ファイター/フォックス

Last-modified: 2024-04-11 (木) 19:55:43

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関連ページ

攻略立ち回り、コンボ、対フォックス対策 など
勝ちあがり乱闘フォックス ルート「無限の宇宙」

目次

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フォックス

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原作でのフォックス

『スターフォックス』シリーズの主人公。

やとわれ遊撃隊「スターフォックス」を率いる若きリーダー。フルネームは「フォックス・マクラウド」。
フォックスの名の通り、狐の姿をしているのが大きな特徴の一つ。
狐だからそのままフォックスと命名されたと思われがちだが、伏見稲荷大社の地元にあった少年野球チーム「稲荷フォックス」が由来である。

真面目かつ誠実な性格であり、先導して物事を進めるリーダーシップも備える。
正義感が強く曲がった事を嫌うが裏を返せば融通を利かせるのも苦手で、時にはその真面目さが災いして仲間と衝突する事も。
更に女性の扱いが下手という一面もあるなど、いかにも主人公といった人物像の持ち主。
遊撃隊員としての実力は一流そのものであり、アーウィンランドマスターといったマシンの操縦技術に関して右に出る者はいない。

基本的にはクールでヒーロー然としている印象だが何かと借金返済に悩まされている苦労人な一面もあり、金絡みのネタでファンからイジられてしまうこともしばしば。

代表作

赤文字は初登場作品

  • スターフォックス 1993年/SFC
    『スターフォックス』シリーズの元祖にして、スーパーファミコンで発売されたソフトとしては初となる3D作品。
  • スターフォックス64 1997年/N64
    「世界一売れたシューティングゲームソフト」としてギネス記録に認定されるなど、爆発的なヒットを記録した名作。
    現在まで続く『スターフォックス』シリーズの世界観やゲーム性を決定づけた作品でもある。

    2011年にはグラフィック、サウンド、キャラクターの音声などが一新されたリメイク作『スターフォックス64 3D』が3DS用ソフトとして発売。

  • スターフォックス アサルト 2005年/GC
    従来のようにアーウィンなどの乗り物で戦うシューティングゲーム、そしてTPS風味の白兵戦が楽しめる作品。ライラット系を脅かす謎の生命体アパロイド殲滅に向けてチームスターフォックスの面々が大活躍。
  • スターフォックス コマンド 2006年/DS
    シリーズでも珍しく周回方式、そしてマルチエンディング方式を採用した作品。なんと物語開始時点ではフォックス以外のチームメンバーは離脱しており、ストーリーを進めると分岐ルートに応じて仲間を獲得、時には主人公まで変化する。
  • スターフォックス ゼロ 2016年/Wii U
    『64』をベースにした、シリーズのリブートとも言える作品。

スマブラでのフォックス

 

『初代』からの皆勤賞ファイターの内の一人。ファイター番号は07、通り名は雇われ遊撃隊長
本作『スマブラSP』では『X』や『for』の雰囲気を引き継ぎつつ、服装が『ゼロ』をベースに一新されている。
原作では戦闘の際は基本的にアーウィンを始めとした戦闘機に搭乗しており白兵として戦う描写は少ないキャラクターだったが、スマブラに参戦するにあたって「スリッピーが開発したSF兵器と狐らしい俊敏な動きで戦うファイター」という独自の設定を与えられ、現在に至るまで踏襲され続けている。

歩行・走行・ジャンプ・落下の全てが機敏という典型的なスピードタイプにして、飛び道具・突進ワザ・反射ワザを兼ね備えた万能型ファイター。そしてスマブラにおいては卓越したスピード・攻撃力と、大きな不安を抱えた防御面を併せ持つ攻撃特化型ファイターの代名詞でもある。
スマブラ(特にタイマンルール下)に於いて重要視されやすいスピードに恵まれる事から「フォックスが弱いスマブラは存在しない」「約束された強キャラ」ともっぱらの評判であり、いわゆるガチ勢や競技シーンにおいてはシリーズを通して活躍しており、強い存在感を放ち続けている。

持ち前の機動力に加えてワザの発生・後隙が全体的に速いため、コンボ・連携も得意。
高い機動力にも合致した性能を持つダッシュ攻撃・空中ニュートラル攻撃といった優秀なワザを備え、これらのワザを始動としつつ相手の蓄積%に応じてダメージ稼ぎ・撃墜のどちらも狙っていけるのは大きな強み。
横への撃墜力はそこそこだが上方向への撃墜力は全ファイター中でも上位に挙がり、特に上スマッシュは発生が早い・ガーキャンからも狙いやすい・戦場の台上に乗っている相手にもクリーンヒットすると非常に高性能。

更に相手が一切怯まないというアクの強さこそあるが素早い飛び道具である通常必殺ワザ「ブラスター」で離れた相手の蓄積ダメージを貯めやすく、かつその当てやすさで他のワザのワンパターン補正を解除しやすい。
下必殺ワザ「リフレクター」でほとんどの飛び道具を反射できるため相手の飛び道具に対する応戦力も高く、相手には安易な待ち・逃げを許さない。

卓越した近距離の攻め性能、安易なジャンプ様子見を許さない対空・着地狩り性能、置き技に対する差し返し性能、ブラスターとリフレクターによる遠距離耐性により、相手に動かされるといった場面が少ない。
1on1でのニュートラルゲームにおいてはトップクラスの支配力を誇るファイター。

