シーズン16

【デザイン過程】

• 美術
  私たちが参考にしたのは古代ペルシャの貴族の女性の装飾だ。
  高貴な家庭に育ち裕福に暮らしている高貴で善良なペルシャの小さな王女のイメージをデザインしたいと思い、腰には宝物の鍵を付けている。
  最初の3つのスケッチのバージョンでは、スケッチ1の服装がより王女のイメージに近い。
  ただし頭部周りがぴっちりし過ぎて玩具職人とは思えないので、頭巾とヴェールを外してお下げの特徴を強化した。
  服装は白の範囲が大きすぎて全体が地味に見えるため、私たちは服装の配色・材質・装飾をさらに豊かにした。
  最終的にペルシャの王女のデザインが完成した。
  

• 原画の細部展示
  
  神鷹の形をした冠は栄光と勇気を象徴する金色の光輪を放っている。
  それは夜晩が齎す恐怖を払拭する。
  
  腰にぶら下げている金の鍵は、神秘の宝物庫を解き放つ鍵だ。
  
  はっきりしていて鮮やかな配色と、微かにきらめくターコイズが組み合わせられている。
  衣装全体がとてもエキゾチック風に見える。
  
  スカートが舞い上がり、砂漠の旅人は彼女の光を迎えに行く。

• 展示画面
  王女は精巧な滑空翼に載って皆の前にやってくる。
  その姿はしなやかで軽やかだ。
  
  地面に立った後、王女が袖を振ると美しい金色の花が彼女の周りに現れる。
  
  純真な王女は体の後ろからおもちゃの飛行機を取り出して遠くへと投げる。
  これは彼女の純粋さと未知への素晴らしい幻想を表している。
  
  絶え間ない攻撃が王女の周りを襲い、か弱い王女は避けることしかできない。
  
  王女は弱者は餌食になるだけだと悟った。
  強くなった王女は無限の勇気を持っているかのように、身体からは恐れを知らぬ金色の光を放っている。
  

• 特殊エフェクト
  
  勇気を象徴する神鷹が彼女の頭で金色の光を放ち、腰の鍵と共に輝いている。
  高貴な出自の王女の胸と腕の間に付けられたターコイズのアクセサリーも柔らかな微光を放ち、服装全体を優雅で荘厳に見せている。

(原文)

【デザイン過程】

• 美術
  私たちは古代ペルシャの兵士の衣装を参考に3つのスケッチをデザインした。
  設定では魔法使いの手下ということもあり、体の蛇も重要な要素だ。
  3つの案の中で、案2の全体的なスタイルは私たちが考える石像の効果に近いが、配色と重要な要素が少し乱雑だ。
  そこで私たちは衣装をよりエレガントに変更し、更にリアルな質感の処理を強化し、彼をアンデッドの兵士に見えるようにした。

• 原画の細部展示
  
  布が護衛の顔の大部分を覆い隠している。
  目は暗く光っているようで、既に服従するだけの機械となっている。
  
  呪術師から送られた毒蛇が護衛の身体に巻きついている。
  それは危険そうな舌で命令と指揮を吐き出す。
  
  左手の盾は、主人に対する忠誠と守護だ。

• 展示画面
  神秘的な石の巨人として、彼は主人の召喚により蘇った。
  
  目覚めた戦士は天地をも揺るがす大きな咆哮を放つ。
  巨大な身体には恐ろしい力が含まれている。
  
  不死の護衛は腰から剣を抜き、左手には盾を持っている。
  命令に従い、主人の進む道の障害の全てを排除する。
  
  戦士の目は暗く光っているようで、呪術師から送られた毒蛇が護衛の身体に巻きつき不吉な紅い光を放っている。
  地底での深い眠りから目覚めたばかりの戦士の片腕からサラサラと砂埃が落ちる。
  

(原文)

【デザイン過程】

• 美術
  黒い蛇はペルシャ神話内で危険を象徴するため、私たちは蛇を主題にペルシャの魔法使いのイメージでデザインした。
  最初の3つのバージョンのスケッチでは、案1の服装は闇の魔法使いの全体的なイメージと符合している。
  案3で身に纏っている蛇はダークな配色のデザインにぴったりだったため、2つを組み合わせた。
  衣装の細部の最適化と調整を施した後、肩の蛇に特殊効果を追加することでより危険なイメージにさせた。
  

