―2014年6月27日―
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
ブラッディ井上:
されじゃ、休みの間は凶獣を仕切るけどよ。
一度退いた身としては本意じゃねぇんだ。 休み明けには、菊池に戻すぞ?
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
アントラー山口:
はい、すんません!
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
スパイダー菊池:
ホント……わりぃ。私のせいで……
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
南城 蛍:
まったくです。あれだけ大口を叩いておいての、 この体たらく。恥ずかしいったらありません。
南城 ざくろ:
ホントですの。
南城 蛍:
いい恥を晒してくれました。 役立たずの党首ほど、有害な粗大ゴミはありません。
南城 ざくろ:
しかも生ゴミですのー。
南城 蛍:
さすが猛毒蜘蛛。蜘蛛と言うだけあって、 人間にはプチっと踏みつぶされるのですね。
南城 ざくろ:
所詮は虫けらということですのねー♪
南城 蛍:
と、私たちが挑発しますので……
容赦なく制裁を下し、徹底的に潰してください。
南城 ざくろ:
そうそう、徹底的に…………
て、えぇーっ!?
スパイダー菊池:
おい南城、そりゃ……あまりに……
南城 蛍:
仕方ありません。 今回の結果で、身内から不満がでないのも不自然。
スパイダー菊池:
あたりめぇだ!
あたりまえだからこそ、人前でやる必要があるのです。
スパイダー菊池:
そうじゃねぇよ!
そうじゃねぇ……不自然だから、人前で私をなじるフリをするとか…… そういうんじゃねぇだろ?
フリとかじゃなくて、普通に責めるのがスジだろ! 本気で、本心から! あれだけ大口叩いといて、無様に負けた私をよ!!
アントラー山口:
んー、まあ……理屈じゃ、確かにそうなんだけど。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
シャドゥ細野:
後の祭り……好きじゃ……ない……
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
恵比寿 さとり:
まあ、そのあたりを蛍さん流にストレートにいうと……
南城 蛍:
痛々しすぎて、責める気も起きないということです。
恵比寿 さとり:
だ、そうです♪
南城 蛍:
実際、こうやって責められない方が貴女にとっては苦しいでしょう? でも残念ですね……
責めて、楽にしてあげる優しさは持っていないんです。
スパイダー菊池:
……う……ぐ……
恵比寿 さとり:
ってーこと、言ってるけど……
蛍さん、すっごい菊池さんの事心配してるんだよ。
南城 蛍:
黙りなさいさとり。口を縫いますよ?
恵比寿 さとり:
リストラされたお父さんを、どう慰めたらいいか 悩んでる家族の気持ち?
南城 蛍:
なんですかその例えは!?
恵比寿 さとり:
でも、良かったじゃない。 リストラされた途端に離婚を突きつけるような家族じゃなくて。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
ロイド・ガッシュ:
そんなの、当たり前だよね。
シャドゥ細野:
苦しいときは……支え合うのが……家族……
アントラー山口:
つーわけで、南城には悪いけど…… 私のとりなしも効かなかったってことで……
南城 蛍:
ええ。反抗して、無様に潰されましょう。
こんな打ち合わせなく、素で菊池さんを侮辱できたら良かったんですがね。 一度、認めてしまった以上……うまくはいきません。
本当、人の心というのは……厄介なモノです。
スパイダー菊池:
すまん。
南城 蛍:
謝る必要はありません。あなたも、不甲斐ない結果を指摘されたのに 逆上して配下を武力で制圧するという……
ある意味、格好悪い役を演じてもらうのですから。
スパイダー菊池:
はっ……
そんなの……今さら、格好悪いもんかよ。
ロイド・ガッシュ:
じゃ、私も反抗するねー。
恵比寿 さとり:
おもいっきり公衆の面前でなじってあげるから、 ボッコボコにしてね♪
スパイダー菊池:
ああ、まかせろ…… 逆ギレの最強最悪女として……ボッコボコにしてやるよ。
シャドゥ細野:
私を殴るときは……この……にーきゅっぱで……おねがい……
―2014年7月3日―
アナウンサー:
うわぁぁっ、惨劇っ!