タイマンだけでなく、その速さを活かした逃げや位置取りの性能で乱闘やアイテム争奪にも強く、強力な射撃・投擲タイプのアイテムに対して下必殺ワザという明快な解答があり、ふっとんだ相手をブラスターで横取りもしやすく、高い機動力のおかげで目まぐるしく環境が変わるステージや回避が困難なやくものにも対処しやすい。
切りふだもコンボからつなげやすい上に撃墜力が高く、フォックス本人の撃墜力もトップクラスのスピードを持っているにしては高めで撃墜困難に陥って横取りされるといった展開は起こりづらい。
まさにルールや状況を選ばず、オールマイティーな活躍が期待できる万能ファイターである。

ただし、これらの豊富な強みの代償として、防御・耐久に関しては様々な面から非常に脆く設計されている。
まず全ファイター中でワースト5位に入るほどの体重の軽さが挙げられ、なんと今作ではカービィピカチュウよりも軽い。
どうなってんだこいつの身体は。
あまりダメージが蓄積していない段階でもスマッシュ攻撃などを受けてしまうとあっけなく撃墜してしまうことも。

更に落下速度が速すぎることの影響で、ガケ外における空中戦の攻防も非常に苦手としている。遊撃隊員なのに…。
横必殺ワザ「フォックスイリュージョン」と上必殺ワザ「ファイアフォックス」を使い分けることによる移動距離の長さとルートの多彩さは大きな魅力だが、その両方が発生前に分かりやすい予備動作を挟むため対フォックスに慣れた相手には予備動作を見てから対応されてしまう事が多い。特に下から復帰することになった場合は発生が遅いファイアフォックスを使わざるを得ないため、一層復帰阻止の的になりやすい。
これに落下速度が速すぎて空中ワザを一度振っただけでも大きく落下してしまう特性が絡み合った結果、自らガケ外に飛び出て復帰阻止を狙うのも苦手としている。
また、その落下速度の速さから横方向にふっとばされた際にはあまり高く浮かない*1という特徴がある。一部のコンボを受けにくいという強みにもなる一方で、低いベクトルでふっとばされやすいことがその後の連係や復帰の展開に響くことの方が多い。
実はその大きな尻尾にも若干の当たり判定があり、身体が小さい割には他のちびキャラに比べてやや被弾しやすい地味な弱点も。

また身体が小さいためリーチのあるワザもなく、その申し分ない攻撃力を発揮するにはスピードを活かして正確に相手のスキを突き懐に踏み込む必要がある。
打撃による連係の性能は極めて高い反面、投げワザを基点としたコンボがなく投げ自体のふっとばし力も低い。
また、確定コンボ自体は少なく、長いコンボに見える連撃はあくまで「極めてフォックス有利の展開を押し付け続けている」だけであり、暴れ性能の高いファイターに対して安定して勝利を掴むのはやや難しい。
撃墜に適したワザは特段当てにくいという訳ではないが、後隙が大きかったり当て所を選んだりと何かしら気軽に振り回すには向かない弱みを抱えている事が多い。これらの点から、迂闊なスキを見せずシールドで正確に守りを固めてくる相手を崩すのは序盤から終盤まで苦労する事になる。

総括してストイックに技術を磨き上げたプレイヤーが使用して初めてポテンシャルを発揮できるといった、いい意味で「真面目系」と評せるファイター。
余りにも動作が素早いため慣れないうちは操作ミス・判断ミスをしたところを相手に突かれてしまいやすく、かつ防御面の脆さから一つのミスが命取りに繋がる。動きや操作のクセが特別強い訳ではないものの、何かとシビアな面が目立つため「強いらしいから」というウワサを鵜呑みにして初心者がフォックスを選ぶのは考えモノである。
逆に迅速かつ正確な判断力を持った上級プレイヤーであれば圧倒的な機動力と火力を極限まで発揮し、遊撃隊長としての貫禄を存分に見せつけられるだろう。

声優は『スターフォックス64 3D』から担当している、大原 崇(おおはら たかし)
『スマブラ』シリーズの全作品でボイスが一新されている唯一のファイターで、声優の変更は2回目*2
海外版の声優はMike West。

キャラタイプ 軽量級/スピード・テクニックタイプ/1on1寄り両刀

本質的にはスピード型の1on1寄りファイターなのだが、不足の無い撃墜力、流れ弾や射撃アイテムへの反射、タイム制でのNBによる横取り、といった多人数戦で有効な手札も十分に備えているため、乱闘も十分にこなせるタイプ。
とはいえやはり体重の軽さから来る事故は1on1以上に怖くなるため、その機動力を生かした位置取りや強力なアイテムの回収・回避は徹底したい。

ステータス

基本性能

歩行速度走行速度ジャンプ高度
最大初速最大通常空中
1.5232.092.40216.43537
空中横速度落下速度体重
加速最大重力最大急降下
0.091.110.232.13.3677
ジャンプ回数しゃがみ歩きカベジャンプカベ張りつき空中つかみ
2回×××

特殊性能

  • 無し

長所/短所

長所

  • トップクラスに速い歩き・ダッシュ・落下速度に加えて高めのジャンプ力を持ち、機動力が高い。
    • この足の速さを活かした各種差し込み&引き行動が強い。ジャンプの回転率も高く、着地狩りも強い。
  • 攻撃は全体的に発生・後隙共に優秀で、回転率の高さからコンボが繋がりやすい。
    • 撃墜手段となるワザは発生とふっとばし力に秀でたものが多く、僅かなスキに差し込めるだけの速さもある。
    • 後隙が少ないワザが多く、ガードされても不利になりにくい。ガーキャン択に乏しい相手なら一方的に攻め続ける事も可能。
    • 空中ワザは総じて発生・判定・持続に優れ、相手のガケのぼりに対する圧力が高い。
    • 気付けば1ターンであっという間に7~80%ほど蓄積させるのも珍しくなく、非常に爆発力がある。
  • 発生の速い反射ワザを持ち、飛び道具に対する対応力が高い。
  • 通常必殺ワザのブラスターは全ファイターでも希少なひるまない飛び道具。1on1では相手の安易な待ちを許さず、乱闘においては撃墜権の横取りといった一風変わった活用ができる。
    • 連射力が高いおかげで他ワザのOP相殺を解消しやすく、主力ワザの火力を最大限に発揮できるメリットもある。
    • 持前の機動力と優秀な反射ワザと合わせると遠距離ファイターに対する耐性が極めて高い。
  • 落下速度が非常に速く、着地狩りを拒否出来た際に逆に着地狩りをする展開に持ち込める。
  • 復帰距離自体は長め。

