ブキ/スロッシャー属

Last-modified: 2024-12-05 (木) 13:14:51

曲射により段差上への攻撃に秀でたブキカテゴリ。
スロッシャー」の語源は英語で「バチャバチャかき混ぜる」「塗りたくる」などの意味がある「slosh(スロッシュ)」より。

 

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概要

容器のような形状で、一度に大量のインクを放つことができるブキ種。
攻撃範囲が広め、かつ落下するインクにも攻撃判定があるため、起伏のある場所でも射線を通すことができる。
これをイカして「相手の攻撃は通らないが、こちらの攻撃は通る」という一方的な状況を押し付けやすいのが最大の強み。
他のゲームでいう「迫撃砲」に近いポジション。ただし他のブキ種と違い、機種による性能差はかなり大きいため、それぞれに合ったテクニカルな運用が求められる。

短射程ブキが少なく、よく「高台の上を攻撃するのが得意」と言われるが、
実際にはエクスプロッシャーを除いて高台の上を気軽に攻撃できるというほどの射程は持っていない(高台上を攻撃するにはかなり近付く必要があったり、下からでは攻撃が全く届かなかったりする)。
実際に得意なのは、小さな障害物や起伏が多数ある場所、比較的小規模な段差である。
ブラスターは高台直下を攻撃するのが苦手だが、スロッシャーはこれを得意とする。
また、ブラスター種とは異なりジャンプによるブレが全く無いのも利点。

一方、連射が利かないブキ属で、オーバーフロッシャーを除いて1振りでたおすこともできず、押し並べてキルタイムが遅い。また攻撃範囲が広い分、弾速も全体的に遅い。
どのブキも正面からの戦闘は不得意である。
また、全体的にインク消費も激しく、継戦能力に劣る。
攻撃の前隙と後隙も大きく、機動力のある相手やキルタイムの速い相手が特に苦手。自分より射程の長いシューターマニューバースピナーは天敵。ボムにも弱い。
イカに地形や障害物をイカすかがこのブキ種のキモである。

特徴

大量のインクを放物線を描くように放つブキ属…という特徴以外に統一感が無く、どのブキも個性豊かで使用感は大きく異なる。

  • ヒッセンバケットスロッシャーモップリンはスタンダードな弾の特性を持つ。
    • 手数に優れたモデルで、スロッシャーの中ではキルタイムがそこそこある。モップリンは一度に2連続でインクショットを放つことが特徴。
    • 射程端から手元まで広い攻撃範囲があり、縦軸を気にせず攻撃できる。
    • 先端の弾の当たり判定が大きいので、敵に当てやすい。逆に言えば、ヤグラの柱などの障害物に吸われて無効化されやすい。
  • スクリュースロッシャーは弾丸と一緒に飛ぶ螺旋状の攻撃判定を活かした攻撃範囲(それを利用した壁裏攻撃力)に期待できる。
  • エクスプロッシャーは連射性は劣るもののより高めの角度が付く弾道による爆撃と、着弾点の爆発による塗り能力が利点。
  • オーバーフロッシャーは低い弾道で4つ連なり、バウンドしながら軌道上を跳ねまわる弾幕形成力が武器。スロッシャーの中では唯一範囲攻撃を有していないため、正確に敵を狙う必要があるがその分DPSやキルタイムに優れる。

他のブキ属よりも少し上を向くことによる射程の伸び具合がやや大きい。
また慣性が乗りやすいため移動しながら射撃すると弾速に慣性が上乗せされる。

エクスプロッシャー以外はローラーのように1回のZR入力で複数の弾が連射される。オーバーフロッシャー以外は複数の弾が当たった場合、一番高いダメージを出した弾以外はダメージを与えない。
バケットスロッシャーの弾は大きなインクの塊に見えるが、実際の仕様上は大量のインク弾が並べられている。
1発しか撃ってないように見えるスクリュースロッシャーも実際には芯の弾を追いかけるように地形に当たらずプレイヤーへの当たり判定の大きいウズ弾が発射されているという仕組み。

薙ぎ払いについて

バケットスロッシャーオーバーフロッシャーモップリンといった複数の飛沫をばら撒くスロッシャーは、弾を放つ瞬間にジャイロを左右に振ることで弾を横にバラけさせて放つことができる。
薙ぎ払う範囲は「前隙が終わるフレーム」と「その1フレーム前」とのジャイロ角度の差によって決定される。
この角度の差だけ各飛沫が左右にズレて飛んでいくため、どれだけ勢いをつけていたとしても前隙終了寸前の勢いが弱いと飛沫が固まって飛んでいくことに注意。逆に言えば前隙終了寸前に一瞬ジャイロを強く振るだけで薙ぎ払うことができるということでもある。

なお、ヒッセンについては薙ぎ払いの角度上限が低く設定されているため有効性が低く、スクリュースロッシャーエクスプロッシャーにおいてはそもそも薙ぎ払うことができない。

もっと詳しい話

上記で「(薙ぎ払い)角度の差だけ各飛沫が左右にズレて飛んでいく」と記述したが、正確には少し違う。
スロッシャーの飛沫にはグループ毎に「飛沫の発射間隔」が設定されている。このFと薙ぎ払いの角度の差だけ前に発射された飛沫から左右に角度をつけて発射される、という仕様。

バケットスロッシャーを例に挙げる。
ここで使うパラメータは以下。

飛沫数グループ1:4個
グループ2:5個
飛沫の発射間隔グループ1:1F
グループ2:2F
最大薙ぎ払い角度10°

最大で何度分薙ぎ払いで攻撃できるかを考える時、単純に「10(4+5)-10*1=80°」!と求めるのではない。
グループ毎に発射間隔分増やしてあげる必要があるので、「10(4*1+5*2)-10=130°」と求めることができる、というお話。
ただしここで求めた角度が絶対に実測値と一致するわけでは無い。弾の乱数・発射時の慣性・上下の角度などにより誤差が生まれるので、参考程度にされたし。

補正 (オーバーフロッシャーエクスプロッシャー除く)

敵に使われる場合の対策

放物線のような軌道でインクを放つブキ。
直進するインクと落下するインク全てに攻撃判定があるのが特徴。
そのため山なりにインクを放つと直線上に並んだ敵を一掃することもできる。

このブキ種の特徴として、「塗るためにヒトでいる時間が短い」ことが挙げられる。これにより、攻撃と攻撃の間にイカ移動を挟むと敵の攻撃を避けつつ攻撃ができるので、射程の短いブキだと完封されかねない。確1ができないかわりに隙の小さいタテ振りローラーと考えるとイメージしやすい。
まずはこの動きを封じるために、スロッシャーの周りの足場を奪っていくことが対策となるだろう。キルタイムは遅いので、周りの足場を奪って首尾よく近づけてしまえばこちらのもの。
またスロッシャー側から能動的に塗り広げて前に詰める動きは得意でないため、より射程の長いブキも対策になる。

アップデート履歴

アップデート履歴(アップデート履歴/ウェポン・ギアパワーごとのアップデートからの引用)
ver.1.2.0ZLボタンを押し続けながら、連続してZRボタンでの攻撃を行うとき、攻撃が途切れてイカ(タコ)になってしまいやすい問題を修正しました。
「インク不足」が表示された直後に攻撃をするとき、ブキ使用の効果音が正しく再生されないことがある問題を修正しました。
ver.2.0.0ほかのプレイヤーが使用しているとき、自分の画面では効果音が二重に再生されることがある問題を修正しました。
ver.4.1.0一部のスロッシャーで、まれに、カベにインクを命中させても塗れないことがある問題を修正しました。

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*1 1発目からの角度なので1個分差し引く