スマブラ個人小説/セブンの小説/タブーの逆襲

Last-modified: 2009-09-23 (水) 13:53:37

この小説は?

この小説は題名のとおり復活したタブーとファイター達の戦いを描いたバトル&シリアスの小説です。
多少不可解な部分があるかもしれませんが、
それでも構わない方はどうぞお楽しみください

プロローグ

亜空事件から1年後・・・・・
この世界は呆れかえる程平和なり、
ファイター達も新しい仲間と共に楽しい日々を過ごしていた・・・。
だがそんな幸せが長く続く事もなく、また過酷な戦いが始まろうとしていた・・・・。

―亜空間―
『亜空間』ここはかつてファイター達がタブーとの決戦をした所でもあり、
タブーの唯一行動できる世界でもあった。
だが今は誰もいないただの広くて何も無い空間だった・・・。
そこに何者かの姿があった。
マスター「ふう・・・やはりここは静かでなにも無いな・・・」
そこにいたのはこの世界の創造者であり、ファイター達にとっての守り神でもある者マスターハンドだった。
マスター「さてと・・・早速次の旅行先でも探すとするか・・・・」
どうやら今ここはマスターハンドの安らぎの場所となっているそうだ。
マスター「ん?今誰かの気配を感じたな・・・まあ気のせいだろう」
だがそのときマスターはとんでもない者の姿を見た。
マスター「!あ、あれは・・・まさか!!」
かなり遠くに見えるがそれは間違いなくタブーの姿だった。
マスターはできるだけタブーに気づかれない距離まで近づいた。
タブー「あれから1年が過ぎたようだがまだ誰も私の存在に気づいていない様だな。まあいいそれならこちらから攻めるだけだ、それでは早速準備に取り掛かろう」
すると何処からか5匹のプリムがやって来た。
タブー「ではまずお前たちに5人のファイターを連れてきて貰おう。なるべく手強い奴を引抜いてこい。まあ大体引抜けそうな奴は見当はついている。さあ今すぐそいつらの所へ向かうのだ」
5人のプリムはどこかへ走っていった。
タブー「さてと私は残りの準備に取り掛かるとしよう」
そう言ってタブーはワープして消えた。
マスター「大変だ!タブーがまたこの世界を征服しようとしている!今すぐ皆に知らせなければ!」
マスターが急いで亜空間から抜けて行った。
その様子をタブーは見ていた。
タブー「マスターハンドよ、私が貴様程度の気配も感じないと思っていたのか、知らせるがいい、できるだけ大勢の者どもにな、その為に今回は見逃してやったのだ、いっきにかたをつけてやろう、待っているぞ・・・・」
タブーは笑いながらどこかへ行ったのだった・・・・・。

