キャラ解説
ぶんるい:ヒールポケモン
タイプ:ほのお+あく
ハワイをモチーフにしたアローラ地方で最初に貰える3匹(通称御三家)の内の一匹、子猫のニャビーの最終進化形態。ヒールっていっても癒やしのことではなく、悪役のヒールのこと。
悪タイプらしく敵対するならば徹底的に戦う凶暴な面もあるが、この見た目で小さい生き物を保護するのが好きだったりする。
見ての通りの悪役プロレスラーモチーフのポケモン。準専用技のDDラリアット、専用Z技(切り札のような物)のハイパーダーククラッシャーの演出*1などからも米国ヒールレスラーの頂点「ハルク・ホーガン」に寄せて作っていると思われる。
攻撃力が特に高く、耐久力も高め。その代わりに鈍足という典型的な重戦車。ストーリーでも活躍してくれる頼れる一匹である。
タイプの組み合わせが良好で弱点以外なら耐えてくれる信頼性から対戦人気も非常に高く、場に出るだけで効果のある便利な特性を持っていたり、妨害・デバフ・状態異常撒きなどの役立つ小技を大量に覚えてくれたりするためにサポーター適性が極めて高い。
事実、現在でもダブルバトルにおいては使用率ランキング上位をキープし続けている強豪である。本人のアタッカー性能も高いので裏をかいたアタッカーでの奇襲も有効。
ファイター性能
SPから参戦した、クルールやリドリーと同様の重量級。
機動力が最低クラスに低く、横方向への突進投げを持ち、待ち戦法や復帰阻止への耐性があまりないなど、どこかの誰かさんとの共通点が多いファイター。
レスラー設定や体色、使う技の傾向、投げが強い、そして欠点も似ていることから「スマブラのザンギエフ*2」と呼ばれる事も。本家ザンギエフもスピリッツで登場しているが、彼のスピリッツ戦はガオガエンが担当していた。リュウの勝ち上がり乱闘でもザンギエフの代わりとして登場する。
大雑把にガノンとドクターマリオを足して2で割ったような性能をしているが、最大の違いはやはり下Bによる大幅強化だろう。詳しくは後述するが、これによって重量級にしてはめずらしくコンボ耐性が高くその他小技が充実していて暴れが強い。
ガノンと性能が似ているが、キャラ相性は多少異なる。
具体的にインファイターや飛び道具キャラにやや強くなり、格ゲーキャラや重量級など判定やリーチに優れる殴り合いキャラに弱くなる。
長所
- 近距離の暴れ技がどれもかなり高速&リターンが優秀で密着が強い。
- 手足が無敵になる技が多く、判定が強い。
- 発生や連携に優れ、ダメージ&吹っ飛び共に強い技が多い。
- 下強や上強など、コンボや連携始動として優秀な小技も取り揃えており、技のレパートリーに事欠かない。
- 掴み、投げ技がバースト・蓄積・ヒット後の展開などトップクラスに優秀でシールドへの圧が強い。
- 体重が6番目に重く、吹っ飛び耐性が高い。その割に体格は細め。
- さらに主力技(後・上投げ 横B)はほかほか補正での伸びが良いのでおもわぬ逆転が狙いやすい。特に下投げ上Bは0%だろうと撃墜で勝利なんてことも。
- リベンジ成功時の圧力がガノン以上で、一発で取り返す能力が高め。最大までかかっていると補正最大のルカリオやバフを最大に掛けた勇者と肩を並べる。
- 飛び道具や長リーチに対してリベンジという強引な回答があるため、立ち回り弱者ながら不利度合いは多少軽減されている。少なくともガノンに比べて技の押し付けが通用しずらい。
短所
- 上下には素早いが、ダッシュ・歩き・空中横移動が壊滅的でガノン未満。特にダッシュ力はなんとワースト1位。
- 機動力が低いわりにリーチが並。故に差しあいや引き行動、リーチを生かしたライン維持が苦手。
- 突進技(DA、横Bなど)の速度も控えめなので、こう見えて丁寧に差し合いを仕掛けるキャラである。ゆえに重量級ながらオンライン適正が低い。
