ファイター/シモン

Last-modified: 2024-03-09 (土) 20:44:01

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関連ページ

攻略立ち回り、コンボ、対シモン対策 など
勝ちあがり乱闘シモン ルート「悪魔城スマブラ」

目次

開く

シモン

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原作でのシモン

『悪魔城ドラキュラ』(原作:コナミ)の主人公。
同ゲームはホラー映画風味の世界観やメタル調のメロディアスなBGM、そして程よく歯応えのあるゲームバランスで人気を博した名作レトロゲーとして知られ、特に北米では今なお根強い人気を誇る。

フルネームは「シモン・ベルモンド」*1
代々続くヴァンパイアハンター一族ベルモンド家の青年。
百年の眠りから覚めたドラキュラを討伐するべく、父から受け継いだ聖なる鞭「ヴァンパイアキラー」を手にドラキュラの潜む城へと単身乗り込む。
そしてドラキュラを討伐して七年後の『ドラキュラII 呪いの封印』では、背中に受けた呪いの傷を解くために再びトランシルヴァニアへと赴くことになる。
二度に渡ってドラキュラを倒した故か、後の時代では「ベルモンド家の系譜で最も高名な英雄」として扱われるようになる。

シリーズの初代主人公であり、それだけあって『悪魔城』シリーズの象徴と呼ぶに相応しい存在。
初代『悪魔城』が様々なハードや筐体でリメイクされ続けてきたため、登場回数と城を破壊する回数は他のベルモンドの比ではない。

『悪魔城』シリーズ以外にも『コナミワイワイワールド』やスマブラに似ている事で有名な『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』、『ポップンミュージック』や『オレカバトル』など幅広い作品にゲスト出演している。
珍しいところでは麻雀ゲーム『牌の魔術師』にも出演したが、その作中では「変態代表」と不名誉な称号をつけられている。

彼の特徴である長髪・筋肉質な体形・鎧・鞭・生足といった部分は後続シリーズの主人公にも継承されている。

彼のダッシュファイターのリヒターは子孫である。

代表作

赤文字は初登場作品

  • 悪魔城ドラキュラ 1986年/FCD, 1988年/AC*2, 1993年/FC 他
    難易度は高いが決して理不尽ではない硬派なバランス、
    古今東西のホラー映画の要素を詰め込んだ世界観が人気を博した傑作。
    ちなみにホラー映画要素は全体的な構成にも表れており、
    タイトル画面は映画のフィルム調、エンディングのスタッフロールは著名俳優のもじりになっている。
    『FC版』はEASYモードが追加された。
  • ドラキュラII 呪いの封印 1987年/FCD
    前作の7年後の物語で、後の「探索型ドラキュラ」のはしりとも言えるゲーム。
    街での会話や謎解きの難しさ等、『リンクの冒険』と似通った要素が多い。
  • 悪魔城ドラキュラ(AC版)1988年/AC
    上記のディスクシステム版のAC版とは別に新たにアーケード版として作られた作品。ストーリーはディスクシステム版を下敷きにしつつも「結婚式中にさらわれた花嫁セレナを救うべく悪魔城に乗り込む」と独自のものになっている。
    音楽やグラフィックは素晴らしいが理不尽ともされるゲームバランスで評価を落とし、他作に比べてマイナーな作品。
    シモン及びベルモンド一族といえば鞭のイメージが強いが武器をパワーアップして最大にすると鞭から剣に持ち替えるという珍しい作品。
  • 悪魔城ドラキュラ 1991年/SFC
    作品の名称と話は『初代FDS版』等と一緒だがそれ以外は別物。
    SFCの目玉だった拡大や縮小機能を全面的に活用しており、敵も個性豊かな物が多い。
    初期のホラーアクション路線の集大成となっており、BGMも合わせてシリーズの中でも人気は高い。
    それとは裏腹に今作のシモンは8方向に鞭攻撃が可能で鞭を使った振り子移動も可能と、シリーズ屈指の高性能であったため、
    その影響か本作以降「シモンは一族の中でもヴァンパイアキラーの扱いに長けている人物」と言う印象をプレイヤーに持たれている。
  • 悪魔城ドラキュラ 1993年/X68000 2001年/PS
    こちらも初代ベースにしつつもパソコン向けに別物として作られた作品。
    当時の高級機、高スペックパソコンだったX68000の性能を遺憾なく発揮しており、非常に高水準なグラフィック、3つの音源から選べるという豪華な音楽、激烈に難しいとされつつも練り込まれたゲームバランスで非常に評価の高い一作。
    2001年に『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』としてPSに移植された。
  • 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント 2009年/Wii
    シリーズのキャラが一堂に会する対戦アクション。
    ただしキャラデザも設定も大きく異なるので、スマブラのようなオールスターものとはやや趣が異なる。
  • 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 2010年/Xbox 360, 2012年*3/PS3
    『ドラキュラ』シリーズのうち、
    ニンテンドーDSで発売された3作品をベースにしたステージクリア型マルチプレイゲーム。ストーリーは無い。
    シモンはDLCで参戦しているのだが、まさかの『FCD版』ドット絵そのままでボイス無し、
    アクションもほぼ当時のままという漢仕様(その代わり攻撃力などの基本性能が高い)。
  • 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls 2021年/iOS(Apple Arcade)
    サービス開始時からプレイアブルキャラクターとして登場。
    魔導書の暴走を鎮めるため、文献等の情報を元に再現、召喚され、様々な時代のハンター達と交流する。
    マリア・ラーネッドにおじちゃんと呼ばれショックを受ける等のコミカルなやり取りもあれば、重要な場面でハンター達を激励するなど非常に見どころが多く、第二の主役ともいえる役回り。
    プレイヤーとしての性能は、耐久力が高いが隙が大きめの中距離特化キャラ。
    斧はスマブラのそれとは比べ物にならないほど隙が少なく、鞭は広範囲を薙ぎ払うようにブンブン振り回す。
    しかも全ての攻撃にスーパーアーマーがつく。
    スマブラにもこの性能で参戦していたら間違いなく壊れキャラとなっていただろう。

