運命
基本的には久条運命という人名のことか、フォーチュンやデスティニーの意味の運命のいずれかである。
こればかりは文脈で把握する他ない。
本当の名前を思い出そうとしたときにこの名前が頭をよぎった。
コードネーム：久条運命（くじょううんめい）
関わる人達は自分のことを「久条運命」と呼ぶ。
第九軌道人類史の英雄にして例外の騎士の名らしい。
リリィは本当の名前は語るべきではないと言っていた。
「この世界の英雄が名乗るデフォルトネーム」あるいは「真実を隠す盾」であるとも。
リリィによって記憶を取り戻したことで、自分が「魔王」であることを思い出した。
また、雷帝ルドルフに対しては
『最後の魔剣使い』にして『聖女の詠み手』
『人類を永続させる者』
と名乗った。
自身がメンタルを消費した心の疲弊「メモリー」をエルに与え、捕食させることができる。
霊子情報羅列ノイズである「メンタルデータ」を接種し、自身のメンタルを補修できる。
趣味はラーメンづくり。
日々のラーメン研究の恩恵で、大抵の料理なら作れる。
人類史研究好きがこうじて伝説の食べ物「ラーメン」の再現に成功した。
以来、ランヴィリズマ第六層に「運命屋」という唯一のラーメン屋を運営し、日夜新しいラーメンづくりに勤しんでいる。
実は外食産業界では地味に有名人である。
その特殊能力により、騎士たちの魂の深層に眠る力を引きだす「深層覚醒」を引き起こせる。
ただし、対象となる騎士が十分に覚醒済みであり魂の解像度が高いことが必須である。
その特殊能力により「スクリプト」を本の形で認識し、騎士たちの深層心理の本棚に差し込むことで彼らの能力を強化できる。
運命は楽園の永住権が所有できない。なにか理由があるようだが──
いわゆる人形を指す「フィギュア集め」が趣味である。
お小遣いの大半を使っているらしい。
ただの趣味に見えるが──...
魔剣が保有する歴史を白紙化できるのではないかとメイズは予想している。
霊子的作用の麻酔薬は効きにくいらしい
どうやら体質のようだが、運命の『能力』に起因しているのだろうか。
ハイタッチや握手が苦手である。主に、手のひら同士を接触させる行為を避けている。
GARDENのルビルス・オーシアでの大規模物資補給の際、海の家で買った水着を着用した。
相変わらずのお面とフード姿だが、カノン、シオン、プロブレムの3人からの評価は最高だった。
なお、意外とよい生地でできていて縫製も丁寧。撥水性が高くサマーレジャーにもってこいである。
露出の低さゆえか（お面とフードのせいだろう）ナンパはされない。
その異能力を「絶命」と呼んだ。
手袋を外すことで発動できるようだ。