妖魔武具憑依

Last-modified: 2024-02-21 (水) 13:02:42

 妖魔は全種族の中で永続的に強くするのが最も簡単(メカは初期装備に戻されるが、妖魔は憑依武具を引き継げるためパラメータ不動、再セットアップなしで憑依能力が使える)だが、最強構成ができるのはクリア後になる。
 HPとWP/JPはヒューマンと同じく地道に上げないとならない。
 特にWPは憑依能力では上がらないので、技を閃くわけでもないのに剣の素振り等が必須という少々面倒な種族。

妖魔武具入手条件

  • アセルス・メサルティムの妖魔武具全部位、白薔薇・ヌサカーン・零の妖魔の小手・具足は、戦闘勝利時に一定条件を満たすと入手できる。
    • アセルスはそれに加え「アセルス編のイベントBOSS妖魔戦である or 通常の戦闘で妖魔化」「技術欄に空きがある」といった必須条件が追加される。
    • カーソルバグで上記メンバーの妖魔武具を封印したまま引き継いだ場合も取得し直しになり、この場合はサイレンスの小手・具足も対象となる。再取得時は「下4つの妖魔武具欄に空きがある」ことが必要。
      だが、未取得に戻った分も中身は残ったままボーナス補正にも換算されるため、中身の憑依能力が不要なら放置しても問題ない。
    • 最初から3つ全て揃っているイルドゥン・ゾズマ・時の君は影響なし。
  • いずれも戦闘中の能力値変化や憑依によるボーナス補正も含む。戦闘勝利時の成長で上昇した分は含まない。
    妖魔の剣最大HPが101以上+戦闘終了時の能力値合計が101以上
    妖魔の小手最大HPが201以上+戦闘終了時の能力値合計が151以上
    妖魔の具足最大HPが301以上+戦闘終了時の能力値合計が201以上
    アセルス編で人間エンディングを目指す際、わざと技欄を一杯にしてあえて妖魔武具を入手しないと言う手もあるが、そんな回りくどいことをするなら終始に渡り妖魔の小手以外を装備しないことを意識したほうがいい。

妖魔武具憑依

 大体以下の四択(+1)。本編中はALL朱雀or小手だけタイガーランページでOK。
クーン編クリア後はヒューズ編でマリーチをいくらでも吸えるようになるが、妖魔の「素の魅力」を99に上げたい場合、成長を阻害するので99になるまでは麒麟やグリフォン大も選択肢になる。
アセルスが主人公の時は妖魔の剣・具足の憑依がエンディングに影響するので(小手は影響なし 具足はラスタバンと会話後に影響なし)、何の制約もなく使いたいなら人間エンディングを諦めるかヒューズ編かエミリア編のいずれかをプレイしよう。

