所持品

Last-modified: 2010-09-26 (日) 02:11:55

所持品

スペルカードと刻符

 作成時点のキャラクターは、必ず以下の2つを所持している。

  • スペルカード3枚:スペルカード戦闘を行うのに必要。スペルカードのルールは4章「スペルカード?」を参照。3枚のスペルカードそれぞれをルールに従って設定しておくこと。
  • 刻符2枚:刻符を使用することで判定のやり直しなどを行うことができる。使用時の効果は以下の通り。
    • 振り直し:判定後に刻符を1 枚使用することで、同じ条件や判定値、判定ダイス数でダイスを振り直すことができる。判定値には刻符による抵抗判定ボーナスやグレイズによるボーナスなど、あらゆる効果を持ち越せる。「ダイスを振る過程のみをやり直し、新しい出目で置き換える」と考えてもよい。ダメージ判定には用いることができない。
    • 自動抵抗:抵抗判定前に刻符を1 枚使用することで、抵抗を自動成功できる。スペルカードによる効果への抵抗では自動抵抗は不可だが、代わりに判定値に+5のボーナスとなる。
    • 幸運:刻符を1 枚使用することで、小さな偶然を起こしてもよい。例えば、所持しているが普段は持ち歩かない物を偶然持っていたことにする、偶然通りがかってもおかしくない場面に登場する、など。これらはGMの裁定による。
    • スペルカード変更:刻符を1枚使うことで、設定してあるスペルカードを、取得可能な別の
      ものに変えてよい。

その他の所持品

 キャラクターの背景によるが、「ルール上特別な効果は無い通常の(現実世界にも存在しうる)物品で、キャラクターのスキルなどからみて持っていて当然と思われるもの」は基本的に持っていてよい。最終的にはGMが判断する。幻想郷では近代的な道具は[文明の利器]を取得しない限り手に入らないことに注意。これらは「その他の所持品」として自由に取得することはできない。本来の用途での使用が確実に不可能なもの(割れた蛍光灯のかけらを、珍しいというだけで持っている、等)であれば、最終的にはGM の判断によるが、基本的に所持していても問題ないとする。

  • 住居:設定した居住地域に家を持っていてよい。妖怪の場合、家であるとしてもよいし、巣であってもよい。大きさは一軒家程度(別の曖昧な表現をすれば「館とは言わない程度」)。[魔法のアイテム]などとして特別にコストを支払わない限り、家には特殊な能力はない。住んでいる地域を絞り込むだけの情報があり、十分な時間をかけることができれば、誰でも相手の住居を探し出すことができる。
  • 武器:〈【近接武器】〉〈【射撃武器】〉のスキルを習得していれば、近接武器であれば3本程度までの武器は所持していてよい。射撃武器の弾や矢、あるいは本体(投げナイフなど)は、基本的に尽きることはないと見なしてよい。これらの武器は特殊能力はなく、ダメージや判定への修正はない。
  • スキルなどで必要な道具:〈【楽器】〉のスキルがあれば対応する楽器を、〈応急処置〉のスキルがあればそのための道具を、といったように、スキルを使用する上で最低限無くてはならないものは所有していてよい。
  • 本など:魔法使いなどは家に本を持っているのは当然だが、通常、重要な魔導書や極端に稀少な本などは全く含まれていないと見なす。家にいて自分の書庫を利用可能であれば、GMは〈文献検索〉の判定を許可してもよいが、得られる情報はGMが判断する。「その他の所持品」として本を所有していることで知識を試すためのスキル判定に修正が得られることはなく、習得しているスキルの範囲外の判定を行うこともできない。
  • 生活用品や金銭など:財産の項を参照。各キャラクターは10円程度までの財産を所持しているとする。情報のやりとりや何らかの作業の依頼など、細かい取引は財産のやりとりで行う。財産は貨幣のみではなく、食料品や日用品、さらには魔法に使用するごく一般的な消耗品(符の材料になる紙や染料、薬草、鉱物など)、といった広範囲な物全体を示すと見なすため、ほとんどのキャラクターに対して財産による取引を行ってよい。「財産による取引」では、貨幣が通じる相手であれば貨幣で、食料を優先する相手であれば食料で、魔法使いであれば魔法的な物品で、それぞれ取引を行っていることになる(あるいは、食料などによる取引を行った結果を「財産の増減」として数値データ上では管理する、と考えてもよい)。例えば、「情報の代わりに1 日分の獣肉をあげる」という取引を行った場合、データ上では5銭~10銭程度の財産の受け渡しとして処理する。これら細かい物品の間の交換は、人間や妖怪と出会える状況であればかなり簡単に行えるとする。このため、各キャラクターの手持ちの財産が具体的にどのような物であるのかは、不自然でない範囲であれば、状況に合わせて自由に変更してよい。