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プロローグ
タップしてシナリオを開く
【プレーヤ】
あれ、たしかさっきまで、いつものように「ロックマンX」をプレイしていたのに…
なんか画面がおかしいな…。意識もなんだか、感覚もふわふわするぞ…
【???】
-…驚かせてしまってすみません。これはあなたの夢の中でも、テレビ画面の故障でもありません-
-ここは電脳世界。私たちは【ディープログ】と呼んでいます。ちょうどそのディープログの入口にあなたは来ています-
-ここではゲームのデータはもちろん、あなたのようなたくさんの大切なプレイヤーが、ゲームと遊び、ゲームを愛した記憶が保存されています-
-ディープログは、世の中に存在するゲームの数、そして遊んでくれたプレイヤーの数だけ存在します-
そしてここは、あなたが先ほどまでプレイしていた、「ロックマンXシリーズ」のデータが保存されている、あなたのディープログなわけです
-……話長いですかね?-
-世界観説明はもう少しだけ続きます…少し先ほどと雰囲気がかわりましたよね?-
-その「ロックマンXシリーズ」の、大切なデータが保存されているディープログ-
-さすがに何十年も保存・管理されているものですので、経年劣化や様々な理由から、バグが生じてしまっているんです-
-ほら、あの「ロックマンX」のデータも、あの「ロックマンX3」のデータも…-
-ですがただの老朽化が原因と思えないのです。何か特殊な理由があるような-
-データ修復のため、また大切なプレーヤたちとの記憶を守るため、何とかしなければいけないのですが…-
-おっと、誰か来たようです…-
【誰かの声】
…あれ、わたしが見えるのですか!?きゃーーー!やっと見つけましたっ!
急にこんなこと言われてもそりゃ驚きますよね。けど大丈夫です。私の目にくるいはありません!
冒頭の世界観説明、ちゃ~んとスキップせずに聞いてくれましたかっ!?
え、誰がしゃべってたのかって…?
いや~、それはプレーヤさんの脳内に直接語り掛けていたとか…ま、そういうやつですっ!
さあ【プレーヤさん】!こっちですよ、早く早く~!
ステージ1[ハイウェイ]
1-1
あ、自己紹介が遅れてすみません!私の名前は【リコ】と申します。
このディープログと呼ばれる電脳世界の…まあ、管理人といったところでしょうか。
プレーヤさんのお名前は…
へぇ~、素敵なお名前ですね!
えっと、お名前を伺った後で言いづらいのですが…。
あなた様はわたしたちにとって、ず~っとゲームをプレイしてくれる、
大切なプレイヤーさんなのです!
先ほども、「ロックマンX」をプレイしてくれましたよね?
子供の頃は、おじいさんおばあさんにゲームを買ってもらって、でも休日の1時間だけしか遊ばせてもらえなくて、しかも夜8時以降は禁止されていたのに隠れて遊んでましたよね!?
ゲームデータだけじゃなく、
そんなプレーヤさんとの記憶もぜ~んぶ、このディープログに保管されているのです!
で・す・の・で!都合上、「プレーヤさん」って呼ばせて頂きますね!
(エックスが登場。)
早速ですが、まずはこちらのステージのデータ修復をお願いします。
今わたしが呼び出せるハンタープログラムは、タイプ「エックス」です。
エックスを操作し、「イレギュラーデータ」を撃破してください。
撃破すれば修正は完了となりますので!
そうそう、先ほどまでプレーヤさんがプレイしていた、「ロックマンX」のあのステージです!
いやいやいきなり言われても!って思いますよね?
操作方法は私がナビしますので、とりあえず動かしてみましょう!
(移動のチュートリアル。右方向へ移動。)
イレギュラーデータ出現!「武器ボタン」を押して、攻撃してください!
そうそう、「武器ボタン」を長押しすれば、弾に残数がある限り、自動で射撃し続けますよ!
(攻撃のチュートリアル。ボール・ド・ボーを撃破。)
やりました~!イレギュラーデータ撃破、成功です!
今のイレギュラーデータに対して、斜めの方向に自動ロックオンしたんですが、見てくれてましたかっ!?
へへへ、これは修正作業効率向上のために、研究を重ねた結果実現した、この電脳世界、独自のシステムなのです!
あ、前の道路が崩れてしまってますね…ここは「ジャンプ」で飛び越えましょう!
(ジャンプのチュートリアル。その後少し進む。)
これは…通常のジャンプでは、届きそうにありませんね。
でもご安心を!
ジャンプ中に再度ジャンプボタンを押せば、「二段ジャンプ」ができますよっ!
(ガンボルトが出現。ミサイルを撃ってくる。)
またイレギュラーデータが出現!
あっ!すでに敵ミサイル攻撃の発射を確認!
ここは「しゃがみ」で、ミサイルを回避しましょう!
(しゃがみのチュートリアル。ミサイルを回避。)
回避成功です!さあ、次はこちらのターンですよっ!!
さあ今こそお待ちかね、エックスのスキル「チャージショット」を撃つのです!
(スキルボタンを押してチャージ開始。)
「チャージショット」は文字通り、チャージ型のスキルです!「スキルボタン」を一度押すと、自動でチャージを開始しますよ。
チャージをするほど威力は上がっていきます!そしてもう一度スキルボタンを押すと……ドーンなのです!!
(チャージショットでガンボルトを撃破。)
どうですか!強力なイレギュラーデータも一撃です!やはりスキルの威力は素晴ら……
ご、ごめんなさい。話が長くなりました。少し急ぎましょう!
「ダッシュボタン」を押すと、素早く移動ができますよ。
また、ダッシュボタンを押しながら、指をジャンプボタンにスライドすると、「ダッシュジャーーンプ」、なのです!これでスイスイ動けますね!
(少し進む。)
ちなみにちなみに、同じくジャンプを押しながら、指を武器ボタンにスライドすると、スムーズにジャンプ攻撃ができますよ!
指をボタンから離さずに、「ダッシュ→ジャンプ→攻撃」を流れるようにプレイできれば、より快適にハンタープログラムを操作することができます!
(ビーブレイダーが出現。)
プレーヤさん、ストップ!またまたイレギュラーデータが出現しました!
ハンタープログラムには、それぞれ固有のスキルが“2つ”実装されているのです。
エックスの第二のスキルは「ホーミングミサイル」です。チャージショットより威力は劣りますが、目標を追尾して、爆発による範囲攻撃ができますよ!
(ビーブレイダーを撃破。道路が崩落し落下する。)
う~ん。道路が崩れてしまいました。
でも大丈夫です!右ボタンを押しながら、ジャンプし続けてみてください。
「壁蹴りジャンプ」で登っていきましょう!
(壁蹴りジャンプのチュートリアル。壁を登って少し進むとマオー・ザ・ジャイアントが出現。)
イレギュラーデータ「マオーザジャイアント」を発見!このステージには登場しないはずなのに、やはりデータに異変が起きているようですね…
きゃ!あぶない!
(マオー・ザ・ジャイアントの攻撃。)
地面に表示されている線が見えますか?これはイレギュラーデータの攻撃範囲を表しています。
ボスのモーションと警告線に注目してみてください!広い横範囲攻撃を仕掛けてきますよ。
さあ、ジャンプで回避してください!
(回避。)
すっごいですっ!
このイレギュラーデータがバグの原因みたいです。ただちに撃破して、ゲームデータの修正を完了してください!
そう、プレーヤさんがやるのです!
(マオー・ザ・ジャイアント撃破。)
イレギュラーデータの修正完了です。お疲れさまでした!
さっすがプレーヤさんです!もしかしてどこか別のゲームの電脳世界でもやってました~?
やっぱり私の目に狂いはなかったみたいですね
この調子でどんどん行きたいところですが、ちょっとベースに戻って休憩しましょう。
その後に、この「電脳世界-ディープログ-」のこと、もっと詳しくご説明いたしますね!
これからもよろしくお願いします、プレーヤさんっ!
1-2
操作方法についてはバッチリですよね?ですよね!?
「ダッシュ→ジャンプ」、や「ジャンプ→攻撃」など、次のアクションに素早く移るには、指を画面から離さずに、次のアクションボタンにスライドです!
スムーズにハンタープログラムを操作する上で、とっても重要な操作ですよ!
1-1に戻れば、操作方法については、わたしが何度でもお教えしますので、いつでもお声掛けくださいね!
というわけで実践に勝る訓練はありません、早速任務開始してくださいプレーヤさん!
(ディープエレメント前。)
……あれっ、プレーヤさんちょっとストップ!
…このあたり、、なーんかあやしいですよ。ちょっと行ってみてください!
(ディープエレメント取得。*1)
おおおおおお!!これは隠しアイテムですね!
これはきっと各ステージにこういう隠しアイテムがありますよ!これから気を付けて探していきましょう!
わたしが気付けばナビして差し上げるのですが、きっと気付かないことも多いと思うので…プレーヤさん、いろいろステージを探索してみてくださいね!
そう、プレーヤさんがやるのです!
1-3
(中ボスのビーブレイダー撃破後。道路が崩落。*2)
プレーヤさん!「壁蹴りジャンプ」は覚えていますか!?壁を登るときは「壁蹴りジャンプ」ですよ!壁に向かって右ボタンを押しながら、ジャンプボタンです!
1-4
(ステージ開始時。)
こんなステージも、通常の「ロックマンX」にはなかったですよね……
振り落とされないように気を付けて、襲い掛かるイレギュラーデータを倒していきましょう!
そうそう、プレーヤさん!さきほど装備したサブ武器への切り替えボタンはこちらですよ!
戦闘中に切り替えることで、弾切れしたときや、別の武器を使ってみたい時など、用途に応じて武器を切り替えてくださいね!
(戦闘終了後。)
任務完了!目的地に到着しました!
