The Riviera Line Exeter-Paignton

Last-modified: 2020-09-17 (木) 13:28:41

目次

基本情報

アドオン名The Riviera Line: Exeter-Paignton Route Add-On
イギリス
開発元Dovetail Games
軌間1,435mm
電化方式非電化
保安装置AWS
時代設定現代
価格2,980円
発売日2014年2月20日
販売先Steam

路線解説

実物紹介

リビエラ線はイングランド南西部のデボン州にあり、イギリス海峡に面する海岸線のすぐ側を走る風光明媚な鉄道路線である。

1846年、イングランド南西部の穏やかな砂浜を望む海岸線にグレート・ウェスタン鉄道の路線が敷かれ、軌間2,140mmの広軌の単線路線として建設された。当初はエクセターからトーベイリゾート、そしてニュートンアボット、更にトルネへと延長を重ね、1859年にはペイントンへと到達した。

1892年には軌間が標準軌の1,435mmに改軌され、後に複線化された。現在も全線が非電化。

旅客輸送が主体で、都市間の高速列車はHSTと220系ボイジャーが、地域輸送列車は142・143・150・159系の気動車が使用されている。本数は多くないが貨物列車も運行されている。

収録内容

デボン州のエクセター・セントデービス駅からペイントン駅までの28マイル(45km)の区間を再現。

2015年に配信されたTrain Simulator 2016では、この路線の1950年代版であるRiviera Line in the Fiftiesが収録された。

紹介映像

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沿線概況

起点のエクセターを出るとすぐにエクセ川を渡り、市の郊外へ。パウダーハム城が見える辺りからエクセ川河口の沿岸を、ダウリッシュ・ウォーレンからは2.4kmにわたってイギリス海峡の海岸線に寄り沿って走る。

ティンマスに着くと海岸線から離れ、ティン川の河口に沿って内陸のニュートン・アボットへ向かう。ニュートン・アボットからはプリマス、ペンザンス方面への路線が西に分岐し、リビエラ線は再び海岸線の方へと進路を変えていく。トーンキーから再び海岸線に沿い、この路線の終点であるペイントンに到達する。

収録車両

気動車2車種を収録。いずれもファースト・グレート・ウェスタンの塗装である。

143系

1985年にイギリス国鉄が導入した小型気動車。スコットランドのハンスレット・バークレイ社工場で製造され、車体にウォルター・アレクサンダー車のバス車体の設計を取り入れた「レールバス」である。同じレールバスの142系ほかと合わせて「ペイサー」と総称される。

1両あたり15m級の2軸車で2両固定編成。最高速度は121km/hで、主に短距離列車に使用される。

登場時はイングランド北部、後にウェールズと南西イングランドへ転属した。

HST

1976年登場のディーゼル高速列車。最高速度201km/h。2000年代後半に更新工事を受け現在も活躍。グレート・ウェスタン本線からプリマス、ペンザンス方面へ向かう列車がリビエラ線を経由する。

本アドオンでは運転可能なシナリオはないが、QuickDriveに対応している。

シナリオ

6件収録。

  • Class 143: First Look
  • Class 143: Preparations
  • Class 143: Service Practice
  • Rescue Diversion
  • Busy Day on the Coast
  • Storm Consequences

Class 143: First Look

143形気動車の入門シナリオ。エクセター・セントデイビッズ駅からドーリッシュ駅まで運転する。

  • 所要時間:20分

Class 143: Preparations

エクセターの車庫で143形の洗車と燃料補給を行い、ニュートン・アボット行き旅客列車としての運転準備を行う。

  • 所要時間:10分

Class 143: Service Practice

143形の旅客列車をニュートン・アボット駅からエクセター・セントデイビッズ駅まで運転。

  • 所要時間:40分

Rescue Diversion

ペイントン駅からエクセター・セントデイビッズ駅へ向かう143形の旅客列車であるが、ニュートン・アボット駅で故障した列車の救援に向かう。

  • 所要時間:50分

Busy Day on the Coast

ドーリッシュ駅からペイントン駅まで、沿岸区間を運転。先行列車が遅れているため、信号に注意。

  • 所要時間:40分

Storm Consequences

前夜に発生した嵐の影響が残る中、エクセターからペイントンまでを運転。

線路点検の影響でドーリッシュの沿岸区間は一時的に単線運転になっており、ペイントン方面行き列車は進行方向右側の山側の線路を通る。

  • 所要時間:50分

実績

別売アドオン

この路線に対応するシナリオを含む別売アドオン。

BR Class 52?
1961年登場の液体式ディーゼル機。西部地域の無煙化向けで愛称「ウェスタン」。ドイツのマイバッハ製液体変速機を搭載、最高速度140km/h。電気式への集約で1977年までに全車引退。
動態保存機のD1015号機「ウェスタン・チャンピオン」を収録。旧Iron Horse HouseからDTGへの権利譲受品。マーク1客車が付属。
BR Castle Class?
GWRが1929年に投入した急行旅客用蒸機、4073形。英国最強の汎用蒸機で155両が新造された。1965年引退。
最末期のイギリス国鉄時代を再現、マーク1客車付属。
BR Class 35?
1960年代登場の客貨両用液体式ディーゼル機。ベイヤー・ピーコック社により101両製造。最高速度145km/h、主に英国西部で活躍。1975年までに引退、4両が保存。
国鉄緑色塗装を収録。52形と同じく旧Iron Horse HouseからDTGへの権利譲受品。茶色とクリームのマーク2客車が付属。
CrossCountry Class 220 'Voyager'
220系は動力分散式の電気式気動車。最高時速125マイル、ボンバルディアにより4連34本を製造。クロスカントリー社の塗装を収録、車内視点あり。
Network SouthEast Class 159?
159系は158系の高出力車を3連化、長距離輸送化改造したグループ。一等席を設置。故障の多い50形機関車の牽引客車列車を代替した。
1990年代の国鉄末期、NSEの赤青白塗装。車内視点あり。HSTのICスワロー塗装も付属。