ロドリグ帝国

Last-modified: 2023-10-23 (月) 17:48:51

ロドリグ帝国

Rodrig Empire.png

概要:
ロドリグ帝国(Rodrig Empire)とは
リギラ星系(Ligira system)第二惑星ロドリン(Rodrin)を首都惑星とする主権国家。

エルデサ銀河(Eldetha Galaxy)の中心近く、惑星ロドリンの大サバンナに繁栄したロドリアンは、悠久の時の中で武力と権力による危機に何度も直面してきた。
そして最後の戦いの時、ロドリグ帝国が遂に惑星統一帝国を打ち立て、100年の平和の内に科学技術は発展を極め、遂に星々を渡る段階に至った。
ロドリンは都市惑星となり、冒険に満ちた宇宙開拓時代は繁栄を極めたが、帝国宇宙歴591年、初めて星間国家と接触する。このヨンダリム共和国(Republic of Yondarim)は同等の技術水準とヨンダリム星雲(Yondarim Nebula)の豊かな資源を持ち、ロドリグ帝国の繁栄の明らかな障壁であった。
帝国宇宙歴625年、帝国の攻撃から戦いの火蓋は切って落とされた。後に「ヨンダリム戦役(Yondarim campaign)」と呼ばれるこの戦争は、帝国が経験した初の星間戦争となった。
帝国宇宙軍と共和国防衛軍の会戦は帝国が制したものの、共和国の縦深防御戦略とゲリラ戦に苦戦しつつも、55年の歳月を経て勝利し、領土を2倍に広げた。
しかし、拡張政策と獲得領地維持、長期間の戦争により疲弊の色が露になると、帝政への反発はヨンダリム星雲を中心に強まる一方であり、惑星単位の反乱も発生している。
帝国が銀河間通信を確立したのはこのような状況の中帝国宇宙歴700年の事である。
帝国を第一とする政策を採択している為、諸外国との関係は険悪である。
「変わらぬ秩序と忠誠を。」皇帝イリダー七世、即位式にて。

詳細

主要言語ロドリック(英語と酷似)体制皇帝、帝国総督府による君主制
首都星ロドリン公式略号RE
首都インペリアル・シティ通貨インペリアル・クレジット(IpC)
第2首都星ヨンダリア(Yondaria)帝国宇宙歴
第2首都ソーラス現状存続
最高機関ブリム朝指導者皇帝ブリム・デン・イリダー七世(Brim den Iridar VII)
議会無し人口5400億人(公称値)

軍事

ロドリグ帝国軍
-帝国宇宙軍(Rodrig Empire Space Forces / RESF)
大艦巨砲、艦隊決戦を教条とする巨大組織。艦艇色は暗い青色が基本。門閥貴族を筆頭に幾つもの派閥を抱え、政界にも強大な影響力を持つ。帝国宇宙軍司令長官となった者は帝国において皇帝、総督に次ぐ権力者である。
ヨンダリム星雲領域を維持するための財政難で白羽の矢が立ち、主力艦艇の規模縮小が行われており、戦闘艦艇の稼働率は2割程度まで落ち込んでいたが、未知の脅威デルタ・アグレッサー(年表に詳細)との総力戦を受け、保管されていた艦艇全艦が復帰した。
次いで大帝国主義(年表に詳細)の一環として発令された二十万隻艦隊計画を始めとする、イリダー砲(波動砲)装備艦を含む無謀な大軍拡に突き進んでいる。
艦船接頭辞はN.R.C.(Navis Regia Caeli)、「陛下の宇宙船」を意味する。

構成艦隊
艦隊母港担当管区現任務
第1艦隊リギラロドリン総督府管区治安維持
第2艦隊リギラロドリン総督府管区治安維持
第3艦隊ピルダラロドリン総督府管区治安維持
第4艦隊オルダラロドリン総督府管区治安維持
第5艦隊ティリンバロドリン総督府管区治安維持
第6艦隊ヴァーダエピドラ総督府管区治安維持
第7艦隊ロンドラロドリン総督府管区治安維持
第8艦隊エピクリファエピクロテア総督府管区治安維持
第9艦隊メルトリアテメリア総督府管区治安維持
第10艦隊ナグラマヨンダリム総督府管区治安維持
第11艦隊オルテラヨンダリム総督府管区治安維持
第12艦隊オルテリガヨンダリム総督府管区治安維持
第13艦隊ナグラマヨンダリム総督府管区治安維持
第14艦隊アグストル大メリディアン星雲管区治安維持