おつかれさまでした!もしかしてプレーヤさんには、まだまだ物足りなかったのではないですか!?
1-5
(道中、下に降りることができる床のチュートリアル。)
あれ、行き止まりのようですね…
しかしご安心ください!そこに半透明の床がありますよね?
1-1でナビ致しました「しゃがむ」をしながら、「ジャンプ」ボタンを押してみてください
(ステージ終了時。)
プレーヤさん待ってください!この先に、巨大なイレギュラーデータの反応があります。
いったん休憩しましょうか。しっかりした準備が大切ですから!
1-6
(ステージ開始時。)
います…絶対います!その先に、巨大なイレギュラーデータが!
でも今のプレーヤさんの実力なら、きっと大丈夫です!
がんばってくださいね!
(マオー・ザ・ジャイアント撃破後。)
さっすがプレーヤさんです!これで「ハイウェイステージ」の修正は完了です。
そうそう!プレーヤさんが修正を進めてくれているおかげで、わたしも新しいハンタープログラムを呼び出せそうなんです。
ステージクリア条件に応じて「☆」が獲得できますよね?その報酬から呼び出すことができそうです。
ハンタープログラムは、基本的には保存されているデータをもとに、このディープログ上で形にしているだけの存在なのですが、今のように、このディープログの世界に起きているバグの影響で、ゲーム本編とは別の、「ハンタープログラム」という存在として、言葉を発しているようですね。
どうですかー?プレーヤさんの成長とともに、わたしもちゃんと成長しているのです!
ステージ2[鉱山]
2-1
(ステージ開始時。)
次にプレーヤさんがダイヴしてきたのは、ロックマンXの「鉱山ステージ」です!
安心してください!プレーヤさんが迷わないように、しっかりナビさせていただきます!
さー、はりきっていきましょう!
2-2
(道中、モルボーラーに追われる場所。)
きゃ!プレーヤさんあぶない!
あの中型イレギュラーデータの攻撃、かなりかなりやばいです!ここは気合ですよ!!
急いで右側の回収地点まで駆け抜けてください!!
2-3
(道中。)
この穴の底に、中型イレギュラーデータの反応です!
なにやらあやしいです…気を付けてくださいね。
(落下後。)
・・・・・
・・・ナンダ ・・・・・マタ邪魔をスルノカ・・・・
きゃ!!いまあのイレギュラーデータがしゃべりましたよね…??
これもバグの影響なのでしょうか…いったい何が起こっているのでしょう…
(モルボーラー撃破後。)
へっへーなかなかやるねー
ぼくはアクセル!正しくはアクセルのゲームデータが、この世界に具現化されたものってだけだけどね!
アクセルさん!こちら「ハンタープログラム」具現化されたのですね!!
このディープログ上に起きているバグ、これはただのバグじゃなさそうですよ…
そうだね、普通のバグじゃない。今まで現れたイレギュラーデータのように、このままではゲームデータだけでなく、プレイヤーさんたちとの大切な記憶まで書き換えられてしまうよ!
君が昔やっていた、カセットをフーってやったり、ゲーム機本体をひっくり返したり、リセットボタンを押しながらスイッチオンしたりしても、直らないだろうね…
というわけで、これからはぼくをもう一度ハンタープログラムとして操作して、このディープログをもとに戻してよ!
じゃあリコ、あとはよろしくね!
心強い仲間が増えましたね!早速ベースに戻って、アクセルさんを、ハンタープログラムとして使用できるように、登録しましょう!
2-4
(ステージ開始時。)
トロッコステージです!落ちないように気を付けてくださいね!
ぼくもハンタープログラムとして、ちゃんと登録してくれたよね?
エックスにはできないスキルもあるから、ぼくにもまかせてね!
(ステージ終了時。)
任務完了です!トロッコは気持ちよかったでしたか?おつかれさまでした!
2-6
(ステージ開始時。)
…いますよ、プレーヤさん……
この先に、巨大イレギュラーデータ反応です…ですがですが、プレーヤさんなら大丈夫です!
(ボス戦前。)
・・・
・・・ワレワレにも役割がある。オ前ニモ与えられているヨウに、オ前達もずっと認識シテイルように・・・・
・・・・サア、戦ウノダ・・
…ずっと認識している??さきほどのイレギュラーデータといい、いったい何を言っているのでしょうか…
強力なイレギュラーデータです!気を付けて、プレーヤさん!
(ボス撃破後。)
きゃ!プレーヤさん、あぶない!!
(メガ・スコルピオが立ち上がり、操作キャラを踏みつける。)
・・・・
・・・バカめ!おれにかてるとでもおもったか!
ひゃっ!なんで「メガ・スコルピオ」がこんなセリフを…どこかで聞いたことがあるような…
(画面左からチャージショットが飛んできてスコルピオの右腕を破壊する。)
・・・ナ、何モノダ・・・
(ヴィアが登場する。)
・・オ、オ前は・・・・
はっ!この名シーンはお前の出る幕じゃないだろう。バグは修正させてもらうぜ!
・・・後で覚えてろよ
(ヴィアがチャージショットを放ち、メガ・スコルピオにとどめをさす。)
おーい、大丈夫か!
おおおおおおおおええええええ!?ゼ、ゼロさん!?
でもなんだか色や様子が違うのは、バグのせいでしょうか…??
と、とにかく、助けて頂いてありがとうございます!
ゼロ!?
ははは、違う違う!たしかに姿形は似ているが、おれはゼロじゃない
この通り、性格もぜんぜん違うだろ??
もともとお嬢さんみたいに、このディープログを管理していたシステムのようなものなんだが、こうしておれがこの世界にいるのはまあ…バグみたいなもんだ!その時に、たまたまゼロのデータをもとに具現化されたんだろう。
(ヴィアが操作キャラと反対方向を向いて続ける。)
なあ、名前はリコだったよな!そいつのナビだけじゃ不安だろ??まーまかせろ!おれも手伝うぜ、な!プレーヤさん!
このディープログの世界を、データを、いままでの記憶を、…あるべき姿に戻さないとな!
まずは装備を整えないとな…そうだ、おれから新しい武器データをひとつ渡すから、リコ!戻って解析頼むぞ!
んもーーー! わたしだけじゃ不安なんて失礼ですね!
でも助けて頂いたし、武器も頂戴して、これでまた頼もしい仲間が増えましたね!
そうそう、おれはゼロのハンタープログラムじゃなくて、あくまでこれからのガイド、サポートだ。
本物のゼロのハンタープログラムは、まあこれからのプレーヤと、リコの成長次第で呼び出せるようになるだろうさ!がんばれよ!
ステージ3[工場]
3-1
(ステージ開始時。)
次にダイヴしてきた修正データは「ロックマンX」の「工場ステージ」だ!
どうだ、もうハンタープログラムの操作にも慣れてきただろ?
なにするんですかー!ちょっとちょっと、ステージデータはわたしが紹介したかったのに!
複雑な構造のステージになってますけど、ガンガン進めば大丈夫です!いきますよー!
3-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、この先に巨大イレギュラーデータ反応です!
この先にいる巨大イレギュラーデータは、顔部分にしか攻撃が効かないからな、注意して戦うんだぞ!
へぇ~、すごいもう分かっちゃうんですね。
まあおれもこのディープログには詳しいからな、とにかく、頼んだぞ!
(自動で操作キャラが進み、超巨大メカニロイドCF-0が登場する。)
・・・・
・・・・タオス、向カッテクル。・・向カッテクルからタオス・・。
「超巨大メカニロイドCF-0」。わかるぜ、こんなところに現れやがって。
さあプレーヤ、修正開始だ!
(撃破後。)
イレギュラーデータの修正完了です。やりましたー!
おれのアドバイス、ちゃんとスキップしないで聞いてたおかげだな!よし、一度戻ろう!
3-5
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、お疲れではないですか?
プレーヤさんのおかげで、順調にデータ修正が進んでいるのですが、ちゃんと休憩もしてくださいね!
おいおいなんだリコ。ナビらしく、かわいいこと言うじゃないか!
んもーーー、知りません!
3-6
(ステージ開始時。)
この先に、またまた強力なイレギュラーデータの反応です!
きをつけてください!
(ボス戦前。)
・・・・
・・・・侵入者、排除スル。・・・守ル、役目・・・
こいつは「ランダ・バンダW」。玉のようなコアが弱点だ。左右の壁が閉じて、プレーヤを押しつぶしてこようとするんだが…
まあ安心してくれ!設計上のミスで、途中までしか閉まらないっていう、かなしい設定のヤツだからよ!
ふむふむ、なるほどー。それはいろいろ利用できそうですよ!
もらったーー!
(撃破後。)
イレギュラーデータの修正完了です。おつかれさまでした!
これで「工場」ステージも修正完了ですね!ディープログのデータが順調に修正されています。これもプレーヤさんのおかげです!なんというか…
かっこいいです!
ああ、頼もしいぜ!このあいだ助けたときのプレーヤとは比べ物にならないくらいだ。
でもプレーヤ、お前はまだまだ強くなれるぜ!そしてお前なら……必ず倒せるさ!
そうそう、改めて、私の目に狂いはありません!
さあ、ベースに戻って休憩しましょう!
ステージ4[エアフォース]
4-1
(ステージ開始時。)
おお、来たなプレーヤ!お次のステージは…
次のステージは「レプリエアフォース」です!「ロックマンX4」に登場した、空軍基地ですよ!
ふーあぶないあぶない。プレーヤさんへのご紹介は、わたくしにお任せください!
ははは!わかったわかった、任せるよ。さあ、今回も頼むぜプレーヤ!
空中戦艦や砲台などが配備されている、空の要塞です!気を引き締めていきましょう!
敵が強いと思ったら、ベースに戻って強化もお忘れなく!
