学習ファイルの使用方法

Last-modified: 2023-05-17 (水) 18:49:24

Textual Inversion・Hyper NetworkDream Boothの学習データは正しいところに置きます。
2023年2月19日現在のAUTOMATIC1111では、TI/HN/DB/LoRAはすべて同じメニューから呼び出せる様になりました。

学習ファイルを置く場所

種類場所学習ファイル名の例サムネ画像の命名規則備考
TI\embeddingshogehoge.pthogehoge.preview.png
HN\models\hypernetworkshogehoge.pthogehoge.png
DB\models
LoRA\models\Lorahogehoge.safetensorshogehoge.png
LyCORIS\models\LyCORIShogehoge.safetensors要Extentionの導入:a1111-sd-webui-lycoris

公式wikiにも説明があります。
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/wiki/Features#extra-networks

学習データの使用方法

t2i、i2iタブを開き、 Generate ボタンの下にある🎴ボタン(Show extra networks)を開いてください。
2023y02m19d_185059140.jpg

もしも Generate ボタンの下に🎴ボタンが見当たらなかったら、かなり古いバージョンの1111を使っているということです。
1111を更新するか、あるいは新規ディレクトリにgit cloneしましょう。
誘導→ローカル版更新

するとこのように、TI/HN/DB/LoRAのタブが表示され、各フォルダに入っている学習データの一覧が表示されます。下の画像ではサムネイルは設定してありませんが、それぞれの学習データでどのような画像が生成できるかをサムネイル登録しておくと便利です。
そのなかから、使用したい学習データをクリックすると、プロンプトに「その学習データを使うよ」という旨が入力されます。
2023y02m19d_192854467.jpg

注意:bad_artistなど「質の悪いデータを敢えて学習させ、ネガティブプロンプトに組み込むことで、『こうなってはいけない』とAIに指示するためのTI」は、ネガティブプロンプトの欄をクリックしてカーソルを合わせた上でTIを選択してください。
そのまま選択すると通常のプロンプトに入力されてしまいます

よくある質問

・LoRAの効果が全く出ない
・キャラLoRAやポーズLoRAなのに画風がめっちゃ影響を受けちゃう
・🎴これクソデカくない?
・🎴のサムネ画像ってどうやって変えるの?

誘導→よくある質問#LoRA(画像生成編)

Textual Inversionファイルについて

階層見本

stable-diffusion-webui
 ┗embeddings   この中に使用したい学習データを保管します。

Textual Inverisonで使用可能なデータは「.pt」や「.bin」の拡張子です。
それを上記のフォルダに配置し、そのファイル名をpromptに入力することによって使用することが可能です。

Hyper Networkファイルについて

階層見本

stable-diffusion-webui
 ┗models   
   ┗hypernetworks  この中に使用したい学習データを保管します。

Hyper Networkで使用可能なデータは「.pt」の拡張子です。
それを上記のフォルダーに配置します。
Settings⇒中央下「Stable Diffusion」の中「Hypernetwork」の「∨」を押し、入れた学習データを選択します。
※web-ui起動中にファイルを入れた場合は表示されていないはずなので、横にある「🔄」を押すことで表示されるようになります。
その後「Apply settings」を押すと使用できます。

ちなみにですが、「Hypernetwork strength」という項目がすぐ下にあり、それで強度を変えることが出来ます。
また、さらに下の方に存在する「Stop At last layers of CLIP mode」を変更することによっても絵柄がだいぶ変わります。

Dream Boothファイルについて

階層見本

stable-diffusion-webui
 ┗models   
   ┗Stable-diffusion  この中に使用したい学習データを保管します。

Dream Boothで使用可能なデータは「.ckpt」の拡張子です。それを上記のフォルダーに配置します。
左上「Stable Diffusion checkpoint」を更新し、入れた学習データを選択します。

出力画像が暗いと感じる場合はvaeファイルをコピー・リネームし、同時に読み込みましょう。

  • 「(.ckpt前と同名).vae.pt」を設置
    • 「DB.ckpt」の場合はvaeファイルを「DB.vae.pt」にリネーム

LoRA ファイルについて

階層見本

stable-diffusion-webui
 ┗models   
   ┗lora  この中に使用したい学習データを保管します。

LoRAで使用可能なデータは「.safetensors」「.ckpt」の拡張子です。
識別子を使用する場合、プロンプトに識別子を記述することを忘れないようにしましょう。

  • 例:キャラクターを「shs」、クラスを「1girl」として学習させたLoRAファイル「lora_chara1.safetensors」の場合、「 <lora:lora_chara1:1> shs」というように記述します。
    識別子の有無や使用する文字は学習データごとに異なるので、必要に応じて適用してください。

LyCORIS ファイルについて

 LoRAを含む、LyCORIS系学習ファイル(LoHaやDyLoRA)を読み込めます。
 要Extentionの導入:a1111-sd-webui-lycoris
  
階層見本

stable-diffusion-webui
 ┗models   
   ┗LyCORIS  この中に使用したい学習データを保管します。

プロンプトの指定は、loraではなくlyco

<lyco:lora_chara1:1>

コメント

  • Settings⇒中央下「Stable Diffusion」の中に「Hypernetwork」がないのですがどうしたらよいでしょうか -- o? 2023-01-23 (月) 05:16:48
  • 自己解決、旧WEBUIのハッシュDate: Sat Dec 100a81dd5225e76b76b63c5b6c2e622b84c38f3230 -- o? 2023-01-23 (月) 11:07:10
  • AttributeError: 'Options' object has no attribute 'lora_apply_to_outputs'が出てきて生成に失敗する。環境が壊れているのだろうか・・・ -- 2023-03-27 (月) 23:11:59