スピリット一覧/プネウマ

Last-modified: 2024-04-20 (土) 06:37:07

Pneuma.jpeg

●アートワーク出典:大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
※追加スピリット:2021年3月5日より追加

分類

Tag: ゼノブレイド シリーズ サポーター LEGEND級

原作でのプネウマ

ネタバレ注意

マスターブレイドであるホムラ及びヒカリの本来の姿。

天の聖杯の伝承には「第三の剣」と呼ばれるものが存在する。
その剣は天の聖杯が真の力を行使する際に顕現し、英雄アデルですらそのあまりにも強大な力を恐れ封印したとされていた。
レックスはイーラに連れ去られたホムラを助けるべくこの剣を手にするが、長い年月の中で朽ち果ててしまっていた。
しかし、シンメツの二人と戦う最中、コアの情報を奪われて抜け殻同然だったホムラ / ヒカリはレックスの決意に心動かされ、
本来ならばありえないはずの「再同調」が起きる。これにより第三の剣が再生し、全てのブレイドの頂点に立つマスターブレイドとして覚醒する。

ホムラヒカリが混じり合った姿であり、性格や口調も二人のものが混ざっている印象を受ける。
初めての覚醒後、この姿の呼び名をホムラとヒカリのどちらにするかを選ぶことになり、ここで悩むプレイヤーも多い。
どちらを選ぶかで以降のイベントや一部モーションに若干の違いが出てくる*1
ただ、本名は胸元にギリシャ文字で『Πνευμα(プネウマ)』と刻まれている通りプネウマであるが、本人は産みの親と出会うまでこの事を知らない。
また、本名を知ったあともホムラまたはヒカリと呼ばれることを望んでいる。
プネウマは超古代文明の遺産「軌道タワー(ビーンストーク)」の第一低軌道ステーション「ラダマンティス」に搭載されていた三基のコンピューター「トリニティ・プロセッサー」の内の一つであり、同じく天の聖杯であるメツ(ロゴス)も彼女と同義の存在である。

その力はホムラとヒカリが元来持っていた天の聖杯をも上回り、望んだ事象を望んだままに発現できるという強力極まりない物。
作中ではヒカリの因果律予測はおろかセイクリッド・アローすら通用しなかったシンの粒子操作能力をそのまま再現して自分の物にしてしまい、当たるはずのない遠隔攻撃を「物理法則を捻じ曲げる」という荒業で強引に命中させてしまうなど、その圧倒的スペックをもって終盤のレックス達の切り札となる。
その凄まじさは同じ天の聖杯であるメツが「チート過ぎだぜ…」とメタな台詞をこぼしてしまうほど。

ゲーム中では戦闘中一回のみホムラ(ヒカリ)が変身することができ、
変身中は「レックスが戦闘不能にならない」「ブレイドコンボをあらゆる属性で繋ぐことができる」「攻撃が必ず弱点扱いになる」などレックスが超強化状態となる。

背部のウイングは小型ブレードの集合体で、必殺技「ジェネシスセイバー」で分離、全方位からの強烈な斬撃をしかける。

デメリットとして、ブレイドの中では唯一Lv.4必殺技が存在しないというあまりありがたくない特徴がある。とはいえデタラメな戦闘能力の前では割と些細な問題だが。
ゲームを一度クリアし、所謂強くてニューゲームのアドバンスドニューゲームを開始すると、ようやくLv.4必殺技「インフィニットブレイド」が解禁される。

マスターブレイドとしての役割(さらなるネタバレ注意)

プネウマ、ロゴス、そしてウーシアの三基から成る「トリニティ・プロセッサー」は、生体素子が採用されている合議制知性群と呼ばれるコンピューター。
このコンピューターが開発された理由は、21世紀初頭に地球のアフリカで発見された正体不明の「ゲート」の管理を任せるためにあった。

ゲートはエネルギー法則を無視した永久機関であると共に、ゲート研究のために立ち上がった研究機関「アオイドス」の研究の結果、生物たちが知覚し得ない多数の別次元を繋ぐ「マルチバース・ジョイント」であることも発覚。
暴走した際にはあまりにも危険であるため、アオイドスの提案で赤道上に第1タワー「ラダマンティス」、第2タワー「アイアコス」、第3タワー「ミーノース」から成る軌道タワー「ビーン・ストーク」を建造。
さらに、これらの低軌道上を接続することで「オービタルリング」を形成し、ここをアオイドスのゲート研究機関とした。

このオービタルリング内でアオイドスはゲート管理のため、トリニティ・プロセッサーの3基を作り上げる。
トリニティ・プロセッサーはそれぞれ異なる仮想空間で異なる育成をされることで独自の知能を獲得していき、人間の管理なく3基のコンピューターの合議制によってゲートの管理が行われた。
育成によりプネウマは女性人格、ロゴスは男性人格、ウーシアはその間を取り持つ裁定者として形成された。
なお、トリニティ・プロセッサーは3基が揃って初めて合議制を成せるものであり、1基でも欠けると正しい思考が行えなくなってしまう。

ゲートの管理という任務の中でトリニティ・プロセッサーは、ゲートをサルワートル(反政府軍)などの外敵から守るため、「デバイス」と呼ばれる兵器群をも設計。
デバイスには内燃機関が存在せず、ゲートから漏れ出すエネルギーをコアクリスタル状のパーツで受信することでそれをエネルギー源とする「スレイブ・ジェネレーター」が内蔵されている。

