UPC企画 
CD情報 
齋藤 孝司 | プロデューサー君の頑張りもあり、アイドルたちも各所で活躍してくれているな。 |
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しかし!315プロダクションも、アイドルたちも、まだまだ上を目指せるはずだ! | |
君は、315プロダクションが更に飛躍するために何が必要になると思うかね? | |
私はアイドルたちの自主性とユニットの結束の強化が必要不可欠と考えている! | |
そこでだ。各ユニットにあった大きな仕事を、私が用意させてもらったぞ! | |
それだけではない。さらに、担当した仕事にちなんだ楽曲に… | |
うちのアイドルたちも携わらせてほしいと、先方に話をつけてきてある! | |
これだけ大きな仕事だ、そう簡単に上手くはいかないだろう。しかし! | |
この課題をやり遂げた時、アイドルたちの絆はより深まっているはずだ! | |
プロデューサー君、熱いパッションと共に彼らをしっかり応援してくれたまえよ! |
TOP画像 
寸劇 
Jupiter 
DRAMATIC STARS 
Altessimo 
Beit 
W 
FRAME 
握野 英雄 | …ん?珍しいな。信玄が頭を抱えてるなんて。何かあったのか? |
信玄 誠司 | 英雄か。実はな…姪のあまねがピーマンを食べてくれないんだ… |
信玄 誠司 | 育ち盛りだ。好き嫌いしてはいけないと言い聞かせているんだが… |
信玄 誠司 | 当の自分がピーマンが食べられないから、説得力がなくてな。 |
握野 英雄 | ピーマンが苦手!?信玄が!?クッ…ハハハ!信玄…その体格でピーマンが苦手って…! |
信玄 誠司 | 笑うな…こっちは真剣なんだぞ。 |
握野 英雄 | 悪い悪い。けどやっぱり、信玄が食べて見せるのが一番じゃねぇか? |
握野 英雄 | そうすればあまねちゃんも食べてくれるさ。 |
信玄 誠司 | やはり、食べなければならないのか…どうしても… |
信玄 誠司 | いやしかし、あまねのため…だがどうしてもあの苦味が… |
信玄 誠司 | 駄目だ!少し外を走って頭を冷やしてくる! |
握野 英雄 | はいはい。それにしても、いつも大らかな信玄がそんなことで悩むとは… |
木村 龍 | あぁー!破れたー! |
木村 龍 | 荷物をまたいで歩こうとしてジーンズが破けるなんて、ついてない… |
木村 龍 | 仕方ない。縫うか…ええと、裁縫セットはどこだったかな。 |
信玄 誠司 | 龍、ジーンズを縫うのか?…ハデに破いたな。自分が縫ってやろうか? |
木村 龍 | 誠司さん、ありがとうございます…でも大丈夫です! |
木村 龍 | 俺、裁縫好きなんです。服を破くことも多いから、慣れてるし。 |
信玄 誠司 | そうか。ならいいが… |
木村 龍 | …よし、針に糸を通して、玉結びを作って…いてっ!…あ、間違えた… |
信玄 誠司 | おいおい、得意と言うわりにはおぼつかない手つきだが…大丈夫か? |
木村 龍 | 裁縫、慣れてはいるんですけど、不器用で… |
信玄 誠司 | …もしかしてとは思うが、龍の着てる服の修繕、自分でやったのか? |
木村 龍 | え?もちろんです!何度も修繕したんでボロボロですけど… |
信玄 誠司 | そうなのか…てっきり弟さんがやったのかと。 |
木村 龍 | 弟ですか!?まあ確かに、不格好で子どもがやったみたいですね… |
信玄 誠司 | …やはり自分が修繕しようか?見てられん… |
木村 龍 | だ、大丈夫ですって!次はキレイに縫ってみせますから~! |
握野 英雄 | ん?あっちから歩いてくるの、子豚じゃないか? |
木村 龍 | あ!あれ卯月が飼ってる子豚だ!またエキストラ出演するのかな? |
握野 英雄 | お、こっちきた。よしよし。かわいいな、こいつ。 |
木村 龍 | 人懐っこいし、愛嬌がありますよね! |
握野 英雄 | そういえば、豚って頭いいんだよな。芸覚えるし。 |
木村 龍 | えっ!マジですか!よーし、じゃあお手! |
木村 龍 | うぅ…無視された…前もこんなことあった気がする~… |
握野 英雄 | 躾けはこうするんだよ…まず、きっちり目を合わせる。 |
木村 龍 | …!ひ、英雄さん、えーと…その、表情が… |
握野 英雄 | そして落ち着いて、互いの心を通わせるんだ。じーーーーーっ… |
木村 龍 | あの、英雄さん…?子豚、縮み上がっちゃってるような… |
握野 英雄 | …ほら、お手! |
木村 龍 | す、すごい!一回で言う事をきいた!? |
握野 英雄 | よし、いいこだなー! |
木村 龍 | …でも今、絶対子豚は英雄さんにおびえてましたよ… |
握野 英雄 | そういえば、今度の月曜日にこのビルの避難訓練があるらしいな。 |
信玄 誠司 | そうか、ではしっかり準備をしないといけないな。 |
木村 龍 | 今回はどんな訓練っすかね。階段と通路を使うパターンかな… |
信玄 誠司 | その場合、現場指揮者は誰に…?やはりプロデューサーさんだろうか。 |
信玄 誠司 | だが忙しそうだしな…声の通る英雄が現場指揮者にふさわしいだろう。 |
握野 英雄 | …?…お、おう、わかった!俺に任せとけ! |
信玄 誠司 | よし、指揮者は決まったな。それではまずは非常口の点検だ!いくぞ龍! |
木村 龍 | わかりました!階段の様子も見てきます! |
握野 英雄 | …行っちまった…休憩中なのに、俺たちは一体何をやってるんだ… |
握野 英雄 | …まあ、あいつらがいればどんな事故や火事が起きても絶対大丈夫だな。 |