短所

  • 体重はワーストクラスに軽く、大ワザ(ドリャーなど)が直撃すると多少の蓄積ダメージだけで撃墜がありえる。
  • 復帰に用いる事ができるワザはいずれもかなり大振りで、慣れた相手には復帰阻止の的にされやすい。落下速度が速い関係でタイミングをずらす猶予も少なく、特に空中ジャンプを消費した状態でガケ外に追いやられると厳しい。
  • ワザのリーチが短く、ワザ同士をぶつけ合うような形になると脆い。
  • 完全に確定しているコンボは多くなく、あくまで「フォックスがかなり有利な読み合い」でダメージを稼ぐことになるため、暴れが優秀なファイター相手には安定してダメージを稼ぐことが難しい。
  • リスクの小さい撃墜択に欠ける。
    • 200%付近まで溜まってもDA・強攻撃・投げ等では撃墜できず、空中攻撃でも撃墜が狙えるのは後と上のみ。
    • 優秀な撃墜択はいずれもシールドや回避をされると反撃必至なものばかりで、ミス待ち・事故待ちの流れに持ち込まれがち。上手く読みを通せないと、軽さも相まって簡単に逆転されやすい。相手が重傷ならほかほか補正もかかるため尚の事危険。
    • 空NやDA持続当てから上スマへ繋ぐコンボで撃墜できる%帯を逃すと顕著になり、このあたりの対策を徹底している相手だと撃墜が難しい(バ難)状況に陥りやすい。
    • 落下の速さと空中ワザの全体Fの長さ故に復帰阻止も難しい。ガケ外で空中ワザを繰り出すとほぼ確実にファイアフォックスでの復帰を強いられる事となるため、阻止に失敗すると自分が復帰阻止される側に回ること必至。
  • あまりにも落下が速いせいで小柄な体格の割にコンボ耐性が低い。
    • 対フォックス専用コンボが少なくない数存在しており、通常ならそこまでリターンの高くない始動からとんでもない被害を被ることがある。(専用コンボを把握する必要はあるが)
  • 確認猶予の少ないコンボや連係・ターン継続・差し返しなどが他ファイター以上に重要となる性質上、オンライン適性が低い。
  • 総じて勝ち切ろうと思えばプレイヤーに要求される技量が極めて高く、見た目以上に操作難易度が高い。

使いやすさ/使いこなしやすさ

使いやすさ使いこなしやすさ
★★★★☆★★☆☆☆

動かすだけなら軽快で動きやすく、ワザ構成もわかりやすい。
攻撃を当てるには多少コツはいるが、機動力で補うことができる。
代わりに撃墜までの運用が難しく、反撃されないよう慎重かつ大胆に動く必要がある。
縦にも横にも速いため慣れないうちはそのスピードに振り回されてしまうことも。

厳しいことを言うと、フォックスは「約束された強キャラ」ではあるが「誰が使っても勝てるキャラ」とは言い難い。
きちんと練習しなければ体重の軽さ、微妙に大きい当たり判定、リーチの短さ、撃墜択の少なさという弱点に加え、とてつもない落下速度(これは強みでもあるのだが)が自滅という形で襲い掛かる。
火力もコンボに大きく依存しており、立ち回りだけでは簡単にひっくり返されてしまうため習得は必須。
逆に言えば、コンボルートやキャラ対策といった知識に加え、コンボを途切れさせない精密性、瞬時かつ的確に次の行動を起こす判断力、といったものを身につけたフォックス(とそのプレイヤー)は
まったく攻撃が通らない回避力・立ち回り性能に加え一発ワザが通れば凄まじい勢いで火力も撃墜も稼ぐ、まさに強キャラに相応しい勇姿を見せてくれる。

初心者は強みを見出しづらいが、プレイヤーのやり込みに応えて「強キャラとなることを約束してくれる」大器晩成型といえる。
まずは上手な人の動画やプレイを見て立ち回りやコンボの形を覚え、その動きを指先に刻み込むのが第一歩になるだろう。

前作から及びアップデートによる変更点

色の意味
…強化…弱体化…ワザ変更
…バグ修正…バグ追加黒…その他
前作から

前作から


  • 横必殺ワザ
    • ガードされた際に相手の目の前で停止するようになった。
  • 下必殺ワザ
    • 空中での滑空は一回のみになった。
      • 地面につくかガケにつかまるかすると戻せる。
  • 最後の切りふだ
    • アーウィンに乗り込み一斉射撃を放つ演出系の切りふだ「チームスターフォックス」に変更された。

Ver.3.1.0


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  • 弱攻撃2
    • 百裂攻撃につないだときに連続ヒットしやすくなった。

Ver.4.0.0


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  • 基本挙動
    • ねむりから覚めたときのスキが他のファイターと同じになった。

Ver.7.0.0


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  • その他
    • シールドで相手の攻撃を受けたときのモーションが変更された。

Ver.10.1.0


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  • 前空中攻撃
    • 連続ヒットしやすくなった。1段目から4段目の攻撃範囲が広がった。
  • 下空中攻撃
    • 連続ヒットしやすくなった。攻撃範囲が広がった。

