MS
RS1には登場せず、MSの設定に合わせて新登場したキャラクター。
【冥府】の大法官であり、生前は【バファル帝国】において初代帝国大法官を務めた。
それまでは役人の気まぐれで運営されていた帝国に「法」という概念を取り入れた人物。
以降も、そのすべてを法整備を発展させるために生涯を送り、寿命を迎える日に至るまで変わらなかったほど。
最後に作ったのは身寄りの無い子供を保護する法であった。
冥府においても【デス】神に法の必要性を訴え、冥府にも法を敷いた*1。
法に人生を捧げた男だが、それでも「生前は時間が足りなかった」とするほどで、不完全な帝国の法を作るだけで終わらせるつもりはなく、冥府では無限の時を活用して法整備を続けている。
彼が登場した背景には、【メルビル】の帝国建国の土台となった商船隊の実態*2によるところが大きく、メルビルの内政が苦手な部分を補う形となった。
人類最古の帝国が早い段階で法治国家となった影響は計り知れない。
また、サルーインとの戦いのさなかに失われたと思われていた古い書物を世界中から多数確保してもおり、その書物を収めるため作られたのが、帝国にあるマルディアス最古かつ最大の【図書館】。
図書館の蔵書を見ると、「法治国家の未来」という蔵書が存在する点、そして帝国法の成立にまつわる本が閲覧禁止になっている点など、彼が台頭してからは相対的に以前の帝国が暗部を抱えていたことがこのような形からも読み取れる。
【ユリウスと帝国の発展の語り】も参照。
なお、冥府で敷かれた法律に関しては残念ながら一切プレイヤー側が知ることはできない。