スピリット一覧/ザンギエフ

Last-modified: 2024-04-14 (日) 16:48:22

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●アートワーク出典:スーパーストリートファイターII

分類

Tag: ストリートファイター シリーズ マスター

原作でのザンギエフ

『ストリートファイターII』で初登場。ガオガエン
出身地はロシア*1。誕生日は1956年6月1日。身長214cm*2、体重181kg*3
3サイズはB163/W128/H150*4。血液型はA型。
好きなものはレスリング、コサックダンス。嫌いなものは飛び道具、妙齢の美しい女性。
特技はウォッカの一気飲み、寒さに耐える。職業/所属はプロレスラー。格闘スタイルはロシアレスリングとアメリカンプロレスのミックス。

「赤きサイクロン」の異名を持つ。屈強な肉体とモヒカンヘアー、顎まで蓄えた口髭、そして申し訳程度の赤要素であるレスリングパンツがトレードマーク。
初登場となる『ストII』ではソ連の最高指導者ゴロバチョフ直々の依頼で末期ソ連が行っていた政策「ペレストロイカ」の広報を目的とするレスリングを通じた国際親善の旅に出る。
並々ならぬ筋肉への信仰心を持ち、その鍛え上げられた肉体による圧倒的なタフネスとプロレスラーならではの投げ技を武器に戦う。

その強面な風貌で悪人だと誤解されがちだが、実際は弱い者に優しく祖国を愛する正義漢であり、祖国ロシアの子供たちにも大人気のヒーローである。
一方でロシアの名門大学卒というかなりのインテリであり、趣味として読書を嗜む文武両道の化身という意外な一面も見られる。
とはいえどこかズレているのか、悩みを抱えたとあるキャラに対して「そういう気分の時は 一勝負するといいぞ! よし、俺が投げてやろう!」などととんでもないことを言いだしたり、悪の組織シャドルーの兵器を手近にいたエドモンド本田振り回して破壊したり、人から預かった大事なものを胸毛の中にしまっており、しかも盗まれてしまうといった、豪快かつ天然な言動が多いのだが……。(まあ前述の悩みを抱えたキャラも試合を通して「すこしスッキリした」と言っていたり、なんだかんだで本田にケガをさせることなく兵器の破壊に成功していたりと、きちんと目的は達していたりはする)
なお、一部で有名な「後に東京都知事に就任する」というトンデモな設定は、当時の雑誌の二次創作ネタであった。

プレイアブルキャラクターとしては、「動きは鈍いが接近すれば高性能な投げ技と打撃技で対戦相手に回避困難な二択を迫る事ができる」といった性能で一貫して登場する。格ゲー界隈で俗に「投げキャラ」と呼ばれるコンセプトのパイオニア的存在。
特に「一回転コマンド」と呼ばれるレバーを上下左右に素早く倒して(順は不問)からボタンを押すというかなりシビアなコマンド入力を要するが、投げ技であるにもかかわらず凄まじいダメージと掴み間合いを誇る必殺技「スクリューパイルドライバー」は彼の代名詞。
そのコンセプト上、リーチの長い牽制技や飛び道具が大の苦手*5で立ち回りでは辛抱強さが要求されるが、ひとたび接近すればそのパワフルな択一であっという間に逆転できてしまうカタルシスが魅力。
また、相手が牽制技を振ったことでやられ判定が前進した瞬間を狙ってスクリューパイルドライバーを繰り出すことで中距離からでも投げを決めるテクニック(通称:吸い込み)など、基本的なコンセプトは明確ながらプレイヤーのやり込みによって様々な戦略が生みだされている。

『II』では弱キャラとの評価が一般的だがこれには裏話があり、同作品封切り前のロケーションテストにてザンギエフで勝ち続けるプレイヤーが現れ、それを見た現場から制作に性能を下方修正するようにとの報告が入った結果だという。

ちなみに昨今の作品ではジャンプ攻撃がやや強めに調整されている事が多く、特に『IV』時代の斜めジャンプ中キック攻撃*6は『スマブラ』シリーズに於けるマリオの通常空中攻撃を連想させる性能とモーションを持ち、ユーザー間で「マリオキック」と呼ばれていた。

リュウ春麗と共にシリーズを代表するキャラクターと位置づけられており、大部分のキャラクターのデザインが変更された『ストリートファイターV』でもこの3人はキャラクターデザインがあまり変わっていない。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ストリートファイターII 1991年/AC, 1992年/SFC, 1993年/PCE,MD,他
  • ポケットファイター 1997年/AC, 1998年/PS,SS 2000年/WS
  • CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000 2000年/AC,DC
  • ストリートファイターIV 2008年/AC, 2009年/PS3,Xbox 360
  • ストリートファイターV 2016年/PS4,PC, 2019年/AC

スピリッツバトル

母体役を務めるガオガエンは赤いプロレスラー繋がりにして、鈍足パワータイプ・投げが得意・飛び道具が苦手と、まさにザンギエフを連想させる性能を持つファイターのため、最高のはまり役と言える。
幾つかのワザもザンギエフの得意技と良く似ている。

対策

体力制乱闘・アイテムなし・全員ジャンプ力ダウンの環境でタイマンする、『ストリートファイター』風味のルール。
母体のガオガエンも身体攻撃と投げが強化されており、ますますザンギエフっぽい。

対策としては、「近づかない・近づかせない」という往年のザンギ対策がそのまま有効となる。
ただし、ジャンプ力ダウンにより空中から様子見したりラインを交換したりする事が難しくなっており、追い詰められやすい。
逃げてばかりではなく、ガオガエンがスキを見せたらすかさず差し返しを決めてラインを押し返していこう。

当然のごとく飛び道具を持つファイターが刺さるが、リベンジからの一撃には注意したい。

入手手段

「ワールドツアー」の3番目の相手。マップの位置はロシア。

性能

スピリッツバトルでは使用不可。

解放すると施設「道場 (投魂流)」が利用可能になる。
詳しくはこちらを参照。


*1 『II』ではソビエト連邦。
*2 『II』では211cm。
*3 『II』『IV』では115kg、『ZERO』では121kg。
*4 『ZERO』ではB172/W133/H154。
*5 公式プロフィールでも、「嫌いなもの」として「波動ソニックブームヨガファイヤータイガーショット(スーパーII)」「波動拳などの飛び道具(V)」といった様に、技名を名指しで挙げているほど。
*6 さらに余談だが、正式な技名は「ジャンピングロシアンスタンプ」。
*7 通常時とジャイアント化の中間くらいの大きさ。