通常攻撃

弱攻撃 ジャブ→ストレート→ラピッドキック→ラピッドフィニッシュ

ダメージ属性ベク
トル
撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F次段移行
受付F
弱攻撃11.8%→(361°)×2F17F5-30F
弱攻撃21%→(361°)2F20F5-30F
百裂攻撃0.6%×n→(361°)最短:5-13F最短:14F
百裂フィニッシュ2%→(361°)%%3-4F38F

ワンツーパンチの後に高速の連続キックを放つ。
ボタンホールドすると空振り時は初段のジャブを連打し、相手にヒットした時のみストレート以降の派生ワザに移行する。

初段のジャブの発生がとても早く、百裂攻撃部分でそこそこに蓄積ダメージを稼ぎやすい優秀な小ワザ。
空Nなどで飛び込んだ後や、回避などで近距離でもつれた時の暴れ択として有効。
火力も弱にしては美味しいので、抜けられない程度に叩いておこう。

余談だが、『X』以降のシリーズでは百裂攻撃の際にかなり気合の入ったボイスを発するようになり、印象に残りやすいボイスとして話題になることも。ハァァァァン‼

ダッシュ攻撃 ジャンプサイドキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
6%↑(70°)%4-7F31F
持続4%%8-15F

正面に飛び蹴り。

ヒットすると相手が上方向に軽くふっとぶ。
発生が早く移動距離も長め、フォックスのダッシュの素早さもあって命中させる機会が多い。かつ、当たればそのままお手玉やコンボ、着地狩りの展開に移行できるとリターン面でも優秀。
序盤中盤だけでなく高%では持続当てからスマッシュが繋がるなど、終盤でも非常に強力。その場のぼり読みで狙うのも有用。

フォックスの素早さも込みで見てからガード出来ない間合いは相当に広く、地対地で完璧に対応するには事前の準備が必要となる。
総じて、フォックスの差し合い性能・攻撃面を支える主力ワザ。

それだけに警戒されやすいワザでもあり、特にガーキャンが強い相手に浅くガードさせたり垂直ジャンプを置かれたところに出してしまったりすると大きな痛手になり得る。
基本的には相手のスキを突いて的確に命中させることを心がけよう。背後から狙ったり密着から当てて裏回るようにしたりと反撃が難しくなるよう工夫を凝らせるとなお良し。

強攻撃

横強攻撃 フォックスウィップ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
無シフト6%→(361°)%%6-8F23F
上・下シフト7%%%

真横に足を伸ばしてキック。

フォックスのワザではリーチが長い部類で、発生・後隙ともに小さく回転が早い。
地上での牽制で使えるほか、引きステップからカウンター気味に振るといった用途もある。
低いベクトルでふっとばすため、高%にはダウン展開を狙いやすい。

上強攻撃 フリップキック

※ステータス欄の表記は[根本/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
対地6%/8%↑(110°)%3-5F27F
対空7%↑(84°)%
持続5%/6%↑(110°)%/%6-7F

逆立ちのような姿勢になりつつ片足を振り上げる。

背中側からフォックスの頭上までをカバーするように攻撃判定が発生し、正面より背中側に攻撃範囲が広い。
背後~真上付近を狙って飛び込んでくる相手や、空Nや空後などで相手に背を向けて着地した際の選択肢として有効。
また、発生が極めて早いため背中側への暴れにも。

相手の重量や蓄積%にもよるが、お手玉コンボの始動・パーツとしても優秀。
フォックスの真上に行くようにふっとばすためお手玉しやすく、まとまったダメージを稼ぎやすい。上強が繋がらなくなったら空Nで〆よう。

下強攻撃 フォックステイル

※ステータス欄の表記は[根本/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
8%/7%身体↑(77°)/↑(75°)/↑(72°)%/%7-8F27F

尻尾で足払いをかける。

スキが少なく、リーチも横強とあまり変わらない。低い位置を攻撃するが、尻尾が地面から若干浮いているためガケつかまりにはあまり当たらない。

相手を浮かせるため空中攻撃で追撃しやすく、コンボにならなくても着地狩りの読み合いに持ち込めるためリターンは高い。
空Nから繋げたり、ジャスガからの反撃に用いたり、ダウン連の火力をさらに伸ばしたりと、用途は様々。

スマッシュ攻撃*3

横スマッシュ攻撃 レッグショット

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
14%→(361°)110%%13-14F45F5F
持続11%110%%15-16F

前方に飛び込みながら浴びせ蹴りを繰り出す。

フォックスのワザとしては格別にリーチが長く、長リーチ相手に対する反撃に有効。
ただし攻撃時に大きく踏み込むため、フォックスの喰らい判定が前に出てしまうという弱点を抱える。相手の攻撃とかち合うと一方的に負けてしまうこともある。

発生はフォックスの通常ワザでは最遅(13Fなので横スマにしては早い方)だが、後隙は割とマシな方。
また、ふっとばしは横スマにしては平凡だが、地味に前作から若干上昇している。

持続が長いため、ガケのぼりにこのワザを引っ掛けると100%未満で撃墜できることもしばしば。ガケにつかまったままの相手には持続部分が当たることも。
普通に一点読みで当てるのはもちろん、ガケ付近での決定打に用いるといいだろう。

ちなみに狭い%範囲だが空N持続当てから繋がる。マリオで80%~85%程度、密着で当てる必要があるという限定的な状況なものの、上スマッシュのOPを消費せずに撃墜可能%にまで持っていけるのでおいしい。

上スマッシュ攻撃 サマーソルトキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
16%↑(80°)105%8-9F55F3F
持続11%←(361°)%%10-11F