反旗を翻した南城たちに、菊池の血の制裁っ! 場外マットが赤く染まっていくーっ!!
細野もっ、恵比寿も凶器で滅多打ちだぁーっ!
猛毒蜘蛛は死んでいないっ! より凶悪にっ、より凶器をまとって凶獣を支配するーっ!!
東京女子プロレス 正規軍 紅炎団
KATON:
おいおい……あれ、本気で南城さんに拳たたき込んだぞ。
大木 真琴:
細野さんもあれ……出血ひどいですよ。
東京女子プロレス 正規軍 滝沢組
海江田 潤:
うそ、これ……ガチなん?
キャリア赤城:
うわ……凶獣、全員出てきた。何この非常事態。
東京女子プロレス 正規軍 チーム星屑
中江 いんこ:
井上さんと山口さんが必死で仲裁してやがるですよ。
中津井 珠樹:
う、うーわー……
東京女子プロレス 正規軍 女帝側近
一ノ瀬 栞:
凄いわね~……さしずめ、 「手負いの猛毒蜘蛛、恐怖の大暴れ」って感じ?
こりゃ、選手でも騙されるわよ。
東京女子プロレス 正規軍
女帝・神崎 玲子:
楽しそうだな……
一ノ瀬 栞:
愛されてるわねー、菊池。 あんなの見たら、敵対したいなんて思えなくなるわ。
神崎 玲子:
楽しそうだ。
見ていて、ウズウズするな。
混じったら、ダメか?
一ノ瀬 栞:
ダメに決まってんでしょっ!!
東京女子プロレス 正規軍 デスティニー
なめこぐるみ:
はわ、はわわわわわ…… せ、先週は麗さんがベルトをとって浮かれていましたが……
まさか、あんな光景が繰り広げられるとは…… て、天国から時刻とはこのことなのです。
東京女子プロレス 正規軍 デスティニー
チェルシー森近:
す、凄かった……血みどろで……
沓沢 真生:
バラけかけた凶獣……力付くで、まとめなおしたいましたもんね……
なめこぐるみ:
あの暴力が……次は私たちに向かうかと思うと……
試合前
“きぐるみファイター”
なめこぐるみ
何という恐怖!
勝利時
東京女子プロレス 正規軍 デスティニー
リトル・ラナ:
安心しろ、リーダー!
群れは、ラナと麗が守るからっ!
東京女子プロレス 正規軍 デスティニー
麗 雫:
でも、凶獣は……手強い……
凶獣と乱闘になったら、私たちに勝ち目は無い。
それに、ターゲットになるとしたら……狙いはベルトを持つ私……
だから、その時はみんな……逃げて……
なめこぐるみ:
そんなわけにはいかないのです!
チェルシー森近:
でも、血まみれはやだよー……
沓沢 真生:
うう、これが狙われる立場……と言うことなんですね。
リザルト
これから……どうなるのでしょう……
敗北時
勝ちの余韻に浸るヒマも無く、去るのです!
―凶獣控え室―
恵比寿 さとり:
で、昨日は茶番で湯をなごませたわけだけど…… これから、どうする?
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
ラヴァーズ井ノ瀬:
どっこも、なごんでないですよっ。
十六夜 半月:
ううっ、半月たちは菊池さんに逆らうつもりなんてなかったのに…… 酷い目にあったんだよ……
ロイド・ガッシュ:
どうするって、どういうこと?
恵比寿 さとり:
ディスティニーと、麗さん。
つまり、凶獣からベルトを奪った相手に対して、
凶獣がどうするか。
アントラー山口:
ああ、誰が取り返しに行くか……とかか。
シャドゥ細野:
後の祭りは嫌いだけど……血祭りは……好き?
南城 蛍:
そういえば、豪徳寺。
党首が負けたら自分が行くと言ったそうですね?