-帝国地上軍(Rodrig Empire Ground Forces / REGF)
主に領地維持、惑星降下を主任務とする陸戦部隊を有する。星間輸送能力はその全てを帝国宇宙軍に依存しており、権威も劣るが人員数で見れば大御所である。

構成人員5,000,000,000人

-帝国宇宙突撃隊(Rodrig Empire Space Shock Troops / RESST / Shock Troopers)
移乗攻撃、無重力空間戦闘を主任務とする白で統一された戦闘服が特徴的な組織。ショック・トルーパー連隊という千人単位で行動する他、高度な戦闘訓練を受けており、帝国地上軍よりも優遇されている。

構成人員1,000,000人

-帝国親衛隊(Rodrig Empire Loyal Guards / RELG)
皇帝直属の軍事組織。独立した艦隊、特殊部隊、諜報機関を有し、超法規的な措置を認可された特務機関。

歴史

年表
  • 帝国歴422年
    02.04 第二次世界大戦終結、他国家全てをロドリグ帝国が吸収しロドリンを支配する。
  • 帝国歴501年
    01.15 帝国宇宙科学アカデミー(ECSA)により空間位相転移技術、通称「ジャンプ技術」理論が完成。
  • 帝国歴509年
    05.12 帝国航空宇宙局(EASA)が打ち上げたリプラーII号が第二惑星ロドリンと第三惑星エデリン間の往復ジャンプに成功。
  • 帝国歴525年/帝国宇宙歴1年
    01.01 帝国宇宙軍設立、帝国宇宙移民局(ESMA)設立し帝国宇宙歴の始まりを宣言。
  • 帝国宇宙歴25年
    06.25 オルダラ星系の第三惑星ラデリンに移住船レクスラー号が到着、初の星系外植民に成功。
  • 帝国宇宙歴382年
    04.02 ロドリンにて最後の惑星改造事業が終了、同惑星は都市惑星となる。
  • 帝国宇宙歴410年
    01.25 ピルダラ星系第二惑星ナデリンにて惑星関税引き上げに反発した現地住民が蜂起、自由ナデリン連合とのピルダラ内戦が始まる。
    02.30 恒星ピルダラ近傍にて自由ナデリン連合の艦隊と帝国宇宙軍が交戦、初めての宇宙空間戦闘を経験する。
    03.12 ナデリンに帝国地上軍が降下、初の惑星降下戦を経験する。
    11.04 自由ナデリン連合が鎮圧され、ピルダラ内戦が終了する。
  • 帝国宇宙歴411年
    05.10 ピルダラ内戦の戦訓を元に帝国宇宙突撃隊が設立される。
  • 帝国宇宙歴591年
    05.02 ティリンバ星系を航行中の帝国宇宙軍戦艦アントレクスが謎の電波を傍受する。後にヨンダリム共和国のオルテリガ星系に到着した移民船団のラジオ放送と判明。
    06.15 帝国宇宙軍外星系調査任務部隊がオルテリガ星系においてヨンダリム共和国警備隊のコルベット部隊と遭遇、ファーストコンタクトとなる。
    10.22 帝国外星系調査局(EOSIA)の受動的調査によりヨンダリム語での交信に成功。基本的外交が開始される。
  • 帝国宇宙歴595年
    02.15 ヨンダリム共和国が未入植のヨンダリム星雲全体の領有権を主張。これを皮切りに両国の外交関係が悪化していく。
  • 帝国宇宙歴625年
    03.02 軍拡を続けるヨンダリム共和国を脅威とした皇帝イリダー六世が宣戦布告。後にヨンダリム戦役と呼ばれる初の星間戦争が始まる。
    06.15 ダンタリガ星系第二惑星アビラスにて「アビラス会戦」が発生。大勢を決する一大勝利を収める。
    11.10 ダンタリガ星系アビラス惑星降下戦始まる。
  • 帝国宇宙歴626年
    01.30 オルテリガ星系第二惑星パルキラ惑星降下戦始まる。
  • 帝国宇宙歴628年