- 飛び道具を持たない。機動力も相まって逃げ戦法に弱い。リベンジという対抗策はあるが、結局のところ近づけなければ意味がない。
- 復帰距離は並だが、予備動作が長くて狩られやすい。技発動中は細かい移動やキャンセル不可なのも×。
- リベンジは投げ技であっさり解除されてしまう。ガノンのような通常投げ以外の投げ技を持つ相手にはリベンジをとっても読み合いが続く。ダメージを受けすぎてもアウト。こうなるとダメージは受け損。
炎獄握受け身失敗から確定する技
- 弱 横強 下強
各種技の用途&対策解説
※ここで表記しているコンボ帯や撃墜%は、ガノンドロフで検証しています。
- 弱
すいへいチョップ→ニーバット→エルボースマッシュ
発生:5F
弱1は後隙が小さいので、ガードしても反撃困難。密着ではこちらの弱では発生負けしてしまうので注意。
一応だが、ガオガエンのダウン始動技なのでダウン時には離れるようにした方が被害は抑えられる可能性が高い。
ガオガエンの機動力はお察しではあるが、よく伸びるDAや横Bがあるのでそちらも注意。
ちなみに高%や崖端ではよく途中で抜けるという欠陥があり、ダメージが多い点を除けば強力な技ではない。
- DA
ジャンピングニーバット
発生:8F
突進速度が中々早く、中距離でも使えるガオガエンの差し込み技。
高%での撃墜力、根本当てではガードをめくるなど持続でのコンボが出来なくなったガノンのDAのような攻撃。
おじさんでいう裂鬼のように、遠距離で苦しくなったガオガエンが痺れを切らして突っ込んでくる事もある。目の前で止まった場合そこそこ隙があるので掴むなり横強をぶち込んでやろう。
リベンジが最大まである場合、中央のガノンを120%からでも吹き飛ばせるほどの火力になる。この状態ではガード硬直がかなり伸びるので一切反撃できなくなる。DAに限らないがリベンジ状態のガオガエンにガードしても旨味はほとんどない。その場回避やジャンプで避けたい。
打点は膝技らしく低いので、空中攻撃で上半身を狙うことで一方的に攻撃できる。降り空Nがオススメ。
- 横強
じごくづき
発生:12F
ヤバいのはその撃墜性能で、終点中央マリオを105%程度から撃墜可能なバースト力を誇る、全キャラ最強の吹っ飛びを持つ横強である。
発生のせいで使いづらいものの、全体フレームは36Fで空中でのガノン空後とほぼ同じなのでガードしても連打される可能性がある。さらにカス当てが無く、ベクトルが低めなので実質的に中量級のスマッシュ以上の脅威と言えよう。
全体的に魔王の横強をより強烈にしたような性能だが、実質リスクとパワーが下がった横スマと考えてよい。
真横ベクトルの所為で、崖端で喰らってしまうと80%付近でもおじさんは復帰不可能になってしまう。
主にこちらの飛込みを読んで引きながら出して来たり、崖上がりに置かれていることが多い。下手な回避上がりや崖離し攻撃は見てから動作中に狩られるので注意。
ノックバックとガード硬直が強いため、ガードしても特に反撃はできない。
判定は細いので、読めれば下強先端や空Nで潰せる。
- 上強
ジャンピングヘッドバット
発生:6F
ガオガエン自体機動力が低く、この技のリーチも大したことないのでカバー範囲は狭い。
どちらかといえばコンボパーツとして使われ、上強x2→空上と持ち上げられるように繋げられたりNB締めで30%を稼がれることも。
ちなみに後方の出だし部分は打点が高いのだが、ガノンは背が高いので密着しているとぶち当たる。後方であれば喰らっても確定コンボは無いので慌てずに。
喰らっても撃墜には至らない技だが、良い感じに浮くので空上や空後などで蹴り飛ばされれば流石に死。回避や暴れを的確に読まれたら狩られるので、喰らった後の展開に注意しよう。
- 下強