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
豪徳寺 伊吹:
ああ、言った。
言ったが、それは取り消させてもらう。 2人目、3人目に獲られたら名乗りを上げたが……
今回みたいな場合は、菊池さんが自分でケツ拭かなきゃ……駄目だ。
スパイダー菊池:
すまん。
豪徳寺 伊吹:
謝らないでくれ菊池さん。人に頭下げるアンタなんか見たくねぇ。
まぁ、あえて頭下げなきゃならないとするなら……
デビュー戦潰したコイツに対してただろ。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
薬師寺 いろり:
はうぅ。
スパイダー菊池:
あー……その……薬師寺。
薬師寺 いろり:
はいっ。
スパイダー菊池:
すまなかった。
薬師寺 いろり:
あ、いえ……今になって思うと、まだ私、デビュー早かったかなって。
スパイダー菊池:
デビュー戦をつぶして悪かった。このとおりだ。
薬師寺 いろり:
わ、私もっ、謝られても困りますっていうか、 菊池さんは憧れっていうかっ!
スパイダー菊池:
埋めあわせとして、なるべく希望通りのデビュー戦用意するから……。 それで、勘弁してくれ。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
サタン皆口:
それまでは、みんなと一緒に行動して…… ここに慣れていくといいにゃん♪
薬師寺 いろり:
は、はいっ。
試合前
“空飛ぶ魔女”
サタン皆口
じゃ、試合とかもじっくり見ていってにゃん♪
勝利時
サタン皆口:
試合終わった後に正規軍側の廊下通ってきたけど……
ディスティニーの控え室、もぬけの殻だったにゃん♪
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
ルシフェル美香:
あー、ガチで怯えられてるね♪
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
カーボン乗杉:
でも、実際どうするよ? チームとしての規模が違いすぎるから、 本気で仕掛けたら瞬殺過ぎて勝負にならねぇぜ。
下の三人相手なら、スパイダーキッズだけで事足りそうだし。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
ハロウィン園原:
自分で言うのもアレだけど、それ抗争としちゃショボいなー。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
冬咲 ヤマト:
いいじゃないか……全員で行って、潰してしまえば。
潰せるモノは、潰せる時に潰すべきだ。
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
友野 なるみ:
それだとちょっとね。悪役っていうのは、相手を生かしてこそだし……
アントラー山口:
どうする、党首?
スパイダー菊池:
うーん。私だと……今、あいつら相手に冷静な判断できる自信が。
すみません、井上さん。こういう時、井上さんなら……どうします?
ブラッディ井上:
相手のリーダーは……榎木だったな。前は、榎木をどう扱ってた?
恵比寿 さとり:
えーっと確か……
なめこかぶってるから……なめこ汁だーとかいって、 みそ汁いれた寸胴鍋に叩き込んだり?
ブラッディ井上:
そうか……なら簡単だな。 規模が違うんだ、いちいち対応変える必要ねぇよ。
次はなめこ蕎麦にでもしてやれ。
恵比寿 さとり:
はーい。なめこ蕎麦、はいりましたー!
リザルト
じゃ、早速お蕎麦の買い出し……いくにゃん♪
敗北時
後輩の前で、かっこつけられたにゃん♪
FWWW 覇軍 ナイトメア
雪女:
来たわよー。
マーメイド塩味:
おじゃまします~。
東京女子プロレス 正規軍 女帝直下
ラズベリー咲川:
いらっしゃい。久しぶり~♪
雪女:
日程、決まったんだって?
ラズベリー咲川:
ええ。だから、後はカードの調整を出来ればって。
雪女:
で、その日にちは?
ラズベリー咲川:
今月の、24日か31日。
もちろん、メインは麗雫 vs マーズ野々村のタイトルマッチ。
そしてセミファイナルは姫小路由樹 vs ヴァンプ鈴森の、次期挑戦者決定戦。 この2カードまでは、確定ね。
マーメイド塩味:
残りの試合に、私たちが出るんですよね~?
ラズベリー咲川:
えぇ、主な対戦相手は……
女帝直下がメインになると思う。
雪女:
すべて了解よ。 ただ、その前に……今の東女を見たいわ。
ラズベリー咲川:
今の?