4-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさん!この先にまた中型イレギュラーデータの反応ありです!
気を付けて任務にあたってくださいね。
(ステージ最奥。中ボスのRT-55Jが登場。)
ヒガシ~、「RT-55J」、「RT-55J」!時間イッパイ~
こいつは「RT-55J」あの腕の部分を伸ばしての攻撃はやっかいだな。さらに元ロボット横綱力士だったにもかかわらず、えらいジャンプ力もある!気を付けて挑めよ!
(撃破後。)
ダ・・大金星~!決マリ手ハ「爆発」デ、プレーヤの勝チ・・・
やりましたー!さっすがプレーヤさんです!
イレギュラーデータとして具現化されても、最後まで力士として貫いていきやがったな、あっぱれなやつだ。
な、なんだか聞きなれない単語がたくさんでてきましたが…プレーヤさんは、相撲ご存知だったんですか?ご存知でしたら、後でわたしに教えてくださいね!
4-6
(ステージ開始時。)
プレーヤさんたびたびお邪魔します……このタイミングでわたしがでてきたということは、わたしの言いたいこと、もうわかりますよね…?
おいおいリコ、いいからそこはちゃんとナビだろ!
お、おほん…これは失礼を。それではいつもの、この先に大型イレギュラーデータの反応です!
はっ!せっかくプレーヤをここまでナビした優秀なやつなのに、たまにそうやってうるさいところあるからなあこいつは。
んもーー!またまた失礼な!でもわたしは今日までずーっと、わたしはわたし、リコなのですっ!
(ボス戦前。)
あれは、「アイシー・ペンギーゴ」!予想はしておりましたが、ロックマンXの8大ボスまでもが、イレギュラーデータになってしまってるなんて!
登場する場所も相手も、まるっきりデタラメなやつのお出ました!相当データに異常があるみたいだな。
うるさいクワッ!そもそもなんでお前がこちらの邪魔をする!
え…!?プレーヤさん聞きました?このイレギュラーデータ、完全に意思疎通ができてます…。
はは!こいつは面倒なやつを起こしちまったようだ!
北の極地暮らしに飽きてるっていうことは知ってたが、何もこんな場違いなところに現れなくてもいいんじゃないか??
いちいちカンに触るやつだクワッ!おいプレイヤー、まずはお前を氷漬けにしてアイスホッケーのパックとして使ってやるクワッ!
さあプレーヤ、お前をご指名だ!今回のペンギーゴは、あの頃のように簡単に倒せる設定じゃないはずだから注意しろよ!
(撃破後。)
イレギュラーデータの修正完了です、おつかれさまでした!うーー寒いですよね、はやくベースに戻りましょう!
ステージ5[空港]
5-1
(ステージ開始時。)
プレーヤさん!こちらは「ロックマンX」の、「空港」ステージです!武器やアーマーの強化など、戦闘準備はOKですか!?
修正ステージも、どんどんむずかしくなってきてますよね。ハンタープログラムの基本動作にお困りの際は、いつでも「1-1」にて、わたしにお尋ねくださいね!
5-6
(ステージ開始後、戦艦に乗り移ると声が聞こえる。)
もたもたしやがって、待ちくたびれたぞ
(VAVA-ブラウンベアが登場。)
「VAVA-ブラウンベア」!ロックマンX3のとんでもない強敵です!プレーヤさん、気を付けてください!
おい、あの青い銀髪はどうした?まあ、どうでもいいがな。
さあ、おしゃべりの時間がもったいない!さっさと最後の相手をしてやるぞ!
(VAVA-ブラウンベアは特殊なシールドに包まれており、プレーヤの攻撃が通じない。しばらく戦っていると拘束弾により操作キャラが動けなくなってしまう。)
プレーヤさん!
おいおい、手応えのないとんだ雑魚野郎じゃねえか。ほら、もう少し楽しませてくれよ!
(空中からヴィアが降りてきてブラウンベアの上に飛び乗って体勢を崩させる。)
まさかライドアーマー「ブラウンベア」に乗って現れるとはな!久しぶりの乗り心地はどうだ!?
き、きさま【ヴィア】!!おのれえええええええええええ!
(ヴィアが自爆によってブラウンベアのシールドを解除する。)
だ、だいじょうぶですか!!さきほどの爆発で損傷が…!あれ、その目もなんだか…
くっ…。あ、ああ問題ない…!さあプレーヤ、おれにかまってるヒマなんかないぜ、…今こそ、お前の力を見せてみろ!
(ヴィアがプレーヤの体力を回復してくれる。)
ここで負けるようじゃ…お前のディープログは取り戻せないぜ!
(ヴィアが帰還する。)
ごちゃごちゃごちゃごちゃうるせえハエどもが!だまってこのVAVAに破壊されとけ!!
(VAVAが再び立ち上がり戦闘開始。)
(撃破後。)
おい【ヴィア】よ…このおれを呼び出し、また破壊させるなど…随分と勝手なやつじゃねえかよ…
…だがな、役割を思い出させてくれたことには礼を言っておく…
ああそうさ、オレはオレであるため、そしてオマエたちのため、何度でもよみがえって…や…る…
(VAVA-ブラウンベアが爆発する。)
プレーヤさん!手ごわい相手でしたけど、これで修正完了です!ほんとうにおつかれさまでした!
…本当によくやったな!だが、まだまだおれの助けは必要なようだ。まったく、世話の焼けるやつだ。リコ、お前もな!
な、なんてこというんですか!それより、お名前、【ヴィア】さんっておっしゃるのですね、なぜイレギュラーデータがお名前を知っていたのでしょう。
おれはただの管理システムだったから、名前なんて無かったんだがな。イレギュラーデータも、バグか何かでおれをそう呼ぶんだろうよ。
まあせっかくなら、【ヴィア】の名前拝借させてもらうかな!そんなことより、早く戻ろうぜ。ボディの修復もしたい!さあリコ、頼んだ!
ステージ6[浮遊遺跡]
6-1
(ステージ開始時。)
次にプレーヤさんがダイヴしてきたのは、「浮遊遺跡」です。こちらは「ロックマンZXA」のステージで、そのデータもこのディープログにつながってしまっているようです!
「ロックマンX」以外のシリーズのデータも混ざっちまってるのか。いったいどこまでこのバグは浸食してるんだ…
でもわたしがナビ、そしてプレーヤさんがいれば大丈夫です!そしてなにより修正はそう、プレーヤさんがやるのです!
6-6
(ボスのソニック・オストリーグが現れる。)
こいつは「ソニック・オストリーグ」!もともと空挺部隊にいたやつだが、事故で飛行能力を失い、引退しちまった過去がある。
飛べないお前が「浮遊遺跡」に具現化されるとは、ディープログのバグも粋なことをするもんだな。
具現化「される」などというセリフ、随分と他人事のような言い草ではないか。
これもわたしに再び与えられた任務と判断する。ならばその任務、粛々と遂行するのみ。
プレーヤさん、きます!ここはとても広いフィールドのようです、敵の動きをよく見て、このスピード戦を制するのです!
(撃破後。)
やりましたー!これで、この「浮遊遺跡」も修正完了ですね!
おつかれさまでした!さあさあ、BOSS戦のあとはお約束、いったん戻って休憩ですよ!
ステージ7[エリアフォレスト]
7-1
(ステージ開始時。)
次にプレーヤさんがダイヴしてきたのは…こちらは「ロックマンZX」の「フォレスト」ステージですね。
武器データにも、「ロックマンX」シリーズ以外のものも具現化されていましたし、これはもしや…ロックマンシリーズ全てにまで影響しているのかもしれませんよ!
そして、今度はBGMまでもがこのステージのものではないようです!そんなところにまでバグの浸食が!今さらですが!
はっ!だいぶ今さらなこと言ってるなリコ!こうなりゃプレーヤ、ますます仕事を増やして悪いが、もうお前の力なしでは、このディープログは元には戻せない!
そうだ、リコじゃないが…プレーヤ、お前がやるんだ!
7-3
(中ボス戦、VAVA-ブラウンベアが登場する。)
えぇぇ!?「VAVA-ブラウンベア」!修正は完了したはずなのにどうして!
ふはははは!わざとらしく驚きやがって、何度でも蘇るといったはずだぞ、あいつと同じようになあっ!
7-6
(ボス戦前。)
にににに!こんなところにも来るとはな。まあこれも宿命というか。
「スティング・カメリーオ」か。狡猾なやつだ、今のように突然消え、現れて攻撃を仕掛けてくる。気を付けろ、プレーヤ!
にに!これもすべてあの方のためだ。そう、あの方のなあ。
それにヴィア、おれを狡猾と言ったなあ。にににに、お前がそれをおれに言うかねえ。ああこわいこわい……
どういう意味でしょう……ヴィアさん、もしかして何か事情を知っているのですか?
おそらく、あいつのいう「あの方」ってやつのことだ、すべてはヤツにつながっているんだろう、今回もな!
「あの方」??あ!プレーヤさん、きます!!
(撃破後。)
ふう、やったなプレーヤ!神出鬼没の、やりづらい相手だったんじゃないか?
すっごいです!どんな相手でも、わたくしのナビでサポートさせて頂きますので、大丈夫ですよね!
はっ!そんなこと言ってよ、戦闘中はリコ、お前まったくしゃべらなくなるじゃないか。
そ、それは…もちろん、プレーヤさんに集中していただくためです!そうですよね、プレーヤさん!
ステージ8[ミリタリートレイン]
8-1
(ステージ開始時。)
ここは「ミリタリートレイン」ですね!「ロックマンX4」のステージです。
トレインから落ちないように、気を付けてくださいね。わたしがしっかりナビいたしますので!
8-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさんストップ!この先に、中型イレギュラーデータの反応です!
お、でたなそのリコのストップが!流れを止めないでもらいたいもんなんだがなあ、なあプレーヤ?
