スマブラ個人小説/Shaillの小説/スマブラキャラの毎日 8

Last-modified: 2014-07-06 (日) 05:38:05

始めに

酷いよ!おかしいよ!有り得ないよ!
マスター「どうした」
前のがバグって、取りあえずバックアップで修復出来るところはして、あとは自力で修復したんよ
マスター「大儀だな」
そして最後のやつを更新したら、またバグったんだよ!
何でだよ!衝突も起きてないのに!前代未聞だよ!しかもさらにバグが酷くなってるし!
神は一体どのような仕打ちを・・・
マスター「作者がこんななので私が言おう。どうぞ、ゆっくりしていってね☆」

オリジナルキャラクター

名前:色
日本の妖怪である「座敷わらし」の女の子
姿を消したり正体を眩ませられるなど、便利な特性がある
小刀と魔眼を使用する。ヒゲのことが好きらしい
色に疑問があるようだが・・・?


名前:ラオス・レバノン
イケメンの天然キャラ。18歳
正拳突きが得意。そして得意の領域を超えている
あまり触れられていない


名前:フィジー・ベラルーシ
魔術学院卒業のお姉さん。19歳
独特の口調とラオス同様天然キャラで、ミステリアスと見られがち
かなり謎が多い
!マークは付いたためしがない


名前:ガイアナ・バルバドス
何処かの国に仕える騎士
フィジーたちと幼なじみ。リンクのことが嫌い
フィジーの過去について疑問を持つ


名前:ラトビア・セネガル
テンションHiな19歳
フィジーと同じ学院を卒業
!マークは基本付き添い


名前:スリナム・キルギス
ヴァンパイアの一族。角と牙と羽と尾が印象的
ハタから見れば子供だが、中身はドス黒い
そもそも生きる寿命が違うので、人間の年単位では表せないらしい
トライデントを愛用

第29話 殺人記録 受動

大きくも 小さくも ない家の、中
「見て、お…さん!粘…の魔…でうさ…を作ったの!」
明るい 陽射しと、明るい 少女の 声
「…ごいじゃないか……ジー、もうそん…に上達し…か」
今度は、男の大人の声
「ラー…、あん…り魔法ばっかりさ…てると、フ……ーがバテちゃうわよ」
最後に、女の大人の声
「いいじゃないか、…リル。フィ…ーだって、魔道が好きなんだし」
「ラ……の子供…んだから当たり前じゃない」
「私の目…はお父様を超…ること…んだか…!」
「お、言うなあ…ィジ…」
「…ーズったら、甘いんだから・・・」
父の名は、ラーズ
母の名は、シリル
父は大魔術士で、仲間と共に一度教会を壊滅させたことだってあった
その仲間の一員だった母は、今もそのリーダーを支え続けている
そして
子の名は
「俺を……る魔術士になれ、フィ……」
「うん!」
「まったくもー・・・」
そんな家庭


ただ両親が魔法使いだっただけの家庭


何気ない風景






子は、まだ小学校低学年だった
遺伝の関係もあり、彼女はトップクラスに魔法が得意だった
明るい笑顔を振り蒔き、皆からも慕われていた
同時に、誰からも未来を有望されていた
同時に、誰かの恨みも買うことも・・・


幼かった彼女はそんなことはどうでも良かった
ただ家族に囲まれているだけで幸せだった
それが


唯一だった




なのに・・・



 

「ただいまー」
いつも通り授業を受けて




いつも通り帰宅して




いつも通り駆け足で廊下を渡って




いつも通りドアを開けると




おかえり




という母の声が聞こえて




後から父がやってきて




温かく迎えてくれる


















はず、だった










鼻孔をついたのは、鉄と硝煙のカオリ




そこに両親の姿はなく




何故か赤い液体に覆われていて




それはまるで




誰かの血が流れているようで/赤黒いトマトケチャップと
誰かが死んでいるようで/血のようなタコソースが
部屋の真ん中には/部屋中に塗りたくられて
血塗れの男の人が/血塗れの女の人が
仲良く 倒れていました




以前は眩しかった陽光が




何故か今日は薄暗くって




この部屋だけが時間軸から切り離されたように




時が止まったように




同時に、生命活動も止まっていて




何かが怖くなって




やっぱり








この頃から、常識から外れていたのでした





既に・・・




いつしか家を飛び出して




宛てもなく走り続けた




道中、泪したけど




それはいったい、どんな感情から来るものなの かも解らずに




ひたすら




走って




走った




走っても




子どもには重すぎて




受け入れるなど不可能な




感情でした










気だるい体で木に寄り掛かる
森の中まで来たようだ
小鳥のさえずりが聞こえるが、耳には入ってこない
「・・…・」
もう無気力で
考える力すら失った
突然終わりを告げた 日常と常識
犯人は 見当がつく
本当に、突然の
突然・・・
「オメーな…してんだ?ンなと…で」
「・・・?」
突然。声を掛けられた
返す元気もない。ずっと沈黙を守る
「無視かよ・・・…ぁ、別……いけど」
後頭部を掻く仕草をする
声音からして、年上の少年




