全ゲームを120fps化する

Last-modified: 2025-01-16 (木) 19:59:47


PC液晶モニター(IPS)
1万円フルHD(2k)60Hz60fps1920 x 1080
3万円フルHD(2k)240Hz240fps1920 x 1080
8万円フルHD(2k)500Hz500fps1920 x 1080
3万円4k60Hz60fps3840 x 2080
6万円ゲーミング4k160Hz160fps3840 x 2080
20万円ゲーミング4k240Hz240fps3840 x 2080
20万円ゲーミング4k500Hz500fps3840 x 2080


30fpsカクカク
60fpsヌルヌル
144fpsヌメヌメ
240fpsヌメヌメヌメ
500fpsヌメヌメヌメヌメ


  • 人の目は1000分の8秒の変化を認識できる─eスポーツを通じたスキル開発と健康増進に向けて─(東京都市大学)
    人間はヌメヌメ動くゲーム映像、1000分の7秒間隔で映像が描写される、144Hzくらいのリフレッシュレートの違いを認識できます。
    実証できる範囲では最低でも144fps、よって144Hz以上のリフレッシュレートのモニターの購入は十分意味があります。
    ただし、明らかに違いが分かるのは240Hzまでです。240Hzを超えるモニターは画面の動きやスピードが激しいFPSや超高速なレースゲーム(F-ZERO並みのスピード)でも、ほとんど違いが分からないと思います。
    ちなみに、500fpsまで上げられるゲームは限られているので、ゲーム自体が60fpsにしか対応していないとか、スペック不足で500fpsまであがらないとか、お金がかかったりするので、そういう環境を整えることがあまり現実的ではありませんね。
  • 人間の最短応答時間は 0.1 秒
    人間の「視認 → 操作」 の最短応答時間は 入力遅延が発生するのも考慮して、0.2 秒です。
    一般的なゲーマーでは応答速度が0.15秒程度、反射神経がよいeスポーツプレイヤーでは0.12秒程度だという。
    現代のゲームハードでは、 実測すると少なくとも合計 50 ミリ秒(0.05秒)の遅延が発生しています。 0.15 + 0.05 = 0.2


  • メタルギアソリッド4 PS3エミュレータ ロスレススケーリング
フレームレート比較
 左画面  右画面 
通常動作フレーム生成
 30fps  60fps 


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  • キングスフィールド PS1エミュレータ ロスレススケーリング
フレームレート比較
 左画面  右画面 
通常動作フレーム生成
 30fps  60fps 


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DLSS・FSR対応ゲームでフレーム生成

モンハンワイルズやファイナルファンタジー16などはゲーム側がネイティブにフレーム生成に対応しているため、標準で60fpsでていれば120fpsくらいまで引き上げることができる。
PS5世代以降のゲームは、DLSS・FSRに対応するゲームが時々リリースされている。DLSS対応ゲームは少ない。FSR対応ゲームは少しずつ増えている。
ちなみに、FSRに対応していればエヌビディアやAMDなどメーカーに関係なくフレーム生成機能を使うことができる。

  • AMDグラボのAMAFとの違い
    DLSS・FSR対応ゲームは圧倒的に少ないが、DLSS・FSRはAMDグラボのAMAFより品質が少し良いフレーム生成が行うことができる。
  • ロスレススケーリングとの違い
    DLSS・FSR対応ゲームは圧倒的に少ないが、DLSS・FSRは単純な前後フレームのブレンドではなく画像の生成を行うためロスレススケーリングより品質が高いフレーム生成が行うことができる。
  • クオリティ
    1.DLSS・FSR対応ゲーム
    2.AMDグラボのAMAF
    3.ロスレススケーリング
    ただし、2と3に大きな違いはない

Lossless Scaling

SteamでLossless Scaling(ロスレススケーリング)というツールが売っています。
このツールを使うと60fpsのゲームのフレームレートを最大で4倍の240fpsまで引き上げることができます。
リアルタイムでフレームレートを変換するので、フレームレートが倍増した状態で、実際にゲームをプレイすることができます。
普通のゲームは基本的に60fpsなので、ほとんどのゲームが最大240fpsで動くようになります。
しかし120fpsの映像を見るには120Hz出力以上のモニターを買わないといけないため、実際に映像を確認できる人は少ないかもしれません。120Hz出力以上のモニターを持っている人はこのツールを使うメリットが非常に大きいです。全てのゲームは基本的に60fps動作を基準として作られているため、世のほとんどのゲームは60fpsでしか動きません。よってロスレススケーリングを使うと世のほとんど全てのゲームが240fpsで動くようになります。すでに120~240Hzのモニターを持ってる人ならこれを買って損はないはずです。
お財布に余裕がある人は4k240fpsモニターを購入するとよいでしょう。

また、30fpsのゲームも60fps以上で動くようになります。
レトロゲームの大多数は30fpsで動くようになっています。
もし30fpsでしか動かないようなレトロなゲームを持っている場合は、このツールを使うメリットがあります。