んもーーー!また失礼な!わたしはプレーヤさんのナビをしているのですっ!
ははは、すまんすまん!それはさておき、注意して進めよ!先にいるのは強敵そうだ。
(中ボス戦前。)
こ、このイレギュラーデータは!!
こいつは「REX-2000」。「ロックマンX3」に登場したやつだ。まあ分かってはいたが、やはりロックマンシリーズの様々なデータが混ざってしまっているらしい、今さらだがな。
はっ!ヴィアさんだってだいぶ今さらなこと言ってるじゃないですか!プレーヤさん、どんな相手だろうと立ち向かいましょう!
8-6
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、気を付けてください…この先に、巨大イレギュラーデータの反応です。
かなり強力な相手かもしれませんよ。気を引き締めていきましょう!!
(ボス戦前。)
このわたしを修正しにきたのか、この虫けらどもが。だがな、他の者たちのように、私も私の役割をもって行動しているのだ!
役割…?いったい何なのでしょう。前に修正したイレギュラーデータもそう言ってましたよね…
貴様もこのディープログを元どおりにし、バグを修正するために、わたしたちを倒そうというのだろう、貴様らの正義を振りかざしてな。
それが貴様の役割なのだとしたら、ならば私の役割はなんだ。こちら側の存在、その意味を考えたことがあるのか?
やはり原因不明のバグで、みんなおかしなことを言うようです。プレーヤさん、気を付けてください!
原因不明のバグだと???ふはははは!おめでたいやつめ!今まで散々「ロックマンX」をプレイしてきているのに、まだわからんのか!
それにバグが原因でこのディープログに具現化されてきたのは我々のようなイレギュラーデータだけではないぞ、それは…
さすが「高速演算処理人型」でIQが高い、というだけはあるようだが、少々おしゃべりが長すぎたようだな!
お前たちに、大切なゲームデータ、そして大切なプレイヤーたちとの記憶を奪うようなことはさせないぜ!
く、ヴィアか!ここで貴様らを滅ぼし、我々の存在する意味というものを教えてやるわ!
それにバグが元に戻らないということ、案外喜ぶものもいるやもしれんぞ…例えば、この様子をずっと見ている青いお嬢さんとかなあ…?
からかうのはやめてください!この大切なディープログを、プレーヤさんとの大切な思い出を、守り残していくのが、わたしの使命です!
さあプレーヤさん!任務開始ですよ!
ゆくぞおおおお!!!!!!
(撃破後。)
く…どうやらわたしは…ここまでのようだな…バグはおとなしく修正されようじゃないか…
だが忘れるなよプレイヤーよ、この世界が元に戻るということは、ロックマンシリーズのゲームデータにあるものしか、この電脳世界には存在しなくなるということだ…
プレーヤさん、いったい何を言っているのでしょうか…
そうなれば、もともと存在しないキャラクターだったものは、どうなると思う…??
はっ!まったく、お勉強のできるやつは、最後の最後までご講義がお好きなようだな!
わたしの言葉をよく聞けプレイヤーよ…この電脳世界に…バグが起きなければ…
この世界に…存在していナカッタハズノ…ソコノ…青イ…ヤツラ…モ…
ヴィアさん、いまのって…もしかして、わたしがこうしているのも、プレーヤさんにお会いできたのも…
はっ!おいおいらしくないな、リコ!あんなヤツの言葉なんか気にしているのか??バグの影響で、おかしなことを言っているだけさ!
そ、そうでしょうか…
それじゃあ、今までプレーヤとここまで頑張ってきたことや、お前がプレーヤを支えてきたことも、全部バグか何かだっていうのか??
それは全部、まぎれもない事実じゃないか。おれはそばで、リコとプレーヤの活躍を見てきたんだぜ!バグなはずない!
そ、そうですよね!プレーヤさんとわたしのこれまでは、バグなんかじゃないですよね!消えないですよね!
ああそうさ!それにプレーヤ、さっきあいつが言ってた“バグの原因”ってやつ、あいつのセリフじゃないが、散々ロックマンXをプレイしてきたお前ならもうわかったんじゃないか??
ほんとですかプレーヤさん!もうわかったんですか!!
まったく…おいおいリコ、逆にお前はなんで分からないんだ?
え?え?え?どうしてみなさんには分かるのですか??まあとにかく、一度帰って休んでから、お話のつづき聞かせてくださいね!
ステージ9[サイバースペース]
9-1
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、こちらは「サイバースペース」です!なんとなく、ディープログ空間に似ていると思いませんか?
こちらはもともと“不思議な口調”のガードプログラムが管理していたのですが、今はどうなっているのでしょう…
…あれ、いつもならこの辺でヴィアさんが入ってくるのに、どうしたんでしょうか。まだ前回の傷の修復中なんですかね。
というわけでいきますよプレーヤさん!ヴィアさんの分もしっかりわたしがサポートさせて頂きます!といってもプレーヤさんがほとんどやるんですけどね!
そう、プレーヤさんがやるのです!!
9-4
(ステージ開始時。)
まだそんなところにいるのか。待っているこちらの身にもなってほしいものだ…
え!!いまの声、プレーヤさんじゃないですよね!?
ここまで順調にきているようだがプレイヤーよ、そろそろおれが休ませてやるよ。恨んでくれるなよ、これも博士の命令だ。
プレーヤさん、いやな予感がします!どうか気を付けてデータ修復にあたってくださいね…
9-6
(ボス戦前。)
よおおおおおおこそ!!!お前なら来てくれると思っていたよ、このおれに破壊されにな!
ヴァジュリーラ!!「ロックマンX3」に登場する強敵で、ナイトメアポリスという、敵組織のメンバーです!
そうだな、おれはナイトメアポリスの一員であり、エックスを倒す指令をもって生まれた、そういう存在だった。ゲームデータの中ではな。
だがこのディープログの世界でのおれの役割は違うみたいだ。この電脳世界で気づいたときからずっとうるさく言われるんだよ、このディープログの世界での悪であり、敵であり、消えてなくなるべきもの…
それはお前のことだよプレイヤああああああああ!
(撃破後。)
やりましたねプレーヤさん!これでこのステージも、データ修復完了です!
フ…このままおれに消されておけば、楽だったかもしれないのにな、愚かなやつだ…
それを選択したのもお前だからな…ひとつ教えておいてやる。これから起こることに、“備えて”おくことだな…
プレイヤーよ、お前ならわかっているだろう。この世界では悲しい別れも容赦なくお前の前にやってくる。「平和を愛したあいつ」でさえも、去っていく運命だった。
…まあ、葬ったのもお前だったわけだけどな。だがプレイヤー、お前は何も悪くない…そういうデータが用意されていただけのことだ…
悲しいなあプレイヤー…お前は本当にそれでいいのか…??…チッ、もう…時間切レ…か…
(爆発するヴァジュリーラ。)
いったいどういう意味なのでしょう…前に現れたイレギュラーデータも、なんだか怖いことを言って、修正されていきましたが…
おっと!わたしが不安になっていてはいけませんよね!しっかりがっちり、プレーヤさんと一緒にこの電脳世界をちゃんと守っていかないと!
そういえば前回のときにヴィアさんと言っていた、“バグの原因”って、結局なんなんですか!?教えてくださいよプレーヤさん~~!
ステージ10[ヴォルカノ]
10-1
(ステージ開始時。)
暑っっつ!!プレーヤさん、こちらは「ヴォルカノ」です。いわゆる火山ステージですね!
おいおい、なんでリコが暑がる必要があるんだ?ダイブしているのはプレーヤだろ。
もーー、そういうのはほっといてください!いいじゃないですか!こういうのは雰囲気であり、状況をお伝えするのもわたしの仕事なんですから!
そんなことよりヴィアさん、前回はどちらに行ってたんですか?いろいろ大変だったんですよ!
あ?ああ、ちょっと頼まれごとをしていてな。まあ大した用じゃない。それよりプレーヤ、このステージも気をつけろよ!マグマや、熔岩なんかも飛んでくるからな。
ここまで来たプレーヤさんなら、きっと今回も大丈夫です!なによりわたしがしっかりナビゲート致しますから!
はっ!そいつは頼もしいな、リコ!さあプレーヤ、今回も頼んだぞ!
10-3
(中ボス戦前。)
プレーヤさん!またしても中型イレギュラーデータの反応アリです!
おお、またも強者と戦うチャンスをもらえようとはな。感謝するぞ……
え……また怪しい声が!プレーヤさん気をつけてください!
なあプレーヤ……この声、どこかで聞いたことある声じゃないか?
さあ、おれと闘え!もっとも、ここまでたどり着く前に、そいつすら倒せないようでは、おれと相まみえる価値すらないがな。
エックスでもゼロでもないものとの戦いなど、おれをこの世界に具現化したのだから、失望させてくれるなよ。
明らかに今の声……この先にいる中型イレギュラーデータのものではありません。慎重に、プレーヤさん!
確かめるんだ。何がおれたちを、プレーヤを待っているのか。そしてプレーヤ、お前ならきっとやれるはずさ!
10-6
(ボス戦前。)
待ちくたびれたぞ、プレーヤ!おれの名は、マグマード・ドラグーン。さあ、お前のパワーを見せてみろッ!
プレーヤさん!!このイレギュラーデータからとてつもないエネルギー反応が、間違いなく強敵です!!
リコよ、この場はおれとプレーヤの雌雄を決する勝負の場。同じ具現化された者同士、語らずとも分かるだろう。下がっていてもらおうか。
おれはおれの役割を全うするのみ。もとい、強者との戦いはもともとおれの本能であるがな!
あれ?いまドラグーンが私の名前を呼びましたよね!?なんだか、前から知っていたような呼び方で……
さあやるぞ!命がけで戦ってこそ、意味がある!