  • 朱雀 魅力以外全+20 火炎/ヘルウィング/タイタスウェイヴ*1
     序盤で吸いたい場合はカードイベントのIRPO→朱雀山で。
     ランクが7以上になった後は生命科学研究所地下の鳥系シンボルで確定出現。
     ただしステータスこそ高いが憑依能力は微妙。下記ボス群と違い育成初期から多数吸えるのが最大の利点。
  • デビルテンタクラー  魅力以外全+8 グレムリン効果/タイガーランページ/落雷
     ステは見劣りするが、ALL朱雀だとまともな攻撃手段がないため、小手だけこれを吸っておくのもあり。
     クーン編以外はオウミで序盤から会える上、パールハート等の水耐性さえあれば比較的安全に吸うことが可能。
     ただ、憑依能力ではWPが上がらないので、WPを育てるのに剣の素振りなどを行う必要がある。
  • 麒麟 魅力以外全+25 グリフィススクラッチ/タイガーランページ/アシスト
     ブルー編空術ルート(1回限定)か開発二部の強化マスターリング。
     ブルー編は陰陽術代理受験&印術強制終了すれば10分程度でたどり着けるが、ヌサカーン・メサルティム・サイレンス限定。サイレンスのみオーンブル自力クリア必須。
     全妖魔分やるなら低ランクで開発二部に行き、全体攻撃2~3発で瀕死に調整するのが楽。
     ただし開発二部の条件を満たすまでが大変。
     マジカルヒールはないが、全部位で有能な能力を持っている。
  • グリフォン大 魅力以外全+25 グリフィススクラッチ/ヘルウィング/タイタスウェイヴ
     アセルス編の最終盤の1回限定。
     リマスター版では序盤で戦える仕様バグは修正されたので、白薔薇に吸わせるのは不可能となった。
     行くまでが長く、引き継ぎありでグリフィススクラッチが最終候補になるのは、
     回復系固有装備を持っていてマジカルヒールが不要なヌサカーンとメサルティムぐらいで、
     しかもこの2人は上記ブルー編の麒麟の方が早いので無理して周回する価値はないかも。ほぼ麒麟の下位互換。
  • マリーチ 魅力含む全+25 マジカルヒール/タイガーランページ/落雷
     クーン編クリア済後のヒューズ編(クーンシナリオ以外開始)のIRPO待合室でのマスターリング戦が圧倒的に楽。
     開発二部が出た後であれば何度も吸わせるならそっちの方が便利ではあるが、出現条件を満たすまでが大変。
     イルドゥンのみ加入タイミングの関係でアセルス編経由の開発二部でないと憑依できない点は注意。
     マジカルヒールはモンスター版と違ってファストトリックが付いていないが、WPでHP回復できるのは大きい。

カーソルバグ(steam/スマホ限定)

 カーソルバグでは「下4つ」の妖魔武具欄をすり替えることができる。4番目は空欄なので実質的に術枠を1つ多く持てる。

 また、具足の能力は全体的に微妙なため、憑依だけ行った後に封印し、その分も術枠に回してしまうのも手。半妖のアセルスと同様、封印中の妖魔武具でもステータスアップ分のみ反映される。

ニッチ需要があるモンスター

  • ストレイシープ 運動性・魅力+20 マジカルヒール/ねこだまし/土蜘蛛
     朱雀を吸うのが面倒な時用。「時間妖魔のリージョン」の入り口付近でストレイシープx4と確定で戦える。
     「タイムリープ」でボスを止める役には運動性とJP以外不要なので、時の君や時術を買った妖魔はこれを全憑依することで手軽に即戦力にできる。(裏解体真書にも載っていたRTA戦術)
  • マフラーザウルス 運動性+18 フラッシュ/スプレッドブラスター/パワーキック
     時間妖魔のリージョンが使えない場合のストレイシープ即席代替用。
     時の君を育てていない状態でヒューズ編ブルージュシナリオに行ってしまった時はこちら。
     水棲系ランク4なので、ランク2開始の状態でヨークランドの沼地に行けばすぐ会える。
  • メタルチャリオット 筋力・運動性・丈夫さ+25 ランス/タイガーランページ/タイタスウェイヴ
     零姫など貧弱な妖魔の補強には朱雀よりこちらが相性が良く、タイガーランページが使えるのが魅力。
     吸う場合は光の迷宮の赤い光かオーンブルのゲンの影(どちらも巨人系+2なのでランク6に調整)。
     リマスターではマリーチと麒麟が吸い放題なのであえて使う事も無くなった。
  • 黒竜 筋力・集中力・丈夫さ+30 グリフィススクラッチ/クリスタライザ/タイタスウェイヴ
  • 霜の巨人 知力・集中力・霊感+30 グレムリン効果/アイススマッシュ/タイタスウェイヴ
  • 雪の精 知力・霊感・丈夫さ+30 サイネット/アイススマッシュ/ミステリータップ
     鈍足調整用。いずれも朱雀の山で会える他、雪の精は無機物系ランク9なので生科研の階段でも会える。
     ヒューマンは一度上げた運動性を下げられない=行動順を調節できないが、妖魔は全パラ系の憑依を減らすだけで容易に調節できるのがメリット。
     ただしタイガーランページなど憑依能力のダメージは運動性を参照するので、ただでさえ低い妖魔の火力ともトレードオフになる。
  • 化石樹 筋力・集中力・霊感・丈夫さ+22 振動波/クリスタライザ/土蜘蛛
  • ゼロディバイダー 筋力・運動性・丈夫さ+25 ブレード/クリスタライザ/流砂
  • デュラハン 筋力・運動性・知力・霊感+20 グリフィススクラッチ/クリスタライザ/暗殺
     上記の黒竜も含め、小手のクリスタライザは石化の追加効果の発生率が高めで、連携にも組み込みやすい。
     それぞれ植物系・昆虫系・不死族系のランク9なので生科研で会える。
  • ユニコーン 運動性・知力・集中力・魅力+18 マジカルヒール/スプレットブラスター/パワーキック
  • スフィンクス 知力+40 マジカルヒール/ヘルウィング/ミステリータップ
     マジカルヒール目的。
     ユニコーンはクーロン下水道の変身する獣シンボルがランク上限7なので会いやすい。
     スフィンクスは時間妖魔のリージョンの鳥系で確定エンカウントできる。