すいめんげり
発生:9F
吹っ飛びと後隙が小さいので、例えこちらが200%以上であっても色々な技が確定する。
地味な見た目ながら序盤から終盤まで使える優秀なコンボ始動技。
足先は崖掴まりにヒットし、姿勢が優秀なガノンも例外ではない。無敵が切れると最強の横強が確定してしまい喰らえばほぼ死。下手な様子見は非推奨。
この技の打点が低いので、こちらが空中攻撃を放ってる間はかわしつつ潰せる。
下強→空後や空前
下強→空上 160%以上で上撃墜
下強→空後や横強 崖端で80%辺りから復帰不可
- 横スマ
えんずいぎり
発生:16F
根本では大したことないが、先端の吹き飛ばしは DORIYAH と遜色ない。先端判定もマルス程シビアなものではなく、至近距離でなければまずクリティカルとなる。
発生だけならガノンのもののほぼ半分と早く、見てから対応できるか怪しい発生なのでタイマンでも怖い技である。
90%以上で先端を食らってしまえば、上バーストしてしまうのでどの位置にいても危険。
この性質を利用して崖端に立って空N連打や下強で回避上がりを誘ってから、ステージ内側に向かってぶっ放してくることも。
また、先端は若干斜め上まで届くので復帰時のジャンプ上がりにタイミングよく重ねられると40%位からでも死が見える。
崖での下強→横強を怖がる気持ちを狙ってぶっぱされる事もあるので注意が必要。
また外したときの姿勢がかなり低く、打点の高い技は当たらないので意識すること。下強やDAで拾うのが安牌。
リベンジ状態では、魔王様が誇る魔人拳をも超えるバースト力になるので、危ない間合いや回避釣りには気をつけること。
迂闊な飛込や置き技に対して相打ち上等で放たれると即死もあり得る。 - 上スマ
ハンマーナックル
発生:13F
発生が10前半フレームと重量級のスマッシュとしては非常に早く背面までカバーできる範囲の広さから、ガーキャンで用いられる事が多い。
空上や上強の撃墜力が控えめなので、ガオガエンが上に強く吹っ飛ばせる技といえばこれ一択。回避読みでホールドからパナしてくることもあるが着地の際は真っ先に気を付けたい技。
意外に前後隙が小さいので、リベンジからの追撃で使われると高ダメージ&高吹っ飛ばしを両立していて結構危険。しかも魔王様の上スマをも凌駕するパワーである。
こちらの飛び落としや反撃と色んな用途で用いられるので注意。
ちなみに、相変わらずガノンは背が高いので背面に立ってても当たる。ガオガエンの周囲をカバーするのでこの技を警戒する際は密着を避けよう。
ガノンのDAやSJ上り空Nなんかはガードされるともちろんこれで反確。 - 下スマ
ボディプレス
発生:18F
クルール・リドリーのものより横範囲が狭い分、飛び上がりが早くスカし性能は優秀になっている。しかも最終アップデートで地味に撃墜力が強化され、数ある下スマでも5本指にはいる。
これによって下強・掴み・攻撃上がり・裂鬼などに合わせられるとスカされた挙句攻撃を喰らう。
特に裂鬼の場合、崖を背負ったガオガエンに放ったが、タイミングによっては裏に回ってしまい自身が崖方向に吹き飛ばされて早い段階でやられるなんてことも。
攻撃上がりや崖離し読みで崖付近でも使われる。吹っ飛ばしが強いので忘れたころに飛んでくると危険。リベンジ時には掴み技を使いたいが、ガオガエンがこの技を合わせてきたら威力も相まって即死もありえる。
後隙自体は横スマッシュ以上で範囲もほぼ見た目通りなので、相変わらずこちらの空中攻撃で潰せる。こちらから近づかなければ基本当たらない。
- 空N
フライングボディアタック
発生:5F
リーチは大したことないが、前後に攻撃範囲が発生するのでめくりに強く、出も5Fと早いので小ジャンプでの攻撃で向いている。