後方宙返りと共に蹴り上げを放つ。

スマブラにおけるフォックスの代名詞に等しい、主力撃墜ワザ。
発生が早く、前方から後方にかけてバランス良く攻撃範囲が広がる。
根本~上方向付近を当てればクリーンヒットとなり、クリーンヒットさせた場合の上方向へのふっとばし力は全ファイターのワザでも上位に食い込む。後方はカス当てとなり、真横に弱くふっとばす。

前作までと比較してもかなり判定が広くなり、特に上方向の相手に対しとても当てやすくなった。
これにより、戦場の左右台に乗っている相手に対して地上から上スマをクリーンヒットさせることも可能に。また、空Nや空下、DA、上強などの小ワザをカス当てした後に確定で繋ぐこともできる。
もちろん上スマッシュなので、ダッシュやシールドキャンセルからも当てやすい。

フォックスはこのワザをいかに命中させられるかが重要となる。
後隙には気をつけつつ、確定コンボ、シールドキャンセル反撃、対空、着地狩り、回避狩り、差し込み、パなしなど7色のサマーソルトで相手を的確に追い詰めるべし。

下スマッシュ攻撃 グラウンドキック

※ステータス欄の表記は[根本/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
無敵F
12%/14%→(361°)/→(25°)%/140%%6-7F52F3F両足:6-7F

両足を大きく開き、前後地面すれすれに足を突き出す。

わずか6Fで左右同時に判定が出るのが特徴で、%次第では空Nから繋がる。
リーチは短いが、足に無敵が付いているため判定は強い。

ふっとばしは平凡ながらもベクトルが低く、相手の復帰力次第ではこれが致命傷になることもある。
打点の低さからガケの2Fに合わせるのも効果的。
6Fという、相手の復帰ルートが絶対に頭が出ることが分かる時に咄嗟に出せる早さは大きな強み。

ただし、後隙が大きいので使い所が難しい。外したときのリスクを考えると、ガケ展開以外ではあまり使わないのが得策か。
地上で多用すると簡単に対策されるので、ここぞという場面まで温存しておこう。

空中攻撃

通常空中攻撃 フォックスキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
9%→(361°)%%4-6F38F7F4-31F
持続6%%%7-23F

真横に足を突き出す。毎度お馴染みのスマブラキック。

出始めの威力が高く、持続部分は威力が低い。
リーチは短いものの発生が4Fとかなり早く、持続も長め。更に真下や後ろ付近にまで攻撃範囲が広がるため当てやすい。
また、着地隙が非常に小さいためシールドで防がれても確定反撃が刺さるケースが少ない。

相手を横に低く飛ばすため、ヒット後はコンボ・連係を狙いやすい。
0%付近に限り威力の高い出始め部分でも繋がるが、基本は持続部分を当ててふっとびを抑えた方が追撃しやすい。そのため、早出しして持続当てを狙うのがベター。
ここから確定するワザも様々。低%は弱や下強、中%はDAに繋げて火力を伸ばせ、高%になればダッシュ上スマへのコンボで撃墜も可能。

他にも、スキの少なさと持続の長さによるガケ狩りも優秀。ガケ際で連発するだけでもその場・のぼりジャンプに強い圧力をかけられる。
復帰力が低い相手への復帰阻止に使うのも○。

蓄積から撃墜まで攻めにおける起点作りはもちろん、浮かされた時の暴れ・着地択など守りでも活躍するフォックスの主力ワザ。
その分相手にも警戒されやすく、スキが少ないとはいえジャストシールドされると反撃を取られることも。
ジャンプの大小、出すタイミング、急降下などを駆使して差し込みが雑にならないよう心掛けよう。

前空中攻撃 トルネードシャフト

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
通常1段目1.7%対地:↑(75°)
対空:×(367°)
×7-8F43F18F1-44F*4
2段目1.2%11-12F
3段目1.7%16-17F
4段目2.7%21-22F
5段目4.8%↑(70°)%26-27F
合計13.2%%
着地2%%1F18F

前方に5回連続で回し蹴り。攻撃モーション中は僅かに浮く。

全段ヒットした場合のダメージ量が高めで、コンボの〆や対空で当ててダメージを溜める手段として用いよう。持続の長さを活かし、相手の移動ルートに合わせて置くのもなくはない。
最終段で上にふっとばすという空前らしからぬ特徴もある。後隙の大きさからその後の追撃は見込みにくいため、着地狩りに移行しよう。

最終段以外は相手を軽く真下に飛ばすようになっており、これのお陰で高めに浮いた相手にも最終段まで当てやすくなっている。
また、急降下を入れるなど敢えて最終段だけを外すような当て方をすることにより擬似的なメテオが可能。相手を地上に引きずりおろし、コンボや攻めを継続する事もできる。

後空中攻撃 リバーススピンキック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
13%←(30°)139%%9-11F48F9F7-17F

足を振りかぶって後方キック。

やや発生が遅いが、フォックスの中でも横に対するふっとばし力が高いワザの一つ。上スマに次ぐ撃墜の要であり、しかもこちらは単発で狙いやすい。
さらに、着地隙が短いため回転率も良く、ガードされても先端当てならリスクが少ない。
ガケ奪いで狙ったり、ラインの無い相手に対し押し付けるように振ったりするのが有効。

撃墜以外にも牽制や差し込み、ダメージ稼ぎなどでも重宝する。
もちろんOP相殺はその都度かかるため注意。

復帰阻止の場面で当てる事ができれば強力な撃墜手段になりえるが、実は全体動作がかなり長めという落とし穴がある。
フォックスの落下の早さもあり、場外で使うとあっという間に上Bでも復帰できない高度まで落下してしまうことも多いので注意。

