No155 グローリアス/元ネタ解説

Last-modified: 2018-12-17 (月) 01:14:01
所属Royal Navy
艦種・艦型カレイジャス級大型軽巡洋艦→航空母艦(1930)
正式名称HMS Glorious (77)
名前の由来Glorious 英語で栄光のある、栄誉に満ちた、輝かしいという意味
愛称Curious, Uproarious, Laborious
起工日1915.5.1
進水日1916.4.20
就役日(竣工日)1917.2(1916.12.31)
除籍日(除籍理由)不明(ノルウェー沖海戦/英Operation Juno/独Unternehmen Juno 1940.6.8沈没)
全長(身長)239.8m
基準排水量(体重)19180英t(19488t)→22500英t(22861t)
出力Yarrow式重油専焼缶18基Parsons式蒸気タービン4基4軸 90000shp(91248.3PS)
最高速度32.0kt(59.26km/h)→30.0kt(55.56km/h)(1928)
航続距離20.0kt(37.04km/h)/6000海里(11112km)
→16.0kt(29.63km/h)/5860海里(10852.7km)(1928)
乗員842名(改装前) 793名+航空隊員490名(改装後)
装備(建造時)15inch42口径Mk.I連装砲2基4門
4inch40口径Mk.XI三連装砲6基18門
12ポンド45口径高角砲2基2門
21inch魚雷発射管2門
装備(1935)4.7inch40口径Mk.VIII高角砲16門
2ポンドMk.VIII機関砲x24(3x8)
0.5inch Mk.III機関砲x4(1x4)
艦載機x48
装甲舷側:2~3inch 甲板:0.75~3inch 砲塔:7~9inch バーベット:3~7inch 艦橋:10inch 隔壁:1~1.5inch(建造時)
→舷側:2~3inch 甲板:0.75~1inch 隔壁:2~3inch(1930)
建造所Harland & Wolff Heavy Industries,Belfast, Northern Ireland
(ハーランド・アンド・ウルフ重工 連合王国北アイルランド国アントリムダウン州ベルファスト区ベルファスト市)

フィッシャー海軍卿の提案により、ドイツ北東部、バルト海沿岸からの上陸作戦を支援するために建造された。
ゲーム内では巡洋戦艦にカテゴライズされるが、実際は極めて特殊な用途で建造されている。
すなわち15インチ連装砲2基、合計4門のみの主砲はドレッドノート級以降に重視される斉射を行えない、前弩級に近い配置とし、喫水線は浅く、高速を出すため船体を細長く取り、装甲は薄いという砲艦に近い運用を行うものであった。
しかしバルト海上陸作戦が中止されたため、ほぼ専用艦として起工されたカレイジャスと本艦は完成こそしたものの完全に英海軍が持て余す存在となってしまう。
その後、大型の船体であることから武装を全撤去し、飛行甲板を取り付けた航空母艦として生まれ変わることになるのだった。
撤去された15インチの主砲は倉庫で長いことホコリをかぶったまま、やがて最後の戦艦ヴァンガードへと転用されることになる。

小ネタ

グローリアスの人差し指を立てて口元に当てた「静かに」という意味のジェスチャーは、英語で「ハッシュ・ハッシュ」という。
これは本艦を建造する際の秘匿名称「ハッシュ・ハッシュ=クルーザー」に由来すると思われる。