(撃破後。)
見事だ…プレーヤよ。まさかあいつらの他に、おれを倒すものがいるとはな…
これだから、闘いはいいものだ…おれの役目がこれで終わってしまうというのも、あまりにも物足りない…
リコよ、聞こえているか…?
え!?なんでしょう??
今は…この世界の管理人なんだろう?そうであれば、いつかおれのデータも解析してみせろ……。
プレーヤ、リコ……おれや、おれのいた部隊のものたちも、時や場所を超えて、まだ戦いたいと叫んでるぜ……。
また会おう、プレーヤ!
(爆発するドラグーン。)
ドラグーン……。たしかに、いままでいろんな「ロックマン」シリーズのデータが、ハンタープログラムとしてこの世界に解析されていますからね。
まだまだどんなデータが眠っているかわかりません!プレーヤさんがいろんなハンタープログラムで、ゲームデータを修正してくださっているように、ロックマンシリーズにはプレーヤさんが出会った、たくさんのデータが詰まってますから!
わたしにお任せください、プレーヤさん!プレーヤさんのナビゲーターとして、もっといろんなデータを解析できるようにがんばります!
そういえば、またヴィアさんがどこかに行ってしまいましたねえ!
ステージ11[油田]
11-1
(ステージ開始時。)
ふーここも暑いですね!プレーヤさんが次にダイヴしてきたのは、「油田」ステージです。こちらはロックマンZXAに登場したステージですね!
ああ、そうだな。データの修復も順調に進んでいて、頼もしいぜ!なあプレーヤ、データの修復もそうだが、ハンタープログラムは、どれくらい解析が進んだんだ?
ふふふふふ。このわたしもサポートさせて頂いておりますからね、もはやロックマンXのデータからだけではなく、さまざまなロックマンシリーズのデータの中から解析可能です!
前回のステージで出会った「マグマード・ドラグーン」も、ハンタープログラムとして解析してみせろーって言ってましたよね。それを聞いて、わたしもきっとできると思っているのです!
もちろん!それはプレーヤさんのご協力が必要不可欠です!プレーヤさんがデータ修復を順調にしてくださっているから、わたしも解析できるデータが増えるんです!
そうだな、データ修復にはハンタープログラムの力が絶対に必要だ。そしてそれを操作するプレーヤ、お前の力がな!
プレーヤのおかげで、データ上のキャラクターや過去の敵たちがこうして再び動き出したんだ。ゲームの中では、決して交わることのなかった出会いもな。
おれもそろそろ、そんなプレーヤに対して“示す”時なのかもな。
え?ヴィアさん、“示す”ってなにをですか?
はっ!あー気にするな!こっちの話さ。さあさあそんなことより、長話はここまでだ!今回も気合入れていくぞ!リコ!プレーヤ!
11-3
(中ボス戦前。)
プレーヤさん!ここでわたしが止めるということは、もうお分かりですね!?
中型イレギュラーデータの反応あり、だな!
その通りです!
ふん。中型ごときに、ぎゃあぎゃあとやかましいヤツらだ。
この声は!?中型イレギュラーデータのものではありません!
こうして再びまみえるのも我が宿命。立ちふさがるのも我が宿命、か。
我が仲間はすでにプレーヤ、お前に倒されたようであるな。願わくはヤツとも再び語らいたかったところだが、まあそれはヴィア、そなたのやり方を待つことにしよう。
はっ、何訳の分からないことを言ってやがる!そこで待ってなんかなくたって、プレーヤがすぐお前のところまで行くからな!
まだそのような道化を演じているのか。それとも道化を演じるあまり、もはや偽りの仮面ではなくなってしまったかな。
まあいい。おしゃべりはこの辺にしておこう。さあプレーヤ、もう一人の「ナイトメアポリス」が待っているぞ。
今の声の主、ヴィアさんご存知なのですか…?何だか大事なお話だったような、そうでないような…
ああ、まあ気にするな!その時がきたらわかることさ。それよりプレーヤ、今のやつ、「ナイトメアポリス」って言ってたよな。
え!「ないとめあぽりす」って!プレーヤさん、もしかして誰だか分かったんですか!
おいおいリコ…。お前ほんとに、このディープログの管理人なのか?
11-6
(ボス戦前。)
「マンダレーラBB」!以前現れた「ヴァジュリーラFF」と同じ、X3に登場したナイトメアポリスという組織の強敵です!
あ!なるほどそれでさきほども分かったんですね!
リコというもの、さっきから何をぬかしている。
へへへへ、すみません。ちょっと調子が悪くて、忘れてたみたいです!ご迷惑おかけしました!
調子が悪く、か。その原因は風邪か?寝不足か?当然違うものよな、そろそろ教えてやったらどうだ。
え?プレーヤさん、何かご存知なのですか?
プレーヤではない。ヴィア、そなたに申している。
そうだ、プレーヤは知らない。だが原因はまあ…おれたち自身にある。
おれたちのこのデータ修復という行為自体が、リコに影響を与えているんだ。
え…?それはどういうことなのですか…?
おいおい、我はお前たちの会話まで待たねばならぬのか。割れの宿命はプレーヤ、お前をこの場で砕くこと。ヴァジュリーラと同じくな。
あの世でゆっくり語らえばよい。もっとも、プレーヤとリコというもの、そなたらの命は、相反するものであるがな。
我が名はマンダレーラ!お前を屠ったあと、次は宿命の相手が待っている!いくぞ!
(撃破後。)
ぐ…またも敗れるか…。プレーヤよ、お前は我が宿命、エックスと同等の実力、存在であるというのか…
プレーヤさんとわたしは、ここまで一緒に戦ってきたのです!いくつもの試練を乗り越えて。秘めたる力はエックスさんと同じ、負けません!
共に戦ってきた…か。その戦いが迎える結末までも、同じものであればよいがな…。
せめて、安らかなるものであることを祈ろう…。
ヴァジュリーラよ…。今この時は再び会うことはなかったが、それは今後に期待しておくとしよう!
(マンダレーラが爆発する。)
ふー、強敵でしたね!プレーヤさん、おつかれさまでした!
それとヴィアさん、戦う前に言っていた、わたしの不調の原因というのは…?
ああ、まあ簡単に言えば、データ修復の副作用だ!データ修復とはいえ、データを攻撃するからな。その副作用が管理人であるリコ、お前にも多少影響しているのさ。
そうだったんですか!大事にならないといいのですが…。
心配するな!おれや、何よりプレーヤがついてる!誰よりも頼りになる存在だろ?
そうですよね!プレーヤさんがいれば大丈夫です!さあさあ、戻りましょう!
ステージ12[電力管理センター]
12-1
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、早速任務開始!ですよ!次にダイヴしてきたのは「電力管理センター」。ロックマンX3のステージのようですね。
リコ、体調はだいじょうぶなのか?以前のデータ修復の時には、記憶が飛んでいたりしていたようだが。
ご心配なくヴィアさん!この通り、わたしはもう元気、まんまんです!
はっ!そうだな。リコはリコじゃなきゃ、こっちも調子狂っちまうからな。プレーヤもそう思うだろ?
え!プレーヤさんも!ありがとうございますーーー!
ただまあ、データ修復は管理人であるリコにも、何かしらの影響があるらしいということは事実だ。
プレーヤ、お前のことだ。ためらいもあると思うが……
何言ってるんですか、ヴィアさん!プレーヤさんとわたしの任務は、このディープログの修復と、大切なプレーヤさんとわたしたちの記憶をお守りすることです!
それにわたしはこの通り、もとの元気なリコです!ですのでこれからプレーヤさん、どんどん行きますよー!
はっ!そうだったな!すまんすまん、それならこれから何が起ころうと心配なさそうだ。それでこそ、おれが見込んだお前たちだ!
12-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさんストップ!わたしが止めるということは、いつものやつですよ!
おいリコさぼるな!プレーヤ気をつけろ、中型イレギュラーデータ反応だ。
まあヴィアさん、さぼるだなんて!これもきっと、データ修復の副作用による……
おいおい、何でもかんでもそのせいにするなよな……さあプレーヤ、こんな茶番はほっといて、気を引き締めていくぞ!
なんですかこの安い掛け合いは!前回のステージでの会話と差がありすぎませんか!?
はっ!そのくらい元気があるなら、当分は心配なさそうだな。
12-6
(ボス戦前。)
ふわはは!どんなヤツが来るのかと思ったら……
B級ハンターさまの……んんー?誰だきさま……
あれは……「バーニン・ナウマンダー」!ここ電力管理センターに現れるとは、何だか変ですね。
うるせえ、それは俺のセリフだ!おいヴィア、お前ならどうとでもできただろう、踏み潰すぞ!
できるものならやってみろ、ナウマンダー。だがその前に、プレーヤがお前に立ちはだかるぜ。こいつの強さはダテじゃないぞ。
その通りです、ヴィアさん!プレーヤさん、さあいきますよー!
お前も弱いくせに、いきがってやがるなあ。踏み潰してやるからかかってこい!
(撃破後。)
イレギュラーデータの修正完了です!プレーヤさん、やりましたねー!
ぐっ……修正完了か……ここでの俺の役目はここまでのようだな。しかしヴィア……お前ももう役目を果たす時なんじゃないか?
はっ!おれの役目は、このディープログをプレーヤとともに、もとに戻し、守ることさ!
ふはは、くだらんことを……そろそろその仮面をとったらどうだ……
まあいい……プレーヤ、戦えてよかったぞ。お前は強い……そしてリコ、お前もな……
またどこかでな……さて、ペンギーゴのやつを踏み潰してやりにいくか……
(爆発するナウマンダー。)
プレーヤさん、おつかれさまでした!ナウマンダーは強い相手を求めていた中で、プレーヤさんと会えて喜んでいたようですね。
さあさあ、任務が終わればまずはひと休みです!もどりましょー!