顔はもう忘れた
ただ、赤色が主だったと 強く印象付けられた
名前は・・・




「お前、名…なんてーの?」
「・・・・ふ、フ……ー」
あんた、は?と問い質す
「俺?俺はい…よ。教えたって…んの得…ないし」
「・・・そう……・」
「お前・・・……ゲンだろ?何でってこ…な所まで」
「・・・・」
「ったく・・・メンドくせーな、お前」
放っとけ
「・・・なんか事情……あんのかよ?」
冗談っぽく言い放った
それが図星でもあり 図星でもない
あの惨状を思い返すと、厭でも涙がこみ上げる
「く・・・っ!」
「え?おいどうした?」
ついに、目から吐き出した
「えぇ!?ちょ、…めろよ!こ……ゃあ俺が泣かせたみた…じゃねえか!」
あながち、間違いじゃない
「お父、さん・・・!」
「父上が…んかあったのか?」
「・・・!」
声は出ないが、必死に頷いた




「ふーん。お…、親殺しに遭ったのか」
「な・・・」
不思議と 少しだけ気持ちが軽くなった
「そん…・・・軽く言……いで・・・!他人事み…いに・・・」
「いや、別…他人事じゃね…よ。だって俺もそうだし」
「・…・え?」
今、サラッと凄い事言わなかったか?
「いや、だから…の親父も…間に殺されたんだよ」
「…間・・・って?あなた、一体何者なの?」
「知る必要もな…し、…らない方がいい」
「それは・・・どう…て?」
「・・…お前が驚くだろうから」




その人は特殊な家系のようで
あまり触れられたくないとのこと
彼は、親父は殺されて当然の非行をしまくった、と言っている
だから、仕方が無い、と
諦めてしまっている




彼こそはあんな口ぶりだが、なかなかのしっかり者だった
親が死んで十年は経つ、らしい
外観からして13、4歳くらいだったから、かなり早い時期に亡くしたようだ
でも?そんな頃からよく家事が出来たものだ、と年下ながらの軽率さで感心してしまうのでした




振り返ってみれば・・・




「私が、驚くって・・・?」
どういう意味なのかは、今でも謎のまま
「・・・あ…なー、また蒸し返…気か?その話」
「ごめ…なさい・……」
「テメエの親、…ゃんと躾け・・・…や。何でもない」
「・・・」
あのなー、また蒸し返すつもりなのか
「・・・・お前さ」
「なに」
「…前、魔術士、だろ?」
「え・・…」
何で、そのことを・・・!?
「やっ…判っちゃうん……ね。ま、俺もだし」
「・・・」
酷い
ちゃぶ台をひっくり返したような気分だ




父の属性は土だった
だから当然、私も父の指導の下、土の魔法を教わっていた
そして 彼は火属性だそうだ
なるほど、彼のイメージカラーとぴったりだ




「へぇ。お前、子……の曲に魔術だけ達者なんだな」
「それ、褒めてない」
お互い、本当の独りっ子同士で魔法を教え合うことに
「ここにゃなんにもねぇからな。ただ時間を浪費するんじゃ、寿命が勿体ねぇだろ」
という意見が挙がったのだ
浪費、という意味はよく解らなかったが、要するに暇潰しというわけだ
・・・随分先の事を考える子だ、と、私は思った








やがて、火属性の魔法も扱えるようになった
やはり遺伝の関係からか、彼が一覚える間に、私は十も覚えることが出来た
その点については、二人とも触れないでおいた




長い間、彼と過ごした/およそ一年
分かり合える仲なのか、窮屈は感じることなく、むしろ心地よいくらいに


そんなある日








「俺・・・そ…そろ行かないと…けないな・・・」
唐突に話題を切り出した
「行くって、…こに?」
「・・・ど…か遠く…、人目につか…いような場所」
「それなら私も、」
一緒に行く と、言いかけた
「駄目だ、止めた方…いいぜ。連中が…違いすると、お…も殺されかねない」
「・・・今、なん…?」
「・……親が馬鹿なことして人様に迷惑を掛けるとな、子どもにも嫌疑が掛けられる…だ」
遠くを見つめるように 語り出す
「俺はとことん不幸だよ。これじゃあ逃亡生活だよな」
ナニヲイッテイルノカ ワカラナイ
「もっと…・・ちゃんと説明…てよ」
「・・・・・俺な、……鬼なんだ」
「え・・・?」
「まぁ、…間に話したのは初めてだよ」
「じゃあ、何で」
「お前とは…る程度信頼してるしな。もう時期かと思って」
「時期?」
「ああ・・・」
彼は ゆっくりと語る




父は、生粋の……鬼
母も、生粋の……鬼
その純血から生まれたのは、この自分


父は、生粋の…間殺し
母は、生粋の……鬼
やがて身元がバレて、父は…間に殺された
当然の末路だ
母もついでに殺された
ついでに・・・?
自分はついでに殺されかけた
でも 逃げ延びた
今も奴等に追われてる
だから、転々と渡り歩いている
そんなとき 少女に出会った・・・




「俺も、こ…場所にも。ど…場所にも長いは禁…な…だ。奴等が嗅ぎ付ける…らな」
「じゃあ・・・も…お別れ、な…?」
「・・・悪い」
「そう…・・なの」






昔のことは よく思い出せない
ただ、この人と出会えてよかったと、心から思った/…しかった
似た者同士だったからかもしれない/本当に?
何処が違うのなら、
彼の死は 仕方の無い死滅
私の死は 理由の無い暗殺
もし後者が間違いだとすれば、


