No427 サイパン/元ネタ解説

Last-modified: 2020-08-18 (火) 12:49:21
所属United States Navy
艦種・艦型サイパン級航空母艦→航空機運搬艦(1959)→通信中継艦(1964)
正式名称USS Saipan CVL-48,AVT-6→USS Arlington AGMR-2
名前の由来Saipan アメリカ合衆国北マリアナ諸島自治連邦区サイパン島
→Arlington County アメリカ合衆国バージニア州アーリントン郡 米海軍で初めて無線通信を行った箇所の一つ
起工日1944.7.10
進水日1945.7.8
就役日(竣工日)1946.7.14
除籍日(除籍後)1970.1.14(1976売却・解体)
全長(身長)209m
基準排水量(体重)14500英t(14732t)
出力Babcock&Wilcox式重油専焼缶4基蒸気タービン4基4軸 120000shp(121664PS)
最高速度33.0kt(61.11km/h)
乗員1721名
装備(竣工時)ボフォース40mm機関砲x40
艦載機50機
建造所New York Shipbuilding Corporation, Camden, New Jersey
(ニューヨーク造船所 ニュージャージー州カムデン)
  • サイパンはボルチモア級重巡洋艦の船体を流用して建造された軽空母「サイパン級」のネームシップ。巡洋艦船体を用いた改装空母として他にインディペンデンス級がある。
    サイパン級は2隻が建造されたが、どちらも戦後に就役したこともありややマイナー。
  • 1948年2月にはジェット戦闘機の運用試験、戦略空母支援および電子機器の評価試験を行った。
    それを受けて5月6日には艦上ジェット戦闘機「FH-1 ファントム」を搭載、米海軍初の艦上ジェット戦闘機部隊が編成された。
  • グリーンランドや中南米へ幾度か救援任務に赴いたのちに、1965年には通信中継艦に改装され、艦名も「アーリントン」に変更される。
    この時、衛星通信用の巨大なアンテナを甲板上に林立させるように改装された。
    ベトナム戦争中にはその性能を遺憾なく発揮し、任務に当たっていた第7艦隊に衛星を経由して情報を提供した。
    またこのころ、アーリントン(サイパン)は三度*1にわたって有人宇宙船の回収任務に就いている。

*1 アポロ8・10・11号