雪女:
そう。菊池さんが負けた後の東女。
さぞかし……混沌としているだろうから。
ラズベリー咲川:
うん、なってるなってる。
雪女:
そのあたり、ウチの子に 前哨戦で様子を探ってもらいつつ……ね。
FWWW 覇軍 ナイトメア
山崎フランケン:
何か……会場がざわめいてるな……
試合前
“おてんば人工生命体”
山崎フランケン
東女のリングじゃ……ないみたいだ……
勝利時
山崎フランケン:
山崎、戻りましたっ!
雪女:
どうだった?
山崎フランケン:
うーん、久々の東女のリングでしたけど……
何か、前と違うような? 何て言うか……うまく言えないけど、 噴火前って言うか……
マーメイド塩味:
噴火前?
ラズベリー咲川:
ああ、何となく分かる。
この後のカード、タイオルマッチ後初の…… 凶獣とディスティニーの接触になるのよ。
雪女:
へぇ……それは、何かありそうね。
ラズベリー咲川:
私たちも、見に行きましょ♪
???
あちゃちゃちゃちゃーっ!
アナウンサー:
おおーっと、凶獣に捕まったなめこぐるみ! 大きな大きな鍋につっこまれたーっ!!
つっこんだ状態でかき回されるーっ! あれは何だっ!? 中は何だっ!?
シャドゥ細野:
はい、あげる……
アナウンサー:
これはご丁寧にありがとぉーっ!
(ずるずる)
こっ……これはっ、なんと蕎麦だーっ!! なめこを投入、なめこ蕎麦!! しかもっ、このコシはっ…… そば粉8につなぎ2の二八蕎麦とみたーっ!!
リトル・ラナ&沓沢 真生
リーダーを離せーっ!!
アントラー山口&恵比寿 さとり
お前らはそこで、仲間が煮られるのを眺めとけーっ!!
麗 雫:
くっ! 狙うなら……私を狙えっ!!
スパイダー菊池:
やかましいっ、テメェは最後のお楽しみだよっ!!
十六夜 半月:
おそばー!お客様のみんな、おそばなんだよー!!
ラヴァーズ井ノ瀬:
はーい、食べたい人は並んでね~♪
アナウンサー:
なんとーっ!
凶獣、なめこ蕎麦の配給を始めたーっ!
(※会場内)
ワアアアアアア
アナウンサー:
「蕎麦に惹かれてお客さんが群がっていくーっ!! なんという大混乱っ!」
「押し合わないでください! 押し合うと大変に危険ですっ! 押し合わないでくださいっ! 蕎麦に群がらないでくださいっ!!」
東京女子プロレス 悪役軍 凶獣
グレイ綾野:
うわー、凄い人気だ!これじゃ、すぐに無くなっちゃう!!
メンテ子:
そんなになめこさんのダシ入り、食べたいんですかね~。 気持ち悪くないんでしょうか?
東京女子プロレス 正規軍 ソニックファミリー
ソニックキャット:
うーん……このお蕎麦、いまいちぬるいの~。
友野 なるみ:
そりゃ、仕方ないですよ。ホントの食べ頃だと、火傷させちゃいますもん。
ソニックキャット:
でも、おつゆは別枠で温めておくっていう手段はあったのー。
友野 なるみ:
……って、ソニさん!?
ソニックキャット:
うきゅ♪
いっくおーっ!
アナウンサー:
「うわあああーっ! ソニックファミリーだっ!! ソニックファミリーがディスティニーの救援に来たーっ!!」
プロミネンス加藤:
紅炎団も、義によって助太刀するぜぇぇっっ!!
アナウンサー:
「紅炎団も、熱く熱く駆けつけるーっ! 突貫ーっ!!」
続けて滝沢組、女帝直下、D&D、チーム星屑……なんと、 サンデーモーニングまでやってきたーっ!
神崎 玲子:
……今日は、止めても聞かんぞ?
一ノ瀬 栞:
しょーがないわねぇ。
私もつきあうわよ。
(※会場内)
ワアアアアアア
アナウンサー:
「きっ……きたぁぁっっ! 神崎玲子と一ノ瀬栞も乱入っ!! 正規軍、勢揃いーっ!!」
雪女:
……なに、これ……
マーメイド塩味:
想像の…・・・斜め上か下にカオスですね~。
雪女:
あれ、咲川は?