装備の組み合わせ

 妖魔は術欄が4つ(カーソルバグで+1~3)しかないので、装備の固有技を活用することも重要となる。
 ヌサカーン・メサルティム以外は固定装備が体防具の「妖魔の鎧」なので、防御面がかなり脆い点に注意。
 一方、ヌサカーンは服の「妖魔の白衣」、メサルティムはアクセサリーの「メロウリング」なので自由が効く。
 代わりにメサルティムは精神耐性や上級妖魔特性(下級妖魔からのダメージ1/4)を持たないデメリットもある。

  • デュラハンの盾 筋力・丈夫さ+5
     ステータスも上がる最強の防具。妖魔は閃かない(カウンター技・見切りを習得しない)ため、
     盾回避のデメリットがないので装備させない手はない。
  • グリランドリー 全ステータス+10
     旧版では朱雀2部位+タイガーランページの構成でこれを2~3本持って全ステ99にするのが流行していた。
     リマスター版ではマリーチ・麒麟で朱雀比+15分の優位があり、幻魔でも十分なので、重要度は下がった。
     ただしヒューマンやメカに無差別憑依させて引き継げばいくらでも収集可能になったため、
     使用や入手の敷居も大幅に下がっている。
  • 幻魔 全ステータス+7
     グリランドリーより上昇量はやや劣るが、付け外し自由で連携可能なのが長所。
     QUI調整でカウンターの「幻魔相破」も強い。
     WPを消費するので、素振り用の剣も持ってある程度WPを育てる必要がある。
     リマスター版では引き継げば何本でも入手できるのでかなり便利になった。
  • シルバースプレット 霊感+22
     秘術「愚者」を付けていると幻術「銀牙(消費JP5)」が使用できる。
     術は消費JPで威力が増すので、妖魔ならそれなりのサブウェポンになるか。
  • 流星刀
     タイガーランページと同じくマスタリーがあるメカが使う方が強いが、妖魔としても上位の全体攻撃。
     特に陰術の資質を取ったキャラ(=「超風」が取れない)サイレンスなどにおすすめ。
  • ルーンソード
     印術「勝利のルーン」が使用できる。
     加えて印術「停滞のルーン」を付けていると幻術「コカトリス(消費JP6)」が使用できる。
     印術の資質持ち&ステータスに余裕があるメサルティムの候補になるぐらい。
     秘印術両方持ちをする際にも使える装備だが、秘術「塔」との実質二択になるためそこまで有用ではない。
  • パープルアイ 霊感+7 凝視耐性
     妖術「幻夢の一撃」が使用できる。基本的に途中の育成用装備であり、妖術を再習得した後は用済み。
     マジックキングダムで妖魔に店売りの魔術を全て買った後、これを使って妖術を覚え直す。
     特に「インプロージョン」は妖魔にとってかなり便利な術となるため、魔妖術両方持ちにしておいて損はない。
     リマスター版では術屋で勝手に反術が消えるデメリットも無くなった。
     アセルス以外は引き継ぐことでも初期習得の妖術が復活するため、引き継ぎ前提ならこれを使うまでもない。
  • 深海の輝石 霊感・丈夫さ+7 水耐性
     妖魔の具足があると「メイルシュトローム」が使えるという妖魔のためにあるようなアクセサリ。
     しかし、水攻撃は耐性持ちが多く敵が使うと強いが味方が使うと微妙な技。
     メサルティムは固定装備のメロウリングで水耐性+メイルシュトロームがあるため不要で、
     他も玄武の盾・隠者の指輪(音波耐性も兼ねられる)等で賄える。
     カーソルバグで武器欄に持っていくならありかというと……
     そうなると具足も封印できる(封印中は当然メイルも消える)ため、やはり微妙か。
  • 天使のブローチ/トウテツパターン 精神耐性
     ヒューマンにも有用な装備だが、上級妖魔耐性のないメサルティム用にも使える。
     メサルティムには最強装備となるが、他の妖魔は鎧でデフォで耐性があるので被ってしまう。
     天使のブローチは属性防御アクセ性能だけを見ても優秀なので重複を承知でつけるかは少し悩みどころ。
     トウテツパターンは天使のブローチの劣化品。ブローチ量産後は不要。
     