    01.05 ダンタリガ星系アビラス惑星降下戦にて勝利を宣言。同星系を支配下に収める。
    02.01 ダンタリガ星系において兵員輸送船団が奇襲され壊滅、通称「ダンタリガの悲劇」。この頃からヨンダリム共和国は縦深防御、ゲリラ戦に戦略を切り替える。
  • 帝国宇宙歴632年
    05.21 オルテリガ星系パルキラ惑星降下戦にて勝利を宣言。同星系を支配下に収める。
    08.01 ヨンダリム星雲アウターリム領域全域を同時攻撃する「ファラティー作戦」開始。ダンタリガ星系とナグラマ星系を結ぶムダリス回廊においてヨンダリム共和国の遅滞戦術と反撃に阻まれ侵攻が遅れる。
  • 帝国宇宙歴639年
    02.19 ナグラマ星系の攻囲が始まる。ヨンダリム共和国は星雲を利用し徹底抗戦する。
  • 帝国宇宙歴642年
    05.22 帝国宇宙軍総旗艦、スーパードレッドノート「イリダーズ」就役。
  • 帝国宇宙歴647年
    02.17 ナグラマ星系第二惑星にしてヨンダリム共和国首都惑星ヨンダリアの攻囲が始まる。
  • 帝国宇宙歴649年
    05.24 ナグラマ星系ヨンダリアの攻囲において勝利を宣言。初の都市惑星降下を前に、惑星封鎖の上大質量弾を用いた軌道爆撃が開始される。
    08.11 ナグラマ星系ヨンダリアの惑星降下戦が始まる。
  • 帝国宇宙歴662年
    01.28 ヨンダリム共和国に三度目の降伏勧告。
    02.01 ナグラマ星系ヨンダリアにヨンダリム共和国の降伏を促す為に軌道爆撃を鹵獲した核兵器を使用したものに切り替える。
  • 帝国宇宙歴665年
    04.29 ナグラマ星系ヨンダリアにおける降下部隊の死者・行方不明者累計が1,000,000人を超える。
  • 帝国宇宙歴678年
    01.27 オルテラ星系において勝利を宣言。ナグラマ星系ヨンダリアがヨンダリム共和国の最後の領地となる。
  • 帝国宇宙歴680年
    11.29 ヨンダリム共和国が無条件降伏。ヨンダリアの征服度は8割であった。
    12.22 ヨンダリム総督府が設置され、ヨンダリム共和国は事実上消滅する。
  • 帝国宇宙歴692年
    01.15 ヨンダリム星雲オルテリガ星系パルキラにて反乱が発生、一大反乱勢力「自由ヨンダリム同盟」が加担しオルテリガ内戦が始まる。
  • 帝国宇宙歴699年
    05.12 オルテリガ星系パルキラを制圧。自由ヨンダリム同盟は星雲に撤退し、オルテリガ内戦終結。
  • 帝国宇宙歴700年
    11.20 帝国宇宙科学アカデミーの量子位相転移亜空間通信技術により銀河間通信が実現する。エルデサ銀河外の多数の国家と接触する。
  • 帝国宇宙歴701年
    01.28 未確認文明(後のデルタ・アグレッサー)とEASAエリプラーIVがファーストコンタクト。連絡も取れないまま撃沈される。
    04.04 ヨンダリム星雲ダンタリガ星系アビラスにて反乱が発生、一大反乱勢力「自由ヨンダリム同盟」が加担しアビラス事変が始まる。
    04.20 未確認文明と宇宙軍第8艦隊の部隊がサンドラ星系で遭遇、交信を試みるも交戦になる。EASAはこの文明を「デルタ・アグレッサー(DA)」と命名。サンドラ星系におけるデルタ・アグレッサーとの攻防が始まる。
    05.02 第8艦隊がサンドラ星系でデルタ・アグレッサーにより全滅。国内のガルディラ星系まで戦線が後退する。同日、デルタ・アグレッサーに対して総力戦を宣言、戦時下体制になる
    05.06 ダンタリガ星系アビラスの自由ヨンダリム同盟艦隊は撤退、惑星攻囲が始まり、地上戦に突入する。
    06.11 国内のガルディラ星系にデルタ・アグレッサーが侵攻するも撃退。
