ウイニングラン

GSMナムコ第二弾。未来忍者の1タイトルのみ収録だった前作に比べ、収録ゲームはウィニングラン、メタルホーク、スプラッターハウスの3タイトルに増えた。ボーナストラックとしてウィングランとスプラッターハウスのアレンジも収録。タイトルこそはウィニングランとなっているが、実質的にはメタルホークがこのアルバム最大の売りといっても過言ではないだろう。システムII基盤の性能をフルに使った素晴らしいゲーム性を誇ったこのゲーム、BGMもめがてん細江の仕事の割にはいい。(ゲームセンターでは音がまったく聴こえない状況でのプレイだったから思い入れはない)。ウィニングランはドラムの音がなかなかいいとは思うが、曲自体は可もなく不可もなくといった所。優等生的な楽曲のように思える。無機的な戦闘機やヘリコプターが飛び交うメタルホークとは対照的な極めて有機的なキャラ(怪物等はこういっていいのか？)の肉、体液、血液などがそこら中に飛び散るスプラッターハウスは、人によってはメタルホークよりもこちらを推す人がいてもおかしくもないくらい「音」的に充実した曲が多い。効果音も逸品。単体で聴いてもあまりピンとこない曲が多いが、映画音楽的な要素が強いのでゲームと切り離して鑑賞するよりも、プレイしながら曲を聴いたほうが具合がいいようだ（文：鷹丸氏）

01 ウイニングラン(Arrange Version) 作曲/川田宏行(ひろべー) 編曲/国本佳宏
02 スプラッターハウス(Arrange Version) 作曲/田島勝郎＋川元義徳 編曲/国本佳宏
03 メタルホーク(Original BGM) 作曲/野口和雄＋細江慎治(めがてん)
04 ウイニングラン(Original BGM) 作曲/川田宏行
05 スプラッターハウス(Original BGM) 作曲/田島勝郎＋川元義徳

表記：Winning Run -GSM NAMCO2- -GSM ナムコ2-
型番：D24B-1003
発売：1989-7-21
開発：ナムコ
機種：アーケード

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