上空中攻撃 テイル&レッグ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
1段目5%身体↑(92°)×9-10F35F13F9-24F
2段目10%↑(85°)%12-13F
合計15%149%

上方向に尻尾→足の順で2連続攻撃。

2段ヒットする攻撃で、2段目はふっとばし力が高め。威力も高く、着地狩り展開のダメ稼ぎとしてもかなり優秀。
相手を浮かせたあとは、フォックスの高い機動力もあり連続でお手玉が狙える。一度外しても、落下が早いため再度着地狩りに移行できる。
また、ステージ上部で当てる事ができれば上方向への撃墜も可能。

発生はやや遅めで打点も狭いため、安定して当てるのは難しいが、当てたあとの膨大なリターンを考えると狙わない手はない。

下りで地上の相手に当てると、低%時にはそのままお手玉が出来る。台があると3回まで当てられることもあり(読み合いに勝てば4回)、一気に40%以上稼げる強力なコンボになる。

ただし、多段攻撃であるが故に、当てた時の位置関係次第では2段目がすっぽ抜けやすいことには注意。

下空中攻撃 エアドリル

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
通常1~6段目1.3%×6↘(325°)/↑(110°)×5-21F49F17F5-27F
7段目3%↗(60°)%%23F
合計10.8%%%
着地1%↗(60°)%%1-2F17F

ドリルのようにきりもみ回転しながら足元を蹴りつける。

多段ワザであり、高めの打点から出しても硬直差があまりブレない*5のが強み。
また、持続長めの多段ワザ故にジャストシールドされにくく、されても反撃が安く済むことが多い。空Nのジャストシールドを狙っている相手に有効。

相手に着地狩りを狙われる展開で守りを固めたい時に効果的なワザ。
蓄積ダメージ量や当て方によっては最終段命中後に追撃でき、特に着地攻撃から上スマに繋いで撃墜が狙えると非常に活きる。
斜め上にふっとばすため復帰阻止に使うのはイマイチか。

つかみ

発生F全体F
通常6-8F36F
ダッシュ10-11F44F
ふりむき11-13F39F

片手でつかみかかる。

素手による一般的なつかみ。リーチは短い。
フォックスの機動力を活かしたダッシュつかみや、ジャンプから降り空Nと思わせてのつかみが強力。しっかりと間合いを詰めながら使おう。

投げからのコンボ・撃墜は皆無で、展開も特別良いものはないためリターンはとても小さい。
しかし、適宜つかみを通してガード安定と思わせないことが重要。ガードに対しリスクを付ければ他のワザも通りやすくなる。

なお、後・上・下投げではブラスターを攻撃に用いる。
このブラスターはNBと同様に相手を怯ませられず、反射・吸収が可能。また、周囲のファイターにもヒットする。
注意点として、後・上投げはフランクリンバッヂ装備中のファイターやマホカンタ中の勇者に使用すると自分がダメージを受けてしまう。
下投げは反射によるダメージこそ受けないが、いずれも与えるダメージが激減するため、状況次第で封印する必要がある。

つかみ攻撃 つかみニーバット

ダメージ属性発生F全体F
1%1F5F

つかんだ相手に膝蹴りを放つ。

ダメージは低いが回転率が高い、軽量級タイプのつかみ攻撃。このタイプはOP相殺の解消に使いやすい。
フォックスはOP相殺の影響を比較的受けやすいファイターなので、このワザは地味に重要となる。
できるだけ沢山刻んで他のワザの攻撃力を間接的に引き上げていこう。

前投げ スマッシュエルボー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃4%↗(48°)%%10-11F33F1-11F
投げ3%↗(40°)%%11F
合計7%

踏み込みながらの肘打ちで前方に飛ばす。4%部分は打撃判定あり。

唯一のブラスターを使わない投げ。上述の場合にはこれを使おう。
それ以外は可もなく不可もない、ごくごく普通の前投げ。とりあえず場外に押し出したい時に。

後ろ投げ クローズレンジブラスターH

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
投げ2%↗(56°)%%10F49F1-10F
ブラスター2%×3×(361°)×17-38F 20-41F 23-44F
合計8%

後ろに放り投げた後、ブラスターで追撃。

前投げよりダメージが高いが、ベクトル変更されると追撃のブラスターが当たらない。
投げワザとしてはやはり平凡。位置を入れ替えたい時や場外に出したい時にでも。

上投げ クローズレンジブラスターV

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
投げ2%↑(90°)%7F49F1-7F
ブラスター2%×3×(361°)×18-39F 21-42F 24-45F
合計8%

上に放り投げてからブラスターで追撃。

相手を真上に浮かせる事ができるが、ブラスターでの追撃モーションが長いためその後にコンボが確定で繋がることはない。
また、こちらもベクトル変更されるとブラスターが当たらない。

フォックスの投げワザでは単体のダメージが最も高く、対空・着地狩りの読み合いに持ち込めるのも含めてリターン面で秀でている。迷ったらこれで。
サドンデスではこれで撃墜できる。

下投げ クローズレンジブラスターダウン

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
投げ1%↗(60°)%%34F49F1-34F
ブラスター2%×3×(361°)×26F 29F 32F
合計7%

相手を地面に叩きつけ、ブラスターを連射。

ずらされる心配が無いため、ダメージは後・上投げより安定している。

斜め上方向へ弱めにふっとばすが、こちらも投げた後のモーションが大きく確定コンボが繋がる場面はほとんどない。
一応、重量級のファイター相手で0%付近の時に限り、ダッシュジャンプ空Nが刺さるくらい。
こちらも浮かせる性質を駆使してその後の攻めからリターンを得ていきたい。