ゲーム以外の映像も高フレームレート化

アニメや映画、Youtube動画の映像もなめらかにすることができます。
アニメ・映画など24fpsの残像の多い映像の間にフレームを生成してぬるぬるとしたスムーズな映像にすることができます。
ただし、アニメ・映画を疑似的に高フレームレート化しても逆にいまいちなことがあります。

YouTubeの映像も60fpsの動画であれば240fpsなどに補間することができます。
60Hzのモニターだと30fpsの動画を60fpsにフレーム補間することが可能です。

ロスレススケーリングでゲームを最低環境で動かす

  • グラフィック設定
    全て最低に設定
    フレームレートを30fpsに設定
    解像度を1280x720以下に下げる
    内部解像度(レンダリングスケール・スクリーンパーセンテージ)を50%に下げる
    スクリーンパーセンテージ設定がないゲームはツールを使って強制的に解像度を下げます(フルスクではなくウィンドウにする→解像度を限界以上に下げる)。
    当たり前ですが、解像度やグラフィックを極限まで下げればスペック要件を満たしていないパソコンでも動きます。
    それでもスペックが足りなければ処理落ちしたり重くなるかもしれませんが一応動かすことはできます。

ロスレススケーリングで30fpsのゲームを滑らかに

  • Steamで30fpsのゲーム
    Steamで販売されているゲームは比較的新しいゲームが多いのでほぼ60fpsです。
    30fpsのゲームはほとんどありません。
    ちなみに、Steam以外のパソコンゲームでも機能するので例えばレトロゲームでも大丈夫。
    また3Dゲームだけではなく2Dゲームでも機能する。

ファイナルファンタジー13/13-2(60fpsパッチあり)
ファイナルファンタジー7/8/9
ファイナルファンタジー10/10-2(60fpsパッチなし)
ファイナルファンタジー 零式
WORLD OF FINAL FANTASY®
大神 絶景版
シェンムー1・2
メタルギアソリッド1
ジェットセットラジオ
NiGHTS Into Dreams
グランディア
CHRONO CROSS: THE RADICAL DREAMERS EDITION
テイルズオブシンフォニアHD(リマスター版は未発売)
テイルズオブヴェスペリア(バトル以外)
テイルズオブゼステリア
Killer is Dead (設定をいじれば60fps可能)
AKIBA’S TRIP2
討鬼伝 極
侍道3-4 Way of the Samurai 4
Final Fantasy III (3D Remake)
Final Fantasy IV (3D Remake)
デッドライジング3 Apocalypse Edition


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Alice: Madness Returns
Agarest: Generations of War
Disney Epic Mickey 2: The Power of Two
MDK
Viking: Battle for Asgard
Bully: Scholarship Edition
BRINK
From Dust
DC Universe™ Online
Gothic 1
MX vs. ATV Unleashed
MX vs. ATV Reflex
LUFTRAUSERS
Tomb Raider I (1996)
Tomb Raider II (1997)
Tomb Raider III (1998)
Tomb Raider IV: The Last Revelation
Tomb Raider V: Chronicles
VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action
不思議のクロニクル
Gurumin: A Monstrous Adventure
Command & Conquer™ 3: Tiberium Wars
Command & Conquer™ 3: Kane’s Wrath
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Jade Empire™: Special Edition
GUN™
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PS5、Switchにも使える

パソコンとゲーム機を接続すればエミュレータを使わず実機でゼルダが30fps→60fpsに引き上げることができます。

  • 必要なもの
    キャプチャーボード

AMDのグラボでも240fps化可能

最近のAMDのグラボ(対応ビデオカードはRadeon RX 6000シリーズ以上の番号、APUなら700M以上)を持っている人も120fps化できます。
AMDグラフィックドライバーの設定にAFMFという項目があるのでONにしよう。
AFMFを有効化するにはゲームタイトルのグラフィック設定でHDRと垂直同期を無効化し、フルスクリーンモードで動作させる必要がある。
 

  • AMDのフレーム生成技術“AMD Fluid Motion Frames”(AFMF)
    この技術は、描画フレームを自動生成して挿入することで、見た目上のフレームレートを向上させるというもの。NVIDIAのDLSS 3やAMDのFSR 3でも同様のフレーム生成を行う機能があるが、ゲーム側が個別に対応している必要があるため、この機能を使えるゲームはごく一部しかない。
    AFMFの場合はゲーム側で対応しなくともDirectX 11/12のゲームなら全てのゲームで機能するのがポイントだ。
  • DirectX 8/9 -> Vulkan
    AFMFはDirectX 8/9のゲームに対応していない。だが、DXVKでDirectX をVulkanに変換するとAFMFが機能する。
  • ロスレススケーリングとの違い
    AMAFは単純な前後フレームのブレンドではなく画像の生成を行うためより品質が高いフレーム生成が行うことができる。