第一話: ファイターの集い

とある建物内。ここではファイター達が集まるための集合場所となっている
そして今ここに大勢のファイター達が集まった。
マリオ「ふう・・・やっと着いたか・・・」
ルイージ「それにしてもなんで急に僕達を集めたのかなぁ」
ネス「またどこかに連れて行ってくれるんじゃない?」
フォックス「そういえばクッパとガノンとウルフとメタナイトとロボットとゲムヲが来ていないな」
ファルコ「よくそんなに言い切れたな・・・」
ファルコン「なんか怪しいメンバーばかりだな・・・」
そんな会話をしている間にマスターの姿が現れた。
マスター「諸君達よく来てくれたな!それでは今から君達を集めた訳を話そう」
ファルコ「なんだ?今度は山にでも連れて行ってくれるのかよ」
カービィ「やったあ!スマブラメンバーでキャンプだあ」
マリオ「山か・・・俺は山より海の方がいいな」
スタフィー「僕も海に行きたい!」
ヨッシー「僕はどっちでもいいです」
マスター「おい!誰が山に連れて行くと言った!?」
ネス「じゃあ海なの?」
マスター「どっちでもない!」
フォックス「それじゃあどこに行くんだ?」
マスター「お前達少し旅行の話から離れろ・・・」
リンク「それで私達を呼んだ理由とはなんですか?」
マスター「それはだな・・・・」
ファルコ「早く話せよ・・・」
マスター「お前等のせいで遅れたのだろう!」
カービィ「まあまあマスター少し落ち着いて」
マスター「くっ・・・まあいい、実は・・・」
全員「実は・・・?」
マスター「タブーが復活してこの世界を征服しようとしている!」
全員「ええーーー!!」
マリオ「お、おい!それって本当かよ!」
あまりにも突然の事態にマリオは驚きを隠せない様子だった。
マスター「ああ・・・確かにあれはタブーだ・・・間違いない」
リンク「まさか今ここに来ていないメンバーはタブーの仲間になってしまったのですか!?」
マスター「するどいなリンクそのとおりだ」
フォックス「それで俺達を呼んだのか・・・それでそいつらの場所はつきとめているのか?」
マスター「ああ、私の集めた情報によるとジャングルにクッパ城らしき城があるそうだ。恐らくクッパはそこにいるだろう。ガノンは最近遺跡に出入りをする様子から、遺跡を本拠地にしているはずだ。一番厄介なのはメタナイトだな・・・奴はハルバードで氷山近くを飛行している。あそこからハルバードに潜入するのは面倒な上に、危険すぎる、だからここのメンバーは慎重に決めておくのだ。そして最後にロボットの場所だが・・・どうやらエインシャント島にいるらしい・・・」
全員(一部を除く)「!!!」
全員は驚きとショックで呆然としていた。
スタフィー「あれ?みんなどうしたの?顔色が悪いよ?」
リン「・・・前にそのエインシャント島でなにかあったのね・・・・」
マリオ「ああ・・・前の亜空事件で一番被害を受けて、最終的に無くなってしまった島なんだ・・・」
リンク「その島ではロボット達が平和に暮らしていたのですが、タブーがこの世界を征服するために、大勢のロボット達を人質にとって、エインシャント卿・・・今のロボットに色々な兵器を作らせたのです・・・」
ピット「それで最後はタブーの卑劣な計画のせいで島も仲間も全てが無くなってしまったんだ」
リン「!!タブー・・・なんて奴なの!」
スタフィー「酷過ぎるよ!僕は絶対に許さない!」
サムス「まさかロボットが裏切るなんて・・・これは何かありそうね」
ファルコ「そういえばウルフはどこにいるかしらねぇのか?」
マスター「・・・・すまない・・・・」
ディディー「まあ探せばきっと見つかるよ!」
ドンキー「そのとおりだ!じゃあ早速グループ分けをしようぜ!」
マスター「ちょっと待て!割る前にデデデは残ってくれないか?恐らく今回も過酷な戦いになる、それで決戦の前に次元復活ブローチを用意したいのだ。すまないが一緒に作るのを手伝ってくれないか?」
デデデ「そんなことならお安い御用だゾイ」
マスター「すまないな・・・それともう一人手伝って欲しいのだが・・・ワリオ、お前も残ってくれないか?」
ワリオ「おい!なぜこの俺様がそんなつまらない事をしなければいけないのだ!お断りする!」
マスター「頼む!手伝ってくれるのならコインを200枚用意しておこう」
ワリオ「しょうがないな、手伝ってやるぜ! (^-^
ルイージ「それじゃあこんどこそグループ分けをしようよ」
それで決まったグループがこちら
クッパの所に行くグループ『マリオ』『ルイージ』『ピーチ』『ヨッシー』『ピット』『ドンキー』『ディディー』
ガノンの所に行くグループ『リンク』『ゼルダ』『ネス』『リュカ』『プリン』『レッド(ポケトレ)』『ソニック』
メタナイトの所に行くグループ『カービィ』『マルス』『アイク』『トゥーンリンク』『ルカリオ』『リン』『スタフィー』『スネーク』
ロボット?の所に行くグループ『サムス』『ピカチュウ』『フォックス』『ファルコ』『ファルコン』『ピクミン&オリマー』『アイスクライマー』
マリオ「決まったぞマスター」
マスター「そうか、では各自頑張って止めに行くのだ、それとクッパ城以外の場所にはDXメンバーに偵察に行かせている、もし出会った場合は共に行動すること、最後に恐らく5人のなかの誰かがゲーム&ウォッチを持っているはずだ、もしいたらすぐに救出するように以上」
マスターハンドの話を聞き終えたファイター達は勢いよくドアを開けて出発した。
そしてこれから壮絶な戦いが始まろうとしているのだった。

