■魔法

Last-modified: 2010-01-31 (日) 22:48:33

魔法について

 幻想郷では魔理沙やアリス、パチュリーが使用する魔法にあたります。
 千幻抄での魔法は、非常にオーソドックスな方法ですが、効果のわかりやすさを重視し、特定の効果を持つスペルを多数設定する、という形にしました。個々のスペルとしては効果は小さくまとまっていますが、その分多数のスペルが設定されており、習得スペルの数さえ揃えれば様々な状況に対応できるキャラクターとなります。

 術者毎に独自の魔法の使い方があり、それぞれが工夫している、という形の方が原作らしいと言えるかも知れませんが、ゲーム中での処理をほとんどGMの裁量に任せてしまうことになり、結果的に遊びにくくなってしまう危険性があります。また、戦闘ルールがデータ寄りに設定されているため、「設定と思いつきさえあれば何でもあり」という形のルールはこの点でもルールとして衝突してしまう可能性を持っています。これらの理由から、千幻抄では「わかりやすい能力系統」としての魔法のコンセプトを重視することにして、このような形のルールに設定しました。スペルの数はそれなりに多く設定していますので、かなり多彩な魔法を使用する余地があると思いますが、必要であれば、GMとプレイヤーで相談して新しいスペルを設定する、などの工夫を行ってみて下さい。千幻抄公式ルールとしても、案があればスペルを増やしていくつもりでいます。

 魔法には戦闘で応用できるスペルも幾つかあります。これも、魔法を戦闘で活躍しやすい簡単な能力として設定するためです。純粋に攻撃ダメージの強化などが可能なため、戦闘などでは中心になりやすいはずです。

 一方で、魔法の習得数は系統と魔導書のルールによって制限されています。これは、全ての魔法から自由に習得を可能にしてしまうと、幾つかの「使いやすい魔法」だけを優先して習得する傾向になり、魔法使いのキャラクターが画一化すると考えたためです。また、わかりやすく強力な魔法に対するコスト面での調整という意味合いもあります。なお、各スペルの名称については、できるだけ個性を排除できるよう単純な英語(または造語)で設定しています。魔導書などの存在も含めて、「スペルリストにある通りの名前の呪文が幻想郷に存在している」という設定を行っているのではなく、「似たような効果のある呪文をルール上扱うための名前を付けて分類しているだけであり、魔法を使用するための方法は使い手それぞれで異なる。魔導書も一般論を記しているだけで、どのように実現するかは使い手の工夫次第」としておきます。キャラクター毎に味付けしたい場合は、GMとプレイヤーの間で相談した上で名前を変えるなどして下さい。