この性質からガーキャン反撃や暴れで強力。格ゲーキャラの如く真空判定が広がっているので、判定もかなり強い。
意外に出だしの吹っ飛ばしが強力で、当てやすい割に崖外では撃墜力抜群。
その後の持続部分もかなり長いので性質は攻撃性能高めのスマブラキックだと思っていい。
復帰阻止や崖上がり狩りにも用いられ、連打されるだけでもこちらは上がりづらくなる。
コンボ性能も高く、序盤は出だし当てから下投げ→空上連や空下などで40%以上を稼がれた挙句不利展開に持ち込まれる。
高%では持続を地上付近で当てるとDAや掴みが確定して、撃墜コンボになってしまう。
復帰阻止で使われると出だしは勿論、ガノンに対しては持続で小突かれるだけでも帰られなくなることも。
ガオガエンに対して斜め下から戻ろうとすると、この技の餌食になるので注意。
- 空前
ドロップキック
発生:8F
名前の通り、ドロップキックを放つ。
リーチが長く、コンボや復帰阻止、差し込みに有用と中々使いやすいので空N同様軸となる技。
下から帰ると空Nの餌食といったが、横から帰ってもこの技を食らうので注意。
機動力が低いガオガエンが空中での差しあいで使える技はこれ一択。
…なのだが、空中に居るガノンに対してはあまり機能するとはいいがたい。
こちらの空Nの方が持続、パワーが勝っており、空N2段目の判定は強いので相手の技を潰せる。空前が飛んできそうな距離で先出しして潰すのは容易。
しかしこの技に対して空Nの1段目・2段目を出す前に刺されると流石にやられるので過信は禁物。
大ジャンプから出してもやや長めの着地隙が生じる技で、
自身が攻められてる時は厄介だが、5分の差しあいではこちらの技で優位に立てる。
- 空後
ソバット
発生:7F
リーチを犠牲に後隙や着地隙に優れたガエン空前のような技。
重量級らしい強烈な吹っ飛ばしはないものの、様々な技から高%でも確定で繋がるのが強み。
該当する始動技は下強・下投げ・空下の3つ。
根本の吹っ飛びは正直大したことないので、上手く先端を狙わないと撃墜があまり安定しない。あえて内ベク変にして先端を喰らわないようにするのもありか。
リベンジ最大ではガノンの空後並のパワーに。
- 空上
あびせげり
発生:7F
吹っ飛ばしが中々強力で高%かつ、上空付近で喰らえば撃墜をされる。
モーションがかなりコンパクト、ダメージも撃墜力もそれなりで、性能はかなり高水準にまとまっていると言える。リーチに難がある上強や上スマの代わりに対空技として用いられる。
対地当てから色々な技が繋がり、序盤なら空上だけで2-3回ほど連続で繋がる。さらに最低空で-4Fしかなくガノンでは反撃できない。
コンボ始動や〆としてよく使われる。しかも最新verでダメージが上方修正された。
特に強力なのが上Bや空下に繋げるコンボ。
前者はガノンには0%から80%付近まで繋がる、中空からの上Bは中央からでも崖端まで運ばれるので、着地の爆発に巻き込まれると真横に飛ばされて撃墜されたりする。(詳しくは上Bの項で解説。)
- 空下
メテオストンピング
発生:16F
ガオガエンの機動力が低く空中技のバースト力が普通なのでCFのように確定で撃墜まで持っていかれる事はあまり無い。(該当するのはほかほか補正ありの空後や上Bなど。)
しかし、中盤まで上スマや空後でそこそこの火力を取られるので注意。
復帰阻止で使われると強力で、攻撃範囲が見た目より広く持続も4Fと長い厄介なメテオ技となっている。メテオ力もおじストンプといい勝負なので30%以上で喰らったら死ぬと思っていい。
- 掴み打撃
単発ダメージ高いのに、攻撃速度が並と優秀で全ファイター中4位のダメージ効率を誇る。 - 掴み
発生:7F ダッシュ掴み 11F、ふりむき掴み 12F
特にダッシュ掴みは間合いがかなり広く、立ち状態でのサムスよりも長いとワイヤーレベル。
