芽森わん子(めもりわんこ)

Last-modified: 2024-03-19 (火) 23:05:47

表サクセス

 ガンバーズの選手兼ガールフレンド候補。主人公(ダッシュ)のひとつ上の学年。俊足。
 サイバーキッズ出身なので名前の由来は記憶装置の「メモリー」だと思われる。

パワポケダッシュ親父ボール編)

 元はサイバーキッズの選手だったが、一年以上経ってもボール拾いしかやらせてもらえなかったことに反発して辞め、ガンバーズに合流する。
 才葉さくらとはとても仲が良い。おしゃべりらしく、敵にチームメイトの秘密をバラしてしまうイベントもある。
 語尾に「ワン」と付けるなど言動がどう見ても犬だが、本人は犬ではないと主張している。だが、デート内容もフリスビーや散歩などであり、プレゼントも犬用ガムや犬用ビーフジャーキーなどである。
 また小学校には通っていないらしく、住んでいる場所は空き地であるかのような描写がある。

 

 好感度が低い場合は遠くの中学校に行くと言い、主人公(ダッシュ)に別れを告げ、誰にも看取られずひっそりとその生涯を終えてしまう。
 好感度が高い場合は、主人公(ダッシュ)に看取られながら命を落とし、その正体はやはり犬だったということが判明する。元は捨て犬であり才葉家に拾われて飼われていたが、ある時交通事故により瀕死になってしまう。その際野球仙人に助けられ、人間と犬の中間の生き物として復活することができたが、その命も一時的なもので、小学生のうちに全国大会で優勝できなければ死んでしまうという運命であった。
 しかしわん子の現役時代の地方大会はゲームシステム上絶対に優勝する事はできない。プレイヤーがどう足掻こうと必ず死んでしまう運命で『パワプロクンポケット』シリーズ彼女候補兼ガールフレンド候補でもかなりの不幸な境遇だと言える。
 その為にアルバムがビターエンドとバッドエンドの2個でグッドエンドが無くビターエンドではチームメイトとの別れの時、および主人公(ダッシュ)との最期の別れのときには空き地に主人公(ダッシュ)を呼び語尾に「ワン」と付けることなく普通に話せるようになっており、そのことを本当の人間になれたんだと喜び、その際会話画面真中で本来の黒太眉で茶色い雄の様な顔をした犬の姿で登場して主人公(ダッシュ)の前で、その本来の犬の姿に戻り死亡。バッドエンドでは同じく主人公(ダッシュ)を空き地に呼び学校に行ってないにもかかわらず『遠くの中学に行くワン』と言い自分が犬である事を明かさず主人公(ダッシュ)に突然の別れを告げ涙を流し主人公(ダッシュ)と別れた。ある日空き地の土管の中で首輪が無い本来の野良犬の姿に戻ったわんこがが死亡し、その側に古びたボールが1個有った。その為に主人公(ダッシュ)が水木の元に引っ越す事になった際の見送りでモモコ同様見送りに来れないガールフレンド候補になってしまっている。因みに会話画面真中で登場した本来の元の犬の姿のわんことバットエンドのアルバムの犬の姿のわん子が何故か違っている。
 『10』真薄の同窓会のアルバムには唯一*1出席していなかった模様で正史で死亡した事が判明。

 

 ちなみに虎造の復活条件を満たしていた場合は彼女がガンバーズの全国優勝を野球仙人に伝えてくれたおかげで虎造が復活させてもらえることになる。

 

 なお彼女のエピローグは天国において野球仙人とともに主人公(ダッシュ)の様子を見守る、といったものであるが、これに対し『11』しつもんコ~ナ~(第19回(1月5日))では

Q.パワポケダッシュのわんこちゃんは天国に行ってしまいましたけど、アンドロイドも死んだら天国にいけるのでしょうか?
あと、クローンとオリジナルの2人とも死んでしまった場合は、魂が2つになってしまうのでしょうか?
A.天国も魂もありません。