両親は 本当に殺されて仕方の無い人だったのか・・・


理由が在るなら


教えてよ




私から 全てを、奪ったクセに




一年ぶりの町


一年ぶりの人間


一年ぶりの我が家


そして、一年ぶりの親


「・・・」
リビングの中央に目を据える
久しぶりの、父の顔と母の顔
少なくとも、もうヒトとは呼べないかお
顔面には乾燥しきった血がこびり付いていた
虫が集り、眼球のあった所には、すっぽりと孔が開いて
「・・・」
冷淡な瞳は、光を無くし、
 復讐の灯火を湧き立てる
「許さない・・・」
その目からは、彼女の生涯で 最後の 涙が








やがて魔術学院を卒業
鬱陶しいクラスメートとの別れは、別段悲しくもなく/あの時と比較にならない
ただ、目的を果たすべく・・・




























彼の名前は 吸血鬼
そして私は 殺人鬼

第30話 世紀の料理対決

さぁついにこの日がやって来ました、C(cook)ー1GP
実況は前回同様、私作者と
マスター「マスターだ」
選手も以前の8人と変わりありません
ちょっと、様子を覗いてみましょうか・・・
ドンキー「ウホー」
オリマー「?」
マルス「みんな、見ていてくれ」
フォックス「ぶつぶつ・・・」
ファルコ「もう嫌だ今夜のメインになるn(ry
ピット「天界の砂糖と神の塩と・・・」
アイクラ「ドキドキ」
ソニック「…」
・・・はい。とっても闘志漲る選手たちでしたね
マスター「どこがだ」
続いて、毒味・・・もとい、審査員は
アイク「肉、肉」
リンク「何で、俺が・・・」
リュカ「うわあー!おいしいのは良いけど不味いのは嫌だー!!」
ロボット「カイセキ、シマス」
GW「・・・」
サムス「・・・」
以上の6人がお亡くなりになられる可能性があるにも関わらず審査員になってくれました
マスター「ルールは簡単。適当に料理を作って、審査員の票を多くとった者の勝利だ」
マリオ「適当だな!?」
基本的に妨害以外は自由だ
質問は?ないよな?
ルイージ「はい」
なんだよ!
ルイージ「・・・何でもない、です」
じゃあ、料理開始!
マリオ「前置きもう終わりか!」




さて、選手の様子を見てみましょうか
まずはドンキー
お前、料理出来んのか?
ドンキー「出来ないウホ」
マスター「うおっ。まあ知ってたけど」
中身はどうするんだよ
ドンキー「適当に、バナナとかメロンを盛り合わせるウホ」
ただのフルーツ籠か!
あまりにも悲惨なので、音声のみでお楽しみください

 

オリマーは?
オリマー「宇宙食みたいなのにする。ピクピクニンジンとオニヨンは絶対で」
マスター「ピクミンは?」
オリマー「絶対に入れない」
ピクミン「(;o; )」

 

そろそろ五分だな
ピピピピッピピピピッ
マスター「ん?タイマー?」
ソニック「完成」
早っ!?お前・・・
マスター「冷凍とインスタントだ!」
真面目に取り組めよ!
ソニック「至って真面目」
それがコレがよ!

 

マルスはまともそうだな
マルス「アリティア国の郷土料理でも作ろうかと思って」
マスター「おお、それはマシだな。幾分も」
でも生憎、俺はFEを知らないつまりは、郷土料理を知らない(まずゲームにないと思う)
だから中身の説明は省いて、形は想像に任せる
これはFEファン様のためなんだよ
マスター「・・・」
マルス「名前は(略)っていうんだ。あれ?」
マスター「略、だと?」
マルス「だから(略)だって。ってあれ?名前の部分が略されてる!」
マスター「作者ぁ!」
ざまあ
マスター「連呼したらどうだ?」
マルス「(略)(略)(略)(略)!ダメだ、一向に名前が開示されない!」
まぁ諦めろ

 

フォックスはどうなんだ?
フォックス「宇宙食っぽくしようかと」
マスター「パクリか」
フォックス「?」

 

さあ!次が今夜のメインディッシュ!
マスター「・・・」
ファルコの丸焼きだ
ファルコ「俺じゃねえよ!!」
さて、この料理のポイントをピチピチのお魚さんに聞いてみましょう
ファルコ「それ俺の材料だぞ!?」
どんなところに拘りましたか?
魚「・・・」パクパク
ふんふん・・・なるほど
ファルコ「・・・」
焼き加減に注意を払った、そうです
ファルコ「嘘だろ!」
マスター「とっても美味しそうな鳥ですね。どこの鳥ですか?」
ファルコ「お前まで乗るなよ!」
魚「・・・」パクパク
マスター「ふんふん・・・なるほど。宇宙だそうです」
ファルコ「いい加減にしろよ!さっきから何で無視してんだよ!?第一俺が料理ですか!?自分で自分な体を焼けってどういうことだよ!俺はそんな自虐体質じゃねえし魚にインタビューとか(ry

 

ピット「えっと、次は・・・神水を足す、か。ふむふむ」
おい
ピット「なに?」
レシピ通りに進めてんなよ
ピット「え、レシピなし?」
なし
ピット「自由って言ってたじゃんか」
言ったけどなし
マスター「なに作ってんだ?」
ピット「神様の御膳」
は?
ピット「神様の御膳。天界でしか味わえない料理を、此処で・・・」
マスター「うまいのか?」
ピット「食べたら一生味覚がなくなるけど」
・・・それはうますぎるのか?不味すぎるのか?
ピット「それは・・・人それぞれだよ」
・・・一番危険な料理だな

 