マーメイド塩味:
とっくに乱闘に混じってます~。
リザルト
な、なんだ……なんの祭りだこりゃ!?
敗北時
よし山崎……今月最初の金星!
神崎 玲子:
対抗戦のカードを決めているんだって?
雪女:
わっ、神崎さんっ!
神崎 玲子:
ウチと、ナイトメアの対決カードだそうだな。
皆で、楽しそうなことをして……
また、私は仲間はずれか?
雪女:
仲間はずれって、そんな。
えぇと、これはですね……
神崎 玲子:
ふん、まあいい。
私もいい大人だ。わがままを言って良い時と、 いけない時があることくらいは分かっている。
それにだ。世の中、直接参加だけではなく、 間接的に参加する……という楽しみ方があることも、知った。
だから、コイツを代わりに出してくれ。
FWWW 覇軍 ナイトメア
小早川 ぽひ:
ええっ、私ですかぁっ!?
雪女:
ぽひ……あなた、何で神崎さんと一緒に?
小早川 ぽひ:
今日の山ごもりの帰りなんですっ。
雪女:
そういえば、週3とか誰かに聞いたような。
小早川 ぽひ:
鈴森さんも一緒です!
雪女:
ああそうだ。そうだったわね……
神崎 玲子:
咲川。
ラズベリー咲川:
はい、ここにっ!
神崎 玲子:
確か……お前の預かりに、ぽひの同期がいたな?
ラズベリー咲川:
琴無の千鶴ちゃんですね♪
神崎 玲子:
じゃ、それでカード1枚はどうだ? 同期対決だ。
東京女子プロレス 正規軍 サンデーモーニング
メアリ・ノートン
あれ……何か今、ハブられた予感が……
試合前
“ダンデライオン”
メアリ・ノートン
よく分からないけど……試合、しなきゃっ!
勝利時
小早川 ぽひ:
あ、あのっ……私なんかが、そんな特別な試合に出るのは おそれおーいですけどっ!
もし、出させてもらえるなら…… メアリさんも仲間に入れてあげたいなって。
神崎 玲子:
メアリ?あかりのところのか?
雪女:
あー、あの子もぽひの同期だっけ?
ラズベリー咲川:
うん、確か……
神崎 玲子:
なるほど。同期か……うん、同期は大切だな。
じゃあ、東女側は琴無・メアリ組でいいか?
雪女:
んー、構いませんよ。 第1試合として考えると悪くなさそうだし。
小早川 ぽひ:
い、いいんですか。やったぁ!
マーメイド塩味:
じゃあ、ナイトメア側からぽひちゃんのパートナー選ばないとね~。
7月下旬、タイトルマッチ興行。
第1試合決定。
琴無 千鶴 ???
メアリ・ノートン vs 小早川 ぽひ
リザルト
ん……何かに巻き込まれた予感……
敗北時
うん、気のせい……だったかな?
―紅炎団控え室―
なめこぐるみ:
今日から、紅炎団の控え室にお邪魔するのです。
東京女子プロレス 正規軍 紅炎団
プロミネンス加藤:
おぅ、ゆっくりしていけ! オレ達が守ってやるからな!!
なめこぐるみ:
ううっ、お頼み申し上げるのです~。
KATON:
しっかし、因果なもんだなぁ。 チャンピオンになったばかりに凶獣に狙われて、逃げ回るハメになるとは……
麗 雫:
ごめん……ホントに、迷惑を……
KATON:
しかし、良かった。
麗 雫:
……?
KATON:
仲間に迷惑をかけるから、ベルトを返上……とか 言い出してなくて。
麗 雫:
う……
それは少し……思ってしまった…… でも思い違いをしていた……
リーダーに……怒られて、間違えてると……気づいた。
KATON:
そっかそっか。
なめこぐるみ:
それに……現在、ターゲットにされているのは、何故か私だけなのです。 凶獣の連中、くるみばかりを狙いやがるのです。
一昨日は蕎麦、昨日はみそ汁にされて、 お客さんに振る舞われるという屈辱!
