No451 伊吹/元ネタ解説

Last-modified: 2021-02-14 (日) 14:47:05
所属大日本帝國海軍
艦種・艦型伊吹型一等巡洋艦(重巡)
正式名称伊吹(伊吹)
名前の由来伊吹山 日本国滋賀県米原市 岐阜県揖斐郡揖斐川町 不破郡関ケ原町
起工日1942.4.24
進水日1943.5.21
就役日(竣工日)未就役(1945.3.16 進捗80%で工事中止、そのまま終戦)
除籍日(除籍後)-(1946.11.22解体)
全長(身長)200.6m
基準排水量(体重)12030英t(12220t)
出力ロ号艦本式水管缶(重油専焼)8基艦本式蒸気タービン4基4軸 154108PS(152000shp)
最高速度35.0kt(64.82km/h)
航続距離18.0kt(33.33km/h)/6300海里(11667km)
乗員876名
装備三年式50口径20cm連装砲5基10門
八九式40口径12.7cm連装高角砲4基8門
九六式25mm機銃x8(4x2)
オチキス13.2mm機銃x4(2x2)
61cm四連装魚雷発射管4基16門
艦載機x2
装甲水線部:30~140mm 甲板:35~60mm 砲塔:25mm バーベット:25~100mm 艦橋:100mm
建造所呉海軍工廠 (現 ジャパン マリンユナイテッド社呉工場) (日本国広島県呉市)
  • 伊吹は改鈴谷型重巡洋艦の1番艦。
    将来的な戦時消耗に備えて鈴谷型重巡洋艦の船体線図を利用、急速建造をねらった計画であるが、防空指揮所の設置や後部マストの移設など鈴谷型との相違点もある。
    また魚雷発射管は最上型・利根型からさらに増強され4連装4基16門となっている。
  • このような計画に基づき2隻が起工されたが、起工してまもなく勃発したミッドウェー海戦の惨敗を受けて緊急の空母増勢が求められるようになった。
    起工して1週間も経っていなかった2番艦は建造中止(同一船台にて雲龍型空母「天城」建造)、本艦は早急に進水・工事中止とすることが決定された。
  • 1943年4月5日に命名、5月21日に進水した。
    しかし進水後に建造中止が決定していたこともあり、伊吹は半年近く繋留放置されることとなる。
    この間高速給油艦や水上機母艦、高速輸送艦などへの改装が検討されていたが、同時期アメリカにて巡洋艦船体を改造したインディペンデンス級航空母艦が竣工していたことの影響を受け、8月に軽空母化が決定された。
    11月1日、佐世保海軍工廠での改造と1945年3月末の完成予定が通知され、海防艦「壱岐」の護衛のもと潜水母艦「迅鯨」の曳航によって佐世保に回航された。
基準排水量(体重)12500英t(12700t)
出力ロ号艦本式水管缶(重油専焼)4基艦本式蒸気タービン2基2軸 73000PS(72000shp)
最高速度29.0kt(53.70km/h)
航続距離18.0kt(33.33km/h)/7500海里(13890km)
乗員1015名
装備九八式8cm連装高角砲2基4門
九六式25mm機銃x60(16x3+12x1)(もしくはx63(17x3+12x1))
12cm噴進砲4基
爆雷x30
艦載機x27
装甲弾薬庫 舷側:30~140mm、甲板:40mm
機械室 舷側:30~100mm、甲板:35mm
建造所佐世保海軍工廠 (現 名村造船所社佐世保造船所/佐世保基地) (日本国長崎県佐世保市)
  • 佐世保回航後ただちに空母化が始まるも、工事の進んだ船体の無理やりな空母転用、並行して行われる艦船建造と修理のために工期は遅れに遅れ、最終的に1945年3月16日、工事進捗率80%で改装が中止され終戦まで港内で放置された。