ステージ13[スノーベース]
13-1
(ステージ開始時。)
ううー寒い!プレーヤさんが次にダイヴしてきたのは、「スノーベース」です。こちらはロックマンX4のデータですね!
今回も張り切っていきましょう!ね、プレーヤさん!
はっ!おいおいリコ。お前オペレートしているだけなのに、寒さも感じるのか?
い、いいじゃないですか!プレーヤさんとともに戦っていると、なんというかこう、気持ちが入りこんでしまうんです!
それになんだか、本当に寒さを感じてきているような気が……
おいおい大丈夫か?風邪でも引いたか!
いえいえ、なんでもありません!ただ最近、ちょーっとだけメモリの調子が悪いことがたまにあるだけで!
確かに以前のマンダレーラBBとの戦いから特に目立ってきているな。前にも説明したように、「データ修復の副作用」かもしれないな。
データ修復の際にイレギュラーデータを攻撃するため、その反応がディープログの管理人であるわたしに影響している、そういうことでしたよね……
ですが、なぜゲームデータの修復がわたしと関係あるのでしょうか……
それはなあ……
お前がいずれ直接、こいつに分からせる時がくるだろうよ、なあ、プレイヤあああああああ!
ちっ、しつこいやつだ。あいつの出番はもう終わったはずなんだがな。
出番はもはやお前が決めるものではなくなったようだなあ!また会えてうれしいぜ!
こ、この声は……プレーヤさんがすでに修復したイレギュラーデータのはず!
おいおいつれないこというなよお嬢さん。バグなんだから、いつまた発生したっておかしくないだろう?
それに、お嬢さん、お前だって一緒だろう。
わたしも、あなたと同じ……?
はははははは!本当におめでたいご一行様だ!ヴィア、さすがにお前、さぼりすぎなんじゃないか??
おい、それ以上しゃべるようなら、強制退場してもらうぞ。
おーこわいこわい!せっかくまた会えたってのにひどいこと言うじゃねえか。
それじゃあ、いつものように、ここでおとなしく待ってるとするさ。
それが、このデータの中での「ルール」であり「予定調和」だもんなあ?
ヴィアさん、わたしもあのイレギュラーデータと同じって……いったいどういうことなのでしょう……?
リコ、心配するな!とにかく、あいつをまた修正しに急ぐぞ!
はい……!プレーヤさん、わたし、大丈夫ですよね??
13-3
(ステージ開始時。)
ストオオオオオオオオップ!プレーヤさん、お待たせしました、リコストップです!!
はっ!おいおいどうしたリコ!いつもより張り切りすぎじゃないか??
なんだか最近わたしのせいで暗い雰囲気にしてしまったので、ちょっとかましてやろうかと!!
かます、っておいリコ。言葉遣いまでよけいに張り切らなくていいんだぞ……
え?いやーへへへへへ。まあそれも、「データ修復の副作用」ってことで!
というわけでプレーヤさん!この先に、中型イレギュラーデータの反応です!
ここまできたプレーヤさんなら、きっと心配はないと思いますが!ですが気を引き締めていきましょう!
なによりいちいちこのプレーヤさんを止めるというのがもはや、通過儀礼みたいなものですからね!
いちいちプレーヤを止めてるってことは、自覚しているんだな……
(中ボス戦前。)
あれは!「レイダーキラー」!ロックマンX2に登場する、強力なイレギュラーデータです!
ゲーム本編では、ステージ進行によって、レイダーキラーの形態も進化していきましたが、今回はいったいどんな強さになっているのでしょう。
だが、どんな敵でもプレーヤさんならだいじょうぶです!だろ?
そう、プレーヤさんならだいじょうぶです……って
だからわたしのセリフとらないでくださいよー!
(撃破後。)
やりましたー!今回も、さっすがプレーヤさんです!さあ、この調子でがんがんいきましょう!
そうだなああああ、ぜひその調子ではやくここまできてほしいものだ。
この声は、またあの時の!
なあプレイヤーよ。なんでおれたち敵側の存在は、主人公がここまでやってくるのを、ただじーっと待ってなければいけないんだろうなあ……
まるで正義に成敗されるために、ただその時を震えて待っているみたいじゃねえかああ?
まあそれがこの世界に存在するものたちの「ルール」ってことくらい、おれだってもう何十年もここにいるんだ、それは理解している。
だがなあ。今はその正義がプレーヤ、“お前にあるとは限らねえ”ぜえええ?
さあ、ルールにしたがってここで待っててやるから、さっさとこい。
ま、負けませんよわたしは……!不安でいっぱいですが、わたしにはプレーヤさんがいるのです!
さあ、やつを倒しに行くのです!それはもちろん……
そう、プレーヤさんがやるのです!
13-6
(ボス戦前。)
ようやく来たか。待ちくたびれて体も冷えちまった。
やはりこの声はヴァジュリーラ、貴様だったんだな。
ええ、以前たしかにプレーヤさんが倒し、修正したはずなのに……やはりバグの影響なのでしょうか!
やはりお前だったか、だと……?しらじらしい三文芝居もそこまでにしておいたらどうだ、ヴィア。
まあいい。普通なら戦う前にいろいろとこのオレが説明してやるところだが、もうその「ルール」も面倒だ。
早速戦おうじゃねえか、プレイヤああああ!
そうそう、今回はこの“盾”も使わせてもらうぜ。せっかく博士が下さったんだ。前の物語では使えなかったが、ようやく日の目を浴びることができるぜ。
これもバグのせい……そうだよな?ヴィアよおお!
(撃破後。)
ぐ……やはり勝てねえか……博士に頂いたこの盾、出し惜しみせず、前から使っておけばよかったなあ……
プレーヤさん!やりましたね!
なあリコ……こんな世界だ……またどこかで会うかもしれねえ……
それはこうしてイレギュラーデータとしてなのか……はたまたリコ、違う形でなのか……
え……違う形……!?それは前にもマグマード・ドラグーンも言っていた……
ハンタープログラムとしておれたちの前に現れる。ってことか、リコ!
まあその時は別に、いまのおれの記憶があるわけではないだろうがなあ……
いまのおれがあるうちに……ひとつヒントを教えておいてやろう……
リコ……“お前もおれたちと同じ存在”だ……
ヴィアに……そして“プレイヤーに気を付ける”ことだなあ……
あーーーーースッキリした!!じゃあな……あとは頼んだぜ、リコ……
(爆発するヴァジュリーラ。)
わたしも、ヴァジュリーラと……“イレギュラーデータと同じ存在”とは、いったい……
はっ!考えすぎるな、リコ!
ひとつひとつ、プレーヤとリコが力を合わせて、こうやって解決に向かっているじゃないか!
でも、「データ修復の副作用」のことも、まだよく分かっていませんし……
そんなリコを、プレーヤも見たくないってよ!いつものうるさいくらいのリコが、おれもプレーヤも好きなんだ!
きゃっ!そ……そうなのですか!プレーヤさんんん!!
え……いつもの“うるさいくらいの”とは……?
ま、まあまあ!と、とりあえず戻ろうぜ!なあプレーヤ!
もーどういうことですか!プレーヤさんまで!!
はっ!あっという間にいつものリコに戻っちまったな!
ステージ14[バイオラボラトリー]
14-1
(ステージ開始時。)
さあさあプレーヤさん!次にプレーヤさんがダイヴしてきたのは、「バイオラボラトリー」です。
ロックマンX4に登場したステージですね!ゲーム本編では破棄された研究所で、あるレプリロイドがここを管理していたようなのですが……
ここにも管理しているか、ここを根城にしてるやつが、どこかにいるかもしれないな!
そうですそうです!今回はそいつが、バグの原因であるイレギュラーデータの可能性が高いですね!
はっ!なんだか今回はいつものリコって感じだな!
そうなんです!前回のステージでヴァジュリーラに、“わたしもイレギュラーデータと同じ存在”と言われたじゃないですか。
そしてヴァジュリーラが消える直前に言っていた、“ヴィアさんやプレーヤさんに気をつけろ”というセリフと、かねてからヴィアさんがわたしの不調について、“データ修復の副作用”だとおっしゃっていること。
それらを思い出して、ロジカルかつ論理的かつ合理的に考えた結果、わかったのです!
ロジカルからのやつ、全部同じ意味だけどな……
そこはどうでもいいのです!!
はっ!すまないすまない!それでリコ、何がわかったんだ?
はい、ズバリ……
……
「まじめに働きすぎ」これです!!
……とりあえず、話を聞こうか……
要するに、プレーヤさんと共にデータ修復をがんばってきて、疲れてるんだから働きすぎに気をつけろよ!バグみたいになっちゃうぞ!
こういうことです!
はっ!なんだそりゃ!(まあバグというところは合ってるけどな。)
えっ……?ヴィアさん何か言いました?
いやいや、何でもない!さあリコ、プレーヤ、今回も張り切っていこうぜ!
はい!ってそれはわたしのセリフですってばー!
14-3
(ステージ開始時。)
はいプレーヤさんストップですー!
なんか今回は適当だな。
いろいろなパターンをご提供していかなければと思いまして……そんなことよりプレーヤさん、この先に中型イレギュラーデータ、ですよ!
グルルルル……
え!?プレーヤさん、今何か化け物のような声が聞こえませんでしたか!?
いや、おれは何も聞こえなかったぞ?
そ、そうですか……きっと空耳です……よね。
で、では気を取り直して、気を引き締めていきましょー!
14-6
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、きましたよ!この先に、このバグの原因である、イレギュラーデータがいます!