ジョリジョリジョリジョリ
何だ、この音は?
ポポ「アイス!アイス!ナナ、削って?」
ナナ「ok、ポポ」
マスター「かき氷か」
夏っぽくていいな
ただかき氷となると、料理の対象からは外れるけどいいのか?
ポポ「ナナ、シロップはなににする?」
ナナ「じゃあー・・・ハワイで!」
アイクラ「いっただっきまーす!」
マスター「自分用か」
優勝する気0か

 

サムス「ああ、憂鬱だ。これから地獄を味わうんだろうな・・・」
ロボット「・・・」
リュカ「僕は帰ってチョコを食べるんだー!こんな所で味覚をなくしてたまるもんかー!」
アイク「ワクテカが、止まらない♪」
ジュウウウウゥー
GW「・・・?」
アイク「お。いい香りが・・・」くんくん
サムス「何?」
リンク「ん?ああ。材料が余っていたのでな。一時の暇潰しだよ」
アイク「アサリの酒蒸しじゃないか!」
リンク「食いたい奴は勝手に食ってろ」
リュカ「わーー!!」
サムス「・・・私は遠慮する。美味しいんでしょうけど、後で悲惨になるから」
リンク「そうか。なら、胃腸薬くらい用意しておけよ?」ハッハッハッ!
サムス「何でそんなに気楽でいられるのよ・・・」
リンク「下手物食いには慣れているからな」
サムス「・・・」

 

さぁ、全員の料理が出揃ったようです!
食事会に参りましょう!
リュカ「うぎゃああー!!」
アイク「♪」
エントリーナンバー1番、オリマーだ
マスター「料理名は・・・?」
オリマー「ピクニンとオニヨンのカレーライス」
ロボット「Oh!Are these pikumins?」
オリマー「ノー!ピクニンs!」
ピクピクニンジンとオニヨンのカレーか
うまそうだな
マスター「では、試食してみろ」
GW「・・・」視ー
サムス「ぐ・・・っ」
リンク「・・・」パクリ
アイク「~~~!」ガツガツ
ロボット「ピピピピピー
リュカ「うわー!ピクミーン!」
ピクミン「(^^#)」
ロボット「カイセキ カンリョウ。味、身体ヘの影響 トモニ イジョウナシ」
サムス「・・・じゃあ、大丈夫なの?」
ロボット「Year」
サムス「・・・!」
アイク「完食ー」
リンク「俺も」
サムス「はあぁ!?アンタたち・・・!」
リンク「まぁ、流石は異星の民。未知の味だった」未知って
アイク「食通の俺でも未知だったぜ」
リンク「お前は肉通だろ」
アイク「筋肉痛?」
リンク「言ってない!」
えっと・・・
取り合えず好評ってことで・・・

 

マスター「エントリーナンバー2、マルスだ」
マルスは郷土料理の(略)を作ったんだってな
マルス「ああ」
・・・
これから、この(略)に関する発言は全て省く
マルス「はあぁ!?じゃあコメントは!?」
(略)
マスター「とにかく食べてみろ」
サムス「・・・」はむっ
リンク「・・・」パクリ
アイク「・・・」←既に味を知っている
ロボット「(Now Lording...)」
リュカ「もぐもぐもぐもぐもぐ」
GW「・・・」
感想は・・・!


「「(全て略)」」


マルス「おい!!」

 

マスター「エントリーナンバー3、ドンキーだ」
ドンキー「ウホ」
お前はただのフルーツ籠だろ
ドンキー「ただの籠じゃねーウホよ」
??
・・・ただの籠じゃないって?
ドンキー「ウホ。お手製なんだウホ」
フルーツじゃねえのか、そっちかよ!
マスター「女子か」
ドンキー「針に糸通すのに1時間かけたウホ」
知らねえよ!
サムス「何なんだ・・・彼奴は」
ドンキー「まぁバナナでも食べるウホ」
リンク「余計な世話だ、散れ」
ドンキー「ーーー」
言いくるめられ、た?
アイク「なぁ。もうこの果物食っちまっていいか?」
好きにしろ
ドンキー「産地直送ウホ」

 

マスター「エントリーナンバー4、のアイスクライマーはダメだから・・・エントリーナンバー5、ソニック」
リンク「彼奴は・・・」
バリバリ手抜きだな


~試食タイム~


うん、普通の味だ

 

マスター「エントリーナンバー6、ファルコ」
真打ち登場だ
アイク「!!」
ファルコ「いやだから俺じゃねーよ!」
アイク「まあそう言わずに、さっさと丸焦げになれよ」ニタッ
ファルコ「Σ ならねぇよ!」
マスター「往生際が悪いぞ、ファルコ」
ファルコ「何だ往生際って!」
GW「・・・」
リンク「料理がないなら、その身を以て献上するか立ち去るか、どちらかにしろ!」
アイク「・・・」
マスター「・・・」
・・・
ファルコ「・・・何で俺怒られたんだ」
その身って・・・

 

マスター「気を取り直していこう。エントリーナンバー7、ピット」
レシピの奴か
サムス「レシピってなぁ・・・」
ピット「これは地上の食べ物よりも配合がずっと難しいんだよ!間違えたら爆発だよ!あ、これは味覚が爆発するって意味でね」
リンク「?それは舌が爆発するのか?」
ピット「え、あ・・・いやぁ~・・・は」
リンク「?」
リンク相手に怖じ気づいてるな
リンク「しかし・・・もしや、これは神代の物だろう。違うか?」
ピット「は・・・さ、さつがお目が高い」
噛んだ
マスター「噛んだな」
カンダーラ美j