東京女子プロレス 正規軍 紅炎団
岩田 香辛:
保健所から苦情はいらないか心配だね、あれ。
なめこぐるみ:
まあ、そのおかげで、 沓沢さんや森近さんに被害が及んでないのが不幸中の幸いというか……
岩田 香辛:
凶獣の連中も、襲っておいしいかどうかは見極めてるからねぇ。
それもしても榎木……あんた、変わったね。
なめこぐるみ:
なにがです?
岩田 香辛:
いや、昔の榎木ならさ。自分だけが襲われることに対して……
不幸中の幸いなんて、言わなかったでしょ?
いやー。人間、変れば変るもんだなって。
なめこぐるみ:
…………
岩田 香辛:
ま、私らに出来る範囲の事はしてやるから…… ゆっくりしていきなよ。
試合前
“戦いの調味料”
岩田 香辛
さて、それじゃ……いくかね
勝利時
岩田 香辛:
ふー、ただいまー。
KATON:
おう、おかえりー。
チェルシー森近:
おつかれさまー♪
なめこぐるみ:
それじゃ、次はくるみの出番なので行ってくるのです。
岩田 香辛:
はーい、いってらっしゃーい。
チェルシー森近:
……………………
KATON:
どうした?
チェルシー森近:
うん、えっとね……何ていうか、言葉にしづらいんだけど……
何で、リーダーは紅炎団にかくまってもらおうと思ったんだろ?
ソニックさんや滝沢さんの方が……えっと……
KATON:
頼りがいがあるだろうって?
チェルシー森近:
そ、そこまでは思って……ないよ?ちょっとしか!
KATON:
ちょっとは思ったんだ。
チェルシー森近:
…………うん……ごめんなさい……
KATON:
いいっていいって。
バランスの問題だよ。
沓沢 真生:
……バランス?
岩田 香辛:
ああ、そういう意味では……榎木は嗅覚、鋭いかもね。
結城さんも、滝沢さんも正規軍の重鎮。
つまりは、状況次第ではタイトルに絡む勢力だ。
野々村のいるD&Dは、言わずもがなだね。
麗 雫:
私の……敵になる可能性のある、相手?
KATON:
そう、そういった勢力を避けたんだよ。
うちの大将は、そういうのに絡むのはまだって思ってるしね。
プロミネンス加藤:
ああ。オレがタイトルに絡むのは……まだ、早い。
岩田 香辛:
仲間の敵にならず……かつ、ある程度は頼りになる勢力。 その落としどころかな?
沓沢 真生:
へぇ……リーダー、色々考えてるんですねー。
リトル・ラナ:
そっかなー……リーダーは何も考えてないと思うけど。
アナウンサー:
さあ、地獄の鬼ごっこが始まったぁーっ!
試合終了と共に、今日も凶獣がなめこぐるみに襲いかかるーっ!
カーボン乗杉:
おらぁっ、今日もおとなしく汁ものになれやぁーっ!!
なめこぐるみ:
いやなのです、いやなのです! くるみはダシの元ではないのですーっ!!
南城 ざくろ:
ちょこまかとすばしっこいっ! 囲め囲めですのっ! おなかをすかせたお客様が待ってますのよーっ!!
(※会場内)
ワアアアアアア
アナウンサー:
「逃げる逃げるなめこぐるみ! 素早いーっ!! その様は、肉食動物に追いかけられる草食動物のごとしーっ! 前世はウサギか、シマウマかーっ!?」
リトル・ラナ:
みんなっ、リーダーが今日もぴんちだっ!
プロミネンス加藤:
よし! 紅炎団、出撃だぁっ! 他の派閥より、一歩でも早く駆けつけるぞ!!
紅炎団一同(※伊伏、牛ノ宮、KATON、福北、大木、岩田、アイアン羽左間)
おうっ!!
リザルト
ふふっ、何だかお祭りみたいで……楽しいね
敗北時
うん、今日はいい仕事……出来たかな
東京女子プロレス 社長
東 丈太郎:
お、雪女と塩味じゃねーか。久しぶりだなあ。
雪女:
お久しぶりです、東社長。
社長:
どうだ、元気でやってるか?
雪女:
まあ、元気かなんて……
私たちを追い出しておきながら、どの口で言うんです?
