クラフトガイド/船舶

Last-modified: 2021-02-12 (金) 12:53:51

船舶基礎

 

 
 

テクニック

転覆しない船を作る

 

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よくある問題点として転覆しやすい船が出来上がる場合があります。
船を造ってみようで作った船は船体に対して上部構造物が大きめかつ船幅が狭いので高速旋回や荒波、荷物の偏りで割と簡単に転覆します。

 

 

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対処法はいろいろありますがまずは重心の調整をしましょう。
CENTRE OF MASSをクリックすると船の重心が表示されます。

 

 

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WEIGHT BLOCKは通常ブロックの10倍の重さがあります。また、エンジンなどの設備も重たい場合があります。選択画面のグレー楕円、massが重さです。

 

 

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エンジンを下に下ろして船底にWEIGHT BLOCKを設置すると重心が下がりました。
重心高さは出来るだけ下の方にあると安定します。喫水線くらいにあればまぁいいでしょう。上甲板より高いと転覆しやすいです。
また、艤装や荷の偏りで重心が左右にずれると舵中央にしていても曲がっていくので長距離航海で操作が煩雑になります。
前後にズレて舵やプロペラが水上に出てしまうと操作性を損ないます。基本的に船体中央にあると取り回しやすいです。
船体が小型軽量であるほど調整が難しいです。

 

 

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復原性が良くなりました。これくらい傾いても転覆しません。
重りを足したので喫水が深くなっています。
重量が増加した上に水と接する部分が増えたのでスピードは落ちます。
重量増を避けるのであれば上部構造物を軽量化するという方法でもいいです。

 

 

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もちろん船幅を増やすことでロール耐性を強くしても良いでしょう。
アウトリガーを付けたり双胴船にしたり現実と同じような工夫が通用します。

 

 

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現実にはなさそうなアイデアも生かせるかもしれません。

 

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色々試してみましょう。

 

オートクルージング

スロットルを使わないオートクルージング

MEMORY REGISTERの数値入力に操縦席のスロットル入力を、SET入力にトグルスイッチ(の反転)を入力、出力をエンジンに入力することでスイッチを押すとオートクルージングするようにできる
図は上から 操縦席,トグルスイッチ,NOT回路,MEMORY REGISTER回路,エンジン
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もっといい方法ある気がするから知ってる人いたら更新してクレメンス

スロットルを使ったオートクルージング

ADD回路とスロットルを使用するとスロットルでもW・Sキーどちらでもスクリューを回すことができます。

回路もスロットルも使わないオートクルージング

SELECTから操縦席を選んで、W・Sキーのプロパティを「Sticky」にすると、任意の値でスロットルを固定することができます。

トリムを使ったオートクルージング

操縦中にALTキーを使えばトリムを設定できる。
ALT+Wで左側縦軸が増加、Sで減少といった具合。
ALTとW/S同時押しでトリムをリセットできる。


 

水中翼船

このゲームの海面の抵抗は強く、船体の多くが海面に触れている船は速度面で不利になります。
そこで、船体を持ち上げて海面に接する面積を減らすことで高速化してみましょう。
何かしらの数値を一定に保つ機能としてPID制御があります。今回はこれを使い、海面からの高度を一定に保つことで実現します。

 
 

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大まかな仕組みとしては、喫水線にあたる部分にALTIMETERを設置し、通常モードではこれが0(海面)になるように、滑水モードではこれが2(高度2メートル)になるようにピッチ方向の舵を操作します。
同じものを左右につくり、それぞれが独立して高度を維持しようと動くことで自然と船が水平を保ちます。
もちろん、この他にもTILT SENSOR を使って水平を維持するなど様々な方法があります。

 

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マイコンの作例です。
NUMERICAL SWITCHBOXによってPIDの目標値を切り替えることで通常モードと滑水モードを切り替えています。
船体が海面に触れているかどうかで操舵の効きが大きく変わってしまうためPIDはAdvancedを採用。モード切り替え時にP制御の値も切り替えることで対応しています。
船が動いている間だけ作動させるためにエンジンRPSを条件にPID制御のON/OFFを切り替えています。

サンプル:
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2246497342