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No127 ユニコーン/元ネタ解説

Last-modified: 2018-02-22 (木) 19:39:57
所属Royal Navy
艦種・艦型航空機補修艦兼航空母艦
正式名称HMS Unicorn (I72)
名前の由来Unicorn 一角獣とも呼ばれ、一本角が生えた馬に似た伝説の生き物。獰猛で足が速く、強靭な角はどんなものでも貫通できたという。また角は毒で汚れた水を清める力を持つとされる。
起工日1939.6.26
進水日1941.11.20
就役日(竣工日)1943.3.12
退役日(除籍後)1953.11.17(1959.6.15売却後解体)
全長(身長)195.1m
基準排水量(体重)16510英t(16775t)
出力Admiralty式重油専焼缶4基Parsons式蒸気タービン2基2軸 40000shp(40554.8PS)
最高速度24.0kt(44.44km/h)
航続距離13.5kt(25.00km/h)/7000海里(12964km)
乗員1200名(戦時)
装備(建造時)4inch45口径連装両用砲4基8門
ヴィッカース2ポンド機関砲x16(4x4)
エリコン20mm対空機関砲x12(2x2+8x1)
艦載機x36 最大58?
装甲舷側:2~3inch 主甲板:2inch 航空甲板:2inch+2~3inch(格納庫上) 隔壁:1.5inch
その他ゲームとの性能違いゲーム内で航空機補修艦としての能力は反映されてない
建造所Harland & Wolff Heavy Industries,Belfast, Northern Ireland
(ハーランド・アンド・ウルフ重工 北アイルランド国アントリムダウン州ベルファスト区ベルファスト市)
  • イギリス海軍の航空母艦。同型艦はない。
  • 本来は「航空機補修艦」という、艦隊に随伴して航空機の補給・補修を専門に扱う工作艦の一種である。
    洋上で他の艦の損傷機を直接受け入れたり、逆に予備機・補修機を受け渡すため、航空機の発着艦システムを備えており、空母として運用することも可能だった。
    航空機の発着艦や艦隊への随伴の関係から、工作艦としては異例の24ノットという速度も有している。
  • イラストリアス級空母3隻分の支援能力を持ち、艦内には作業場や2階建ての格納庫、航空燃料などの必要物資の貯蔵スペースなどを有している。これらの関係上、空母としては異例なほど甲板が高い独特の艦型をしている。
    油圧カタパルトや着艦制動装置も当時の艦隊型空母と同レベルのものを備え、防御面も充実しているなど、軽空母としての性能も充分だった。
    ちなみに当時のイギリス軍は艦載機の多くをアメリカからの輸入で賄っていたため、本艦の設備もアメリカ軍機の規格に対応したものになっている。
     
  • 1943年に就役。しかし、当時のイギリス軍は艦隊型空母の不足が深刻な状況であり、おあつらえ向きに空母としての性能も有していたユニコーンは就役早々、本来の工作艦としての後方支援任務ではなく艦隊型空母としての前線任務に駆り出されるという波乱のデビューとなった。
  • ヨーロッパ戦線で幾つかの作戦に従事した後、本来の航空機補修任務に戻る。その後は極東に移動し、やっぱり途中で空母としての任務に駆り出されたりしながらも、無事に終戦を迎えることが出来た。
     
  • 終戦後に一度退役したものの、朝鮮戦争の勃発に伴い再就役。イギリス海軍の支援任務に就き、時には空母としても作戦に参加した。
    この際、朝鮮半島沿岸部において備砲(4インチ連装高角砲)による艦砲射撃を実施している。これは同戦争にてイギリス空母が艦砲射撃を行った唯一の事例であり、同時に実戦におけるイギリス空母による史上最後の艦砲射撃である。
    任務中は一度も本国に戻ることなく、朝鮮戦争の休戦成立まで第一線で戦い抜いた。
  • その後、改めて退役・除籍され、1959年にスクラップとして売却、翌年3月に解体。
    工作艦として、空母として、波乱の生涯を送りながらも期待以上の任務を果たした彼女は、静かに眠りについた。