社長:
なんだ、まだ当時のことでお冠か?
ケツの穴の小さいやつだなぁ。
雪女:
社長、気をつけないとその発言セクハラになりますからね?
マーメイド塩味:
まあまあ、雪女さんも東さんも……今は、 前向きなお話をしに来たんですから。
社長:
おお、塩味は相変わらず心も体も大らかだな!
マーメイド塩味:
うふふー。私も今、ちょ~と殺意がわいちゃいました♪
一ノ瀬 栞:
こらこら、二人とも。社長に乗せられてるんじゃないの。
こうやって自分のペースに持ってくんだから。 忘れたわけじゃないでしょ?
社長:
ひどいな一ノ瀬。オレ、社長だぞ? 社長なんだぞ?
雪女:
ふぅ。そうですね……こういう時こそ、冷静にならないと。
あ、ちなみに私。最近は社長より、 一ノ瀬さんの方に怒りが向いてますから。
一ノ瀬 栞:
あら、光栄ね。
雪女:
その余裕の笑み、そのうちに消してさしあげますからね。
一ノ瀬 栞:
それはそれは、楽しみね。
雪女:
ふふふふふふふ……
一ノ瀬 栞:
うふふふふふ……
FWWW レジスタンス
笠松 鏃:
最近、ここでナイトメアの人たちをよく見かけるなぁ。
FWWW レジスタンス:
姫麻呂 町由岐:
当然であろ?東女との対抗戦が、近いらしいしの。
笠松 鏃:
それは分かってるんだけど。
うん。今週は様子見に徹しなきゃいけないって 理解してるんだけど……焦るなあ。
姫麻呂 町由岐:
そのあたりはアレぞ……あかり殿が、
色々と巻き込んでくださるらしいから。
それを待てばよかろ。
焦りは禁物であるよ。オヌシは、我らの次世代エース。 つまり御旗にならねば、ならぬのだから。
笠松 鏃:
……うん……
試合前
“フルスロットル・レスリング”
笠松 鏃
でも、もどかしい!
勝利時
笠松 鏃:
ただいま。
姫麻呂 町由岐:
お疲れ。これで、我らの今日の試合はオシマイであるな。
笠松 鏃:
うん。
ところで……
岡部さんは、まだ立てないんです?
岡部 いんこ(※セリフのみ):
……うん。
ここにいる
↓
(※実際の画面表示…床付近に矢印、岡部の姿は無い)
岡部 いんこ:
今日も中江さんに殺されかかって……うん、死ぬかとおもった。
うぅ、興行のたびにこれじゃ……いつか、本気で死んじゃうよぉ。
姫麻呂 町由岐:
ご愁傷さまじゃ。
岡部 いんこ(※セリフのみ):
東女は「タイマン張ったらダチ」じゃなかったの~?
姫麻呂 町由岐:
まあ、まだ「どちらが本当のいんこか」の 決着がついてないからんのぅ。
笠松 鏃:
岡部さん。
岡部さんが、本当に辛いなら、もう中江さんと戦いたくないなら…… 改名するといいですよ。
そうすれば、もう中江さんと戦う理由もなくなるし。
岡部 いんこ(※セリフのみ):
わたしさ……
笠松 鏃:
うん。
岡部 いんこ(※セリフのみ):
一度、中江さんをがっかりさせてんだよね。
中江 いんこ(回想):
………………
はぁ、分かったです。ここは、生意気な新人に免じて…… 岡部に絡むのはもうやめてやるですよ。
後輩にかばわれて、なお静かにしてる
つまんねぇヤツを相手にするのもバカらしいですから。
岡部 いんこ(※セリフのみ):
だから、二度は……がっかりさせたくないかなって。
笠松 鏃:
そう。
じゃ、がんばらなきゃ……ですね。
リザルト
私も、がんばらないと!
敗北時
この勢いを、持って行くことが出来たら……
東京女子プロレス 正規軍 フラワリングフラッフィ
クリスティーヌ香田:
で、私たちの対戦相手はいつ決まるのかしら?
東京女子プロレス 正規軍 フラワリングフラッフィ
社務 さわり:
対戦相手?