それでいて発生と後隙はガノンのものとほぼ同じと非常に危険な技となっている。
後述する投げ技は終始大きなリターンを取られてしまうので技を置いたり引き行動で拒否したい。
※投げ技の撃墜%は、ベク変を最適にした状態のガノンで計測した。 - 前投げ
タイガースイング
発生:58F
とはいえ前に投げたいならもっと強力な横Bがある上に、崖端であっても上投げとほぼ同様の%で撃墜できるので出番は限定的。
ちなみに前動作が1秒とかなり長いので、見てからベク変を行うのは余裕。崖端で掴まれても150%までは耐えられる。
- 後ろ投げ
ジャーマンスープレックス
発生:30F
崖端に限って言えば、ネスの後ろ投げと同等の撃墜力を誇り、ガノンは125%から撃墜される。ほかほか補正の影響も強烈にかかりやすく、ガオガエン側のダメージが150%を超えている状態では95%からでもやられる。
ダメージを与えてから吹っ飛ばすという独自の仕様があるので、実質のバーストラインがかなり低い。リベンジ使用時に掴まれると50%付近からでもやられる事も。全身が燃えているガオガエンに掴まれるのはなんとしても避けたい。
ベクトルが高い分クルールの後投げよりはマシだが、後述の横Bもあるため崖付近では極力ガードしたり止まったりしない事。
ちなみに合計ダメージの高さから、リベンジ時に掴まれた場合は下投げコンボを差し置いてこの技が選ばれることがある。
前投げ同様、動作とヒットストップ時間が長いのでこちらも見てからベク変できる。
- 上投げ
タイガーブリッジ
発生:27F
通常では161%。ほかほか最大では131%。
前投げや後ろ投げは勿論、この技も撃墜力が高いので高%ではステージ中央に居ようと星にされるので厄介。
ベク変の影響が少ないので、ガオガエン側も掴み打撃を入れられるだけ入れてから使ってくることがある。*3
ほぼ撃墜以外で使わないのでOPがかかってない新品が使われる。
戦場など、台上で掴まれるとさらに寿命が縮まるので注意。
- 下投げ
のどわおとし
発生:24F
発生は遅いが、後隙が非常に少なくガオガエン側がかなり早めに動けるので様々なコンボが繋がってしまう。
0%付近では空上→NBや空上x3で合計40%もの大ダメージ、中盤以降でも25%ダメージは固い高火力コンボが繋がる。
ガノンに対しては140%であっても二段ジャンプからの空前が確定してしまうほど。
危険なものを上げると、0-90%では空後、0%-70%では上B、20-40%は空下メテオが確定する。
特に後ろ2つはガノンが復帰不可能な位置まで叩き落されてしまい、コンボカウンターも回るのでこれを決められてしまうと文字通り死ぬ。
常に外ベク変を仕込むのは、前投げや後ろ投げが強力なファイターに対してリスキーな行為になるが、前述の通りどちらも見てからベク変が出来る程緩慢な為、ガオガエンに掴まれたら基本は 外入力 を仕込んでおくと良い。
- 通常必殺技
DDラリアット
発生:5F
ガノンのどの技より早い上に、1on1で出だしを喰らうと20%と結構ダメージを食らう。さらに上強や下強などいろいろな小技から繋がる。
また、1秒近い超持続を活かして崖外での復帰阻止として用いられる。使用中はわずかに滞空するのでルートに置かれやすい上にベクトルがやや低め。
僅かに左右への移動も可能で、出だし以降も腕無敵が続くので雑に差し込むと結局喰らってしまう。
さらに、連続で攻撃を行うので出だしを防いでもガードが使い物にならない程削られた上で漏れてしまうと非常に優秀な打撃技。
一応、当たり方によっては途中でジャンプや回避で抜けられるので覚えておこう。(特に三段目以降ガードをした時。)
高速発生と無敵を活かして、ほとんど非確定コンボへの暴れや飛び込んできたこちらの後隙に差し込むための技。