スマブラでのシモン

 

本作『SP』で初参戦。コナミからのゲストはスネークに続き2人目となる。
ファイター番号は66、通り名は魔を祓う聖鞭
元々参戦希望が多かったのも理由だが、BGM担当者の支持も大きかったのも要因と思われる。
『スマブラSP』ではあくまでリヒターの元となったファイターという扱いだが、ダッシュ攻撃や下強攻撃等、実はシモンが原作で使っていない(本来はリヒターの)ワザも多い。作品が古い故、後発の作品とは違い体術や派手なワザが無いのが理由だと思われる。*4

原作で使った鞭や様々な投擲アイテムを駆使する、アウトレンジ型の重量級ファイター。
鞭を用いる、強攻撃・スマッシュ攻撃・空中攻撃は剣士系のファイターですら霞んでしまうほどの規格外のリーチを誇る。
また、武器故か鞭にはやられ判定も存在しないため伸ばした鞭を狩られる心配もない。
また、この手の超リーチファイターとしてはワザの動作が比較的コンパクトな点も強み。

必殺ワザは4種のうち3種が飛び道具となっており、それぞれに個性があり用途が異なる。
飛び道具ひとつひとつは威力・強度・持続時間に特化した性能になっており、常に何らかの飛び道具を画面に存在させて相手の動きに制限をかけ続けるような立ち回りが得意。
通常必殺ワザ「斧」はチャージを要さない飛び道具としてはダメージもふっとばし力も高く、下必殺ワザ「聖水」は持続ヒットで相手を拘束できシモン本体での追撃も見込める。共に引っかけた時のリターンが大きく、特にダメージの蓄積した相手にとって強烈なプレッシャーになる。
多彩な飛び道具で相手の選択肢を狭め、差し込みや狙い撃ちに向いた強攻撃・空中攻撃やスマッシュ攻撃で絡め取ったり、発生が早くガーキャンの選択肢として優秀な上必殺ワザ「アッパー」で迎撃したりといった基本戦術は、うまく噛み合わせる技量があれば相手の接近を許さず一方的にダメージを与え続け、そのまま撃墜まで持っていってしまう事すら可能。
スライディングを放ち、派生ワザを繰り出すと真横に大きく移動するという性質を持つ下強の存在も地味に強み。これで相手の迂闊な接近を追い払ったり逃げたりする事が可能。

そして鞭と飛び道具を駆使して空間を支配する戦法は着地・ガケのぼり・復帰といった相手の行動に制限がかかる状況では一層強力になり、特に聖水を起点としたガケ攻めの強さは目を見張るものがある。

これらのことから「豊富な飛び道具で空間を支配して相手を追い詰め、ガケ際のセットアップで攻め倒す」というある意味では明朗なコンセプトのファイターである。

最大とも言える弱点は、重い機動力と圧倒的な復帰力の低さ。
原作も難易度の高さの一つに「シモン単体の機動力の低さ」というものがあるが、それを忠実に再現したかの如く動きが重い
復帰は真っ当な上昇タイプの必殺ワザである上必殺ワザと空前・後・上といった鞭を用いたワザによるワイヤー復帰を使い分けていけるのは強みと言える。が、それでも空中制御力の低さや暴れに用いられるワザの乏しさ、復帰ワザの距離の短さや小回りの利かなさにより非常に厳しく、「リトル・マッククロムに比べればマシ」の域を出ない。

また、鞭を使ったワザはリーチこそ長いものの判定の細いワザがほとんどであり、しっかりと狙いを定めなければ当てる事が難しい。
ちなみにメイン攻撃とサブ攻撃で用途がはっきり分かれており、それらの選択を誤るとダメージを受けやすいのも「悪魔城あるある」であり、ある意味これ以上ない原作再現である。

総括して距離を取ったまま戦い続けられるだけのポテンシャルは有するが、それをプレイヤーの腕で実現できなければ弱点が大きく露呈するといったある意味では硬派なファイター。
懐に潜られた時の切り返しにしろ復帰にしろ不利展開を覆す事が難しい設計がされており、特にシモンの弾幕を容易く掻い潜ってくる俊敏な相手との戦い方は大きな課題。安定して勝つには中~遠距離攻撃の多彩さを生かし、読まれないように選択肢を散らしてゆく技量が求められるだろう。

乱闘やアイテムありではその攻撃範囲の広さにより、乱戦の輪に外から攻撃を叩き込みやすい、ハンマー等の強力な近接アイテムに対処しやすい、といったメリットが目立つ。
一方で1on1以上に機動力の難点も目立つため、時には試合の展開も読み、その時その時の有利なポジションを維持し続ける立ち回り能力が問われる。

声優はハドソン・コナミ・タカラ版スマブラとも言われる『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』で担当した石川 英郎(いしかわ ひでお)
ちなみにシモンは初代主人公だけあってリメイクや客演も多いのだが、その際のキャラデザの変遷が激しいので、実は『初代』準拠のデザインで声が付いたのは『スマブラSP』が初となる(上記ゲスト出演は『悪魔城年代記』準拠のアレンジ)。

海外版の声優はKeith Silverstein。

キャラタイプ 重量級/テクニック・アウトレンジタイプ/乱闘向け

重たい各種挙動と、リーチに優れた近接攻撃、貫通する飛び道具などを踏まえれば、やはりシモンは乱闘向けのファイターと言えるだろう。
非常に長い距離を攻撃できる横スマ、地形を貫通しガード削りも撃墜も出来る斧、敵を貫通する上行きと帰りで2回の判定のあるクロスなど乱闘向きの攻撃は枚挙に暇がない。
切りふだも上手に当てれば同時に複数の敵を巻き込める。狙い過ぎはよくないが、行けそうな時はしっかり棺に入れてやろう。
その一方で運動性能は低く復帰はかなり苦手な為、強制スクロールのステージには注意したい。原作でも橋が崩れる前に渡り切るステージは難所だったので仕方ない。