~試食タイム~


アイク「むほぉ、うまい!」
リンク「これは・・・!」
GW「~~~」
リュカ「わーああー!」
サムス「・・・うまいな」
ロボット「It tastes very well」
おお!かなりの好評だな
マスター「神様のってそんなにうまいのか?」
ピット「人によるよ」
これは順位が決まったようなものじゃないか!
マスター「じゃあ、もう終わっていいか?」
アイク「いいともー」
フォックス「いや待てよ!俺!」
は?俺?
フォックス「俺まだ出てねえっての!」
リンク「そうか貴様、いたんだな」
ロボット「(脳内削除)」
フォックス「するな!」
サムス「アンタ、もう出る幕ないわよ」
フォックス「いいだろ別に!俺だって料理出来ないなりに頑張ったんだぜ!?」
アイク「俺でも狐は喰ったことねえしな・・・」
うんうん
フォックス「俺じゃなくって、俺の丹精込めて作った料理を喰らいやがれ!!」
口悪ッ





後で悲惨になる、とは誰が言ったものか・・・












しばらくお待ちください




あまりにも悲惨なので、音声のみでお楽しみください

 

アイク「ヴォエアアー」
リンク「何、だッこのっ!」ドタッ
おい!アイクが吐いてリンクが倒れたぞ!
どういうことだこれは!!
マスター「フォックスー!」
GW「Gーッーーッ」
ゲムヲは体が変色してる!
ロボット「(項、更新・・・ふ、不nBON!」
マスター「ロボットが爆発した!?」
リュカ「うぎぃゃああああああ!!!」ジタバタ
サムスは!?
マスター「とっくにお手洗いに行った」
フォックスー!説明しろ!!
フォックス「説明って・・・」
食材に何を入れたらあんなことになるんだ!
フォックス「何って・・・公開禁止とか公開禁止とか?」
そんな(開名すらはばかられるような)物入れたのか!!
マスター「そりゃーああなるわ!」
とにかく運べ!医療室に!
マスター「クレイジーもだ!」
クレイジー「俺雑用っスか」
マスター「そうだ」
あとフォックス
フォックス「んぁ?」
・・・・ご愁傷様
フォックス「・・・?」
よし、運べ運べ!
クレイジー「分かってますってよぉ、旦那ぁ」
マスター「若手か」
ったくよー
大会が無茶苦茶になったじゃんか ← 審査員が吐いたから
























リンク、アイク、サムス、ゲムヲにリュカにロボット、か。強者揃いだな
む・・・・
いや、フォックス真剣に殺されんじゃねーか?
これマジで

第31話 殺人衝動

一人の 少女がいた




彼女は 独りだった




リンク「・・・」
どれくらい、眠っていたんだろうか
ここは・・・保健室だろうか?
リンク「・・・迂括だった、我が配慮を怠るとはな。奴の料理は考え物よ」
周囲を見回すと、どうも違うらしい
鉄格子に、石造りの壁。そこに繋がれる鎖は、手首に垂れ下がる手錠とガッチリと接着していた
無論、剣もない
リンク「ほぅ・・・」
つまり、捕らえられているのだ
だが彼は底無しに冷静だ。このような経験は少なくない
加えて、犯人はこれで事足りれと早計したようだ
リンク「この我をこんな所に閉じ込めて、何の得があると言うのだ?・・・おい、そこにいるのだろう?」
「・・・」
リンク「憶測な奴よの。いや、非道いと言うのか?この場合は」
「・・・よく落ち着いていられる」
リンク「たわけ。凡俗などと一緒にするな」
その声は 通路の奥から聞こえて
声元からすると男性のようだ
リンク「もう一度聞いてやる。我を閉じ込めてどうするつもりだ」
「・・・邪魔になるからだ」
リンク「ほぅ?では貴様は我が邪魔したことがある人物か」
「結果論は」
リンク「まだ質問はある。姫様はどうした」
「・・・君に暴れられると困るのでな。手は出していない」
リンク「勘違いするなよ。姫様に降り懸かる災難は貴様だけではないのだぞ」
「・・・」
リンク「すぐさま此処から出せ」
「無理に決まっているだろう」
リンク「それは決定したことなのか?ハッ」
さも愉快だ、と言わんばかりに鼻で笑う
リンク「絶対などこの世に有り得ない。有ってはならない。だが・・・そうだな、唯一といえば」
「・・・?」
リンク「我だ。天上天下、最強は我ただ一人。我を超えるものはない。故に、我に超えられないものはない」
「~・・・」
呆れてものも言えない
リンク「というわけだ。貴様はどうしても拉致したいようだが、そうはいかぬ。無理矢理脱走するが、構わんな?」
「何・・・?」




