建築

Last-modified: 2022-01-19 (水) 01:50:18

建築の基本

RimWorldでは、入植者は地面であれば自由に建物を建築することができます。
建築の操作方法は、本wikiの初心者ガイドや、本編のチュートリアル(a15版以降)内で学ぶことが出来ます。

建物の3要素

「アーキテクト」→「建築」で次の3種類が建築できます。

  1. 壁:建物の壁。
  2. 屋根:建物の天井に設置する屋根。
  3. ドア:入植者等が出入りする扉。

なお、「建物」とは一般には次で述べる「部屋」を指しますが、コロニーを襲撃者から守る「防壁」も、「1本の柱(壁)とそれに付いた傘のような屋根」であっても、すべて建物と呼べるでしょう。

部屋の建築

壁と屋根に囲まれた部屋は、バイオームやイベントによる気温の変化や災害から、入植者やその財産を守ってくれます。
建物が次の条件を満たす場合、それは「部屋」と呼ばれ区別されます。

  1. 壁のマスに囲まれた空間(1つ以上のマスからなるエリア)がある。(出入りするためのドアも含む)
  2. 1の空間全てに屋根が付いている。

なお、

  • 条件1には、入植者により建築した壁だけでなく、天然の壁も含まれます。
  • 条件1を満たすには、空間を囲う「角」にあたる壁は不要です。つまり、例えばある1マスを空間として囲うには、その上、下、左、右に1つずつ壁が有れば良い事になります。
  • 条件1のみ満たす場合、そのエリアは「部屋(天井開放中)」と表示されます。
  • 条件2には、天然の山を採掘してできたスペースの天井にある「薄い/厚い岩盤」も含まれます。
  • あまりに巨大な部屋を作ってしまうと、条件を満たしているにもかかわらず屋外と判定されてしまうことがあります。この場合、部屋を壁で小さく区切った後仕切りを破壊すれば部屋として判定されます。

建物の建築と解体

壁、ドアは様々な材料(建材)によって建築できます。
材料により、「耐久度」「建築完了にかかる時間」「火災による燃えやすさ」「美しさ」「価値」が異なります。
壁を建築するには1マスにつき5個の材料、ドアを建築するには1マスにつき30個の材料が必要です。(1マスを複数種類の材料を混合して建築することはできません)
設置された壁、ドアは、クリックして「解体」を指定することで、壊すことができます。

壁は、木材、大理石など、様々な材料(建材)によって建築できます。
壁の建築速度は材料によって大きく異なります。一般に石材の壁の建築には木材の壁の約7倍の時間がかかります。
壁の内部には、電力線を建設することができます。

襲撃からの防御と耐久度

入植者や襲撃者、動物などは、壁を通り抜けることができません。また、遠隔武器から撃たれた弾も通り抜けることができません。このため、壁を設置することで、敵対勢力からコロニーを守ることができます。
ただし、榴弾砲は、壁を越えた先も攻撃することができるため注意してください。
襲撃者や動物は行く手を遮る壁の破壊を試みる事があります。近接攻撃や遠隔攻撃、爆発物を受けると、壁の耐久度(HP)は消耗していきます。耐久度が0になると、その壁は消滅します。
材料(建材)の種類により、耐久度は異なります。

焼失と燃えやすさ

火炎放射攻撃や落雷などにより、壁に火がつくと、隣のマスの壁や設置物に燃え広がります。
材料によって燃えやすさ(Flammable)は異なります。不燃性の材料もあり、不燃性の場合は壁の耐久度のみが下がり、鎮火します。代表的な可燃性の建材は木材です。ほとんどの石材は不燃性です。

屋根

アイテムが、雨、雪、火山灰、死の灰といった空からの自然現象に直接触れていると、耐久度が下がります。
これらは、屋根があるエリアで守ることができます。
(※屋根さえあれば部屋でなくても構いません。例えば、冬季の農作物などは屋根を設置した建物の外に備蓄しても良いでしょう。)
なお、RimWorldでは、屋根の設置はある程度入植者が自動的に行います(後述)。
また屋根の設置に材料は必要ありません。

部屋の条件と屋根の自動設置

部屋の条件(再掲)

  1. 壁のマスに囲まれた空間(1つ以上のマスからなるエリア)がある。(出入りするためのドアも含む)
  2. 1の空間全てに屋根が付いている。

入植者達は、上記の条件1を満たす場所を「部屋の建築計画である」と見なし、条件2を満たすために、屋根を自動的に設置します(屋根を葺く)。
ただし、次の場合は、入植者達は部屋と見なしません。従って自動的には屋根の設置を開始しません。

  • 壁に囲まれた空間のマス数の合計が400を超える場合。
  • 壁で囲まれた空間に、いずれの壁からも6マスを超える(7マス以上離れている)場所がある場合。

壁が屋根を支える条件

ある1つの壁のマスは、そのマスから周囲最大6マス(縦・横・斜め含む)までの空間について、屋根を「支える」ことができます。
この条件を満たせば、たとえば家の「ひさし」や、「渡り廊下」、「玄関ポーチ」のような屋根の場所が建築できます。「傘」のように、1本の柱に広い屋根のついた場所も建築できます。