    06.26 国内の国防・航空宇宙関連企業「ハヤセ重工」が波動技術を開発。率先して国外に技術提供した事で行政処分の対象となる。
    06.30 ハヤセ重工が全資本を国外に移転、国外逃亡する。
    07.03 ハヤセ重工の主な移転先であるAG連合に非難声明、ハヤセ重工の資産引き渡しを要求する。これを皮切りにAG連合との外交関係が悪化する。
    07.05 宇宙軍司令部、二万隻艦隊計画発足、年内4000隻新規配備を目指す。
    07.08 皇帝陛下、大帝国構想宣言される。年内のエルデサ銀河全土保有を目指す。また、二万隻艦隊計画二十万隻計画に拡大される。
    同日、対デルタ・アグレッサー反攻作戦が開始される。
    07.12 ダンタリガ星系アビラスで最後の抵抗勢力が投降。アビラス事変終結。
    07.14 デルタ・アグレッサーをアルデラ星系にて殲滅、同星系にて大重力ワームホール「デルタ・ゲート」を発見。
    08.30 ロドリン・ウェーブ・システムス社の供給した初の波動砲(イリダー砲と呼称)搭載艦が配備される。
    09.23 超弩級戦艦イリダーズ退役、同時に新型超弩級戦艦イリダーズ二世配備。
    09.26 AG連合との間に存在する大メリディアン星雲の星系探査を開始。同星雲に存在するリムネス共和国と接触。
    10.01 第6艦隊率いる遠征軍が大メリディアン星雲へ出征。橋頭保を置き、本格的入植開始。
    10.23 対外保護法可決。事実上中小国に対する宣戦布告事由獲得。
    11.04 宇宙軍、アルデラ星系にてデルタ・ゲート突入作戦を決行。ワームホールの先の空間「デルタ・ワールド」に橋頭保を築く。
    11.19 宇宙軍、デルタ・ワールドにてデルタ・アグレッサーのマザー級の奇襲を受け橋頭保を放棄し撤退、デルタ・ゲート周辺に絶対防衛線を築く。
    11.21 「アルケシラオス計画」発令、デルタ・ゲート破壊計画の為近傍の白色惑星をブラックホール爆弾とする工程が開始される。
    11.26 第6艦隊、大メリディアン星雲よりデルタ・ゲートへ移動、宇宙軍のほぼ全戦力がアルデラ星系に集結する。同日、大メリディアン星雲駐留艦隊設立。
  • 帝国宇宙歴702年
    01.05 イリダー七世、不死の体を得る。「永久皇帝」を自称する。同日、帝国議会を解体、帝国総督府と各総督府の権限が強化される。
    01.08 大メリディアン星雲駐留艦隊、リムネス共和国領内に侵入、「哨戒任務」を実施する。帝国、共和国軍の迎撃を受け、これを反乱行為と見なす。
    01.12 AG連合からのリムネス共和国への領宙侵犯に対する非難声明を受け、同国に対し非難声明を同じく発表。
    01.15 宇宙軍大メリディアン星雲駐留艦隊、リムネス共和国へ侵攻。共和国艦隊と交戦するもこれを退け、首都星リムネスタルを惑星封鎖する。
    01.16 リムネス管区の反乱について鎮圧を開始した事を発表。同日、帝国親衛隊設立。
    01.18 AG連合からのリムネス管区からの撤退要求に対して、ロドリグ帝国AG連合に対して宣戦布告。
    01.29 大メリディアン星雲駐留艦隊、AG連合艦隊並びにリムネス管区反乱艦隊とリムネスタル沖で交戦。大損害を被り、同惑星から撤退する。
    02.12 惑星アリア連邦の仲介の元、リムネス管区リムネス共和国としての独立を認め、AG連合と和平する「メリディアン条約」が結ばれる。AG連合との交戦状態が終了する。
    02.27 「アルケシラオス計画」実行される。アルデラ星系のデルタ・ゲートは完全に破壊され、デルタ・アグレッサーは殲滅されたものとされたため、デルタ・アグレッサー危機の終結が宣言される。