「「リンクがいなくなったぁ!?」」
う・・・ああ
保健室で寝かせていたんだが、見てみたらパッ・・・とな
サムス「確かにそうだったわね」
フォックス「・・・・」
アイク「また野宿かよ」
マリオ「またか・・・」
ゼルダ「いえ。それは100%ないわ」
マリオ「何でそう言い切れるんだ?」
ゼルダ「リンクが私の側から離れるなんて、今まであの一度しかなかったわ。それに、書き置きも無しに出ていくのは有りえない」
マスター「ゼルダ姫がそう言うなら、そうなんだろうな・・・」
アイク「彼奴が連れ去られる玉かよ。そんなの誰に出来るんだよ」
マスターとかクレイジーとか
マスター「なんでだよ!」
クレイジー「俺たちでも殺されるわ!」
ゼルダ「寝ていたんだから仕方無いわね・・・。盲点を突かれたわ」
アイク「やるな。結構策士なんだな」
色「誰が誘拐したんですか。まさかあの殺人犯ですか」
マスター「まぁ、可能性はあるな。共犯もいるみたいだし」
アイク「・・・っ、彼奴、殺されてんじゃねえだろうな」
ラオス「それは確認しない限りは闇の中、ですね」
スリナム「探しに行くのか?俺はヤだぜ」
アイク「別にいいぜ、来なくても」
スリナム「そうかよ!」
マスター「では、全員で捜索隊を作るぞ。マリオとアイクは終点近くで~~」
ガイアナ「・・・人騒がせな奴だな、フィジー」
ラトビア「あれれ?フィージーは?」
ガイアナ「いないな・・・。また市街地か?行くなと言ったのに」
マスター「~~で、アイスクライマーとガイアナは市街地。以上だ」
ガイアナ「お、丁度いいな。両方探すとするか」
ラトビア「頑張ってね~☆」
お前もだよ

 

終点付近(外)
アイク「あー、ダリいなー・・・何で彼奴の為にこんな苦労しなくちゃなんねえんだよ」
マリオ「厭がってるのか?」
アイク「だって面倒臭い・・・」
ピタリ、とアイクが背を向けたまま脚を止めた
マリオ「どうした?」
アイク「・・・ヒゲ、そこから動くな」
マリオ「は?」
間抜けた声を出した直後、アイクが振り向き斬りをかました





マリオ「おわ!」
ラグネルは、マリオの上空を浮遊していた「何か」を切断した
真っ二つに割れたそれは、へなへなと地上に舞い降りる
アイク「なんだこれ?」
マリオ「何かの機械みたいだな。デッカイ目が付いてるってことは、偵察用か?」
両断されたそれを組み合わせると、なるほど
球体に一つ目の、ゲームに出てくるエネミーのようだ
アイク「これは犯人の物か」
マリオ「そうかもな」
???「違うよ」
アイク「・・・何で違うって言い切れるんだ?」
???「断面を見てみなよ。連続猟奇犯人犯は魔法使い。対して私は・・・ってかホンットどうしてくれんスか。結構マネー必要だったんよ」ペラペラ
アイク「?」
マリオ「てかさ、誰?君?知り合い?」
アイク「んいや」
マリオ「・・・またか・・・最近オリ好きだな、彼奴・・・」
???「?」
アイク「まずお前は何してんだよ何処から出てきた何で出てきた」
???「いきなり質問攻め?あ、でも考えによっちゃそーゆーシチュもアリかもねー」
マリオ「話が成り立ってない」
アイク「・・・まず質問に答えろ」
???「見つかったからって答える義理はないと思いますけど?」
マリオ「自分から出てきたろ」
アイク「斬るぞ」
???「・・・普段はパソコンイジッてる。終点の空き部屋に住んでる」
マリオ「あの監視ロボットは?」
???「あー、あれ?あんたらが周りうろうろしてたから、私を探してんのかと思ったんよ。でも違ったみたいね。あーあ、無駄なことした。安上がりの防御プロテクタにしとけば良かった」ぺらぺら
アイク「よく喋る奴だな」
マリオ「お前名前はなんなんだよ」
???「見つかったからて教える義理はないと思う。個人情報保護法、ですよ」
マリオ「灰になりたいか?」
???「・・・アキュリス・サリッサ。一応女ですけど。ただのパソコン好きです」
アイク「何で勝手にここに住んでんだよ」
アキュリス「何でって。タダで寝泊まり出来るんだから合理的よね?」
マリオ「タダ?」
アイク「うし、分かった。今までの家賃全額チャラにする分、お前も手伝え」
アキュリス「嫌。部屋からはあまり出たくない」
アイク「じゃあ部屋であのロボット飛ばせばいいじゃねえかよ」
アキュリス「う゛・・・そうきますか」
マリオ「じゃあマスターに報告しようか。空き巣だって」
アキュリス「それは嫌だ!」
アイク「じゃあ手伝え」
アキュリス「むー・・・」
アイク「じゃあいつ手伝うの?」
アキュリス「今でしょ!(^3^)」
マリオ「じゃあ飛ばせ、さっさと」
アキュリス「ぐっ・・・料金はそっち持ちっスからね」
アイク「・・・あれ?そういや何してたんだっけ?俺たち」
マリオ「・・・」




まるでゴムのようにちぎれた鎖
「お前、またしても・・・!」
リンク「よっ、と」
手錠も両手首で引き離す
最後に鉄格子を
リンク「ハッケイ」
破壊する
L O E J I N G R・・・!」
慌てて呪文を詠唱すると、リンクの周りから神造の鎖が出現し、雁字搦めに巻き付く
「・・・貴方は、どうしても捕らえられないの?」
リンク「それなら、別の惑星にでも飛ばすことだな」
遠回しに無理だと言ってきた
このままだと殺られる。だが逃げる術はない
リンク「まだ脆いぞ。これなら彼奴でも抜け出せる」
難なく鎖を砕くと、こちらの頸を掴み、捻り上げた
「っ・・・!」
暗がりで確視出来なかった姿をさらけ出す
リンク「貴様は・・・!」
流石のリンクでも、驚きを隠せない
それほど意外な人物だったのか
「・・・!」
その目は、透き通った碧に輝いていた