• 原画の細部展示
  
  金色のヴェールは彼女の神秘的な身分を偽装するためのものだ。
  
  黒い蛇が腕に絡みついている。
  その口は紅炎を吐き続け、妖艶で邪悪だ。
  
  金属の色合いの赤い鱗が腰にぶら下がっている。
  黒いロングスカートの暗いパターンは精緻だ。

• 展示画面
  神秘的な力を持った魔法使いは展示台の中央にやってきて、優雅に浮かんでいる。
  
  神秘的な舞踏は非常にエキゾチックで、踊りながらスカートも舞い上がっている。
  
  魔法使いの指先に危険そうな薄紅の光が現れ、美しさの裏に危険を隠している。
  
  魔法使いの腕には黒い蛇が巻き付いている。
  その目は赤く輝き、蛇は口から紅の炎を吐き出している。
  おそらく近づくだけで危険に身を置くことになるだろう。
  

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  今回の真髄において、私たちは漁師の身分と背景・特徴を中心に大海という主題を選んだ。
  生贄になった少女は「神」となったが、彼女は依然として人々の空々しい信仰を軽蔑していた。
  宝箱は人魚伝説からインスピレーションを得ており、宝箱内の他のキャラクターもそれぞれの身分に応じた異なるストーリーがある。
  漁師の「静默の戟」のデザインでは、宝箱のストーリーにマッチした華麗で幻想的な人魚として作ることを希望した。
  「捕食者」という設定は彼女を美しいだけでなく、より危険に見せる。
  そこで魚鰭と鱗以外にいくつか奇異な要素と危険な要素を追加した。
  金色の外骨格の装飾、尖った巻貝、精巧だが風変わりな貝殻の王冠など。

• 美術
  
  漁師の衣装で、私たちは冷ややかで美しい人魚の女王の主題を中心に2つのスケッチをデザインした。
  その内の案1は全体の色調が高級感があり、案2の造型は創意に富んでいる。
  そこで私たちは2つを組み合わせて最適化し、泡や閃光などの特殊効果を追加することで水中の華麗さを高めた。
  

• 原画の細部展示
  
  貝殻と宝石で構成された精緻で美しい王冠は、この海域での彼女の絶対統治を象徴している。
  彼女は女王のような存在であり、非常に威圧感がある。
  
  鋭利な三叉槍と硬そうな外骨格の装飾は、彼女の息を呑むような美貌の下には尽きぬ危険が隠されていることを示している。
  
  彼女の胸には海底の宝石で作られた貴重な首飾りを身に着けている。
  華麗で荘厳なデザインは威厳に満ちている。
  
  彼女の鱗は、幻想的に色とりどりな光を反射している。
  身体の脇は蝉の羽のように薄く、優雅に舞う鰭があり、彼女は水中で泳ぐ速度と方向を自由自在に制御できる。

• 展示画面
  
  舞台の中央に大きくなり続ける水泡が現れる。
  青い光を放ち、人の心を魅惑する海底の女王がその中から誕生した。
  
  女の怪物は黒と金色のクラゲを呼んで手で弄んでいる。
  2つの小さなクラゲは彼女の周りを漂い、水生動物たちは彼女に付き添う。
  そして彼女の鋭い刃は無礼な侵入者に対してのみに向けられる。
  
  彼女は尾ひれを揺れ動かしてカメラの中央まで泳ぐ。
  急に近づく美しい顔としなやかな体は彼女が人の心を惑わす道具だ。

• 特殊エフェクト
  
  海洋生物として、彼女の体の周りには漂う水滴が現れ、海底の世界にいるかのように思わせる。
  王冠と手に持った三叉槍は金属の光沢で輝いている。
  彼女の身体の鱗が幻想的な色とりどりの光を反射し、灯のように照らしている。

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  祭司の衣装「巡礼者」は人魚の信仰者という設定で、至るところで人魚を模倣する女性だ。
  そこで私たちは19～20世紀の水着のデザインを基に、珊瑚や貝などの海洋要素を追加し、祭司の角を珊瑚化した。
  時代感と美しさを両立させ、セクシーで大人っぽくエレガントにした。

• 美術
  
  大人の人魚に扮した水着の女の子を主題に、私たちは3つのスケッチをデザインした。
  いずれもレトロスタイルの水着を着ており、身体には海を主題にした装飾を配置した。
  私たちは2つの中で最も時代に符合している案2の水着の形式を選択し、細部を僅かに調整した。
  更に調整した後、「巡礼者」が完成した。
  