外交 

AG連合:大メリディアン星雲のリムネス共和国の自治権を巡り戦争を経験したが、和平し関係回復を行っている。

政治 

帝国はブリム朝が治める君主制国家である。嘗て帝国議会が存在したが解体され、皇帝の御言葉が法である体制となった。
しかし、その実態は帝国総督府のヴォルセス・ヌメリア総督率いる保守派「皇帝派」、
帝国宇宙軍司令長官アレニウス・ダリア大元帥筆頭の全体主義派「黄昏の正装達」、
帝国親衛隊司令長官ガイウス・オクタウィウス大将率いる愛国革新派「愛国騎士団」の三大派閥を皇帝が纏め上げる一触即発の状態である。
イリダー七世は不死となり永遠の皇帝となった今、政治中枢を掌握する皇帝派が有利であるが、実働部隊を持つ黄昏の正装達と愛国騎士団が牽制し合っている状況である。

Rodrig Empire Structure.png

経済 

資本主義の帝国経済は鉱業を基盤として大量生産・大量消費の経済を構成している。
鉄、ニッケルといった基本資源の他、シリコン、ウラン、金が主な輸出品目で、莫大な埋蔵量を誇る。
帝国社会の大部分は重労働によって支えられており、ロボットや人工知能が経済に浸透した現在においても殆どの仕事は人力により処理されている。
大局的観点では現在はヨンダリム星雲宙域、新規入植宙域、そして常に肥大化を続ける軍隊を維持するための増税により低迷期に突入しつつある。

文化/社会 

文化としては「軍民融合」を第一として、帝国の発展を第一とする国家主義が支配的である。宗教・思想の自由が保障されているが、秩序の維持の為に徹底した思想教育を行うため、少数派は淘汰される。
例外としてヨンダリム総督府の範囲では自由民主主義が多数派で、プロパガンダと洗脳教育に多大な労力を割いている。
帝国では長い宇宙開拓時代を経て、様々な疫病が持ち込まれた経緯があり、宇宙飛行士のようなスーツから極力外に出ない文化が構築された。殆どの人はスーツの外に出る事に拒絶感を感じ、成長過程上必要な"衣替え"の時を除けば一生のほぼすべてをスーツの中で過ごす。食事は咀嚼力を維持するためのグミ入り流動食パッケージをアダプターを介してストローで摂取し、衛生管理はインナースーツ内側の人工常在菌と毎日の"着たままスーツ内洗浄"で済ます等、極力スーツ内で完結可能となっている。分子滅菌室でスーツを脱ぎ、滅菌食を摂ったり、ふわふわのベッドで寝るなどのスーツレス生活を送る事は"変わり者"の究極の贅沢とされる。
労働文化については、労働は皇帝への奉仕として美徳とされており、殆どの人は人生を如何に帝国に捧げるか探求し、自身を進んだ医学で増強し、そして寿命か自己終了措置を迎えるまで一生を通じて皇帝に尽くすのである。

また、帝国社会の大きな特徴として、大きな勢力を持ついくつかの貴族が星系の議会や社会の実権を握るが、管区総督府を通じてブリム朝の管理を受ける複雑な官僚機構がある。星系を持つ様な貴族は少ないが、惑星貴族等を含めると大小100近い貴族が存在する。以下に五大家を記す。

氏族根拠地
ユベナリス家ニディラ
ユリウス家ロンドラ
ルシウス家インディラ
マリアヌス家ピルダラ
ヴァロウス家インバラ

これら五大家は、星系の行政への介在、企業活動への介入、星系税収に独自の税率を掛ける事、そして艦隊を含む私設軍の保有を認められているが、代わりに帝国総督府に領地税を支払う事、領地の治安を星系警察と共に維持する事、有事の際は帝国軍に奉仕するといった臣従が義務づけられている。
ロドリグ帝国創立以降、目立った違反や、貴族間の抗争等は無かったが、ブリム朝に反する事が無いか帝国総督府と帝国親衛隊に日夜厳重に監視されている。この為、700年もの専制政治を続けられている事からロドリグ帝国の社会制度を"新封建制度"とする専門家も居るが、惑星ロドリンの都市下層や辺境惑星の平民からすれば企業と政府、そして(不特定多数の)貴族にまで搾取される、新奴隷制とも言える厳しい社会が形成されている。その為、貧困層以下の臣民には統治の管轄外に逃れ、独自の社会を築く"人口に計上されない人々"が1000億人近く、辺境惑星の地方や小惑星帯のコロニー、そして首都惑星ロドリンの下層よりも下、"最下層"と呼ばれる荒らされつくした惑星本来の地表と都市基底部に存在するとされる。

星図 

Rodorig Empire Star map221111-2.png
Rodorig Empire Gens map2.png
その他、中小様々な星系が存在し、その数は100星系以上に上る。

その他 

他の筆者への本設定への干渉 

以下の4段階からお選びください(必須事項)
(選択後は選択肢以外は削除してください)

[1.全面的に承諾(無許可での敵対認定も承諾)]