無敵の所為で「絶対に」相打ちになる事はない上にバースト力まである、超強力なネールの愛である。
しかし、空振りした際の後隙は非常に長い。ガノンの上強暴発レベルの大隙を晒すので(全体84F)、目の前で振られた場合は引きながらホールドスマッシュや空下でお仕置きができる。
- 横必殺技
ロープスイング
発生:16-32F
炎獄握のような横方向への突進掴み技。対ガオガエン戦では最も警戒するべき技。
魔王のものとは違い、空中で使用しても尻もち落下にならず、攻撃を食らうともう一度使えるようになるので復帰技としても使われる。
こちらの横Bと比較すると、読みあいに発展せず撃墜力もあるが、失敗すればかなりリターンがしょっぱくなる。
掴んだ瞬間にアーマー(通常11.99%、1on1では14.38%)がありタイマンでは関係ない かと思いきや時々こちらの弱や空Nが同時にヒット→アーマー発生で掴まれる といった事が起こるので一応注意。
そこまで判定は強力ではないので、移動ルートに空Nを置いておけば容易に復帰を潰せる。しかし、相打ちだとアーマーに負けるので出来る限り真空判定のある足先を押し付けること。
- ラリアット
ガノンとガオガエンが重なった瞬間に入力する事で発生する。
キャラの体格によってタイミングが変わる他、オンラインでは遅延の影響を受けるので常に発生させるのは至難の技。
ベクトルはほぼ真横であり、相変わらずガノンは崖端で喰らってしまうと中%以降では戻ってこれなくなる。バースト力自体もかなり高く、ガノンでも崖端で100%近くあれば直接バーストラインに叩き込まれる。
ダメージも20%(1on1時は24%)とそこそこ高いのも厄介。後ろ向きで飛ばされてしまうのも地味に嫌らしいポイント。
リベンジ最大時のラリアットはまさに必殺と呼べる超火力で、最大72ダメージ、魔王の横スマッシュを超える吹っ飛ばしに化ける。
崖近くでは内ベク変込みでも40%から撃墜される他、それ以下でも移動回避での緩和を行わないと復帰が出来ない位置まで飛ばされる。
距離が離れている場合は意外と耐えられるが、前述の通り横ベクトルなので崖付近でくらってしまうのが一番最悪。
忘れがちだが、横Bはジャンプ読みで放ってくるガオガエン使いも一定数居る。ここは相手次第だが、その場合はジャンプでの回避が安定行動とか言い難い。
非常に強烈だが、それ故ガオガエン側もやや依存しがち。
一応リベンジ時には無理にこの技を使わずとも、他択も強力。
忘れがちだが空N置きは掴まれる可能性があるのでラインがあるなら引き行動が安定。
ガオガエンはDAや空前による差し込み、ダッシュガードからのガーキャン上スマなどでも反撃も出来るので、こちらも安易な行動をして強烈な一撃を通されないようにしたい。
- ショルダースルー
ボタンを連打、もしくはタイミングが早かった場合に発生する上方向への投げ。
横B自体OP相殺が掛りがちな技なので、実戦ではステージ上空で掴まれない限り撃墜に至る事は少ない。
ダメージは15%と並だが、上方向に浮かされるので着地が弱いガノンは着地狩りによるターン継続を図られるとラリアットを喰らう以上にダメージが増えることも。
リベンジが最大でもやっと通常の上投げレベルに飛ぶのでラリアットが失敗しても高%を除けばダメージを受けるだけで済むだろう。
しかしステージ上部で掴まれた場合は例外。固定吹っ飛ばしが高いので70%あたりでも撃墜される。これがリベンジ状態だと30%付近でも死ぬ可能性もある。
小戦場では縦のバーストラインが終点並で台があるので気を付けよう。
- 失敗
ガオガエンとガノンが衝突し、共に4%のダメージを受ける。
ラリアットを狙っていたがタイミングが遅すぎる、もしくは入力しなかった際に見ることになる。失敗してもリベンジは消費しない。