屋根の崩壊

壁から7マス以上離れた場所にある屋根は、支えるものがないため、落ちて壊れてしまいます。
屋根の崩壊は、入植者や設置物を傷つけます。一度建築した部屋の壁を撤去することで、条件を満たさなくなる場合もありますので、十分注意する必要があります。
屋根が厚い岩盤の場合、下敷きになった入植者が死亡することがあります。

任意の空間に屋根を設置する

「ひさし」「渡り廊下」「傘」のように、部屋ではない任意の空間に屋根を設置したい場合、「アーキテクト」→「ゾーン」→「屋根ゾーン」の指定をしてください。入植者が屋根を葺きます。

屋根の撤去

任意の屋根を撤去することもできます。既に屋根のある場所について、「アーキテクト」→「ゾーン」→「屋根を撤去」でドラッグして指定してください。
天然の「岩盤(薄い)」の屋根も同様に撤去できます。
直接屋根の撤去を指示する場合は、任意の入植者をクリックし、屋根のある場所で右クリックして「今すぐ屋根を撤去」を選んでください。

屋根を設置しないゾーンを指定する

壁の建築により部屋の条件1を満たすと、入植者は必ず屋根を設置しようと行動しますが、あらかじめこの判定を行わせないゾーンを指定しておくこともできます。
「アーキテクト」→「ゾーン」→「屋根ゾーン解除」で指定してください。

広い部屋をつくる

広い部屋を建築するには、屋根の条件を守るように「柱」を立てましょう。
具体的には壁から13マス離れた場所ごとに壁を1マス建築すれば大丈夫です。
また単純に面積が広い部屋が欲しい場合は、縦か横かの幅を12マス以内にすれば、もう一方はマップが許す限りいくらでも伸ばす事ができます。
ただし、この場合片方の柱に何かがあった場合一帯が崩落してしまう事は留意してください。

ドア

入植者が出入りする扉です。
既に設置された壁に、ドアの建築を指示することもできます。
この場合、壁を前もって壊す指示は必要ありません。

 

ドアは材料によって開閉の時間が異なります。
木製は脆いが素早く開閉できるため、出入りが頻繁な場所で使うと効率が良いです。
鉄製は耐久性と開閉速度のバランスが良好です。スチールが余っていれば使いましょう。
石材製は硬いが重いため開閉が遅いです。
通行する機会の少ない場所や、屋外と接しているなど攻撃に晒される可能性のある場所に使いましょう。

自動ドア

研究を進めることで自動ドアを設置することができます。
自動ドアは通常ドアの2倍の速度で開閉し、スムーズに通り抜けることができます。
自動ドアの設置にはドアの材料とは別にコンポーネントとスチールが必要です。
動作には常に電力(50W)が必要です。電力が通っていない場合、通常ドアと同じ開閉速度になります。

部屋

壁と屋根に囲まれた部屋は、主に入植者を気温変化から守ります。家畜も場合によっては低体温症や熱中症になりますので、部屋による気温の管理を活用してください。

室内気温

屋根と壁は、隣り合うエリアとの気流を遮断しますので、部屋空間内の気温は隣り合うエリアとは別個に変化することになります。なお同じ部屋内であればどの場所でも同じ気温です。
室内気温は次のような原因に影響を受け、徐々に上昇/下降します。

  • 壁自体の熱伝導。(壁を隔てた空間の気温の伝達)→つまり季節による外気温。
  • 部屋に設置したクーラー、ヒーターなどの冷暖房器具。
  • 部屋に設置したトーチランプ、焚き火、溶鉱炉、電気火葬炉といった熱源。
  • 間欠泉や、それに設置する「地熱発電」を屋根で覆って同じ室内空間にした場合。
  • ドアから入植者が出入りすることでも変化します。なお、ドアを開放したり、ドアのマスにアイテムを置くなどしてドアが空いたままの状態になると、空間内とその外の気温は直ちにほぼ同じ温度になります。

室内気温はマウスでポイントした際に右下に表示されます。
もし、室内気温が外気温と同じ場合、天井がなくなっている場所がないか、確認してみてください。画面右下の表示切替アイコンで屋根有りマスを表示できます。1マスでも部屋の条件を満たさない部分がある場合、室内気温はその外と同じになってしまいます。

室内気温の管理

 室内気温は入植者の心情や生死に関わります。各熱源(冷却源)となる設置物が空間に及ぼす「影響力(発熱量)」の概念を理解することで管理することが可能です。詳しくは冷暖房(Temperature)のページを参照。
影響力は、簡単に言えば、現在の気温に対して、その設置物が作ることのできる「温度差」です。影響力の大きい設置物は「広い空間に対して」「高い温度差」が作れます。
これは現実世界とほぼ同様に理解できます。例えば、寒い冬に部屋をトーチランプで温めるのは限界がありますが、ヒーターなら快適でしょう。
室内空間が広いほど影響力は平均化され、弱くなります。つまり小さい部屋ならクーラーがよく効きますが、広い部屋ではクーラーを複数設置しなければ目標温度まで下がりません。