市街地
アイクラ「そっちにはいたー?」
ガイアナ「いや・・・」
ポポ「ここにはいないのかな?」
ガイアナ「・・・室内は探したのか?」
ナナ「何で室内なの?」
ガイアナ「は・・・誘拐されてるんだろ」
アイクラ「あ・・・」
ポポ「もう一回中を探そっか」
ナナ「うん」
ガイアナ「・・・」
そういや、フィジーの実家は市街地にあったっけな
良からぬ思惑が脳裏を掠めたが、やめた
もしかすると、帰省しているのかもしれない
ガイアナ「なら、声くらい掛けてくれないとな・・・」

 

ナナ「いないわねー」
ポポ「ナナ、こんな所にいそうじゃない?」
そこは廃れた廃墟
ナナ「入ってみようか」
中にはミイラが二つあるだけだ
ポポ「壊れてるんなら、扉も壊していいよね?」
だがその地下には・・・
アイクラ「よいしょっ!」
ハンマーで叩き割る
ポポ「ん?何この臭い?」
中からえもいえない悪臭が漂ってきた
その元凶が何であるかなど、
死体の知らない彼らが知る由はない




リンク「・・・フィジー・ベラルーシ。お前が殺人事件の犯人か」
フィジー「・・・」
必死でリンクの腕に縋り付くが、微動だにしない
得意の魔法も、僅かにも声が出なければ意味がない
リンク「貴様は既に手詰まりだ。選択を誤ったな。人形を遣わせればいいものの」
フィジー「っ!」
腕に力が籠もる
リンク「こちらの質問に答えろ。そうすれば命だけの保証はしてやる」
フィジー「・・・」
途端、彼女は暴れるのを止めた
それは、つまり・・・
リンク「どうしても死にたくない理由が有るのか。恐らくはそれが殺人の動機、か。良いぞ。話してみろ。話せ」
素直に手を離した
それは喋る権限を与えるためであって、決して逃がすためではない
フィジー「・・・」
話さなければ 殺される・・・
フィジー「・・・良いわよ。私はまだ、絶対に 死ねないんだから」




マスター「ん?何?この辺りにはいなかった?そうか。ならご苦労だった。寮で休んでいるといい。え?まだ話はあるって?何だ、いつもなら速攻でベッドに埋もれる曲に」
余計なお世話だ、と返す
マスター「で、何?え、空き巣に入られたか?いやー・・・どうだろうな。広すぎていちいち見てらんないから。あるかもな、多分。まぁ支障はないから別にいいけど」
なんて、こった・・・
ここまで管理が行き届いていないとは
マスター「それがどうかしたのか?なに。何でもない?そうか。そういや、前から電気代がバカ高くなってるんだ。節約しろよ。このエコの時代」
・・・奴の仕業だな




ナナ「見て、ポポ。これ・・・」
ポポ「うん。そうだね・・・」
見つけてしまった
重なり合う、十二年前に亡くなった人間
カラカラに乾燥しているのは言うまでもない
ポポ「僕、初めてだよ・・・本当に、こんなテレビみたいな事」
こんなにも 無力になるものなのか
ナナ「ポポ。階段があるよ。地下につながってるみたい」
ポポ「行くの・・・?」
ナナ「私は、行くわ」
ポポ「なら僕も・・・」
木槌を構え、手を繋ぎ、一段一段用心しながら降りていく
ナナ「・・・・」
ポポ「ナナ、怖いの?」
ナナ「そりゃ、当然よ」
ポポ「だったら、どうしてーー」

 

フィジー「・・・」
リンク「ふん。実に面白味のない話だ。その程度で殺人を犯すとはな」
フィジー「じゃあ、貴方は・・・!」
リンク「口を閉じろ。我は悪態など聞きたくない」
フィジー「貴方は今まで、どれだけの人を殺してきたの」
リンク「・・・愚問よな。騎士は人殺しが務めだ」
フィジー「そんなのは、ただの言い訳よ。ガイアナだって、そう言うわ」
リンク「これは事実だ。変更は出来ない」
フィジー「貴方達は!そうやってー」
リンク「よく吠える奴だな。その首、頂けないだけマシだと思え」
フィジー「・・・・どうして、私を見逃すの?警察にも届けないで」
リンク「む・・・まぁ、似てるからか」
フィジー「似てる・・・?貴方と、私が?」
リンク「そうだ。我も貴様も、理に叶った殺人。我は無礼を排除し、貴様は罪人を排除する。しかし、貴様の場合は罪になるんだろうがな。情けないことよ」
フィジー「だって!全部彼奴らが悪いのよ!!」
リンク「・・・」
フィジー「彼奴らがいなければ・・・あんなことさえしなければ!私は殺人なんかしなくて済んだのに!!」
リンク「全ては人の責任か・・・それも良かろう」
約11年もの間、溜めに溜まった涙腺から止めどなく涙がこぼれ落ちる
地に手をついて泣き崩れる少女を、彼は ただただ冷徹な眼で見降ろしていた
リンク「・・・さて、感傷はそこまでだ。お客様の訪問だぞ」
フィジー「え・・・っ」
その視線の先には、アイスクライマーの二人組が
ナナ「リンク・・・こんな所で、何してるの?」
リンク「・・・どこからかは知らんが、話を聞かれたな。好きにすると良い。我は知らん」
フィジー「貴方の、仲間じゃないの?」
リンク「断じて違う。我はぶっちゃけ、姫様さえ良ければ良いんだ」
フィジー「そう・・・」
ポポ「フィジー、さん。まさかあなたが・・・」
フィジー「悪いけど、死んで。貴方たちには話を聞かれた。殺す理由としては十分よ」
ナナ「っ」
ポポ「ナナ!逃げるよ!マスターの所までッ!」
手を繋ぎ、立ち上がるよう催促する
フィジー「子供が逃げられる・・・?」
逃走劇が始まった
リンク「生け捕りか、もしくは抹殺か。どちらでも構わんぞ」




