宇宙船を建造し、入植者達を惑星から脱出させると、シナリオをクリアすることができます。
宇宙船建造には複数のパーツが必要です。どのパーツを建造するにも、必要な研究を完了させなくてはなりません。
宇宙船の動作条件
動作する宇宙船を建造するには、次の条件を満たす必要があります。
1. 次に示す全てのパーツを各々少なくとも1つ以上用いて構成されていること(反物質エンジンのみ3個必須)。
ただし、美的な側面や対称性の側面から複数のパーツを使用することになるでしょう。
また、屋根のある場所で建造することはできません。
- 船体骨格(Ship structural beam)
- 宇宙船用冬眠カプセル(Ship cryptosleep casket)
- コンピュータコア(Ship computer core)
- 船殻センサー束
- 反物質炉(Ship reactor)
- 反物質エンジン(Ship engine)
2. 全ての構成パーツは接続されている(隣あって建造されている)こと。
冬眠カプセル、反物質炉は、船体骨格の隣にしか設置できないなど、多少の制約があります。
3. 少なくとも1つ以上の宇宙船用冬眠カプセルに、脱出させたい入植者が乗り込んでいること。
1つの冬眠カプセルにつき1名乗り込めます。
全ての入植者が乗り込む必要はありませんが、乗り込まなかった入植者は当然置き去りになります。
なお必ずしも入植者が乗り込む必要はなく、冬眠カプセルに入る生物なら何でも空に飛ばすことができます。
それが例え宙賊だろうが虫だろうが飛ばすことができます
宇宙船建造に必要な材料
パーツ名称 | 大きさ | 必要資源1 | 必要資源2 | 必要資源3 | 必要資源4 |
船体骨格 | 2x6マス | スチールx200 | 先進コンポーネントx1 | プラスチールx40 | コンポーネントx3 |
船殻センサー束 | 2x2マス | スチールx140 | 先進コンポーネントx6 | ゴールドx4 | コンポーネントx6 |
コンピュータコア | 2x2マス | スチールx150 | 先進コンポーネントx4 | ゴールドx70 | AI人格コアx1 |
反応炉 | 6x7マス | スチールx350 | 先進コンポーネントx8 | プラスチールx280 | ウランx70 |
反物質エンジン(3基分) | 4x3マス | スチールx780 | 先進コンポーネントx18 | プラスチールx420 | ウランx210 |
耐圧冬眠カプセル(1基分) | 1x2マス | スチールx120 | 先進コンポーネント3 | ウランx14 | コンポーネントx3 |
- プラスチールは採掘、交易、漂流物などから入手できます。(先進)コンポーネントは、これらに加えて「コンポーネント組立台(要研究)」でも入手できます。
- コンピュータコアを建造する際に必要となる「AI人格コア」は、キャラバンクエストあるいは宇宙船基礎工学の研究終了後のイベントで入手できます。
- 宇宙船用冬眠カプセル、反物質炉は、船体骨格の隣にしか設置できません。
- 最低限必要な資源は(冬眠カプセル1つのみとした場合)、スチールx3080、プラスチールx740、コンポーネントx52、先進コンポーネントx34、ゴールドx194、ウランx434、AI人格コアx1
- 冬眠カプセルの数は「船体骨格の数×7」個まで接続が可能。なお、冬眠カプセルの数を大きく増やした場合は先進コンポーネント集めが一番手間がかかるので多めに確保しておこう。
宇宙船建造に必要な研究と順序
宇宙船建造には各種研究の完了が必要です。必要な研究とその順序は次の通りです。
- 表示されている各研究の必要コストは、標準的なシナリオ「Crashlanded」で採用されているテックレベルである「industrial」のものです。カスタムシナリオでテックレベルを変更した場合は係数によりコストが異なります。
- 前項で説明した通り、コンピュータコアの建造のためには、研究の完了だけでなく、「AI人格コア」を入手する必要があります。
1.Electricity(1200)、マイクロエレクトロニクス基礎(700)を研究する
これらの研究の完了により、研究設備の上位版である「ハイテク研究設備」の建設と、電力供給が可能になります。
2.マルチアナライザー(800)を研究する
「マルチアナライザー」は、研究設備のそばに置くことで研究速度を高める機械です。
次の「宇宙船建造」以降に必要な研究の開始には、全て「ハイテク研究設備」の横に「マルチアナライザー」を設置する必要があります。