ダメージもしょぼいので、見るからに失敗に見えるがガオガエンとガノンの位置関係が逆になる特性がある。
復帰力に問題があるガオガエン側も、崖外で相手を掴んでしまった場合に投げ飛ばすとその後の硬直落下で復帰不可能になるケースがあるので、あえて失敗する事で距離を稼ぐことがある。この位置関係が変わる性質を利用して復帰阻止に来たガノンを掴む→わざと失敗→おじさんを崖端斜め下で解放 といった感じで%関わらず撃墜されることも。
他にはガオガエンが崖を背負った際に位置転換をする時など、ラリアットのような高い安定性は無いものの要所要所で使い道がある技。
ちなみに、崖外でこれを受けた際に回避が暴発してしまうと落下が確定してしまうことがあるので注意。
ラリアットを読んで受け身を仕込む際は、しっかり喰らったのを見てから対応するように。ヒットストップが長いので落ち着いていれば問題ない。
- 上必殺技
クロスチョップ
発生:11F(急降下は38F目)
珍しく空中でもアーマーが付くので、復帰にこちらの空Nや空上を合わせても無理矢理通されたりする。
下投げ上Bは0%、お互い同ストックであっても道連れが成功してガオガエン側が勝利してしまう。SPガノンからは奪われたのに
もしくはクラウドのように、復帰阻止に来たこちらを巻き込んで魔王の炎獄握同様ダメージ差をリセットする悪あがきにも使われるので、飛び上がり・突撃判定共に引っかからないようにしたい。
降り空上始動でも、0-80%まで上Bが確定する。下投げに比べて若干高い所から始動できるので''なんとガノンだけ落として自身はギリギリで帰ってくるといった芸当も可能。
それでなくとも、着地際に発生する爆発は横ベクトルに吹き飛ばすため崖端では2桁%でも相手をバーストラインに叩き込むパワーがある。さらにほかほか補正の影響がとても高く、ガオガエンを追い詰めたと思ってもこの技による反撃や差し込みで逆転負けすることも。
だが復帰性能はボロボロで、落下をキャンセルできず横方向への移動が大したことないので斜め方向に飛ばされるとどれだけ頑張っても復帰できず落ちていく。反転上Bがミスっても死ぬので非常に事故が起きやすく、前動作が長く復帰阻止ももたやすいので崖外に出してしまえばガオガエンは非常に苦しくなる。
ちなみに、ガオガエンの飛び上がりにわずかに弱い攻撃判定があるのだが、それを喰らってもマルキナのドルフィンのように崖メテオにはならない。移動回避が暴発したら目も当てられないので覚えておくこと。
- 下必殺技
リベンジ
発生:3F
反撃は非常に微弱だが、受けたダメージによって次回相手に当てた技に倍率がかかる仕様がある。
20%*4ものダメージを受ける事で最大になり、ガノンの空後・空前・空下・スマッシュはダメージが高すぎて受け止められると一発で最大まで溜まるので注意。
その状態では与ダメージが3倍となり、技によっては魔人拳が可愛く見えるような狂ったような値を叩き出す。吹っ飛ばしも以下の通り増加する。
ダメージのみ増加:上B
x1.10:投げ技・NB
x1.15:DA・強攻撃・空中攻撃
x1.20:横B・弱・スマッシュ
ガオガエンの空Nや空前といった技のカス当てでも解除されるのが救い。
強化後、特に拒否したいのは 後ろ投げ・横B・ガードに対してのNB。
前述の通り、後ろ投げはダメージを受けた後に吹っ飛ぶ仕様があるのでその与えるダメージが数倍になる仕様と相性が非常に良く、他技と比較にならないほど異常な撃墜力に。
横Bは元のパワーが高いだけあって危険。2つの掴み技はガード不可かつそこそこ広い間合いから飛んでくるので要注意。
①リベンジが対象の技をこちらに当てる。
②投げ技を食らう。(掴みはもちろん、魔王の炎獄握・雷神掌も可)
③合計36%以上のダメージを受ける。