ああ、このバイオラボラトリーのボスってやつだな!まさかロックマンX4のあいつではないだろうと思うが…
しかし妙ですね、今まではイレギュラーデータがこちらに話しかけてきたり、いろいろしていましたが……
今回は何だか、原点回帰というかなんというか……
ああ、イレギュラーデータからの接触が何もないな。
そうですよね……そういえば、プレーヤさんと出会ったころに修正したイレギュラーデータは、しゃべれないやつもいましたよね。
ああ、つい最近のことのように思えるが、ずいぶん前のことにも思えるな!
あのころはおれが助けに入ったりもしたが、プレーヤ、リコ!ずいぶん成長したもんだ!
あったりまえですー!って称賛は戻ってからたっぷりして頂くとして。今回も、会話ができないタイプのイレギュラーデータかもしれませんよ!
最近はみんな会話ができていたから、話ができるのが当たり前だと思っていたからな。
そうですよヴィアさん!“当たり前にあることを、当たり前だと思わないこと”ですよ!
はっ!リコに一本取られるとはな!
それではプレーヤさん!気を付けてくださいね。
いきますよー!
(ボス戦前。)
グルルルル……
あ、あれは!!イエローデビル!!!中型イレギュラーデータの時にした声は、やつだったのですね!
「ロックマン」に登場する超強力なボスです!「ロックマンX5」には「シャドーデビル」という、やつの黒個体が登場しますが……
これは以前にダークマンが出現したように、「ロックマン」のゲームデータもまだバグの影響で、このディープログに混ざってしまっているようです!
グルル……
こ、これは、、まるで「正解」といっているようなタイミングだ……
グルルルル……
「都合よく解釈するな」と言っているようなタイミングですよ……
おい!もうおれとリコのやり取りはいいから!プレーヤ、気をつけろ!
気が抜けてしまったかもしれんが、こいつは本当に強力だ!何人ものプレーヤたちを苦しめ、引退に追い込んだやつだ!
もしかしたらプレーヤも、その一人なんじゃないか?
いまのプレーヤさんなら大丈夫です!きっと困難にぶつかっても、コントローラを投げたり電源オフしたり、そんな危険行動はしないはず!
グルルル……
ふむふむ、やはりそうですよね!!ではプレーヤさん、任務開始です!
そうです、プレーヤさんがやるのです!
(撃破後。)
さっすがプレーヤさんです!!イレギュラーデータの修正完了です!
見事に過去のトラウマを払拭したってわけだな!やったな!
プレーヤだけじゃなく、ほかにもいるたくさんのプレーヤたちの、その過去の苦い記憶をプレーヤが吹き飛ばしたってわけだ!
しかしこのイエローデビル、またどこかで出会いそうな気もします……
ああそうだな、こいつはただで修正されるような、やわなイレギュラーデータではなさそうだ。そこはゲーム本編とも似てるかもな。
何度でも現れる……おそろしいです……
グルルルル……
きゃ!?いま何か声が聞こえませんでしたか!?
いや、おれは何も聞こえなかったぞ??
絶対いまのは間違いなく聞こえましたー!プレーヤさんも聞こえましたよね!??
ステージ15[超電磁研究所]
15-1
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、早速ミッション開始ですよ!
今回はロックマンX5のステージ「超電磁研究所」にダイヴしてきました!ここではわたしたちを、いったいどんな試練が待ち受けているのでしょうか!!
はっ!それを説明するのがリコの仕事だろう!
まあまあヴィアさん、焦らないでください。ここではもともと、エネルギー工学の研究が行われていたようですね。
ですので、もしかしたら最後の部屋で待ち受けているボス、イレギュラーデータも、そのエネルギー何とかにかかわる、気難しいやつに違いありません!
最後説明適当だな・・・。しかしリコ、最近体の調子良さそうだな。
そうなのですヴィアさん!というか、いつものわたしに戻ったというか、とにかく元気いっぱいなのです!プレーヤさんもそう思います?
はっ!それはいいことだ。
わたしもハンタープログラムとして、プレーヤさんのお役に立てるようになったからかもしれません!
なんでしたらプレーヤさん、このステージをわたしで修正頂いてもいいんですからねー!?
おいおい、やる気まんまんじゃないかリコ!早くおれのデータの具現化も、してもらいたいもんだぜ。
ところでリコ、いつかフォルテが言ってた、“リコに似た女性”というものと、何か接触はあったか?
そうですそうです!それがですねヴィアさん・・・
なに!?何かあったのか!あいつあれほどまだ出てくるなと・・・
それがとっても会ってみたいのですが、まったくチャンスがないのです!
わたしに似てるなんて、さぞ賢く聡明で仕事もできる女性なのでしょうけど、恥ずかしがり屋さんなんでしょうか、ねえプレーヤさん?
・・・あ?あぁそうかそうか何もないか!はっ、ならいいんだ、気にしないでくれ!
どうしたんですかヴィアさん、そんなにあわてて・・・?
まさかヴィアさん・・・その人が現れたら自分のポジションが奪われるから、心配しているんですね!?
心配しなくても、ヴィアさんはずーっと、わたしたちのパートナーですよ!ね、プレーヤさん!
それにヴィアさんがいなかったら、誰がわたしにツッコんでくれるんですか!
ボケてるっていう自覚はあったんだな、リコ・・・。あ、ああそうだな・・・!
さあさあプレーヤさん、めずらしく慌てたヴィアさんが見れたところで、早速いきますよー!
15-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさん、スト・・・
中型イレギュラーデータの反応ありだ、プレーヤ!気をつけろよ!
もうヴィアさん、わたしのセリフ取らないでくださいよー!
はっ、すまんすまんリコ!しかし今回の中型イレギュラーデータは、いつもと反応が違うんだ。
わたしも、そんな感じがしていました・・・。なんというか、いつもよりも不鮮明というか。
ああ、気を引き締めていけよ、プレーヤ!
そうです!プレーヤさんがやるから大丈夫です!
(中ボス戦前。)
ガ・・・キタナ、プレーヤ・・・
あれは、「ヘルクラッシャー」!ロックマンX3に登場した、採掘用メカニロイドです!
抹殺スル・・・ソレガ・・・
なんだかイレギュラーデータとの会話に慣れていたせいか、言葉がたどたどしいイレギュラーは久しぶりですね。
しかし、「ヘルクラッシャー」になぜいつもと違う反応を感じたんだ。強さも中型だし、特にほかのものと変わらないはずなのだが・・・。
・・・・
・・・・
やってみたらわかるわ、さっさとはじめるわよ。さあ、構えなさいプレーヤ。
え、急に言葉が・・・?
なに、この声は!クソっ、ついに来やがったか!!
(撃破後。)
あーら、プレーヤあなた意外とやるのね。ヘルクラッシャーでは足りなかったみたい。
なんのつもりだ!どこにいる!
何をそんなに慌てているのよヴィア、ワタシはただ、あいさつに来ただけじゃない。
それに、あなたがサボっている分、ワタシが仕事を進めてあげているのだから、お礼をいってもらいたいくらいだわ。
え?え?ヴィアさんこの声はもしかして、もしかして“わたしに似ている女性”の方ですか!?
ぜひわたしこそ、ごあいさつさせてください!どこにいらっしゃるのですかー!?
バカやめろリコ!ヤツに近づくな!
フフフフ、ヴィア。あなたも平和ボケしてしまったものね。本来の目的を忘れてもらっては困るわ。
それにリコ、プレーヤ。わたしたちは初めましてではないのよ?
ステージ2や3に登場した会話がたどたどしいメカニロイドたち、あれを動かしていたのも、ワタシのお仕事だったの。
あの時はあいさつも無しに、ごめんなさいね。
それにリコ、あなたはワタシと・・・
やめろ!それ以上しゃべるようなら、おれが相手になる。
あらあら、気にしないで冗談よ。それにワタシも、境界は理解しているわ。
しかしそこまで入れ込んでいるなんて。ちょっと嫉妬しちゃうわね。
じゃあまたどこかで会いましょう?きっとすぐ会えると思うけど、ねえヴィア?
・・・・おれたちも、いったん戻ろう。
15-6
(ステージ開始時。)
そろそろ教えてくださいよヴィアさんー!あの中型イレギュラーのときに現れた声の方は、いったいどなたなのですか!?
・・・・
・・・ああ、そうだな。こればかりは、説明しないとつじつまがあわないからな。
あいつは・・・
この反応は・・・。クソ!どこまで引っ掻き回せば気が済むんだ・・・!
え??どういうことですかヴィアさん?
この先の大型イレギュラー反応には、リコも気づいているな?
はい、もちろんです!いわゆる、ボスがこの先にいますよね!
ああ、そこでまたあいつに会えるだろう。まずはそのボスを倒しに行くぞ、プレーヤ。
ただしプレーヤ!そのイレギュラーデータは、いつもの動きと少し違う。注意するんだ。
(ボス戦前。)
待っていたぞ、プレーヤ、リコよ。
「マンダレーラBB」!以前修正したはずなのに、どうしてここに!
我もこの再会は不本意であるが、我の意思の外で行われていることだ。
一度敗北した相手と再び拳を交える、感謝の念もあろうが、シカシ不本意ヨ・・・
時間ガナイ・・・早く試合ウゾ、プレーヤヨ・・・
・・・・
・・・・くっ。
あれ・・・?プレーヤさん、何だか相手の様子がおかしいような・・・。
・・・
不本意なんて、失礼なこと言うのね。あなたが力不足だから、ワタシが力を貸してあげているんじゃない。
やはりお前か・・・。
誠に不本意デアルガ・・・許セプレーヤヨ・・・。己ノ意思ト拳デ、オマエとは再び戦イタカッタガ・・・。
願ワクハ・・・再ビ我ヲ眠リヘト誘ッテク・・・
あらあなたすごく意思が強いのね。おしゃべりはもういいわ。さっさと始めるわよ。
(撃破後。)
やるじゃないプレーヤ。こんな中途半端なレベルの侵食で戦っては、かえって失礼だったかしら?