3.宇宙船基礎工学(4000)を研究する
宇宙船建造のための基礎的な研究を行います。
研究を開始するには、上記したように「ハイテク研究設備」+「マルチアナライザー」が必要です。
完了すると宇宙船用パーツ建造のための研究が開始できるようになります。
4.冬眠カプセル(2200)を研究する
入植地に設置できる「冬眠カプセル」を建造可能にするための研究です。「耐圧冬眠カプセル」の研究に必要です。
5.耐圧冬眠カプセル(2800)を研究する
完了すると宇宙船用の冬眠カプセル「耐圧冬眠カプセル」が建造できるようになります。
6.宇宙船センサーを研究する
終了すると船殻センサーが建造可能になります。ただし研究の前提として、「長距離鉱物探査スキャナーの研究(2000)」を終了する必要があります。
7.AI人格コアを入手する
コンピュータコア建造に必要なパーツであるAI人格コアは、通常の建造やトレードでは入手できません。入手方法は2つあります
- キャラバンイベントの報酬で入手する
- 宝探しクエストの目的物、あるいはバンディットキャンプクエスト、キャラバン隊派遣要請での報酬で手に入ることがあります。
報酬にこれが選ばれるかは運次第ですが、研究等の必要がありません。序盤での入手も可能です。
- 宝探しクエストの目的物、あるいはバンディットキャンプクエスト、キャラバン隊派遣要請での報酬で手に入ることがあります。
- 宇宙船基礎工学研究終了後に友好派閥から情報を得る
- 友好度が+40以上の派閥と通信機を使って連絡を取ると、1500シルバーで在処を教えてくれるようになります。
了承すると目的物がAI人格コアの宝探しクエストが発生します。
確実に入手できますが、非常に面倒な手間と負担が増えます。
- 友好度が+40以上の派閥と通信機を使って連絡を取ると、1500シルバーで在処を教えてくれるようになります。
8.コンピュータコア(3000)を研究する
宇宙船の航路設定に必要な器具である「コンピュータコア」の建造できるようになります。
前述のとおりコンピュータコアを建造するには「AI人格コア」を搭載する必要があります。
9.ジョンソン-タナカドライブ(6000)を研究する
宇宙船の推進力である「反物質エンジン」が建造できるようになります。
なお宇宙船を発進させるためには反物質エンジンを3基作る必要があります。
10.宇宙船反応炉(6000)を研究する
宇宙船のエネルギー源となる反応炉が建造できるようになります
11.反応炉を製作・起動させ、宇宙船を完成させる
宇宙船の組立が完了し、反応炉が起動済みの状態になるといよいよ宇宙船を発進させることができますが、反応炉を起動させるには15日間かかります。また反応炉の設定には「宇宙脱出を目論むレイダーには非常に魅力的に映り、メカノイドを引きつける性質もある。また起動完了までの間は強力な波動が発せられて、惑星内のどこにいても察知できる」というものがあり、その15日間襲撃の発生率が大幅に上昇します。襲撃頻度は難易度等によって変化しますが、カサンドラ・クラシックの基地建設でも1日1回に近いペースは覚悟すべきでしょう。なお反応炉を起動させるためには宇宙船建造が終了している必要はありません。宇宙船のパーツはどれもこれも資産価値が非常に高いため襲撃者を強化しやすく、また原料集めも大変ですので、まず反応炉の研究・製作のみを行い、資産が少ないうちに15日間を終え、その後ゆっくり他のパーツを作っていく方法もあります。
着陸した宇宙船
ゲーム開始後15日後、友好的なAIと名乗る者から「宇宙船を所持しており、提供する意思がある」旨のメッセージが届きます。メッセージ後ワールドマップを確認すると、惑星内のどこかに「着陸した宇宙船」と表示された場所が出現(ゲーム開始時点で場所は内部的に決定されており、リセットとロードを繰り返しても場所の変更は無し)します。キャラバン隊を編成してその場所を訪問すると、完成済みで反応炉未起動状態の宇宙船(耐圧冬眠カプセル×18。他に船体骨格×5、核物質エンジン×4とかなり余剰の多い設計)があります。この宇宙船の反応炉の起動を終了させ、乗り込んで発進すれば自分で建造した宇宙船同様ゲームクリアとなります。宇宙船建造のための研究や資材集め、組み立てが不要ですが、当初の拠点を放棄して最低でも十数日かけてキャラバンし、到着した場所で反応炉起動終了までの連続襲撃に耐えるために改めて拠点構築する必要があります。技術力が低く研究に多大なコストがかかるLost Tribeシナリオ向けのクリア方法と言えるでしょう。