1on1では運動性能と復帰性能が低く、至近距離で咄嗟に出せるワザに乏しいため、一度ペースを崩されるとかなり苦しくなる。
飛び道具と長リーチにより得意な相手には強く出られるが、苦手な相手はとことん苦手。全ファイター中でも相性差が大きく出やすい。
しっかり相手の接近を拒否してこちらがペースを握る時間を長く保っていこう。

ステータス

基本性能

空中横加速度は最低クラスだが、そういったファイターの中では珍しく空中抵抗が高い。
リュウケンやスネークのような空中で勢いがつくと止まれないファイターと違い、空中で左右移動を止める事自体は出来る。

歩行速度走行速度ジャンプ高度
最大初速最大通常空中
0.761.731.52183029
 
空中横速度落下速度体重
加速最大重力最大急降下
0.030.940.0851.852.96107
 
ジャンプ回数しゃがみ歩きカベジャンプカベ張りつき空中ワイヤー
2回×××

特殊性能

  • 無し

長所/短所

長所

  • 鞭による攻撃のリーチが凄まじい。
  • 優秀な飛び道具を三つも持っている。
    • 弾幕の回転率は低めだが、どれもダメージや判定が優秀で軌道も読まれづらく、更に持続力にも優れる。
  • リーチの長さと飛び道具により横の差し合いに強い。
  • 設置ワザと独特の軌道を持つ飛び道具により、ガケ攻めが非常に強い。
    • ガケ攻めは蓄積・撃墜どちらも得意。
  • 体重が重く、ふっとびにくい。
  • シールドキャンセル行動による切り返しが比較的優秀。
  • ワイヤーの復帰は素早く、ファイターによっては咎めにくい。

短所

  • とにかく機動力が低い。
  • 鞭による攻撃判定は非常に細く、小さいファイターに当たりにくい。
  • 鞭による攻撃の大半は地形を貫通しない。直線的な攻撃が多く、坂のあるステージなど起伏の激しい場所での乱闘は苦手。
  • 体が大きく空中での動きが鈍いため着地が弱い。コンボ耐性も低め。
  • 攻撃の発生が遅い。
    • 特につかみが非常に遅く、リーチも短いためシールドに対してリスクをつけづらい。
  • 鞭によるワイヤー復帰こそあるが、復帰力が低い。
  • ガケで倒せないファイターに対する撃墜力が低め。
  • 斜め上から素早く切り込めるファイターに対する抵抗力が低め。

使いやすさ/使いこなしやすさ

使いやすさ使いこなしやすさ
★★★☆☆★★☆☆☆

使い始めの段階では空中での操作感の重さに戸惑いやすく、復帰の脆さもあってあっけなく負けてしまう機会も多いだろう。
しかしやることは「相手をガケ端に押し込んでガケのぼり狩りのセットアップを仕掛ける」と比較的シンプルであり、操作や基本戦術のハードルがそこまで高いファイターではない。
超リーチの鞭を用いたワザや豊富な飛び道具の数々を駆使した空間を支配する立ち回り、そして下強やガーキャン上Bといった至近距離の拒否・ごまかし手段は、特に初心者帯では対処されにくく勝ちやすい一面を持つ。
アウトレンジ戦法が好き、もしくは復帰の脆さが気にならないプレイヤーならば意外と馴染みやすいファイターかもしれない。

ただし相手ファイターとの相性で有利/不利な組み合わせが明確に分かれる一面がある。
従って、「競技シーンなどに身を置いたプレイヤーがシモン / リヒター単で大会トーナメント上位を目指す」といった場合、茨の道を歩む事となるのは必至。
普段はシモン / リヒターにとって有利なファイターをメインキャラに持つプレイヤーにも、不利がつくサブキャラを被せられる可能性は十分に考えられる。
相性補完用のファイターも別に持つか、あくまでロマンを求めシモン / リヒター単を貫くかはプレイヤー次第。

アップデートによる変更点

色の意味
…強化…弱体化…ワザ変更
…バグ修正…バグ追加黒…その他

Ver.3.0.0


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  • ガケのぼり攻撃
    • 攻撃範囲が広くなった。
  • 横必殺ワザ
    • シールドに対する攻撃力が下がった。

Ver.4.0.0


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  • 下空中攻撃
    • ふっとび中に攻撃を出したとき、すぐに落下するようになった。

Ver.9.0.0


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  • 百裂攻撃
    • 攻撃が相殺されないようになった。
  • 百裂フィニッシュ
    • 攻撃が相殺されないようになった。
  • ダッシュ攻撃
    • 攻撃力が上がった。蓄積ダメージが低いときのふっとぶ距離が伸びた。
  • 上強攻撃
    • 蓄積ダメージが低いときのふっとぶ距離が伸びた。
  • 上スマッシュ攻撃
    • 攻撃が出るまでのタイミングが早くなった。ふっとぶ距離が伸びた。
  • 下スマッシュ攻撃
    • ふっとぶ距離が伸びた。
  • 上必殺ワザ
    • 攻撃範囲が広がった。

通常攻撃

シモン / リヒターのムチ攻撃の特徴として、横強、横スマッシュ、上スマッシュ、前空中、後空中、上空中はすり抜け床以外の地形を貫通しない。
これら攻撃が壁や天井に当たった場合、ムチが弾かれて攻撃判定自体が発生しない。
ただし手元に別の判定があるので、密着すればその分は命中する(威力は低い)。