佐和 むつみ:
何の、対戦相手?
クリスティーヌ香田:
そりゃ、アレよ。ほら……FWWWとの対抗戦。
東女側は、女帝直下関係の選手が出るんでしょ?
なら、咲川さんと縁のある私たちも、出るって事じゃない。
社務 さわり:
ああ……それは確かに、そうなるんでしょうねー。
クリスティーヌ香田:
社務は聞いてない?ほら、あんた神崎さんと同室じゃない。
社務 さわり:
んー……カンちゃん、部屋だとあまりお仕事の話しないんですよね~。
クリスティーヌ香田:
……カンちゃん?
社務 さわり:
ちがった! 神崎さん!神崎玲子さんです!!
クリスティーヌ香田:
あんた、まさかプライベートで神崎さんの事を…… カンちゃん呼ばわ……
社務 さわり:
わーわーわーっ!試合、いってきまーすっ!!
試合前
“宵待草”
社務 さわり
ああもうっ! つい、いつものくせでっ!!
勝利時
社務 さわり:
えー。試合前のことを追求しないのなら、 私の知っている範囲の事を、教えてあげます。
佐和 むつみ:
試合前のって、さっちゃんが神崎さんの事をカンちゃん呼びしてるってやつ?
社務 さわり:
そうそう、その……コラーっ!
いい? ホントに秘密だから。 神崎さんが自分の事をそう呼べって無理矢理……
クリスティーヌ香田:
無理矢理ってワリには、言い慣れてたような……
社務 さわり:
対抗戦のこと知りたくないのーっ!?
いいですか、私の聞いた範囲になりますけれど…… その日は特別興行として全7試合が行われます。
クリスティーヌ香田:
あ、普段の興業と別枠なのね。
佐和 むつみ:
全7試合か……ウチにしては、小ぶりだね。
社務 さわり:
ある意味、実験的な試みではあるそうで…… その興行のメインイベントが、タイトルマッチ。
麗さんの初防衛戦ね。挑戦者は噂通りに野々村さん。
セミファイナルには姫小路さんと鈴森さんがシングルで対決。
この勝者が、次のタイトル挑戦者になるみたい。
その他に5試合あるってことだけど……
それの第1試合には、琴無さんと、 その同期によるタッグマッチがあるんだって。
佐和 むつみ:
え、ちづーの試合もう決まってるの!?
クリスティーヌ香田:
うぬぬぬぬ……私たちを差し置いて……
社務 さわり:
そして、昨日決まったのが……ナイトメアの ナンバー2&3の雪女さん、塩味さんの試合。
これには、シュバルツさんと咲川さんが タッグを組んで迎え打つ予定。
そして、残り3試合はまだ未定。 私たちが出るとしたら……この、未定の3試合かな?
佐和 むつみ:
なるほどー。
で、さっちゃんによりカンちゃん呼びだけど……
社務 さわり:
なぜ蒸し返すっ!
佐和 むつみ:
あー、でも……
今さらだよねー。
クリスティーヌ香田:
そうね。社務がカンちゃん呼びなんて言っても…… 今さらっていうか。
社務 さわり:
え、ちょっとまって。何でそれが今さらなの? 私みたいな若手が女帝に馴れ馴れしくしたら……普通は大変でしょ!?
クリスティーヌ香田:
いや、それがホントに今さらっていうか……
佐和 むつみ:
あ、もしかして……本人は知らないのかな。
社務 さわり:
知らないって……何を?
クリスティーヌ香田:
あんた、神崎さんの後継者ってもっぱらの噂。
社務 さわり:
なっ!
佐和 むつみ:
そうそう、神崎さんの秘蔵っ子だって。
社務 さわり:
うえっ!?
え、ちょっと待って…… 確かに最近、神崎さんとは仲がいいけど……
クリスティーヌ香田:
うん、その仲の良さも相まって……直下の人たちが……
女帝直下裁判にかけるかどうか話をしてるの聞いたわ。
社務 さわり:
女帝直下裁判って何!?
リザルト
いやホント……なにーっ!?
敗北時
どうやって誤魔化そうかなー