• 原画の細部展示
  
  狂熱的な人魚崇拝者として、彼女は身体の表面に鱗を貼り付けている。
  このようにして、神秘的で美しい生物へとまた一歩進むことができる。
  
  「巡礼者」は頭に珊瑚でできた角と銀の冠を被っており、真珠が間にあしらわれている。
  これは全て、彼女の海への狂熱を示している。
  
  レトロスタイルの水着はレースだけでなく、ヒトデや貝殻などの海の要素で装飾されており、成熟していて優雅だ。

• 展示画面
  
  「巡礼者」は泡が立ち昇る舞台に登場し、泡の中で彼女は辺りを見回している。
  海底世界への好奇心に満ちている。
  
  「巡礼者」の周りを取り巻く水飛沫が現れ、まるで人が水中で漂うかのように空中に浮かんでいる。
  
  「巡礼者」が狂信的な信仰に敬虔に祈りを捧げると、だんだんと背後に海の女王の虚影が現れる。
  彼女の無知な崇拝が彼女にもたらしたのは、幻想的な海の女神か、それとも危険な捕食者なのか。

• 特殊エフェクト
  
  「巡礼者」の頭の珊瑚からは小さな泡が出ており、水底で呼吸しているかのように見える。
  同時に額のサファイアも海の色のように微かな青い光を発している。

(原文)

【デザイン過程】

• プロット
  冒険家の衣装「財宝ハンター」での彼の身分は水底の宝物を漁る潜水員で、探検の目的は海面の下へと向けられた。
  私たちは大量の資料を探し、時代感に符合しておりより練達でかっこいい潜水服の造形を見つけた。
  また、冒険家の雰囲気もいくらか調整し、より剛毅に、かっこよくした。

• 美術
  今回の財宝ハンターの設定は、写実的なテーマに寄せ、前世紀の初期の潜水服と財宝ハンターとして宝物に夢中という要素を主要に含んでいる。
  デザイン過程の過程は以下の通りだ。
  まず、私たちは初期の潜水装備の参考資料を探すことに多くの時間を費やし、スケッチのデザインはより合理的で写実的な装備を選択した。
  今回の難点は主にスキューバダイビングの装備の年代感と合理性だ。
  私たちは重量要素、衣装の閉鎖性、靴の合理性の問題について多くの調査を行い、最終的に幾つかの調整を行った。
  
  第二段階では全体的な材質の色に調整を行い、衣装のデザインをより美しく高級感があるように見せた。
  そして財宝ハンターという身分のため、より設定に沿うよう細部に幾つかの追加と調整が加えられた。
  下の図のような効果で、このステップで基本的には80％完了している。
  
  最後に衣装、金属、宝石の細部を微調整し、全体のデザインが完成した。
  

• 原画の細部展示
  
  財宝ハンターの潜水服の襟口には濡れた海藻がぶら下がっている。
  スリル満点の海底冒険を終えたばかりのようだ。
  
  腰にぶら下がっている様々な貴重な宝石は彼のずっしりとした戦利品だ。
  反対側のヒ首は海底の凶獣と戦うためのものだ。
  
  海底で冒険をする財宝ハンターは常に専門の服を着ている。
  探検の準備は万端だ。

• 展示画面
  財宝ハンターが前転して舞台に入って来る。
  不意に地底に埋まった宝箱を見つけ、環境を慎重に確認した後宝箱を開けた。
  巨大な財宝は経験深い財宝ハンターをびっくりさせた。
  
  財宝ハンターは腰の鋭い刃を引き抜いて暗闇の脅威を威嚇した。
  凶暴なハンター(サバイバー・ハンター的な意味ではない)は競争者に暴力的な一面を見せることを躊躇しない。
  
  財宝ハンターは持っているノートを開ける。
  中には長年の海上の冒険の心得が記されている。
  財宝を象徴する光が消えた後、一枚の金貨が中から落ちた。
  彼は腰を曲げて拾い、手で弄んだ。
  

• 特殊エフェクト
  
  財宝ハンターの腰にはずっしりとした戦利品がぶら下がっている。
  これらの貴重な宝石は富を代表する金の光に輝き、無数の人々を駆り立てた。
  走っている間は宝石の光は光り輝く星点が残した。

(原文)