弱攻撃 ショートバッシュ→セカンドバッシュ→ウィップラッシュ→ウィップフィニッシュ

ダメージ属性ベク
トル
撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F次段移行
受付F
弱攻撃12%武器××5F29F11-30F
弱攻撃22%武器3-4F29F5-10F
百裂攻撃0.5%×n武器最短:9-24F最短:25F
百裂フィニッシュ2.5%武器300%199%3-4F44F

鞭を短く持ちながら振り回す。3発目以降は百裂攻撃になる。
弱1からボタンを押し続けるとムチをだらりと下げ、左スティック入力で振り回す事が可能。

発生はシモンの中では最速の5F。近距離ではこれと下強くらいしか振れるワザがないため、懐に潜られたら基本はこれで誤魔化すべし。
ボタン長押しでは派生しないので、ちゃんと連打しよう。
サドンデスで一応撃墜できるがマリオ等は高%ですっぽ抜けるので信用値は低い。バースト用ではないと頭に刻んでおこう。

ウイップホールド

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
鞭ホールド1%/1.5%/2%武器×13F(Rehit)
解除19F

弱1もしくは横強からボタン押しっぱなしで移行。左スティック入力で振り回すことが出来る。
相殺モーションが無いので弱い飛び道具を一方的にかき消せるが、解除隙は小さくないので特に使いどころは無いと思われる。
暴発させないように注意しよう。
一応崖端で垂らしておくと崖掴みの2Fに当たることがある。相手からすると棒立ちなのにダメージを受けるので驚いてくれれば復帰力の無いファイターであればミスを誘えるが、タネが判ると単なるネタ技でしかない。
OP相殺は弱1と横強どちらのワザから派生しても弱攻撃1と共有。

ダッシュ攻撃 タックル

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
1~5段目2%×5武器×10-11F 13-14F 16-17F
19-20F 22-23F
54F
6段目3.5%武器%%25-26F
合計13.5%%%

鞭を回転させながら突進する。元々は『月下の夜想曲』のリヒターの技。

攻撃の持続に優れ、相殺が起こらないので判定も強い。
発生はまあまあだがモーションが分かりづらいため見切られにくく、咄嗟に出しやすい。めくりも可能。

固定ふっとばしが強く、低%でも一定量は飛ばせる。ベクトルが斜め上なので、相手を遠ざけラインを確保するときに重宝する。
また、ガケ外に追い出して復帰阻止の展開も作りやすい。

後隙は大きいので、ガードの直前で止まらないように気をつけよう。

強攻撃

横強攻撃 レベルスイング

※ステータス欄の表記は[/先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
2%/10%/12%武器%/%/%%/%/%12-13F30F

前方へ鞭を振るう。原作ではお馴染みのモーション。
ちなみに振るった一瞬だけ鞭が伸びているが、これは『血の輪廻』におけるリヒターの隠しアクション。
ボタンを押し続けると弱1同様にムチをだらりと下げて左スティック入力で振り回せるようになる。

シモンの主力ワザその1。
リーチがとても長く、その割には全体動作がかなり短い。先端であればシールドに対してもガンガン振れる。
更には相殺モーションが無いため、ワザのかち合いに滅法強い。並大抵の牽制ワザは外から潰せる。
また、鞭の先端部分は威力が高く、ガケ端なら撃墜もなくはない。
横に並んでいる相手を咄嗟に攻撃したい時に非常に便利。飛び道具と組み合わせて相手を追い払おう。

総じてお互い地に足をつけた地上戦においては非常に強力なのだが、シフトが存在せず縦の判定もかなり細いため、低姿勢の相手にはヒットしないのが数少ない難点。
着地隙で潰れるファイターに対する着地狩りとしては信用度が落ちてしまう。

このワザが強力なのと、もし横スマが暴発すると甚大なスキを晒してしまうことから、シモンを使うときはコントローラーの右スティックを強攻撃に割り当てておきたい。

上強攻撃 ワイドシェイク

※ステータス欄の表記は[鞭/]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
10%/2%武器%10-22F37F

上に向かって鞭を振るう。

攻撃範囲は縦に広いが、横にはとても狭い。対地では極一部の相手にしか当たらない。
後隙も大きめで、扱いが難しいワザ。

持続が長いため、プリンの様な空中から攻めてくる相手を迎撃するのには便利。
それ以外の相手には使う機会があまり無い。ほぼ対空専用ワザ。

下強攻撃 スライディング→スライディングキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F次段移行
受付F
1段目5%×7-23F44F3-27F
2段目7%%%8-19F43F
平地:57F
持続3.5%%%20-28F
合計12%%%

前方にスライディング。追加入力で飛び蹴りする。『月下の夜想曲』でリヒターが披露したアクション。

1段目の発生が早く、近距離で頼れるワザ。1段目の姿勢が低いので、一部の飛び道具を躱すこともできる。
当てた後は2段目に派生が可能で、飛び上がりながら長い距離を移動できるので実質的な攻撃範囲も広い。
間合いを詰められたときの逃げ・引き離しに使ったり、逆にこちらから奇襲気味に突撃するなど、汎用性が高い。
また、あえて派生しないことで、1段目→下スマに連係することも可能。

追加入力の飛び蹴りでガケにつかまるとスキをごまかせる。

スマッシュ攻撃*5

横スマッシュ攻撃 フルスイング

※ステータス欄の表記は[根本/中間/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
14%/16%/18%武器121%/%/81%%24-25F62F6F

前方に向かって一直線上に鞭を振るう。

他ファイターと比較すると極めて長いはずの横強ですら霞んでしまうほどの凄まじいリーチを誇る。
先端で当てると威力が大幅に上がり、100%前の早期撃墜もできる。根本でもそこそこにはふっとばしてくれる。

その代償として、発生が遅く後隙も甚大。誤って出してしまったら手痛い反撃は避けられない。
また、判定が上下に細いためジャンプで簡単に避けられてしまう。
当てるには工夫が必要。聖水で拘束してから狙うか、着地や復帰のスキを突くといい。