第二話

マリオ「さてと…さっさとあの極悪鈍足亀大王を倒して帰ろうぜ」
ルイージ「兄さん、凄く余裕だね」
マリオ「当たり前だろ、あんな奴に負けてたまるかよ」
ピット「でもクッパだって特訓して強くなったりしていると思うよ」
ピーチ「そうかしら?だってほら」
ピーチが指した方向にはクリボーやノコノコといったザコキャラが溢れていた。
ヨッシー「…パワーアップの前にまず自分の部下を変えたほうがよさそうですね…」
ヨッシーは呆れた様子で雑魚たちを眺めていた。
ドンキー「よっしゃあ!あんな奴ら俺が1分で片付けてやるぜ!」
ディディー「オイラも手伝うよ!」
そう言って二匹が大群の中に入って、およそ58秒後には跡形も無くなっていたのだった。
マリオ「有言実行とはこういう事を言うんだな…」
ルイージ「ちょっと惜しかったけどね…」
ピット「とにかく先に進もうよ」
???「そうはさせないよ」
マリオ「!!誰だ!?」
マリオの声と共に全員が身構える。
マリオ「お、お前は!?」
マリオ達の目の前に現れたのは大きな筆のような物を持った前身が青いマリオだった
ピット「あれ?マリオが二人いる!?」
ドンキー「一体どういうことなんだ!?」
ディディー「なんか青いし、きっと偽者だよ!」
ニセマリオ「その通りだよ」
するとニセマリオの姿がだんだん変わっていき、小さいクッパの様な姿になった。
マリオ「やっぱりお前だったか…クッパJr!」
ピット「Jr・・・ってもしかしてクッパの息子!?」
クッパに息子がいる事が知らなかったピットが驚きの声を上げた。
マリオ「ああ…前に俺達がドルピックタウンにバカンスに行った時に俺の姿をして町をめちゃくちゃにしてシャインを逃がして島全体を暗くした奴なんだ」
ピーチ「そのせいでマリオが牢屋に入れられて、さらには私をさらっていったのよ!」
ディディー「へぇ~それは大変だったね~」
ディディーはそれを経験したような、感情のこもった声でそう返した。
ルイージ「僕…知らない…」
マリオ&ピーチ&ヨッシー「…あっ!」
マリオ「(しまった!こいつは留守番だった事を忘れていた!)」
自分がいない時の話をされてルイージは凄く落ち込んでしまった。
ディディー「ルイージ留守番だったの?」
ルイージ「…うん……」
ドンキー「お土産は?」
ルイージ「…無かった……」
マリオ達「(まずい…)」
マリオ「で、でもほとんどバカンスできなかったよな!」
ヨッシー「そ、そうでしたね!ボクなんかさらわれたし…」
ルイージ「…風車に港…ホテルにビーチ…温泉…遊園地…」
マリオ達「ギクっ!」
数々の観光地を言われてマリオ達は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
マリオ「わ、悪かったよ…今度はお前も連れて行ってやるから許してくれよ…」
ルイージ「………」
ルイージはそっぽを向いていじけ始めた。
クッパJr「おい!お前等!僕を無視するな!」
目の前で自分とは関係ない話をされたあげく無視された事にクッパJrは腹を立てた。
マリオ「あっ!忘れていた!」
マリオはすっかりクッパJrの事を忘れてしまっていた。
クッパJr「ムキー!僕が子供だからって馬鹿にして~ (..; (..; こうなったらお前等なんかすぐに
このマジックブラシでギタギタのグチャグチャのドロドロにして・・・」
ルイージ「うるさぁぁぁぁぁい!!!」
ガァキィィィィン
クッパJr「うわあぁぁぁ~僕まだ何もしてないのにぃ~~」
クッパJrはルイージの強烈な一撃(八つ当たり)によって空へ飛ばされてしまったのだった。
マリオ達「・・・・・・」
マリオ達は唖然とした様子で固まってしまった。
ルイージ「ふぅーすっきりした。じゃあ先に進もうよ」
マリオ「あ、ああ…」
この時マリオ達は思った、二度とルイージを忘れてはいけないと。