怒ったり暴力を振るう機会も減った。逆に、時には情けない現状に泣き出したり、他人に対して好意を寄せるなど10では見られない表情も見せるようになった。現在の夢は「普通の人間になって、戦いから離れた年頃の女の子らしい生活を送る事」となっているため、逃亡生活を通して考え方にも変化が生じている様子。
朱里の変化に関しては11しつもんコ~ナ~で
Q.朱里の男嫌いの設定はどこにいってしもうたの?
A.今でもキライですよ。まあそれどころじゃなくなってきたわけですが。
(03回、12月20日)
Q.真央とか浜野とか再登場した奴らキャラ変わってないですか?
A.状況が変われば性格も変わるものです。真央は仲間(部下?)ができたことで、浜野は弱さを知ったことで、それぞれ変化しました。
(13回、12月30日)
Q.今回表サクセスで出る彼女候補の朱里ですが、10の時と比べて性格が丸くなったような気がします(和那は逆に尖ってる気がしますが) これは彼女が新型サイボーグに歯が立たなくなったせいで矯正されたからなのでしょうか それとも元からこの性格で10のときは割り切ってたのでしょうか
A.性格は状況によって変わるものです。
(18回、1月4日)
と言われている。
全貌 
物語後半、元々コンペ用の使い捨てだった彼女のボディは寿命が近いことが判明する。
これを回避するには、もはや新しいボディに換装する以外に方法は無かった。事前にこの事を察知していた和那の仲介もあって、製造元であるジャジメントの日本支部長であり、個人的に旧知の仲でもある紫杏の元へ出向き修理を依頼することになった。その差異、見返りに紫杏が要求したのは、朱里の記憶の一切であった。
実はガイノイドである朱里が製造された時、その精神構造の基となるデータとして、かつてのルッカの人格が丸ごと移植されていた。オオガミ製のアンドロイドはオリジナルの記憶の継承を防ぐために3人分の脳パターンを混ぜるのだが、ジャジメント製アンドロイドの人格データは1人分だけ転写されており、過去のルッカの記憶も、その全てが朱里の記憶の深層に残っていた。
紫杏によると、朱里のトラウマの元にもなった改造人間コンペの真の目的とは、ジャジメント内部における兵器開発の性向をサイボーグ路線から超能力兵士へと転換を図ることであった。そのため、決勝まで勝ち進んだ最強のサイボーグを本命の超能力者が叩き潰す、というシナリオが用意されていた。
そして、その最強のサイボーグとして用意されたのが朱里であり、「自身は旧型」という認識を与えられていたのも、当て馬と思いこまされた他の3体が己が身を挺して朱里に武器を託した事も、その結果として朱里が生への執着を持つようになる事さえも、全ては朱里を最強のサイボーグたらしめんとするために仕組まれていた事であるという。
ルッカと対立する立場にある紫杏にとって仇敵の記憶データは喉から手が出るほどに惜しく、朱里は回答は関係無しに強制的に記憶抽出の工程にかけられてしまう事になる。
記憶抽出により、朱里の人格と記憶は少なくとも数年分破壊されてしまうのだが・・・。
彼女がどうなるかは、主人公(11)と上守甲斐の行動次第で、以下4通りの結末に分岐する。
- 主人公(11)の事を完全に忘れてしまい、二度と会えなくなる(バッドエンド)
- 知能が2歳児並に低下してしまうが、主人公(11)との約束の場所は覚えており、再会を果たす(ビターエンド)
- 記憶の再結合に成功し、主人公(11)達とともにヒーローを続ける(ハッピーエンド)
- サイボーグとしての記憶を失い、一般人として主人公(11)と再び知り合う(アナザーエンド)
(アナザーエンドは他の結末と異なりアルバムは存在しせず、クリア直前にエピローグが追加されるだけである。このエピローグの名称は「真のハッピーエンド」とも書かれている*2)。
なお、11の第22回(1月8日)のしつもんコ~ナ~では、
Q.朱里のアルバムでビターエンドの上にハッピーエンドが上書きされるのはなぜ?
A.最初の企画ではハッピーエンドは存在せず後から追加したからです。だから、アルバムに場所がなかったんです。
と回答されている。
武内華音のイベントでも登場する。ブラック、大江と協力して細菌兵器やミサイルから街を守っていたため、こちらのルートではヒーロー集団からは離反していないか、あるいは早々に出戻っているのかもしれない。
パワプロクンポケット12 
本人は登場しないが、和桐文雄の口から、5年前に炎上する工場から「眼鏡をかけた高校生」が寺岡薫を救出したと語られており、朱里ではないかという仮説がある。
寺岡は死の直前にオオガミ系列の病院に搬送されているなど、状況には様々な謎が残っている。
パワプロクンポケット14 
ジャジメントスーパー遠前町支店で働いている一般人として登場。もうすぐ彼氏と結婚すると言われていた。
当初はアンドロイドやヒーローとしての記憶が消えており、自分の正体にも気づいていない。和那によると、「普通の生活に憧れていた彼女をそうさせる為に行った意図的な行為」であり、11のバッドエンドやビターエンドのように「記憶が戻らなかった」のではない模様。周囲の状況的にはアナザーエンドが最も近いと思われる。
しかし、以前に起きたワギリ工場襲撃作戦の様子を夢として見たり、和那を見た時に高校時代のことを思い出すといった様子で、完全に忘れたわけではなかった。
さらにその後、主人公(14)からヒーロー達の話を聞いたことで完全に記憶を取り戻し、戦闘中の和那に合流。ヒーロー課業に復帰することになった。ただ、ジナイダとの戦闘で消耗しきったことでリタイア。それ以降の出番はなく、前作までと比べると脇役に徹している。
寺岡薫を襲撃した際の謎の行動については、話をするうちに彼女を憎めなくなり見逃した事がほのめかされている。
裏サクセス 
札侍編 (パワポケ14) 
札侍アカリとして登場。ズーコの着ぐるみを着たまま真琴と渡り合う恐ろしい武術家。表サクセス同様に物騒な性格だが、素っ気無いシアンのフォローをすることもある。なお、素顔は一切見られない。
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