④60秒が経過する。(技を空振りするたびにこの残り時間が減る)
https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/56.html
ー強力なダメージソースー
NB 空前 DA
ー中盤以降のバースト技ー
上スマ 空上 空後 全投げ技
ー常に拒否ー
横B 後ろ投げ
ガオガエン側のテクニック
- ステップ連打
ダッシュ速度は遅いが、連続でステップをすることでガノンやルフレ同様通常より早く走れる。
間合いを詰めるというよりも引いたり、吹き飛ばした相手に追い付くために使われることが多い。
当然ステップ中はシールドが張れないので、通常の立ち回りに使ってくるようであれば差し込むチャンスだ。
ガノン側立ち回り
引き行動・空Nを軸に立ち回ると良い。
引き行動はDAや掴み技を見てから対処可能で、空N一本でガオガエンの主力差し込み技と地上技をほとんど潰せる。ラインがある内はこれが安定択となる。
リベンジをされない限りは下強の間合いを徹底して下強や空Nを突き出すのも有効。
ガオガエンは飛び道具も無く、ガノン未満の機動力とリーチの所為でお互い見合った状況や殴り合いになった際はこちらが有利になりやすく、復帰も弱い部類なのでガノンの強みが刺さりやすい相手である。
が、ガノンが立ち回りで振る技がどれもこれも18ダメージ越えと馬鹿火力な面が祟り、下Bを受けてからの圧がとにかくシャレにならず、時間経過での効果切れも長いのでガチタイマンで用いられるようなステージでは、逃げつつ付き合わないといった戦法はほぼ期待できない。
掴みや横Bを使うことで確実に解除はできるが、こちらも肉弾戦専門故に向こうの手足が届く間合いに入る必要があるので、ワンミスでまとまったダメージを稼がれないよう慎重に行動しよう。
下投げ→空上→上Bや、下投げ空上x3を除いて高火力のコンボは少ないので、リベンジからの一発でダメージ稼ぎをされると流石に辛い。上投げや下強コンボといった小技から撃墜できるので、高%時のバースト拒否が難しい。この撃墜面での強みがリベンジでのダメージ増加と噛み合っているので厄介。
リベンジ後のダメージ稼ぎは正直どうしようもないが、リベンジ付与時に中%から一撃で撃墜を狙えるような技は意外と限られるのでバースト拒否をする際は読みやすくはなる。(横B ダッシュ掴みからの後ろ投げ 横強 上スマが筆頭)
と言いたいが、ほかほかの乗ったガオガエンはぶっちゃけどの技もバースト技と化してしまう*5ので、こうなった場合は読まれない程度に低リスクかつ、リーチの長い牽制技を増やして引っかかってくれるのを待った方が賢明。
さらに、下B(3F)、上B(4Fアーマー)、NB&空N(5F)と暴れ技が非常に強いのでガオガエンに対して確定していないコンボは控えたり、時折様子見を混ぜて各種行動の後隙狩るのも良い。
また、復帰時に阻止に来なかったため上B下入力でアッパー当ててやろうとか欲張ると、崖上でリベンジを構えられて取られるという罠がある。崖際でじっとしていても欲張らないこと。
最後にガオガエン戦で覚えておきたい注意点だが、無闇に崖端でガードを固めるのはかなり危険な行為である。
理由としては低%では下投げからの空下メテオ、相手がストックリードや同ストック時には上B道連れで試合が1発で終わってしまう事すら起こりうる。横Bも70%付近からバースト圏内とどれもコレも喰らうと洒落にならない危険な技ばかりである。
特に、無敵状態で復活台から降りてきたガオガエンに対してはさっさと崖を掴んでこちらも無敵時間でやり過ごすなり中央に逃げたほうが良いだろう。
リベンジからの大技、崖端での下投げを徹底拒否さえすれば基本的に差しあい性能やパワーで勝る魔王の方が有利である。