属性ルール

Last-modified: 2010-01-10 (日) 22:26:05

属性ルール

 妖精や[属性使い]の能力など、「自然の力」の要素を強く反映するもはの「何らかの属性を持つ」ものとして扱う。これに伴い、「属性表」に従って能力の効果やダメージなどが影響を受ける。また、[属性使い]の能力は属性の持つ性質で規定される。一方で、環境に特定の属性が強く影響している状況も存在する。このような場合、「何らかの属性が発現している」として扱う。

 属性は「属性を持つ」と明記された(または、GM やルールに従うデータにより設定された)存在だけが持っている。現実世界にも存在するような自然の物体は、木ぎれや金属片、土などであっても属性を持たないとする。

属性間の相性

 属性には相性関係があり、「属性A は属性B を弱点属性として持つ」といった形で規定されている。これらの相性関係によって、以下のような影響を受ける:

  • ダメージ補正:何らかの属性を持つ存在に対して、弱点属性を持つ攻撃を行った場合、ダメージに+2D する。ダイスを用いずに決定するダメージは固定で+5 とする。
  • 抵抗への修正:何らかの属性を持つ存在が、弱点属性を持つ攻撃に対して抵抗する場合、-3 のペナルティを受ける。
  • 発現状況によるペナルティ:何らかの属性を持つ存在は、「弱点属性が発現している状況」では全ての判定に-1 のペナルティを受ける。

 これらの効果は、「属性を持つ存在にとって、攻撃や周囲の環境が弱点属性を持つか」のみを参照していることに注意。例えば、火と冷気は互いに弱点属性であるため、火属性を持つ者に対する冷気属性の攻撃も、冷気属性を持つ者に対する炎属性の攻撃も、同様にダメージの増加や抵抗ペナルティなどの効果を発揮する。

 複数の弱点属性が同時に影響を与えている場合、効果は加算しない。「攻撃が弱点属性を1 つ以上持っているか」「弱点属性が1 つ以上発現しているか」のみが属性による影響を受ける条件となる。

同じ属性の効果

 一方、属性を持つ存在は、同じ属性の攻撃に耐性を持ち、同じ属性が発現している環境では有利となる。同じ属性の攻撃や環境については、以下のようなルールを適用する:

  • ダメージ補正:自分と同じ属性を持つ攻撃から受けるダメージは-2Dされる。ダイスを用いずに決定するダメージは固定で-5 とする。
  • 抵抗への修正:自分と同じ属性を持つ攻撃に対して抵抗する場合、+3のボーナスを得る。
  • 発現状況によるボーナス:何らかの属性を持つ存在は、「自分の属性が発現している状況」では全ての判定に+1のボーナスを得る。

 キャラクターが複数の属性を持つ存在であり、同時に該当する複数の属性が発解していたり、キャラクターが持つ属性を複数持っている攻撃を受けた場合でも、これらの効果は加算しない。「攻撃が自分と同じ属性を1 つ以上持っているか」「自分と同じ属性が1 つ以上発現しているか」のみが属性による影響を受けるか否かの条件となる。

 一方、弱点属性と同属性の効果は同時に発生しうる。例えば、冷気の属性を持つ妖精が火と冷気の属性を持つ魔法の攻撃を受けた場合、弱点属性の効果と同属性の効果を両方適用する。このため、結果的にはダメージは増加せず、抵抗へのペナルティも受けないものとする。