トリニティ・プロセッサーの三基はこのように、かつての世界ではゲートの管理コンピューターとして作られ存在していた。
しかし、プロフェッサー・クラウスが争いの続く世界へ絶望を抱き、好奇心故にゲートを用いて世界を変えようと「相転移実験」を行うが、それは失敗。
地球の多くのものや人、そしてトリニティ・プロセッサーのうち1基「ウーシア」、クラウスの半身が遥か彼方の別次元へ飛ばされてしまい、その次元でウーシアは「アルヴィース」と名乗りその次元の世界の管理者となる。

一方、残された元の世界では、クラウスが世界再生のために生命の再生などを長い長い年月をかけて行っていく。
しかし、新たに生み出した人間達がかつてのクラウス達と同じ過ちをしないようにするため、クラウスはブレイド・巨神獣・トリニティプロセッサーの3つの関係から成る「命の記憶の循環」システムを構築して雲海の上の世界「アルスト」を創り上げた。

アルストにおける「命の記憶の循環」システムは次のような仕組みになっている。
トリニティ・プロセッサーのうち残されたプネウマ・ロゴスはクラウスにより本システムの管理者と設定されている。これが「マスターブレイド」と呼ばれる所以である。
・コアクリスタルと人間の同調で亜種生命体「ブレイド」が誕生し、ブレイドを持つ人間は「ドライバー」となる
・プネウマ及びロゴスはシステムの管理者及びマスターブレイドとして全ブレイドの管理を行い、マスターブレイドは全ブレイドの情報を保有している
・生まれたブレイドは、外界からの淘汰圧、人間との間に自然に生まれる経験・感情などといった情報を、システムの管理者たるプネウマとロゴスに自動送信する
・プネウマとロゴスに送られてきた情報が蓄積されていき、新たなる進化コードとしてコアクリスタルに送り返し新たなブレイドを生み出す
・ブレイドは進化コードの受信を繰り返すと、ブレイドの時点で未分化な部分を埋めていき、巨神獣へと変わる
・巨神獣は胎内で新たなコアクリスタルを生成。生成されたコアクリスタルは新たなドライバーとの同調で新たなブレイドとして誕生し新たな経験に触れていく

このような重要なキャラにもかかわらず、原作『ゼノブレイド2』にはプネウマの公式のイラストは資料集で顔が見られるのみ*2で全身のものは存在していない。
その為、このスピリットのアートワークは、何と本作のために『ゼノブレイド2』のキャラクターデザインの齋藤 将嗣(さいとう まさつぐ)氏が新規で描き起こし、モノリスソフトが仕上げたものなのである。
アート出典が『ゼノブレイド2』ではなく本作なのはこのため。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ゼノブレイド2 2017年/Switch
    上述の「アドバンスドニューゲーム」ではヒカリ共々最初から解禁済みとなる。

スピリッツバトル

※DLC「ホムラ / ヒカリ+アルストの雲海ステージ セット」の購入が必要

  • 母体:ホムラ / ヒカリ (2Pカラー) (130HP)
  • 護衛:シュルク (5Pカラー(スピリット装備なし)) (130HP、スモール化*3)
  • セットパワー:13,400
  • 属性:投げ
  • ステージアルストの雲海
  • ルール
    • 体力制:150HP (味方)
    • アイテムなし
    • いきなり切りふだスタンバイ (相手(母体):開始から30秒経過で発生、発生から29秒経過毎に再発生)
    • 移動速度アップ・メタル化 (相手:母体のHPが40未満になると発生)
  • BGM:Counterattack
  • ヒント
    • しばらくすると 相手が切りふだ状態になる! うまくよけろ!
    • 相手メインファイターのピンチ時 相手がメタル状態になり パワーアップ!
    • 体力制の乱闘 相手のHP0で撃墜!

対策

護衛もメインファイターも体力が少なくなるとメタル化するので与えるダメージが減ってしまう。
さらにメインのホムラ / ヒカリはいきなり切りふだを使ってくるが、どちらでも切りふだで受けるダメージは20程度のため1回喰らうくらいではそこまで痛くはないだろう。
体力制なので、もちこみアイテムの「50%ダメージ」であらかじめ相手にダメージを与えておくといい。

アタッカーは有利属性を取れる攻撃属性のもの、できれば2スロット以上のものが良い。
そこに「メタルキラー」か「武器耐性強化」を積むと良し。
体力に余裕を持たせたいならそこに「体力強化」をつけておこう。

おすすめ構成は漆黒の騎士戦艦ハルバードを付けた「アーマーナイト」×2のデッキ。
漆黒の騎士は攻撃属性な為、有利な上にアーマーナイト×2の防御力はホムラ / ヒカリの切りふだをまるで物ともしない程耐えてくれる。
強引に殴り込めるようにするなら「鈍足スーパーアーマー」でもいい。
ファイターはシリーズボーナスを狙え、乱戦に強いアイクロイベレト / ベレス辺りがやりやすいだろう。

入手手段

  • ダウンロード特典:ホムラ / ヒカリ+アルストの雲海ステージ セット
  • ショップ:15,000G
  • 大観戦:ポイント交換:5,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬

性能


*1 なおイベントシアターでは両パターンとも見ることはできる。
*2 スイッチオンラインで配布されたプネウマのアイコンパーツはこの資料集のものが出典となっている。額の「V」の部分の色がスピリットのアートワークと異なっているのがわかるだろう。
*3 普通より少し小さい程度。