閉じた恋の瞳「古明地こいし」

Last-modified: 2023-03-09 (木) 21:20:04
収録パッケージコストカード種別効果イラスト
東方地霊殿編5アクション+1アクション
次のうち1つを選ぶ:あなたは( )内の効果を得る:
「すべてのプレイヤーは+1(+3)カードを引く。」;
「すべてのプレイヤーは「奉納米」(「御神酒」)1枚を獲得する。」;
「すべてのプレイヤーは自分の手札からカード1枚を廃棄してもよい。
廃棄したカードよりもコストが1(2)多いカード1枚を獲得する。」
高菜しんの

解説

アクションを消費することなくドロー・リソース補充・カードのコストアップのうち1つの効果を得ることが出来るが、他のプレイヤーにもメリットとなる効果を与えてしまうカード。
本家ドミニオンでは、総督(パッケージ:プロモーション[基本カードセット初回購入特典])が同じ効果を持つ。
汎用性が高く強力なカードだが他のプレイヤーに与える効果でゲームの終了が早まり、使いこなすには相応の知識と経験が必要となる。
とはいえ効果はデメリットを補って余りあるほどのパワーを持っているため、「相手も強くなるが自分はもっと強くなる」という意識で積極的に使っていくといい。

利用法

基本的な利用法

閉じた恋の瞳「古明地こいし」には+1アクションの効果が付いており、魔法の森系のようなカードが無くとも1ターンに複数枚の閉じた恋の瞳「古明地こいし」を使うことが出来る。
幻想郷場ではない場合はまずこのカードを集め、

  1. 閉じた恋の瞳「古明地こいし」で御神酒を獲得する
  2. +3ドローで御神酒と閉じた恋の瞳「古明地こいし」を揃える
  3. 御神酒を紅魔館(白玉楼、永遠亭)に変換しつつ余ったコインで勝利点を購入する

という手順で紅魔館を獲得するのが強力な戦法となる。

このカードを使用した時には他のプレイヤーにもメリットとなる効果を与えるため、通常より早くゲームが終了することが多い。
勝利点を獲得するタイミングは早めにした方が良いだろう。

効果の選択

汎用性の高い強力なカードだが、3つの効果のうちどれを選べば最も自分にとって有利になるか、あるいは相手にとって有利になり辛いかは状況によって大きく変わる。

+3ドロー

相手の手札を1枚増やす代わりに、自分の手札を2枚しか増やすことが出来ない。
後述する手札破壊系のアタックを使わない限り、相手にとっては基本的に嬉しい効果であり、濫用すると自分が得た利益より相手が得た利益の方が大きくなることも十分考えられる。

また、山札からカードを引く以上は他の効果より不確実性が大きい。
閉じた恋の瞳「古明地こいし」で御神酒を廃棄すれば6勝利点+αが手に入る場合、それでは物足りず紅魔館2枚獲得を目指すのであれば+3ドローを選ぶべきだが、引いた3枚によっては紅魔館すら獲得できなくなる可能性がある。

手札を廃棄し、+2コストのカードを獲得

終盤であれば御神酒を紅魔館に変換して6勝利点を上乗せしつつ、相手には勝利点に変換し辛い+1コストの効果しか与えないため大抵の場合は自分にのみ大きな利益を与える効果となる。
しかし序盤にこの効果を使った場合、相手はお賽銭をただ廃棄してデッキを圧縮する、あるいは博麗神社を奉納米や3コストのキャントリップに変換することが出来るため、相手にとっても嬉しい効果となる。

他のカードとのコンボ等

閉じた恋の瞳「古明地こいし」は自己完結性の強いカードだが、他のサプライや初期デッキによっては次のように使う側がより有利になる状況や、使われた側がわずかながら有利になる状況が起こる。

恋符「マスタースパーク」のような手札破壊系アタックがある場合

前述したように+3ドローの効果は自分が得る効果と比較して相手に与えるメリットが大きい。
しかし恋符「マスタースパーク」等の、手札を一定枚数まで減らすアタックカードを最後に使うことでそのメリットを帳消しにすれば、そのデメリットも気にならなくなる。

地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」がある、もしくは地霊カードを使う場合

序盤の手札廃棄は相手に初期デッキの圧縮を許すためあまり良い選択肢でない場合が多いが、次のように初期デッキの廃棄がし辛い状況であれば序盤の手札廃棄が有効になることもある。

