双截龍II

Last-modified: 2021-07-12 (月) 04:10:29
 

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メルダックM's Laboレーベル第1弾。チップチューンを基に自由に想像を張り巡らせたアレンジが素晴らしい。プログラムも手抜かりがなく、音色のチョイスにも配慮。ファミコン音源を挿入しながらの構成も巧みで、ゲーム音楽をアレンジする事に於いてほぼ完璧な回答をM's Laboは出しているのではないだろうか。 オリジナルのイメージを損なっていないか、編曲者のイマジネーションが加味されているか、演奏が貧相でないか、と云った要素が過不足なく満たされて居る。門外漢の手によるアレンジ作品は、ゲームユーザーから不安視されるのが常だ。実際、編曲家が独りよがりなアレンジを施した事でファンとの間に摩擦が起きた例が幾つもある。だが、ベクトルが狂わぬようディレクションすれば、M's Laboシリーズの様な傑作盤を次々産むレーベルが産まれるのである。

後にJ-POPのヒットメーカーとなる原一博はこの時期アトリエモスに在籍しており、映画「どついたるねん」(1989/D:阪本順治 P:荒戸源次郎)の音楽なども制作。同映画は主題歌作詞が安藤芳彦、ディレクターが林敏明+山崎淳という組み合わせで、山崎は後にV'BALLのディレクションを務めている。

 

 

型番:MECG-28001/M's Labo - Meldac
発売:1990-3-10
作曲:山根一央(M&M)
編曲:原一博(O'bits Project) 棚橋"UNA"信仁(O'bits Project)
作詞:安藤芳彦
演奏:Manami Morozumi(vocal) 原一博(key/prg) 棚橋信仁(key/prg) 千葉達也(guitar) Hiroshi Nakamura(guitar) 包国充(sax) Tetsu(voice)
ディレクション:林敏明(Atelier Moss) 寺沢久紀(Atelier Moss)
開発:テクモ
機種:ファミコン

 

 

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