魔晄の偉力

メモリア達から聞いた、こことは違う世界の話――――。

事の発端は2000年前まで遡る。星には「ジェノバ」
と呼ばれる知的生命体が宇宙から飛来する。星に
暮らしていた古代種「セトラ」は星を滅ぼそうと
する「ジェノバ」を封印した。
神羅カンパニーは古代の地層から「ジェノバ」を
発見し、ジェノバ細胞を用いて古代種を人工的に
つくろうとする「ジェノバ・プロジェクト」を進
めるが、それこそが滅亡の危機の元凶だった。

メモリア達から聞いた、こことは違う世界の話――――。

セフィロスはジェノバ細胞と魔晄の力で生み
出された特別なソルジャーだった。
５年前にその真実を知ったセフィロスは嘆き、
暴走し、ニブルヘイムを壊滅させたのだった。
その事件に同行してたのが、一人のソルジャー
とクラウドだった。セフィロスの暴走を止めた
二人は重症を負う。一命をとりとめたクラウド
だったが、精神や記憶は混濁を続けている。

メモリア達から聞いた、こことは違う世界の話――――。

セフィロスは破壊魔法「メテオ」を発動させて
星を傷つけることで、大きな力を手に入れ、
「神」になる野望を抱いていた。
その目論見を阻止しようとする一行だったが、
正気を失ったクラウドは、セフィロスの野望に
加担するように黒マテリアを渡してしまう。
意識を失ったクラウドを残し、古代種の末裔で
あるエアリスは使命を感じて決意する。

メモリア達から聞いた、こことは違う世界の話――――。

一心に祈るエアリスの前にセフィロスが現れる。
その狂刃に倒れたエアリスは帰らぬ人となった。

エアリスを失い深い悲しみと怒りに囚われたクラ
ウドに、セフィロスはクラウドの秘密を告げる。
自分の正体を知ったクラウドの心は壊れた。

セフィロスはついに「メテオ」を発動した。