右下サガ2

Last-modified: 2012-02-11 (土) 10:25:15

<ファンタジーとSFの同居>
この作品では、人間・エスパー・モンスター・メカの4種から自由にキャラメイクをすることができる。
各種族が個性的な特徴を持っており、作品の自由度の底上げに一役買っている。
なお、主人公にメカを選ぼうがモンスターを選ぼうが両親は人間である。想像の世界で泣け!

<Eat the MEAT!!>
GBサガシリーズを象徴しているのがモンスターが持っている「食肉システム」である。
戦闘終了後に一定の確率で出現するモンスターの肉を食べることにより別のモンスターへ変身することができるのだが、「がいこつ」の肉が出てきても疑問を抱く余地など無い。サガとはそういう物なのである。

<華の大江戸珍道記>
様々な世界観がごちゃまぜになっていることで有名なサガシリーズであるが、今作には「江戸」と呼ばれる世界が登場する。
ここまでならばいわゆる「普通の」CRPGでも考えうることである。しかし、なんとこの江戸、越後屋でレオパルト2が売られているのである。いくら現代において越後屋は悪の象徴と言えど・・・・・

<神であることを望んだ者たち>
アポロンやビーナス・・・自ら神を自称し、人々を支配する者たち・・・・
ラムフォリンクスやアシュラ・・・秘宝の力で神にならんとした者たち・・・・
様々な思惑が交差するサガ2の世界であるが、神は本当にいるのか、というテーマも孕んでいる。
あなたが見ている女神は本当に神様ですか・・・?

<はにわに脅えて三千里>
鍛えに鍛え、いざラストボスへ挑まんとラストダンジョンを闊歩するパーティ。
強そうなグラフィックの敵モンスターも今や障害にあらず。
そんな中現れるはにわ。かわいい外見から誰しも油断するだろう。しかし騙されてはいけない。作中最強とまで言われる表情なき悪魔は出会ったら最後。逃げ惑う者たちを掴んで離さない・・・・

<最終防衛システム>
秘宝伝説最期を飾るのは神でも英雄でも無く、巨大メカである。ここまで来るとサガ2の世界観にどっぷりハマっているであろうから、今さら巨大メカが出てきても面喰らう事はないだろう。
特筆すべきはその攻撃である。ゲームボーイでは珍しくグラフィックが派手に動き「スターバスター」なる技を放ってくる。一見の価値はあるだろう。

<そしてSa・Ga3へ>
最終防衛システムを破壊した後は父との再会が待っている。
戦火の渦中で幾度となく死別を覚悟した父と共に母の待つ二つと無い我が家へと戻る主人公。そこには旅立ち前と変わらぬ平和な日常が待っていた。
しかし、父は言う。
━━おとうさんは たびにでねばならん
秘宝の夢は、三種の神器へと引き継がれるのである。