 とあり、わん子やボール親父は幽霊や魂といった類いのものではなく、具現化の産物ということのようである。

裏サクセス

 裏サクセスでは「主人公と結ばれない」繋がりかシアンに懐いている描写がある。

パワプロクンポケット12秘密結社編

 魔物のライカンの子供「メモリー」で登場。
 どうあがいても死んでしまう報われない立場の表サクセスとはうって変わって「人間と魔族の間の民族問題」という本作でも重要な位置を占めるテーマに挑むなど、かなりの存在感を発揮。表サクセスの夢とも言える将来の姿も披露する。
 ライカンという種族に特有の能力として、人間の姿になったり、狼の姿になる事ができる。ところがメモリーの場合「狼の姿」がどう見ても犬で、人語で話す際は語尾に「ワン」を付けるなど、狼というより犬が強調されている。この点を見るとシリーズ恒例のマスコット枠とも言える。因みに狼の姿が表サクセスでビターエンドのわん子死亡時で会話画面真中で一度しか登場しなかった黒太眉で茶色い雄の様な顔をした犬。


 最初は狼の姿で森でワナにかかって怪我をしているところをカイダに助けられ、その後に恩返しする為にカイダの元にやってきた。だが、恩返しを「自分が養われること」と理解していたため一度は追い返されかける。
 ここで帰宅した主人公(12裏)が事情を知り、主人公(12裏)から狼ではなくライカンだと指摘される。そして、通常ライカンは後天的に種族が変わる(ライカンに噛まれた人間が生き延びるとライカンに変化する)のがほとんどであるのに対して、彼女は両親がともにライカンの「純血種」であることがここで判明する。
 この時両親がおらず一匹で居た理由も判明し「『独り立ちしなさい』『誰かを養えるようになって独り立ちしたら探しにきてもいい』と言われて森に置いていかれた」ということがわかる。
 結局普通なら討伐対象のライカンなので「狼状態のまま人前で喋らない、喋ったら討伐する」を条件に、主人公(12裏)の隠れ家に棲む許可を貰って棲みつくようになった。
 それからしばらくは狼の姿のまま養われているが、日が経ってから*2人間の姿を取得して冒険に連れていける仲間になる。その姿が表サクセスの芽森わん子と同じでカイダはメモリーがメスだと知り驚いていた。

 

 性格は素直で楽観的であり、主人公(12裏)やカイダたちにも優しくしてもらったことから、人間への警戒心は薄い。反面その性格のせいで、誘拐犯にさらわれる、フランシスの実験台にされかかる等のトラブルにも巻き込まれやすい。
 また、ザム団でもかなりの実力を誇るシアンに懐く怖いもの知らずであるが、現実に絶望しているシアンを励ましたりする心優しさも持っている。

 まだ子供としても幼いほうという設定のせいか、メモリーのセリフには漢字が一切使われておらず*3、喋り方も幼稚なものである。その後イベントが進んでいくにつれ語尾も減り、話し方もたどたどしさは残るものの徐々に変化していく。

 

 アルバムでは成長したメモリーが登場。容姿に関しては、誰かの主観視点で書かれているアルバムの文章で「美人になったよなぁ・・・」とある。この語り手は台詞から成長を見届けてきた近しい人物で恐らく主人公(12裏)だと思われる。
 大人になった彼女は銀の盾に所属して人間と魔族の折衝役として活躍。その合間にライカンの子供達の世話もやっており、彼女の周りにはライカンの子供達が集まっている。「いつか魔族と人間が共存して暮らせる国を作る」という夢を語っている*4
 そして「両親に再会できたらしい」とも言われており、「誰かを養えるようになって独り立ちしたら探しにきてもいい」という約束を守って両親を探しだしたことも示されている。


 彼女の選んだ「共存」という道は困難ではあるものの、民族の違いから生まれる差別・対立に対するひとつの答えと言える。
 表では悲劇的な最期を遂げたが、裏サクセスで幸福な結末を迎えた数少ないキャラの一人でもある。

パワプロクンポケット14札侍編

 ホウロク地方のカサにいるシアンの部下「わんこ」で登場。
 カイアカリしのぶと同じく表でいうズーコの着ぐるみを着ているが、喋り方はどう見ても犬という事を小杉真琴から突っ込まれている。
 『12裏』と同じくシアンに懐いており、「ふぁんで」を規制していたオロチが「シアン」という人物である事を主人公(14裏)達に伝える事になる。


