No435 B65/元ネタ解説

Last-modified: 2020-08-17 (月) 14:55:34
所属大日本帝國海軍
艦種・艦型B65型超甲巡洋艦
正式名称-(計画のみで未命名、本ゲームでは「黒姫」)
名前の由来B65:Bは巡洋戦艦区分、65は通算65番目の計画番号
黒姫:長野県上水内郡信濃町にある火山。整った外見から信濃富士とも呼ばれる。
起工日-(マル5計画の変更により中止)
進水日-(同上)
就役日(竣工日)-(同上)
除籍日(除籍理由)-
全長(身長)244.6m
常備排水量(体重)30904英t(31400t)
出力ロ号艦本式水管缶(重油専焼)8基艦本式蒸気タービン4基4軸 170000shp(172357PS)
最高速度33.0kt(61.6km/h)
航続距離18.0kt(33.3km/h)/8000海里(14816km)
乗員1300名
装備(建造時)50口径31cm三連装砲3基9門
65口径10cm連装高角砲8基16門
60口径25mm三連装対空機銃24(3x8)
水上偵察機x3
(四連装61cm魚雷2基)(非搭載説が主流)
装甲舷側:190mm 甲板:125mm
建造所未定
  • 日本海軍の艦隊決戦計画では、主力部隊同士の艦隊決戦の前夜に重巡戦隊及び水雷戦隊からなる4群の襲撃群によって構成された夜戦部隊によって、敵主力艦隊に夜間雷撃戦を実施する事になっていた。
    しかし、この計80隻以上にも及ぶ大艦隊を指揮するには、高雄型重巡洋艦では司令部要員の収容および通信能力、そして火力の観点で能力不足と判断されていた。
    金剛型戦艦にその任を任せる動きもあったが、大改装を経たとはいえ老齢艦であることに変わりはなく、代艦建造も取りざたされた。
    また、最上型・利根型巡洋艦は軍縮条約決裂後に主砲を20cm砲へ換装することとなっていたが、そもそも20cm砲自体が火力不足とみなされていた。
    その上、アメリカが6インチ砲3連装砲塔5基を搭載した1万トン級巡洋艦を多数建造しており、この新型巡洋艦に対抗する必要も生じていた。
  • 以上のような経緯を踏まえ、日本海軍は有力な指揮施設・旗艦装備を持ち、金剛型に匹敵する火力を持つ艦を計画した。
    これが、甲型巡洋艦(=重巡洋艦)を超える巡洋艦、ということから、“超甲型巡洋艦計画”として計画された本型である。
    マル5計画とマル6計画では超甲巡推定6隻が建造予定であり、造船能力拡充のためマル5計画において大分県の大神村(現・日出町)に新型戦艦(超甲巡、超大和型戦艦)用の海軍工廠を建造予定であった。
  • 同時期、ドイツ海軍はドイッチュラント級装甲艦を完成させ、刺激を受けた列強各国は高速戦艦の開発に乗り出していた。
    一例としてフランス海軍はダンケルク級戦艦(日本海軍は巡洋戦艦と認識)を就役させた。
    アメリカ海軍もアラスカ級大型巡洋艦の建造に着手しており、これに対抗する目的もあった。