chapter6.fin【さようなら絶望、おはよう新世界!】

Last-modified: 2018-04-20 (金) 23:47:20

「――さて、黒幕の発表と行きましょう、一番票が集まっていたのは……。」
「――飾成シキ様でした。
……おめでとうございます、皆様。今回の舞台の黒幕は正真正銘飾成シキ様で御座います。」
「――さて皆様!アンケートでは『許す』の回答が多かったのですがどう致しましょうか。私はどちらでも良いですよ!黒幕さんの言い分聞いて考えも返るも可、……暫く話してみてはいかがでしょう?」


「よくねむったなぁ」
「~♪」
「…………そっか」
「えへへ、ボクかぁ」
「みんなおめでとお~」
「___うん。改めまして今晩は。
超高校級の面職人、飾成シキだよぉ」
木蔦「やっぱり君だったんだね?シキさん?」
薺「……….…なんで…なんでですか…」
「そうだよぉ。」
木蔦「僕は君を許すよ、だって君だけが悪いわけではなかったし
現に死んだはずの彼らも生きてるんだしさ
……それに、君だけ死ぬなんてずるいもん!!」
「………うん、だって」
木蔦「まー…一応?これが俺の話
君がどう言っても変えないつもり」
「もう1回演じるの?」
芦芽「じ、事情は全くわかりませんけど……私怨でゆるさないのも、違うかなって……。兄さんだったら、きっとそれでも許すと思いますし」
「あれあれ?」
木蔦「そもそも既に死んだ子はコンテニュー済みなんだから今更またやり直しても結果は同じじゃない?」
「…もう死ななくていいのかな」
木蔦「今更一人だけ死んでみんなが幸せになると思う?
俺は思わないし思いたくないね」
「てっきりまた生まれ変わるのかと思ったよぉ」
「皆が生きてくれるなら生きるよ」
薺「難しい話はよく分からない…けど…死ななくていいです…。許します。命は、大切ですから。」
木蔦「俺は生きてく、謎がいっぱいまだ残ってるしシキさんには生きてほしいからね」
ヨハ「周りが許してんだし素直に許されればいいんじゃねーの」
「ごめんね、いっぱい殺してきて。」
「この舞台が始まる前からずっとずっと」
「本当に君達が大好きだったんだよ」


「――これで正真正銘”終幕”で御座います、此処における再演論破は。
……そう、終幕で御座います。
……その軌跡は成り立ちましたからね。

――さて、皆々様。
もう既にこの世界軸は終わっております、――ですので。」
「――では、
今度は皆様、新世界でもう一度、”演技”も”役者”でも何でもなしに!
……再び、巡り会いましょう。」
【1】
【2】
【3】
fin