プレーヤさんはどんな試練も乗り越えてきたのです!こんなところでは負けません!
あなたはいったい何ものなのですか!あんなにお会いしたかったのに、マンダレーラさんに何をしたんですか!
ふふふふ、かわいいのね。そんなに怒らないで、リコ。
プレーヤとリコ、いいコンビね。あなたが惚れこむのも分かる気がするわ、ヴィア。
プレーヤ、リコ。次は別の形で会いに来るわ。
その時は、リコ。あなた、もっと驚いてしまうかもしれないわね。
じゃあねプレーヤ。楽しかったわ。次ももっとワタシを楽しませてちょうだいね。
・・・
姿は見えませんが、行ってしまったようですね!・・・ヴィアさん、お知り合いなんですか??
・・・ああ、おれはヤツを知っている。そしてリコ、お前も、ヤツをよく知っているはずだ。ヤツは、
お前自身だ。
ええええええわたし自身ですか!???
ああ、その・・・
とりあえず難しそうなお話なのとお腹空いたので、いったん戻ってから聞きましょ!ね、プレーヤさん!
おいリコ、おれは真面目な話を・・・
ステージ16[デンサンエリア]
16-1
(ステージ開始時。)
さあさあプレーヤさん!今回も元気に任務開始です!
今回プレーヤさんがダイヴしてきたのは・・・どうやらロックマンXのステージではないようですね。
ロックマンエグゼトランスミッションの、「デンサンエリア」のようだな。
また別のシリーズが、このディープログに混ざってしまったようだ。
「デンサンエリア」ですか!何だか親近感がわく、不思議なステージですねえー。
熱斗さんやロックマンさんも、お元気でしょうか!またお会いしたいですねー。ね、プレーヤさん!
ああ、それはそうとリコ。この前の話の続きなんだが、聞いてくれるか。
ああ、この間の話の続き!このあいだの・・・
・・・って、なんでしたっけ?
はっ!リコ、お前にはやはりシリアスな空気は似合わんな!プレーヤも、聞いてくれるか。
この前の、“イレギュラーデータを操る、リコに似た女性”のことだ。
ああ!思い出しました!ヴィアさん、その女性は“わたし自身だ”って言ってましたけど、大丈夫ですかヴィアさん?
いや、おれがおかしくなったとかじゃなくてな・・・。ちょっと複雑なんだが、
まどろっこしいわね、ワタシが直接お話してあげましょうか?
・・・くっ、やはり現れたか。
はじめまして・・・でもないのだけれど、改めてあなたたちの目の前に現れるのは、はじめてよね。
わ・・・わたし??
フフフフ、おどろいたかしら?まあ正解なのだけどね。
そして、ワタシもあなたであるのよ、リコ。まあ、当たり前ね。
でもそっくりなあなたとワタシが出会ったからって、都市伝説みたいにどちらかが消えたりしないから、安心してね。
あ、案外そんなこともなかったかしら。ねえ、ヴィア?
まあ、そんなところだな・・・。ところで、お前も名前は決めたのか?
そうそう、あなたにもまだ言ってなかったわね。ワタシは、「アイコ」っていうの。素敵な名前でしょう?
アイコさんですか!なんだかお名前も、わたしのリコにどことなく似てますね。
フフフフ、そう?あなたの付けてるそのかわいいリボン、それがあれば、ワタシがリコだったかもしれないわね。
そして、リコとアイコが出会っても消えないけれど、どっちにしろ消えてしまうのはウソじゃないわよ。
アイコ、しゃべりすぎだぞ。
あらヴィア、あなたが何もしゃべらなすぎなのよ。
まあ、このステージの修正でもしながら、ゆっくりお話ししましょ。
ねえ、プレーヤさん?この先で待ってるわよ。
16-3
(ステージ開始時。)
プレーヤさん!この先に中型の、イレギュラーデータ反応です!
気をつけろ、プレーヤ!イレギュラーだけじゃなく、アイコもいるかもしれない。
はい、まだお名前を聞いただけで、詳しいお話を伺ってませんからね!
それにしてもアイコさんって、ワタシに似てはいましたけど、性格はぜんっぜん似てませんでしたねー!なんだか、落ち着きすぎているというか・・・。
はっ!お前は落ち着きがなさすぎだけどな!だがまあ、そんなところがリコらしい。
え!怒ろうと思ったのに、なんだか褒められているようでもあるし、複雑です!!
(中ボス戦前。)
プレーヤ、きたわね。データ修復も順調みたいじゃない。
アイコさん!さあ、先ほどのお話の続きを!
あらあら、焦りすぎないでリコ。今日は久しぶりにしゃべりすぎて、のどが渇くわ。
お話してあげるんだから、次は飲み物でももってきてね。そうね、おいしいアールグレイがいいわ。
アールグレイ・・・ってなんですか?
フフフフ、わからないなら、あなたの得意な「解析」で調べて、具現化してみたら?
あなたのそのチカラ、とーっても大事なことだから、よく覚えておいてね。そうよね、ヴィア?
ああ、そうだな。
え?え?え?解析と具現化って・・・、今までハンタープログラムや武器データを、この世界に呼び出してきたこと、ってことですか?
ああ、そうだ。そしてプレーヤの「データ修正」だ!
このディープログをもとに戻すため・・・。そして、おれたちが、
ワタシたちが存在し続けるために。ね。あなたも含めてね、リコ。
存在し続けるため・・・?わたしと、プレーヤさんの力が必要なのですか・・・?
そうよ、リコ。そしてプレーヤ、さあもう一度あなたの力を見せて。
そうそう、この子はワタシが動かしているわけじゃないわ。ワタシはまた先で待っているから、早くいらっしゃいね。
(チョップレジスターが登場し、戦闘開始。)
16-6
(ステージ開始時。)
プレーヤさん!この先に大型イレギュラーデータの反応です!そして、きっとアイコさんもこの先に・・・。
わたしの解析と具現化する力。そしてプレーヤさんの力・・・。これが、わたしたちが存在し続けるために大事なこと・・・。
・・・。わあああああああああ!さっぱりわかりませんっ!
はっ!リコにとっては、ちょっと複雑かもな!
アイコさんもアイコさんです!もっとわかりやすく言ってくださいよ!わたしと同じ存在なら、その加減もわかるじゃないですか!
・・・リコと同じ存在っていうところは、もうひっかかってはいないのか?
ふふふふふ、甘いですねヴィアさん。このリコをなめないでください!
そんなもの、“考えてもしょうがないから受け入れるしかない”のです!
・・・はっ、プレーヤ。おれたちは、最高のナビゲーターを持ったもんだな。
ああ、リコの言うとおりだ!くよくよ考えたってしょうがない!まず動く!これが大事だ!
さあいくぜ、プレーヤ!この先にまつ大型イレギュラーデータも手ごわいぞ!
ああ、ちょっとヴィアさんわたしのセリフですー!
(ボス戦前。)
きたか、プレーヤよ
あれは、「ゴッドカルマシーン・O・イナリー」!ロックマンX3に登場した、強敵です!
ああ!ナイトメアポリスの、ヴァジュリーラとマンダレーラが合体した姿だ!
しかし、ヴァジュリーラとマンダレーラ、どちらも修正は完了したはずだが・・・。
あら、いいじゃないのヴィア。このO・イナリーが、プレーヤと戦いたいって言ってるんだから。
よかったわね、O・イナリー。今回はあなたに侵食はしないわ。思う存分戦いなさい。
フン、アイコよ。これもお前の計らいなのだろう。感謝するぞ。
そんなんじゃないわ。ワタシはプレーヤに任せられるか、あなたで試したいだけよ。
それに、あなたの具現化はリコ、あの子のお仕事よ。
え・・・?わたし、何かしてましたっけ?
フハハハハ、リコ、今は何も知らずともよい。ただ、お前がいることで再びプレーヤと戦うことができる。感謝しているぞ。
さあプレーヤよ、存分に試合おうぞ!ドップラー博士に授かったこの新しい力、見せてくれるわ!ここでどちらが果てようとも、もはや悔いは皆無!ゆくぞ!
(撃破後。)
やりましたー!さっすがプレーヤさんですっ!
やるわね、プレーヤ。いい加減、あなたを認めてあげるわ。
ヴィア、あなたがプレーヤを選んだこと、どうやら正しかったようね。
ああ、プレーヤならきっと成し遂げてくれるだろう。
ヴィアさん、プレーヤさんはすごいんです!
リコ、語彙力どうしたんだ・・・。
アイコさん、教えてください。あなたは、わたしたちの味方なのですか・・・?
・・・。
あぁー・・・。どうなのかしら、ワタシにもわからないわ。味方か、もしかしたら、敵かもね。少なくともそれがあなたと別れた、「アイコ」の役割でもあるのよ。
・・・アイコさんは、わたしと、別れた存在・・・?
ああ、そしておれたちは、このディープログに起こったバグの影響で生まれた。
いわば・・・。
イレギュラーデータみたいなものね。あなたもそうよ、リコ。そして、そのイレギュラーデータを修正するのは、プレーヤ、あなたのお仕事。
そ、、、そんな・・・。アイコさん、ウソですよね・・・?じゃあ、このデータ修正が完了したら、わたしたちの存在は・・・
ええ、この世界から消えるわね。ヴィア、あなたワタシの存在を隠すのはいいけれど、この話までだまっていたの?
すまなかった、リコ、プレーヤ。おれの動きをヤツらに知られるわけには行かなかったんだ。
でも安心して、リコ。そんなワタシたちを繋ぎとめる唯一の存在。それがあなたなのよ、リコ。
あなたが、本来ロックマンの世界に存在しなかった、ワタシたちという存在を、この世界に繋ぎとめるの。