アイテム/杖/ファンシーステッキ

基本データ

おともだちに大人気！

セット上限：100ステッキ
業種：武器屋

入手法

ファンシーステッキを作成する

ファンシーステッキを作成する(II)

作業

こいのぼりを作る

こいのぼりを作る(II)

備考

夢見る美少女のために作られた、凝った装飾のある杖である。
この杖の開発の裏には、血で血を洗う復讐劇があったことは、もはや知られていない。

伝記で魔法少女の存在を知ったおじょうちゃん。
伝記では愛らしい猫と契約を行い、普通の少女が魔法少女となっている。
全12巻までの2巻まで読んだおじょうちゃんは、魔法少女になりたいとおじいちゃんに懇願した。
愛する娘のためであること、自らの魔導を引き継ぐ後継者が現れたことを大いに喜んだおじいちゃんは、知り合いの木工士に依頼をし、まずは練習用と木の杖を作っておじょうちゃんにプレゼントした。

しかし、3巻でお菓子の国で、主人公の仲間が、怪物に首から上を食べられてしまったところで、おじょうちゃんの様子は一変する。
猫が普通の少女を魔法少女に改造したことで、このような悲劇が起こってしまったと解釈したおじょうちゃんは、道を歩く猫を片っ端から木の杖で殺害し始めたのである。

そして、同じく魔法少女を夢見るしょうじょの愛猫を殺害したところをしょうじょに目撃されてしまう。
怒ったしょうじょは「振り回さない」と約束したことで与えられた月の杖を振り回し、月に代わってお仕置きをしてしまいおじょうちゃんを殺害してしまった。

かくしておじょうちゃん家としょうじょ家で全面戦争が勃発、一族郎党を巻き込んだ血で血を洗う復讐劇が起きたのである。
最終的におじょうちゃんの父親としょうじょの父親がエクスカリバーとフィン・マックールの剣を持ち出して決闘が始まるところになって、MUTOYS政府が「おじょうちゃんやしょうじょに与えるべきおもちゃの杖がなかった」ことを認め両者を和解させたのであった。

では、おじょうちゃんやしょうじょに与えるべき杖として適切なものは何だったのだろうかと会議が開かれた。

• 彼女らにはまだ魔法の制御ができないため、魔法が暴発しないこと。
• 魔法少女の持つようなきらびやかな飾りがあること。
• 猫を殴ったら折れる程度の耐久であること。

以上の3点が守られた、おもちゃの杖として、ファンシーステッキは開発されたのである。
また、同様におじょうちゃんやしょうじょが本物の魔法の杖（月の杖など）を買うときには、必ず取扱免許を持った大人が同伴して購入するという法律が決められたのである。

かくして、おじょうちゃんやしょうじょはファンシーステッキで魔法少女ごっこを楽しむようになり、伝記を読んで猫に怒りを覚えても復讐劇が発生することがなくなり、また木の杖は本来の機能通りゴブリンの撲殺や足腰の弱った老人の足として使われるようになったのである。

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