上下シフトが可能で、下シフトは多くのファイターのガケつかまりにヒットする。チャンスがあれば積極的に狙っていこう。

上スマッシュ攻撃 バットキラー

※ステータス欄の表記は[先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
14%/16%武器%/%16-18F53F3F

真上に鞭を振るう。

縦方向には破格のリーチを誇るが、判定は見た目通りの細さで横方向には全く当たらない。
地上の相手にはどうやっても当たらない上に、空中でも少しでも横にずれれば避けられるため、使いどころは少ない。
Ver.9.0.0のアップデートで発生と威力が強化されたが、それでも無理して使う必要はない。
一応、聖水やクロスを絡めたコンボであれば使っていける。早期撃墜も狙えるロマンワザ。

戦場の一番上の台にいる相手を地上から攻撃できるので、そこは覚えておくといいだろう。

下スマッシュ攻撃 ワールウインド

※ステータス欄の表記は[根本/中間/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
12%/14%/16%武器%/%/%%/%/%14-15F55F3F
武器%/%/%%/%/%20-21F

回転しながら鞭を足元に振るう。

範囲の広い前後攻撃。ダメージは変わらないが、後ろの方がふっとばしが高い。
また、坂で出すと坂に沿って攻撃する。

他のスマッシュよりもシンプルな性能なので、一般的な横スマの代わりとして使える。
また、ガケつかまりにも安定して当たる。
しかし、横スマよりはマシだが後隙は長めなので、密着で振ってしまうと重い反撃は免れない。

この技が真価を発揮するのは崖。
崖捕まりとその場上がりと回避上がりを同時に狩れるので、聖水で固めた相手に使うとかなり強力。

空中攻撃

通常空中攻撃 ラウンドガード

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
1~6段目1%×6武器×8-9F 11-12F 14-15F
17-18F 20-21F 23-24F
42F14F7-35F
7段目4%武器%%26-27F
合計10%%%

鞭を円上に回す。縄跳び

発生・持続に優れ、着地隙もあまり長くはない。全体的に優秀なワザ。
用途も多岐にわたり、暴れや反撃、コンボなど様々な場面で使える。
特に暴れに関してはシモンで唯一といっていい暴れワザなので、空中で密着され困ったらこれが選択肢に入る。
コンボ始動としても優秀で、急降下空Nから弱や上Bが繋がり、空中で出し切ってすぐ着地すれば空前で追撃できる。

ただ、シモンにしてはリーチがやや短めで、自身の周囲に攻撃するため判定も弱め。外から潰されないように注意しよう。

前空中攻撃 エアリアルスイング

※ステータス欄の表記は[/先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
2%/10%/12%武器%/%/%%/%/%14F39F10F1-28F

前方に鞭を伸ばす。

シモンの主力ワザその2。
非常にリーチが長く、それを考慮すれば発生や着地隙も優秀な使い勝手のいいワザ。何気に全体Fもそこそこ短く、空中での回転率もそれなり。
空中攻撃としては珍しく上下にシフトが効き、上手く使い分けができればかなり広い範囲へ攻撃できる。右スティックで入力すれば上下シフトしやすいのでおすすめ。

飛び道具で相手を動かし、強引に飛び込んできたところを迎撃するのが強力。
ローリスクな差し込みとしても使いやすく、圧倒的リーチで一方的に攻撃できる。
鞭の先端では威力が上がるので、当てどころによっては撃墜にも使える。ガケ外の相手に狙うといい。

全体Fが短いおかげでSJ最速空前から着地前に空中ジャンプが可能で、SJ空前→空中ジャンプ空前→着地際に空前といういわゆるダンスが可能。

ガケに向かって打つとワイヤーの形でガケをつかむ事ができるため、復帰ワザとしても重要。復帰が弱いシモンにとっては生命線となる。
見た目よりは広い範囲までつかみ判定が広がっているが、うっかり外してしまうと取り返しがつかなくなることも多いので要注意。
ワイヤーの有効範囲はシフト方向で変化するので、斜め上に復帰したいときは上シフトで出そう。斜め下も同様。

後空中攻撃 エアリアルバックスイング

※ステータス欄の表記は[/先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
2%/10%/12%武器%/%/%%/%/%14-15F39F10F1-26F

後方に鞭を伸ばす。

空前とほぼ同じだが、こちらの方がふっとばしが強く持続が長い。上下シフトも健在。
空前と同じ運用ができるが、立ち回りでは空前を多用してOPを集中させ、こちらは撃墜用に温存しておく、といった運用もあり。

ちなみに上下シフトかつあまりにも根本すぎる部分を当てると反対側に吹っ飛ばす。
基本的に狙う部分ではないのであまり気にしなくてもよい。一応これを使ったコンボが存在しない訳ではないが……

上空中攻撃 エアリアルトップスイング

※ステータス欄の表記は[/先端以外/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
2%/10%/12%武器%/%/%14-16F39F10F12-27F

真上に鞭を伸ばす。

空中で上スマを放つようなモーションで、やはり縦に長く横に狭い。先端を当てると強くなるのも同じ。
また、誤解されやすいが、こちらは空前・空後とは違いシフトできず真上にしか伸びない。

こちらは上スマよりもスキが少なく、使用中に空中移動が効くので相手の真下を捉えやすく、かなり実用的なワザ。
低%では上投げから確定するので火力を稼ぎやすく、単発でも相手を打ち上げてからの追撃を狙える。
高空なら先端を当てて撃墜もでき、対空ワザとしては強い。

ただ、シモンの空中スピードでは相手の真下をキープし続けるのは難しく、自分から近づくのは厳しい。

こちらもワイヤー復帰には使えるが、ガケより内側で出すと弾かれやすい。要注意。

下空中攻撃 ジャンプキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
7%%13-14F48F26F4-46F
持続%15-36F
バウンド26F