アキュリス『え、なに?』
マリオ「だから、パソコンは控えろって言ってんの」
アキュリス『おっさんは何?私の生き甲斐を捨てろと言うのですか?』
アイク「生き甲斐かよ・・・」
マリオ「マスターが迷惑してんだよ」
アキュリス『ほほう。あのズングリ手袋ですか』
マリオ「何だそのあだ名は!」
アイク「最悪ここの主だぞ・・・」
アキュリス『手伝ったからいいですよね?別に』
アイク「それは部屋代だ。電気まで使っていいとは一言も言ってない」
アキュリス『ぬぬ、何たる横暴!』
マリオ「これも交換条件だ。ココで働け。そしたら電気も使っていいことにする」
アキュリス『働くって・・・何することがあるのよ』
アイク「そうだなー・・・・」
アキュリス『・・・』
マリオ「・・・」
アイク「っと・・・思い浮かばねえから、必要なときに頼むわ」
マリオ「やっぱりな」
アキュリス『ネット関係なら頼んでね。それ以外はパス方向で』
アイク「了解。コキ使ってやるよ」
アキュリス『おっつー、一生頼んで来ないでね』
マリオ「・・・何だこの二人は」




人気のない街路で
フィジーがアイスクライマーを後ろから追いかける
フィジー「L O E J I N G R
リンクを捕まえ損ねた鎖が、今度は子供に向けて放たれた
だが子供といっても、その実力は折り紙つき
ポポ「えいっ」
ナナ「とぉ!」
極力脚は止めずに振り向きと同時にハンマーを振り、鎖を粉砕する
ポポ「ナナ、いっとく?」
ナナ「OK」
アイクラ「ブリザード!」
付け焼き刃なのだが、脚ごと凍らせればそれなりの時間は稼げる
しかし
フィジー「S U L U T O
世界を焼き尽くした炎の剣が、ちっぽけな氷霜を振り払う
ポポ「あの人、氷使いなんじゃなかったのー!?」
その間にも剣は形を変えていき、
フィジー「V A J U R A
焔の投げ槍、と化した
フィジー「軌道、改定。標準、改定・・・投擲」
インドラの矢が放たれた
弧を描き、標的へ奔る
着弾地点は、アイスクライマーの頭上
フィジー「爆発」
その掛け声と共に、炎の槍は八方に砕け散った
ナナ「きゃあっ!」
ポポ「わあッ!」
降り注ぐ炎と爆風に飲まれる
アイクラ「く・・・」
二人まとめて炎の餌食
つまり ゲームオーバー
焦げ付いた二人に近づくと、
フィジー「脳波、構造、把握・・・記憶除去」
リンク「・・・踏み留まったな」
フィジー「・・・改めて言われるまでもない」
リンク「殺さなかったのか。記憶を剥奪しただけか」
フィジー「私は、被害は大きくしたくないの。目的外の殺人は好まない」
リンク「なら目的内の殺人は好むのか?」
フィジー「・・・」
リンク「ふん、まぁ良い。それはそうと、貴様の魔法は・・・」
フィジー「私は3重属性。土と火と氷。でも知っている人は誰もいない」
リンク「それで神話の武器を体現させるのか。レージング、スルト、ヴァジュラ。どれも名高い物ばかりだな、一つ除くが」
フィジー「貴方はこれからでうするの?」
リンク「無論、姫様の下へ。急がねばならん。何か最強の言い訳でも取り繕なければな・・・」
殺人犯そっちのけで、本気で悩み始めた
フィジー「私を、どうするの」
リンク「知らん。勝手に人でも殺しておけ。我は姫様にさえ手を出さねば、黙って見守っていてやる」
フィジー「そう・・・」
リンク「あと色にもだ。彼奴は、まだ愛でるだけの価値はある」
あの小さな女の子のことか
リンク「じゃあな。せいぜい警察とやらに捕捉されないようにな。後が面倒だ」
フィジー「待って。こいつらはどうするの?」
リンク「・・・・此処には貴様の学友がいるだろう?そいつに押し付けてやれ」
甲高い笑い声を上げて去ってゆく、緑の殺人者
それは、忠誠心のみに染まった騎士の姿だった
フィジー「・・・」
残されたのは自分と二人
放っておいても、なんの問題もない
そのとき




一人の人物を見つけた




自分の中で蠢く殺人衝動




口元が歪み、恍惚と笑みを浮かべる




フィジー「見ぃつけた」




自制心などない




その人物に、殺人鬼が歩み寄った














この日に もう一人の犠牲者が生まれた





ガイアナ「おい。何してる、こんな道端に」
ナナ「ん・・・あれ?」


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