本作では投げモーション中は無敵状態になるため、ブラスター部分を反射されてもフォックスはダメージを受けなくなった。
とはいえ、先に述べたように反射されうる場面であえてこの投げを選ぶ必要はない。

必殺ワザ

通常必殺ワザ ブラスター

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
3%××(361°)地上:11-12F
空中:9-10F
地上:36+10nF
空中:34+10nF
持続12%地上:13-19F
空中:11-17F
持続21.4%地上:20-32F
空中:18-30F

ブラスターをすばやく抜いて撃つ。

ボタンを1回入力すると弾を1発だけ撃ってすぐ銃をしまうが、連打すると銃をしまうモーションをキャンセルして次の弾を撃つ。
また、弾は反射・吸収が可能な他、相手を一切怯ませられないという変わった性質を持つ。

連射力が極めて高い飛び道具。弾速が速い上に射程も長い。
1発のダメージは極端に低いが、その連射力と射程から遠距離の相手を動かしやすい。
また、1発ごとにOP相殺が適用されるため、他のワザのOP回復に役立つ。余裕があればこれを撃って、他のワザの攻撃力を間接的に引き上げたい。

しかし、相手を怯ませられないために飛び道具の撃ち合いでは部が悪く、連射のスキにダッシュなどで突っ込まれてしまうことも。
積極的に撃ってダメージを貯めるというよりは、露骨な待ちに対する待ち返しに使うワザであると言える。
相手が動くようなら早々に切り上げて迎撃の姿勢を見せたり攻めの姿勢を見せたりすること。

乱闘では怯まない点が功を奏し、非戦闘地帯から撃つことで撃墜の横取りを狙うことも可能。ストック制では意味がないが、タイム制なら楽して撃墜数を稼げる。
他にも、ふらふらやねむり状態の相手に連射してダメージを溜めることも。

横必殺ワザ フォックスイリュージョン

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙
地上8%↑(85°)%25-29F55F
空中5%%72F16F

一瞬溜めた後、残像が見える程の高速突進を繰り出す。

突進ワザではあるが、攻撃判定は後ろ側(残像の間)、フォックスの喰らい判定が前面に出てしまう仕様。無敵なども一切無いため、かち合いには滅法弱い。
読まれて移動先にワザを置かれるとあっさりと迎撃される点には注意。

さらに喰らい判定が実際の位置よりも前に出る仕様のためか、地上でシールド中の相手に当てると強制的に目の前に移動してしまい、追い越すことができなくなっている
そのため、シールドに当たってしまうとほぼ確実に手痛い反撃を貰ってしまう。

主には復帰、または着地狩りを狙われている際に落下地点をズラすために使うが、スキや判定などに難を抱え、動きも単調なため狩られやすいワザでもある。
空中で使用すると、硬直は長いがしりもち落下にはならないため、上Bとの併用により長い距離を復帰できる。
さらに空中版のみ、突進時にスティックを横に入れておくことで移動距離を調節することができるので、
タイミングや高度なども工夫し、ルートを読まれないようにしたい。

攻撃に用いるとすれば、横回避による逃げを狩ったり、浮かせた相手への着地狩りや、ダウン中の追撃辺りが狙い目か。
発生はかなり遅いが、移動速度の速さと距離の長さから奇襲に使える。
当たると相手を上へ浮かせるため、蓄積%によっては空上を繋げてダメージ蓄積・撃墜を狙える。また、単純に着地狩りをしても美味しいのでリターンは相応に大きい。
また、200%程度あれば撃墜に至るためとんでもなく撃墜にグダってしまった場合の最終手段としてこれをパなすとどうにかなる場合も。

上必殺ワザ ファイアフォックス

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙
1~7段目2%×7↑(105°)%%20-32F91F20F
8段目16%↗(60°)%%16%43-46F
持続10%%%47-72F

その場で力を溜めて全身に炎を纏い、突撃する。
某ウェブブラウザではない

力を溜めている間に多段ヒットする攻撃判定が発生し、突撃部分は単発で高いダメージを与える。全段ヒットさせるとかなりのダメージ。
そのままでは真上に飛ぶが、突進前にスティックを倒すことにより倒した方向(16方向から選べる)に向かって飛ぶことができる。

今作では突進距離がかなり増し、意外なほど遠いところで発動してもしっかりガケをつかめる。
自由度の高い復帰ルートを組める便利なワザだが、発生前の溜めモーションがかなり大振りかつ目立ち、突進の判定も極めて弱いため、復帰阻止されやすいという弱点を持つ。特に武器判定の空中ワザやカウンター系のワザを持つファイターが相手だと危険。
ルート選択が単調になると容易に迎撃されてしまうため、相手に的を絞られないよう様々なタイミングと発射方向を散らしたい。
大まかには①直接崖を掴みに行く、②崖の地形に頭を擦るように突っ込む、③崖から少し離れた所に発射し、技終了後に慣性落下で崖を掴む、の3種類を適宜使い分け、少しでも寿命を延ばそう。

大振りなため攻撃手段に用いる事は滅多にないが、溜め動作の攻撃持続の長さを活かしてガケつかまりやガケのぼりを狩るのに使うという手はある。
そう決まるものでもないが、決まればダメージ面でのリターンは大きめ。運よく崖メテオにもなれば精神的にも楽が出来る。

下必殺ワザ リフレクター

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
攻撃2%電撃対地:→(10°)
対空:→(24°)
%%3F最短:36F全身:2-3F
解除13F
 
ダメージ
倍率
速度倍率判定持続
倍率
発生F全体F
反射1.4倍1.4倍1.0倍最短:4-23F19F

飛び道具を反射するリフレクターを展開する。

受けた飛び道具の威力を1.4倍にして返すことができる。ただし、ダメージが50%を超える飛び道具は反射できず、そのまま被弾してしまう。
また、反射成功後は動作を各種回避かジャンプでキャンセル可能。