お勧め憑依能力と適性

 憑依能力はモンスターと同じく大体が素手と術ダメージ。全体攻撃はほとんどない。
 「妖魔の剣」も含めて剣刀ダメージではないので、QUIも上げなくてはならない点に注意。
 術タイプよりも素手タイプの能力の方が強いが、それらを使わないならSTR・QUIは必ずしも上げる必要はないので、
 あえて術タイプを取って特化型にするという選択肢もある。
 とはいえWP/JP250育成を考えるなら結局、麒麟orグリフォン大×3で魅了以外全99にした方が効率は良い。

タイプ影響するステータス備考
素手STR/QUI妖魔の剣・妖魔の小手・妖魔の具足
グリフィススクラッチ、タイガーランページ、タイタスウェイヴ、暗殺
WIL/INT/PSY流砂、震動波、落雷
ブレスVIT/重量/現在HPクリスタライザ、火炎など

(参考:「ちょい研究所」)

妖魔の剣

  • マジカルヒール WP3 ユニコーン、マリーチ等
     HP回復。モンスターの物とは別物。こちらにはファストトリックが付いていない。
     とは言ってもWPで回復できる性能はヌサカーンやメサルティム以外には貴重なので、
     剣の憑依能力としては第一候補となる。回復技なので妖魔の強みである魅力も活かせる。
  • グリフィススクラッチ WP7 麒麟、グリフォン大等
     マヒ効果付き単体攻撃。モンスターの物とは別物(威力や属性自体が違う)。こちらの方が強い。
     妖魔の剣の憑依能力としては最高峰だが、マジカルヒールの需要が高く、
     タイガーランページがあるのであまり日の目を見ない不遇能力。

妖魔の小手

  • タイガーランページ WP8 マリーチ、麒麟、デビルテンタクラー等
     単体攻撃。メカのものとは別物。こちらの方が弱いが、それでも妖魔としては最高クラスの技。
  • クリスタライザ WP7
     時間触を持っていないうちは手軽な石化攻撃。ブレスタイプなのがネック。

妖魔の具足 

  • タイタスウェイヴ WP7 朱雀
     具足の中では比較的威力が高く朱雀で使えるのが嬉しい。音波特性なので耐性持ちには無効化される。
  • 流砂 WP3 ゼロディバイダー
     モンスター・砂の器で使えるものとは別物。
     光属性がついていてこちらの方が強く、消費WPのわりに高コスパ。ただし対空無効で憑依対象がどれも微妙。
  • 暗殺 WP7 デュラハン
     気絶効果付きで盾回避無効、威力もそこそこ。
     安定しているが、他の素手能力と合わせて持つほどかというと微妙。

*1 開発二部の強化マスターリングのお供の朱雀小は能力が通常版と同じで具足のみ落雷になっている別バージョンだが、そこまで来ているなら麒麟やマリーチの方が格上なので朱雀を選ぶメリットは無い。