■属性使い

Last-modified: 2010-02-14 (日) 02:48:18

属性使いについて

 自然界に存在する力を扱うための能力です。原作でのチルノなど、主に妖精達の能力をルール化するためにデザインされていますが、レティや幽香など、一部の妖怪(ルール上は怪異として設定していますが)にとっても重要な能力です。(余談ですが、「属性使い」という名称がルール内の用語に対して直接的過ぎるという印象もあるかと思います。「精霊使い」といった単語を使用してしまうと、妖精そのものを従えている印象になってしまうため、ルール内の用語でわかりやすいようにこの名称を選びました。幻想郷の中で実際に「属性使い」という単語が使われている、という設定が背景にあるわけではありません。原作などを見ても、単に「妖精の能力」や「○○の能力」(個人名など)として呼ばれていると思われます。)
 属性使いには基本能力と追加能力の2 つが設定され、さらに属性使いと組み合わせて
妖術を取得することが可能になっています。
 基本能力は、自然界に対応する物体を作り出したり、動かしたりするなど、直接自然の力を操作する能力としてデザインしました。そのため、どのように応用するかはプレイヤーの工夫に依存する部分が大きく、その意味では使いにくい能力と言えます。「何が起こるか」を判断しやすいように、かなり詳細な記述になっていますので、GMはプレイヤーの望む使い方を汲み取って結果を判断するようにして下さい。ルールは「極端に便利であったり、強力すぎたりする効果が起こらないように」書かれていますので、ルールに矛盾しない範囲であれば、かなり自由な扱いを認めてしまっても構いません。
 追加能力は、もう少し応用範囲が広がるように、いくつか基本能力のみでは使用できない能力を、魔法等と完全に重なってしまわないように設定してみました。神術・陰陽術と同じように、ほとんどが戦闘以外での応用を考えて設定されています。
 妖術との組合せも、応用範囲を広げるために設定したものです。GMはかなり大雑把なイメージであっても、妖術と属性使いの組合せを認めてしまって構いません。
 属性使いは、魔法や神術・陰陽術と比べてコスト的に有利になっています。生起属性ルールもコスト的な優遇策の1 つです。応用の難しさを補うためでもありますが、戦闘時の攻撃力などはかなり上げやすくなっているはずです。また、妖精や怪異といった種族で取得コストを下げられますので、能力レベルが上がりやすい傾向はさらに強くなっています。単純に戦闘で活躍できるキャラとして属性使いを使用しても良いでしょう。