斜め下に急降下キック。通称ドゥエ*6

出だしにメテオがあり、それ以外なら軽く上に飛ばす。
持続含めヒット時に自分も軽く跳ねるのでガードに強く、当たれば連続して蹴れることも。
跳ねる性質を活かしてさながら踏み台ジャンプのように復帰に用いることもできなくはない。普通に復帰しようとしても帰れる見込みが低そうならダメ元で狙ってみるのもアリ。

持続ヒットの場合、相手のふっとび方によってはそのまま両者が跳ねた先で上必殺ワザが繋がり、撃墜まで持ち込める事もあるので見逃さず決めよう。上に落ちる変態。

発動時に少し止まってから急降下するため着地のタイミングをずらすことはできるが、着地隙が大きいので読まれていると空振りしたところを狩られやすい。なので連打しても高速移動はできない。
余談だが、ヒット時の跳ねはスピリット等でジャンプ力を強化または落下速度を遅くするとめちゃくちゃ跳ぶようになる。おっさんが宙返りしながら空の果てまで飛んでいく姿はとてもシュール。

つかみ

発生F全体F
通常10-11F37F
ダッシュ13-14F45F
ふりむき14-15F42F

腕を伸ばしてつかみかかる。

素手のつかみにしては発生がはかなり悪く、ゼルダゲッコウガクッパJr.等と並ぶ遅さ。
しかし、発生とは裏腹に後隙は短く、意外と強気に振っていける。
全体的につかみ範囲は狭いが、ダッシュつかみは例外でかなり広い。
ガーキャンつかみはかなり使い勝手が悪いので、あまり狙わないように。

つかみ攻撃 つかみニーバット

ダメージ属性発生F全体F
1.3%1F6F

つかんだ相手に膝蹴り。

中量級タイプのつかみ攻撃で、ダメージ・回転率ともに平均的。
投げのダメージは少なめなので、これで稼いでおこう。

前投げ スイングスルー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
7%%%24F41F1-24F

一回転しながら勢いをつけて投げる。

ふっとばしが強く、ガケ際ならば撃墜ができる。
ほかほか補正が乗りやすい特性があり、自身が高%のときは撃墜%が大きく下がる。
ガケを飛び道具や横強で固めた所でつかみで崩しそのまま撃墜が狙える優秀な撃墜ワザ。

後ろ投げ スイングバックスルー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
7%%%18F41F1-18F

相手を後ろに投げ飛ばす。

前投げほどではないが、ふっとばしはそこそこ強い。撃墜に困ったときの最終手段。

上投げ トス&ビート

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃6%武器%35F56F1-36F
投げ4%%36F
合計10%

上に放り投げ、鞭で追い打ちをする。鞭を伸ばす攻撃だが、上スマ等と違って天井を貫通する。

シモンの投げでは最もダメージが高い。特に飛ばしたい方向が無ければこれ。
序盤は空上でコンボが可能。コンボが繋がらない%帯になっても着地狩りの展開に持ち込める。

サドンデスでつかめば投げバースト可能。
前後投げでもいいので周りの地形と相談で。

下投げ スラップダウン

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
8%%%24F39F1-24F

相手を地面に叩きつける。

低%でも他ファイターの下投げより遠くに飛ばすが、シモンの空前ならばそのリーチで無理やり繋げられる。
大ジャンプ下シフトで当てれば小ジャンプで出すよりダメージが大きくなるが、若干入力がシビア。

必殺ワザ

通常必殺ワザ 斧

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
15%%30-97F66F

山なりに飛ぶ斧を投げる。

構え中にスティックを前か後に入力することで、投げる軌道を少し調節できる。前入力で遠く、後入力で近くに飛ばせる。
斧はあらゆる地形を貫通して進み、飛んでいる間はシールドか相殺されるまで攻撃判定が消えない。複数の相手にヒットすることもある。

動作は遅いが威力が高く、これ単体でも相手を撃墜できる。
さらに飛び道具なのにガード硬直とシールド削りも強烈で、相手に与えるプレッシャーも高い。

通常攻撃では届きにくい斜め上をカバーする手段でもあり、立ち回りでの重要性も高い。
また、威力の弱い飛び道具を一方的に潰すことも可能。

地形を貫通するため、斜め下への攻撃手段としても使える。下から復帰する相手に攻撃するのが強力。
ただ、ベクトルが上よりなので結果的に復帰を助けてしまうこともしばしば。打ち上がったら鞭で直接叩く復帰阻止も狙っていこう。

軌道を調節できる点も優秀で、インファイト志向の相手には後ろ入力で短距離投げをしておくと牽制に、反射を狙う相手には長距離投げをしておくと反射しても途中で消えることが多い。

強いワザではあるがリスクも大きい。
放物線を描くので横方向の牽制には使えず、スキもスマッシュ並に大きいので、適当に打っていると非常に危険。
特に横移動の早い相手には容易く接近され、そうなるとあっという間にピンチになる。
ニュートラルの立ち回りでは単発でブンブン振ったりせず、クロスや聖水と交えて使うことが重要。

ちなみに他の飛び道具と違って画面内に複数出せるので、不発にはならない。

横必殺ワザ クロス

※ステータス欄の表記は[通常入力/スマッシュ入力]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
行き6%/8%%/%19-64F/19-74F44F
戻り5%/5%%/%65-179F/75-184F
キャッチ9F

シモン「滅せよ!」
リヒター「いけ!」

クロスをまっすぐ投げる。

リンクのブーメラン等に似ているが上下に投げ分けることができず、戻るときもシモンのところへ戻らずまっすぐ飛んでいく。
クロスは相手を貫通しながら直進していくので、行きと帰りで2ヒットすることもある。ただし、ガードや相殺されると貫通せずに戻ってくる。
また、スマッシュ入力で飛距離と弾速が伸びる。
戻ってきたクロスをキャッチするときにはスキが発生するが、攻撃や回避のモーション中ならスキをキャンセルできる。

