スペと学ぶ海外競馬

Last-modified: 2023-03-20 (月) 19:26:26

以下某スレのアーカイブになります そちらが更新され次第こちらも更新します

わたしが海外競馬について個人的な勉強の為に作っていた資料が少し需要がありそうだったので投下したいと思います
Excelに打ち込んだだけのお粗末な物なのでご了承下さい
また海外競馬初心者向けにちょっとだけ解説もしていきます
※間違いが多分にある上にわたしの主観も含まれます.なのでなんとな~く理解する程度に留めておくのが吉です!

オーストラリア競馬

お手数ですが解説等全てPDF内に埋め込んであります!

はじめに

オーストラリア競馬についての解説です
長々と説明が書いてありますが日本やその他の国と比較してもかなり独特な価値観を持っているのでご一読頂けると理解も深まり易いと思います
filegaiyou1-.pdf
filegaiyou2_.pdf
filegaiyou3-.pdf

最新血統情報

file血統1.pdf
file血統2_.pdf
追記:モーリス産駒Mazuが6連勝で短距離G1のDoomben10000を勝つという快挙を成し遂げました!
ただこのレースはQLD開催ということもあり正直短距離G1の中でもかなりレベルの低い方です
さらにQLDは比較的馬場が軽い地域というのもあります.真価が試されるのは次走以降のVIC,NSW開催G1ということになるでしょう
一方前走の3歳限定G2アローフィールドというのは体感ですが日本でいう弥生賞や神戸新聞杯クラスの重要レースなので一概に弱いと言っているわけではありません!
これからも応援していきたいですね

世代別戦線

2歳戦

file2歳-.pdf

3歳戦

file3歳_.pdf

古馬戦前期

file古馬前半_.pdf

古馬戦後期

file古馬後半_.pdf

その他レースデータ

fileVIC G1.pdf
fileNSW G1.pdf
fileその他 G1.pdf
G1以外の高額賞金レースも重要な位置づけです
file高額賞金R.pdf
これらはごく一部であると同時に更に年々増えており正直全ては把握しきれていません...
それを追うのは現地競馬に参入している人か相当なファンでないと厳しそうです

一応ざっと説明はしましたが質問があればコメント欄までどうぞ

アメリカ競馬

はじめに

アメリカ競馬についてざっくりとした説明です
gaiyou1.png
gaiyou2.png

G1レーシングカレンダー

2021年度版になります
file世代戦new.pdf
file古馬new.pdf
めちゃくちゃ多いですって?
はい!その通りです!なんといっても100個ありますからね!
ただ日本だって平地G1,Jpn1の総数は34個あるので馬の数を考えればまあまあ妥当に思えませんか?

またグレードの昇格降格が激しく名称もよく変わるということには注意しましょう
結局はレースの需要が何かと入れ替わっているだけだったりするので1度覚えてしまってそれをアップデートしていくようにすると楽ですよ

各路線

ここから各路線を深掘りしていきますよ!
方針としてアメリカ版JRA賞である”エクリプス賞”を獲得した馬がどのようなレースを走ったかを知ることでその路線のローテーションを探っていきたいと思います
上から順に読んで頂けるとわかりやすいかと思います!
上のレーシングカレンダーと一緒にご覧下さい

2歳牡馬

file2歳牡馬.pdf
アメリカでは4月くらいからデビューするので初秋には2歳G1が行われます
見たら一目瞭然ですがG1を2つくらい使ってBCに挑むのが2歳王道ローテといえるでしょう

めちゃくちゃ走る!と思いませんか?
アメリカ競馬は地方競馬のように各競馬場で調教を行うのでその強度に限りがあり,レースに出ることで馬を強くするという風潮があるように感じます
そのために月1くらいでレースに出るんです
ファン目線嬉しいかもしれませんが怪我のリスクも上がりますし
最強クラスの馬が変なG3で負けることもしばしばあるので一長一短ですね

1つ注目するべきことはなんだかんだ3歳春までは走るということです
2歳の活躍馬は即引退して種牡馬入りするのがアメリカ競馬!なんて意見を耳にしますが案外そんなことはありません!
まあ日本よりそのケースは多いと思いますが

レース名は現在の物に合わせてあるのでアメリカンファラオがアメリカンファラオSを勝ってたりしますが気にしないで下さい!