※簡単な意見交換にどうぞ。
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  • 12裏の子供は誰が父親なんでしょうかね? やっぱりライカンですかね -- 2010-01-12 (火) 20:21:54
  • ↑メモリーの子供とは限らないだろう。 -- 2010-01-12 (火) 21:15:18
  • 預かったライカンだからメモリーの子供じゃない。アルバムみたら書いてあるよ。 -- 2010-08-07 (土) 01:17:32
  • 子供達の世話をしているとは書いてたけど預かったとは書いてなかった。 -- 2010-10-04 (月) 18:00:37
  • まあ男と付き合ってるような描写が全くなかったのに、いきなり子供ができてるのは話が飛びすぎだから、保育士的なことをしてると考えるのが無難じゃないだろうか。 -- 2010-10-05 (火) 08:49:45
  • 12裏で「人間状態でも犬耳だから正体がばれる」と言われてたが、この状態が人間と獣の中間なのか?耳だけしか違わないなら、かなり人間寄りな気がするけど。 -- 2010-10-18 (月) 21:25:43
  • 幼いからコントロールできてないんじゃね? -- 2010-10-18 (月) 22:24:06
  • 表でも犬耳なのか?それだと流石に人間と言い張るのは無理があるから、単にそういう髪型(お団子?)なんだろうか。 -- 2010-10-19 (火) 22:51:52
  • たかゆきとか立花が普通に歩いてるような世界観だし、「ちょっと変わった耳の子だな」くらいにしか思われてない可能性も -- 2010-10-21 (木) 09:07:03
  • ↑↑趣味。この一言でなんとかなる。 -- 2011-02-13 (日) 13:57:26
  • ていうか、「天国も魂もありません」って具現化で解消されてなくね?ちょっとよくわからないのだが・・・。死んだ奴で、具現化しなかった奴らは天国に行くんじゃないのか? -- 2011-02-16 (水) 20:57:41
  • 死んだらそれまでってことだよ。-- 2011-02-16 (水) 20:59:57
  • ↑↑死後の世界はあるかないかは別としてパワポケの世界とは別次元だってことじゃない?ジナイダは死後の世界信じてるみたいだし。 -- 2011-02-16 (水) 21:04:02
  • 天国にいったって言うアルバムは主人公が単にそう思い込んだだけと思えば納得いくんじゃない? -- 2011-03-06 (日) 19:01:24
  • わんこの耳って人間の耳と犬の耳の両方あると思っていたのだが違うのか? -- 2011-03-06 (日) 22:26:52
  • ↑↑↑信じてるやつだけならどこにだっているだろう?そもそもパワポケの世界では天国や地獄、ヴァルハラが具現化に当たる存在ってことなんじゃないの? -- 2011-03-07 (月) 14:13:02
  • わんこの天国のアルバムで少し救われてたのに、突き放された気分だ -- 2011-04-17 (日) 05:10:04
  • ↑↑なるほど、そういう考え方もありだな -- 2011-04-17 (日) 08:54:37
  • ここ見るまで「天国も魂もありません」発言は「アンドロイドに天国・魂はあるか?」への返答と思ってた -- 2012-10-15 (月) 14:34:23
  • ところでグラフィックの切り替えってなんぞ -- 2012-11-03 (土) 01:48:28
  • なんで札侍編でのキャラクター紹介がないんだ? -- 2012-11-24 (土) 14:09:14
  • 今更札侍編でのキャラ紹介を作った。紫杏との絡みは12裏にちなんでるんだろうな。 -- 2013-08-10 (土) 20:27:32
  • アルバムで天国に行ったんだから魂も天国もありませんってのはどうなのアンドロイドに天国がないだけでしょ -- 2014-11-02 (日) 04:53:02
  • ↑ライター間の見解の相違ではないかと。藤岡さんは9の貴子とか12の典子の父とかを見る限り、魂とか天国とか容認しているシナリオを描いてますし。完全否定してる回答者は、多分西川さんではないかと。 -- 2014-11-02 (日) 17:37:41

*1 一堂光は「画面から見切れているだけで出席はしている」と『10』公式しつもんコ~ナ~の12月27日(木)その2に記述がある。
*2 本作の特定クエストをクリアする。
*3 メタ的には『ダッシュ』の再現でもある。『ダッシュ』が低年齢の子供向け作品であったことから、芽森に限らず全テキストで漢字の使用が少ない。その上でさらに芽森の台詞は漢字を使わずに表記される。
*4 この台詞が唯一の漢字混じり文で、成長がここでも表されている。