シモンの主力ワザその3。
絶妙な弾速から繰り出される行きと戻りの2段攻撃がいやらしく、相手を動かす起点になる。
ヒット後は相手を上に浮かせるため、中距離では空前や空後で追撃もできる。

また、原作同様に戻ってくるクロスをわざと避ければ後ろに飛んでいく。ただし威力は下がる。
この戻り状態のクロスは非常に長い距離を飛ぶので、相手と逆方向に放ってから戻りを飛ばすと、クロスで牽制しつつシモンは自由に動け、立ち回りの幅が広がる。

画面中に1個しか出せないので、はじき入力で投げると次を投げたいのに戻ってくる途中なんてこともしばしば。投げ分けを意識しておくと回転率が変わってくるだろう。

ただ、飛ばす際のスキは相応にあるため、発生に合わせて飛び込まれると不味い。
また、挙動が直線的なので比較的読まれやすい。使いやすいからといってクロス一辺倒にならないよう、小ジャンプからの低空投げで下強と時間差で攻めるなど変化を入れながら使おう。

上必殺ワザ アッパー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F着地隙無敵F
1段目2%武器×6F26F全身:5-6F
2~5段目1.5%×4武器9-20F
6段目6%武器×21F
合計14%%%

鞭で攻撃しながら上昇。これも本来はリヒターの技。昇龍拳
短剣で攻撃していると勘違いされやすいが、カメラモードで柄が鞭のものであることを確認可能。*7

縦方向はそこそこの距離を上昇できるが、左右に角度調節は一切できず、横移動は極めて弱い。
ルートが常に一定ということもあり復帰阻止されやすく、少し小突かれるだけで落下が確定することもある。
それでもシモンにとっては貴重な復帰ワザであり生命線。

このワザの真価は攻撃性能にある。
初段の発生が6Fとかなり速く、多段ヒットで最後にそこそこふっとばす。
初段の攻撃範囲が広いため相手を引っ掛けやすく、出だしに無敵があるため割り込み性能も高い。シールドキャンセルからの反撃としては全ファイター中でもトップクラスの強さを誇る。
シモンの長リーチや飛び道具を嫌がり強引に攻めてきた相手はこれで容易く迎撃できる。
ダメージも高いので火力源としても○。

また、高所なら撃墜に使えなくもない。空下で相手を打ち上げた後のフィニッシュとして使えばそのまま相手を画面上まで運んで撃墜できる。

落下速度が遅い点と着地隙が大きい点から、外した場合は目も当てられないことになる。
しかし、それを補って余りある攻撃性能なので、切り返しや反撃のチャンスでは積極的に振っていこう。

下必殺ワザ 聖水

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
生成2%%%18F45F
1.4%×nシモン:炎
リヒター:波導
×1-55F

リヒター「食らえ!」

聖水のビンを投げる。相手に直接当たっても炎は出ず、一定のダメージを受けるか地形に当たると割れて炎上する。聖なる力で燃えているのであって、火炎瓶でも薬品でもない。

反転と方向転換(空ダ)のどちらも受け付けない珍しい必殺ワザ。引きジャンプをする際は極力相手の方向を向くといいだろう。
シールドで跳ね返った場合、火柱の攻撃判定は投げた本人、対戦相手のどちらにも当たるようになる。
画面上に出せる聖水は一つのみ。炎上中でも出せない。割れていないときには相手が拾って投げることもできる。
また、アイテムを持っている状態だと出せない。

割れた後の火柱はネスのPKファイヤーのように多段ヒットして相手を拘束する。拘束力は比較的高く、ずらしで抜けられなければ横スマを決められる。
また、ルフレのギガファイアーのように地面に当たっただけで火柱が立つので、相手に直接ヒットさせなくてもプレッシャーを与えられる。
飛距離も丁度良く、地上ではシモンの横スマが刺さる絶妙な距離に火柱を出せる。空中では放つ角度が変化し、入力のタイミングで位置の調節ができる。

シモンの飛び道具の例にもれずスキが大きく、上から攻められると為す術もなくやられてしまう。
他の飛び道具と同様に、中距離で使って始めて強力な飛び道具であることは肝に銘じておこう。

このワザが最も光るのはガケ攻めの時。
ガケギリギリに火柱を立てることで、その場のぼり・のぼり攻撃で火柱に引っかかればそのまま横スマを決められるため、のぼりジャンプ・のぼり回避を誘発しやすく、ガケの読み合いで優位に立てる。
どの程度の距離感でガケに火柱を合わせられるかはトレモで把握しておこう。細かい位置調節にはしゃがみ歩きが便利。

シモンとリヒターで炎の色と属性が異なる。
シモンのものは赤い炎で、普通の炎属性。対してリヒターのものは青い炎で、波導属性となっている。
この違いは一部のファイターを相手にする場合や、特定のアイテムが出現する対戦、そしてスピリッツバトルに影響するので、念の為覚えた方がいいだろう。
爆発物を使用するキャラ(リンク系爆弾 マイクラTNT等)に対し防御がしやすいシモンが有利。

ちなみにワザを出す度にアイテム取得判定が下されている。シモン、リヒター使用者のアイテム取得数は凄い事になっていると思われるため、気になった人は対戦の記録で確かめてみよう。

最後の切りふだ グランドクロス

ダメージ属性ベクトル撃墜%
合計:48%%

シモン「ぅぉおおっ!」「滅せよ! グランドクロス!!」
リヒター「いくぞ!」「はあ! グランドクロス!!」

棺で相手を捕らえ、十字架のオーラで攻撃しふっとばす。
本来はリヒターの特技「アイテムクラッシュ」クロス版が元ネタで、原作でシモンが使う場面は『ジャッジメント』や『Harmony of Despair』、『Grimoire of Souls』ぐらいしかない。