2歳牝馬

file2歳牝馬.pdf
大体牡馬と同じ感じですね!
とにかくBCを勝った馬が最大評価されます
注目ポイントは日本に関係している馬が多いことです!
知っている名前もいるのではないでしょうか?
Folkloreなんてコントレイル君の祖母として有名ですね

3歳牡馬

file3歳牡馬.pdf
日本でもよく知られた豪華な顔ぶれですね!!アメリカ競馬の中心はここになります
ローテーションを図にするとこんな感じです
file3歳牡馬ローテ.pdf
最大目標はケンタッキーダービー!そして3冠になります
真夏のダービーといわれるトラヴァースSも3冠に匹敵するメンバーが揃います!その割には日本での知名度が低いんですよね…
3冠ロードを闘い夏に1つ大きいところを使って古馬戦線に挑んでいくというローテーションになってます
また12月にもマリブSがありますが上がり馬や春夏で怪我したり不調だった馬が参戦するイメージがあります

ローテ図ですが決してそのローテーションすべてを走るわけではありません
(大阪杯→春天→宝塚→秋天→JC→有馬と表記しているような物です)
色塗りしてあるレースは現在では降格した旧G1です

3歳牝馬

file3歳牝馬.pdf
file3歳牝馬ローテ.pdf
結論から言うとたくさん走ります!
結構その馬々によってどこを使うか流動的なんですよね
ケンタッキーオークスとBCディスタフを中心として夏に2~3戦する馬が多い気がします
ここで先日話題になったスイススカイダイバーの登場です!モノモイガールなんかも知っている人が多いんじゃないんでしょうか

短距離牡馬

次はダート短距離路線に行きます!
file短距離牡馬.pdf
file短距離牡馬ローテ.pdf
大体BC勝っている馬がエクリプス賞をとっていますね!
ローテーションとしては色枠のレースがBCと並んでよく使われるイメージです
メトロポリタンSとフォアゴーSも有力馬が揃います
それらに比べるとカーターHCは上位入着してもその後下級条件で負けたり休養に入る馬がちらほらいて格が一つ落ちる印象です

日本でよく目にするであろうドバイGSに超1流が参戦することはなかなか珍しかったりします

この路線についてはまだ完全に把握しているとは言い切れないのでまた勉強し直し次第更新していきます

短距離牝馬

file短距離牝馬.pdf
file短距離牝馬ローテ.pdf
エクリプス賞をとっている馬に上がり馬がちらほらいてちょっと分かりにくいですが
基本一直線を辿る馬が多いです
ビホルダーマイルは便宜上短距離扱いしてますが基本的に中距離路線に進みます
ご存じドバイマジェスティがいますね!

中距離牝馬

牡馬より先に牝馬路線から解説していきます
file古馬牝馬.pdf
file古馬牝馬ローテ.pdf
この路線が結構複雑なんですがBCが最大目標なのは勿論
春に始動
夏にクレメントLハーシュSとパーソナルエンスンSを中心としたG1
秋にBC前哨戦と本番
という流れだと思います
この路線のG1は変動が激しいのでこれからどうなっていくのか要注目ですね
特に目を引く戦績をしているのが21世紀米国最高の名牝ゼニヤッタです
そもそもアメリカの王道距離は牝馬路線が充実しているので牡馬にわざわざ挑むということは殆ど無いんですがそんな中古馬王道レースも無双しオス馬達をわからせてしまった烈女です

中距離牡馬

次に古馬牡馬中距離路線です
とその前にここまでは各路線のBC勝ち馬の年間出走レースをまとめてましたがこれからはBC人気上位の馬たちのものをまとめてあります
というのも見たら分かるんですがその年のG1で勝ち負けしてきた人気上位馬がBC本番で負けることが結構あるんですよね
どちらかと言うとアメリカ競馬の中心が3歳なのでスーパーホースが3歳でBC勝って優秀の美を飾るみたいな事が結構あるからというのが要因の1つだったりします
詳しくは3歳牡馬路線を参照して下さい

前置きが長くなりましたが古馬牡馬中距離のデータです
file古馬牡馬.pdf
file古馬牡馬ローテ.pdf
この路線も近年できたサウジカップの影響でこれから変わってくる事が予想されます
とりあえず春に中東遠征
夏に再始動し秋にBC前哨戦とBC本番という流れが一戦級の馬としては一般的ですかね

芝牡馬

ダート路線を終えたので芝路線に移っていきます
芝はダートより格下なのは否めませんがここ数年になってやっと本腰を入れ始めました
こちらはシンプルに牡馬,牝馬,マイル路線に纏めました
それでは早速牡馬からです

file芝牡馬.pdf
file芝牡馬ローテ.pdf
6~8月にG1を2,3戦走りBC前哨戦と本番
という流れです
さてBC成績を見て如何でしょうか?前哨戦を勝った馬々が完敗してますね…
この要因は欧州馬が遠征してくるからに他なりません
言い方悪いですが狩場になってるのが現状です
そう思うと芝馬ながら年度代表馬になったブリモル君ってめちゃくちゃ凄くないですか?