シンプルかつ優秀な反射ワザ。ボタン長押しにより半永久的に持続できるため、出すだけでも飛び道具への牽制になる。
反射の発生も早く、ある程度の飛び道具は見てから反射できる。

また、ワザを出した瞬間に微弱な攻撃判定がつく。リーチは短いが発生が3Fとかなり早く、暴れの選択肢として使えるかもしれない。
更に2-3Fで全身無敵が付いている為、『DX』程ではないがリフレクター復帰阻止が強力。復帰の弱い相手には意外な早期撃墜が狙える。

空中で使用すると落下速度がリセットされ、着地のタイミングをずらす手段に使える。
ただし、解除の硬直は大きめなので多用すると後隙を狩られやすい。択の一つとして適度に使いたい。

最後の切りふだ チームスターフォックス

ダメージ属性ベクトル撃墜%
3.0%→30%→10%
(合計:43%)
↗(55°)%

「行くぞみんな!!」
「スターフォックス、全機突撃せよ!!」

アーウィンがフォックスの前方に現れて体当たり攻撃をし、命中するとスターフォックスチームで総攻撃を仕掛けて大ダメージを与える演出に突入。
通常時のセリフは、『64』や『ゼロ』の惑星コーネリアにおける戦闘開始時のセリフをアレンジしたもの。
また相手がウルフだった場合、セリフが専用のものに切り替わる仕様がある。

「これでトドメだ! ウルフ!!」

演出系故に決めるためには相手に近づく必要がある。フォックスのスピードを活かして的確に接近しよう。
一応、下投げから最速で出せばほぼ確実に当たる。

起き上がり・ガケのぼり攻撃

ダメージ発生F全体F無敵F
あおむけ7%16-17F 21-22F45F1-22F
うつぶせ7%16-17F 21-22F45F1-22F
しりもち5%19-20F 25-26F49F1-7F
ガケのぼり9%19-21F55F1-21F

カラーバリエーション

カラージャケットスーツ元ネタ・備考
1薄い青緑水色『スターフォックス ゼロ』のフォックスがベース。
2他のカラーと比べ、毛の色が暗い
3ピンク
4深緑青緑
5オレンジ茶色茶色
6黄緑灰色
7黄色黄土色オリーブ『スターフォックス アサルト』や『コマンド』のスリッピーに似た配色。
8灰紫青紫濃い紫ギンギツネやウルフの様に見えてそうでもない感じの灰紫色の毛

アピール

上アピール

「行くぞっ!」

ファイアフォックスの始動モーションのように炎を纏い、気合を入れる。

横アピール

ブラスターを抜いて手元でくるくると回し、そのまま仕舞う。

下アピール

「かかってこい!」

身を引きながら手招きする動作で挑発。

スマッシュアピール

惑星コーネリア惑星ベノムライラットクルーズのいずれかでの乱闘中、下アピールを一瞬だけ入力する事で発動。
成功すると一回転した後、力を溜めるようにしゃがみ込む。
惑星コーネリア・惑星ベノムではフォックスが立ち上がるとすぐにスターフォックスの面々と通信を開始するが、
ライラットクルーズでは、スマッシュアピール成功後にステージがワープして背景が切り替わったタイミングで通信が始まる。
ライラットクルーズでの通信には、コーネリア、ベノムにはいなかったクリスタルスターウルフの一味も登場する。

入場

アーウィンから颯爽と着地。

待機モーション

  • 向いている方向と逆の手を前方に出し、構えをとる。
  • 向いている方向と同じ側の手で手招きする。

リザルト

ファンファーレ

『スターフォックス64』の「タイトル」のアレンジ。

勝利ポーズ

十字キー左

「こちらフォックス、これより帰還する!」

ブラスターをくるくると回しながら腰に仕舞う。

対戦相手にファルコがいる場合は、セリフが変化する。

「まだまだだな、ファルコ」

十字キー上

「作戦完了!」

左右に1回ずつブラスター構えた後、カメラに向かってブラスターを突きつける。
セリフは原作ゲームにおけるステージクリア時の文字表示が元ネタ。「作戦終了」と異なり、任務を完遂した時に表示される。

十字キー右

腕組みしながらそっぽを向く。
『初代』から続く、スマブラにおけるフォックスの伝統的な勝利ポーズ。目に付けているスカウターみたいなヤツの反射も相まってカッコイイ。

拍手

背中を向けながら拍手。
過去作やウルフとは違い、尻尾が上を向いている。

ファイタースピリット

フォックス

Fox McCloud.jpeg

●アートワーク出典:スターフォックス ゼロ

アドベンチャーでの解放条件

光の神殿への道を開くピンクのスイッチの手前にいる。
挑むには直前のニーナを必ず倒さなければならない。

ファイターバトル

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*1 本作『スマブラSP』から「縦ふっとびを受けた際のみ、専用の落下加速度が適用される」といった仕様に変更。この縦ふっとび中の落下速度に関してはフォックスはむしろ遅い部類であり、普段の落下速度が遅いファイターと比べて上撃墜されにくくなることはない。
*2 『64』『DX』では『スターフォックス64』の里内 信夫(さとうち しのぶ)、『X』『for』では『スターフォックス アサルト』の野島 健児(のじま けんじ)が演じていた。なお、スマッシュアピールの音声は過去作からの流用である。
*3 溜めるとダメージが最大で1.4倍にまで上がる。
*4 1-26F目に着地することで着地攻撃が発生する。
*5 単発ヒット型の空中ワザの場合、相手ファイターの座高やシールドシフトの位置によって硬直差が変化してしまう事がある。