初撃を当てると発動する演出系の切りふだで、相手を斜め上にふっとばす。
シモンは機動力の低さと飛び道具の回転率の悪さからスマッシュボール争奪戦は苦手だが、最初の棺さえ当てられれば何人でも巻き込めるため、相手が密集したところに決められれば大量撃墜も狙える。

起き上がり・ガケのぼり攻撃

ダメージ発生F全体F無敵F
あおむけ7%19-20F→26-27F45F1-27F
うつぶせ7%19-20F→26-27F45F1-27F
しりもち5%19-20F→31-32F49F1-7F
ガケのぼり9%21-23F55F1-23F

カラーバリエーション

原作シリーズにおけるシモンを元にしたものが多い。
作品を重ねる度に、まるで別人にしか見えないレベルのデザイン変更が繰り返されているが、
近年*8は初代『悪魔城ドラキュラ』をベースとしたデザインで登場することが多く*9、スマブラでもそれに準じている。

カラー元ネタ・備考
1茶色黄土色金髪『悪魔城ドラキュラ』
2金髪『ドラキュラII 呪いの封印』
3黄土色銀髪SFC『悪魔城ドラキュラ』海外版パッケージ
4 青紫銀髪『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』
5茶髪SFC『悪魔城ドラキュラ』日本版パッケージ*10
6灰色白髪
7暗い赤茶髪FC『悪魔城ドラキュラ』ゲーム中グラフィック*11
8青紫黒髪

アピール

上アピール

かけ声と共に鞭を天に掲げる。

横アピール

鞭の先端付近のみをくるくると回し、左手に鞭を構えてからしまう。

下アピール

「来い!」

斜め後ろの地面に鞭を叩きつける。

入場

光の中から現れて、鞭を振るう。

待機モーション

  • 右手を斜め後ろに振るう。
  • 左手を腰に当てて仁王立ちする。

リザルト

ファンファーレ

初代『悪魔城ドラキュラ』の「clear」のアレンジ。
その名の通り、原作ではステージクリアした時に流れる音楽。

勝利ポーズ

十字キー左

「闇を討つ!」

鞭を大きく二回振り、鞭を左手で引っ張る。

ダークサムスガノンドロフブラックピットベヨネッタリドリーのどれかが対戦相手にいる場合は、セリフが「闇に還れ!」になる。
なお、DLCファイターには未対応。セフィロスカズヤ、あとゾンビとエンダーマンは言われそうだが。

十字キー上

鞭を掲げ、一回転し鞭を振り払う。
構図やポージングはやや異なるが『X68000版』のパッケージイラストが元と思われる。

十字キー右

原作でボスを倒した際に出てくる魔力の玉を取った後、正面に鞭を振ったところでズームアップ。
その後、カメラが横視点となりシモンがジャンプしながら鞭を振り続ける。うっとうしい。

シモンのイメージにそぐわないお茶目な勝利演出だと思うかもしれないが、れっきとした原作再現*12
もし原作を遊ぶ機会があれば試してみるのも良いだろう(ただしSwitch等で配信されているコレクションのROM版初代では修正されている。同時収録されているNES版初代は可能)。

拍手

足を広げて拍手する。

ファイタースピリット

シモン・ベルモンド

Simon Belmont.jpeg

●アートワーク出典:悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls*13

アドベンチャーでの解放条件

第1エリアの最奥にいる。解放することで、第2エリアへ進めるようになる。
挑むには直前のロンクーを必ず倒さなければならない。

ファイターバトル

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*1 初期の一部チラシ等では「ベルモント」と表記されており、欧米版ではそのまま「Belmont」が正式名称になっている。
*2 タイトルは『VS.Castlevania』で、日本未発売。
*3 海外では2011年。
*4 『Grimoire of Souls』にてシモンもドロップキックやアッパーを使えるようになるが、誤解を恐れずに書くと同作における彼は文献等の情報を参考に作られたレプリカである。
*5 溜めるとダメージが最大で1.4倍にまで上がる。
*6 『悪魔城』シリーズの『キャッスルヴァニア ~暁月の円舞曲~』ではユリウス・ベルモンドがジャンプキックを細かく連打することで高速移動が可能となるテクニックが存在した。彼のジャンプキックの掛け声が「ドゥエ」で、前述のテクニックを使う際の「ドゥエドゥエドゥエ」と叫ぶボイスが由来。
*7 『Grimoire of Souls』でもシモン、リヒター共に鞭でアッパーしていることがはっきり見える。同作でシモンは鞭を逆手持ちしているが、スマブラ発売後に実装されたリヒターはスマブラに合わせたのか順手持ちしている。
*8 『モンスター烈伝 オレカバトル』『スーパーボンバーマンR』等
*9 それでも作品ごとに細かなディテールが異なるが、共通して言えるのは、長めの金髪で前髪は真ん中分け、マッシヴな体つき、赤い宝石の付いたサークレット、オッサンのような顔つき、胸部に付けられた模様入りのレザーアーマー、褌のようなものが付いているなどが挙げられる。
*10 鎧の一部がオリーブグリーンと暗い黄土色になっているのは同作のゲーム中グラフィックがモチーフと思われる。
*11 バングルなど一部の配色はラインハルト・シュナイダーの特殊コスチュームがモチーフと思われる。
*12 初代FCD版『悪魔城ドラキュラ』では"ABボタンを押しながら魔力の玉を取る"と、本来動けないはずのクリア演出中に何度もジャンプしながら鞭を振るうという(バグ)現象があり、それを再現したものとなっている。
*13 カナダのみでiOS/Androidアプリとして2019年9月下旬に正式配信されたが2020年9月終了。日本ではApple Arcade専用として2021年9月17日に配信。