2019年にニューヨークで高額の3歳芝レースが創設され芝三冠が形成されました
まだ格付けされてませんがこちらは近いうちにG1になるでしょう
一応ローテ図の方に記載してあります

芝牝馬

次に芝牝馬路線です
file芝牝馬.pdf
file芝牝馬ローテ.pdf
file芝牝馬ローテ2.pdf
こちらも春にG1を1戦夏に2戦くらいしてBC前哨戦とBC本番といういつもの流れです
牝馬路線も2019年にニューヨークで3歳三冠が形成されました
こちらも後々G1になるかもしれませんが現状の出走馬のレベルからして牡馬の方より時間がかかるかもしれません
今のところデルマーオークスの方が圧倒的にメンバーが揃います

ザリオが勝ったアメリカンオークスは近年12月末に移動しました
アメリカンオークスは必ずしも日本やイギリスのオークスのように3歳牝馬路線の中心ではないので注意しましょう!
どちらかと言うとベルモントオークスがアメリカのオークスといった印象です

あと芝3歳牝馬路線の最大の特徴としてBCが目標でないことが挙げられます
近年5年で純アメリカ3歳牝馬がBCF &Mターフに出走したのは私の調べでは僅か2頭でした
正直なところ出ても勝てないのが要因だと思います

芝マイル

最後に芝のマイル路線です
file芝マイル.pdf
file芝マイルローテ.pdf
これがまた難しくて…シューメーカーマイルと1800mのオールドフォレスターTCSが春の中心
夏の中心がフォスターデイヴSでその後はBC前哨戦と本番といった感じですかね
正直馬々によって結構変わるのでなんとも言えません
わたしは日本馬が初めてBC勝つならBCマイルだと思ってました
F &Mターフはまだしもディスタフを勝つなんて…ウッ

余談ですがなぜマイルに限ってダートの方がBC”ダート”マイルで芝がBCマイルとシンプルなんでしょうか?
他はBC〇〇とBC〇〇ターフという名称で対を為しているのに
理由としてはダートのマイル路線というのがほぼ無いんですよね
芝は1600mのG1競走が沢山ありますがダートは1400mと1800mが殆どです
なのでBCで1600m戦となった時に芝の方の名称がシンプルに呼ばれているのだと憶測ですが思ってます

そういう訳もあって今回の解説の中でもBCダートマイルへの路線は紹介してません
基本的に重複してしまうので

  • ウワーッ!また勉強になるページが出来てる! -- 2021-11-29 (月) 10:44:56
  • こういう読み物のページがウリになりつつありますね… -- 2021-11-29 (月) 11:54:13
  • アメリカ競馬はとにかく早熟優遇で早めに市場価値決めたいみたいですから、2歳から走りまくるのは納得ですね -- 2021-11-29 (月) 16:55:30
  • レース多いっスね……流石アメリカっス -- 2021-11-30 (火) 09:03:43
  • 項目名的にアメリカ以外の地域も扱う予定なんでしょうか? -- 2021-12-06 (月) 13:53:44
    • >項目名的にアメリカ以外の地域も扱う予定なんでしょうか? -- 2021-12-06 (月) 20:04:51
      • 香港欧州あたりはやろうかなと思ってます! -- 2021-12-06 (月) 20:05:50
  • ブリモル君の偉業ってタイキみたいな話なんですかね? -- 2021-12-08 (水) 11:20:42
    • タイキシャトルよりかはホッコータルマエとかコパノリッキーが年度代表馬になった感じですね(向こうの裏路線である芝で年度代表馬になった)。ちなみに日本においてダートで活躍した馬が年度代表馬になったことは今まで一度もありません。 -- 2023-02-07 (火) 15:46:47
  • 欧州はそれなりに勉強してましたけどアメリカはG1が多すぎて放置しました! シーズン最盛期は毎日G1やってるような国ですよね・・・ -- 2021-12-09 (木) 20:14:03
    • 実はアメリカ競馬、結構前にハリウッドパーク競馬場が廃止、今年アーリントンパーク競馬場の廃止が発表されたり、アメフトなどのスポーツベッティングにパイを取られて衰退してるんですよね・・・ -- 2021-12-09 (木) 20:15:31
      • ハリウッドパークは娘!が勝ったアメリカンオークスやハリウッドゴールドカップ、アーリントンパークはアーリントンミリオン(今年賞金減によりビヴァリーDステークスに改名)と日本でも知られたレースがあるんですが ハリウッドGCはサンタアニタに移設されましたね -- 2021-12-09 (木) 20:18:28
  • 南米競馬勉強中なんですがソースがポルトガル語かスペイン語になるのめちゃくちゃきついです!ある程度わかったらいい感じに貢献したいところではあります -- 2021-12-09 (木) 20:54:46
    • 大概の非英語圏の公式サイトには英語への変換機能がありますが南米に関してはもう木下さんのサイトに任せておけば良いかなと思ってます!熱意と努力の結晶で南米競馬どころか日本における海外競馬専門サイトとして最高峰のクオリティです ほんと感服致します -- 2022-05-31 (火) 01:16:20
  • 欧州編まだー? はやくしてね -- 2022-04-22 (金) 12:19:32
  • 更新止まってますね… -- 2023-03-19 (日) 17:37:03
  • 香港編とかあったらいいな -- 2023-03-20 (月) 19:26:26