  • サプライに地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」がある場合、お賽銭を廃棄しても地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」を獲得しなければならない。
    • 別の効果で奉納米が配られ、+3ドローの効果で手札が増えるため、基本的に地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」は使いづらいカードとなる。
  • 初期デッキが地霊カードの場合、地霊カードを廃棄しても2コストのカードしか獲得できない。
    • 2コストのキャラクターカードが無い場合、必ず博麗神社を獲得しなければならない

語られる怪力乱神「星熊勇儀」がある場合

手札に閉じた恋の瞳「古明地こいし」と語られる怪力乱神「星熊勇儀」と御神酒がある場合、御神酒の廃棄に対してリアクションすればデッキの御神酒を減らさずに紅魔館を獲得することが出来る。
この時相手に奉納米を獲得させないため、+1コストの廃棄効果があまり強い場で無ければ強力なコンボとなる。

勝利点に変換できる4コスト/7コストのカードがある場合

終盤に相手が閉じた恋の瞳「古明地こいし」で御神酒を紅魔館にした時、手札に4コストのカードがあればそれを霧の湖にして点差を抑えることが出来る。
4コストの手札に持っていなければ意味は無いが、アクションが繋がりやすく追加効果を得やすい火水木金土符「賢者の石」や廃棄しても手札に戻るキャントリップである蓬莱の人の形「藤原妹紅」等、何枚もデッキに入れられるカードであれば狙える。

また7コストのカードが手札にあれば、御神酒を紅魔館にされてもそのカードを紅魔館にすることで閉じた恋の瞳「古明地こいし」の使用による点差を0点に抑えることが出来る。
閉じた恋の瞳「古明地こいし」を2枚分増やす「幻想風靡」や増えたリソースを最大限活用出来る筒粥神事であれば入れる余地もあるだろう。

幻想郷場では

御神酒を獲得する効果が幻想郷場では強力と言い難く、使われた時の手札の増加や初期デッキの廃棄がより嬉しい効果になるため、前述したように支配的なカードにはなることは少ない。
それでも奉納米を配る効果は幻想郷場ではアタックに近い効果になり、手札破壊系アタックとのコンボも強力なままなので、上手くコンボを組めるカードがあれば十分活用できるカードになるだろう。

詳細なルール

  • 閉じた恋の瞳「古明地こいし」を使用した場合、次の3つの効果のうち1つを選ぶ。どの効果を選んでも+1アクションの効果は得られる。
    • 自分は山札からカードを3枚、他のプレイヤーは1枚引く。
      • 他のプレイヤーがカードを1枚引く効果は防ぐことが出来ない。
    • 自分は御神酒を、他のプレイヤーは奉納米を獲得する。
    • すべてのプレイヤーは手札1枚を廃棄してもよく、自分が廃棄した場合はそのカードよりコストが丁度2だけ多いカードを、他のプレイヤーが廃棄した場合は同様に1だけ多いカードを獲得する。
      • 手札の廃棄は任意、手札を廃棄した時のカードの獲得は強制である。
  • 3つの効果はいずれも閉じた恋の瞳「古明地こいし」を使用したプレイヤーから、時計回りに効果を処理する。
    • 奉納米がサプライに1枚しか残っていない場合、閉じた恋の瞳「古明地こいし」を使用したプレイヤーの左隣のプレイヤーだけが奉納米を獲得する。
  • 廃棄したカードよりコストが丁度1(2)だけ多いカードが無い場合、何も獲得しない。

関連カード

復燃「恋の埋火」古明地こいしが担当する他のカード

コメント

  • 地霊殿を初めてプレイした時に友人にこのカードオンリーだけで勝たれて強さを実感。紅魔郷のパチュリーみたいにもうこいつ一人でいいんじゃないかなとなった(゚Д゚) 御神酒をある程度このカードで揃えたら御神酒を勝利点6のカードに交換する作業オワタ \(^o^)/ -- 2014-03-31 (月) 23:22:20
  • 本家ではなかなか入手しにくいというのに、こっちでは普通にセットに入っとる。まあ、本家で入手しやすいもので、こっちでは入手しにくい(中には正規ルートで入手できなくなった)ものもあるんだなあ。 -- 2023-03-09 (木) 21:20:04