灯影の大晦日

Last-modified: 2024-02-21 (水) 20:42:19
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イベントストーリー

※イベントはこちら

事件前(~旧暦12月30日)

ストーリー

  • 茶楼ホール
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    劇団長:どうも、初めまして。
    我々はチャイナタウンに来たばかりの、東方の伝統的な民間芸術を披露する劇団でございます。
    劇団長:もしや我々の大晦日のショーに興味がおありですか?
    ◆回答1:訊ねる
    劇団長:皮影戯を聞いたことはありますか?
    東方に代々受け継がれている、伝統的な民間劇の1つです。
    アート、音楽、劇曲、文学を兼ね備えた総合芸術なのですよ。
    劇団長:役者たちは幕の裏に立ち、獣の皮で作った皮影のパーツを動かします。
    観客の皆様は幕の前に座り、幕に反射した影絵が演繹する物語を鑑賞するのです。
    劇団長:そう、我々は大晦日に皮影ショーを行うんです!今からワクワクが止まりません!
    ◆回答1-A:まだ会場の準備が整っていないね
    劇団長:ええ、元々我々は道端で広いスペースを探してショーをするつもりでした。
    実際これまでもずっとそうでしたから。なんせ……
    劇団長:今時皮影を見る人なんていないですし、知らない人がほとんどです。
    でもやっぱり、この技術は受け継がれていくべきだと思うんですよ。
    劇団長:幸い、素晴らしい女将さんに出会うことができ、彼女は自ら私たちを招待してくれました。
    劇団長:女将さんの好意を無下にしたくありません。
    お返しに完璧なショーを見せたいので、気合を入れて舞台を準備したいのです。
    ◆回答1-B:緊張しているみたいだね
    劇団長:あはは……見破られましたか。
    劇団長:祖父は生涯皮影を演じていました。
    彼の公演は常に満員御礼で、必ず喝采の嵐を受けていたんです。
    この大晦日は祖父が亡くなって以来、私の初めてのショー……
    劇団長:ですがご心配なく。私も、劇団の他の者たちも、全力で臨みます。
    私:大晦日の皮影戯はきっと素晴らしいものになるよ。
    劇団長:ありがとうございます!おや、つい長話してしまいましたね。
    会場の準備を手伝いに行かないと。それでは、また今度。
    ◆回答2:興味ない
    劇団長:それでは皮影ショーの会場を設置しに行きます。またお会いしましょう。
  • 茶楼ホール(会場設置完了後)
    茶楼ホール2.jpg
    劇団長:皮影戯のことを知ろうとしてくれる人がいてくれてとても嬉しいです。
    本当にありがとうございました。
    劇団長:やっと設置完了できました。完璧な會場です!これもあなたのおかげですよ。
    お禮に、大晦日の皮影戯ショーの特等席を用意したんです。
    絶対に来てくださいね!

個別会話

  • 手品師匠
    • 手品師匠:普通、伝統芸術劇団の弟子取りは厳しいんだ。
      各々の規則があるからな。
      「門外不出」とか、「女性禁止」とか……
      手品師匠:でも前の団長はそういうのを全く気にせず、妙な連中ばっかり拾ってきた。
    • 手品師匠:今の団長はまだまだ経験が浅いから、全然威厳がなくてな。
    • 手品師匠:ああ、芸なら私も多少はできる。
      手品師匠:祝日はこういう伝統芸が人気なんだ。
      「九連環」、「仙人豆を摘む」、「三仙穴に帰す」、「画地成川」とか……
      手品師匠:でも「画地成川」はもう失伝してしまったんだ。
    • 手品師匠:見ていれば分かる。団長の奴、本当はすごく緊張してるってな。
      これも彼女がまだ経験不足である表れだ。
      手品師匠:大晦日当日に何か「事故」が起こったら、私が何とかするしかない。
    • 手品師匠:獅子舞があっちで歌の練習をしていたのか?何?しかも上手かったって?
      どういう悪趣味だ?それとも、よっぽど世間知らずなのか?
      ◆回答:そういうことなら、あなたの腕前を拝見しても?
      手品師匠:……。
      (数回同じ問答を繰り返す)手品師匠:しつこい奴だな……わかったよ、よーく聴けーー
      手品師匠:(歌う)「あらら……前から後ろから、威風堂々とした姿。旗を掲げ、斉天も白く輝く!」
      手品師匠:「疫病神をやっつけ、強暴を払う。肝をつぶし、魂を震わせ、玉帝さえも腰を折ってくれ!
      押さえ切れぬ、気骨が雲を凌ぎ、天を蔑むーー」
      私:正直、確かに差は明確だ。
      よく分からないけれど、獅子舞の人が歌っていた部分と同じ人物の話みたいだ。
      手品師匠:この主人公は中国四大名著の1つ、『西遊記』に出てくる重要な人物で、多くの人間にとっては英雄みたいな存在なんだ。
  • 獅子舞
    • 獅子舞:俺は元々、この劇団の人間じゃなかったんだ。
    • 獅子舞:(歌う)「あの金星の玉帝を見れば、騙そうとしているのが見え見えなり。
      我は自由な斉天大聖である。なぜあんな姿を見習わねばならぬ……」※「西遊記」からの引用
      獅子舞:ん?何だ?変か?この役は歌ったらダメか?!
    • 獅子舞:(歌う)「許君よ、あの法海の言葉を信じるべきではなかった……
      素貞は元より凡人の女ではなく、俗世間を思い慕うために山を下りただけ……」※「白蛇伝」からの引用
      獅子舞:ん?何だ?変か?この役は歌ったらダメか?!
    • 獅子舞:今度はなんだ?獅子舞の役者が歌うのは変なことなのか?
      前の団長は誰にでも教えていたよ。……もういないがな。
    • 獅子舞:獅子舞で疲れた。少し休む。
      いつまでここをうろついているんだ?旧正月の準備はできてるのか?
      獅子舞:食べ物、飲み物、服、被り物、日用品、贈り物、供え物のほかに、遊び物も必要だ。
      爆竹を買うのを忘れるな!
    • 獅子舞:また来たのか?やることがないなら舞台作りを手伝ったらどうだ。
      獅子舞:(叫ぶ)見返りだぁ?何でそんなもんをあげなきゃならない!あの小娘に貰いに行け。
  • コバン
    • コバン:ボン?ボンボンボン、ボンボンボン、ボンボンボン……
      劇団長:コバンはまだ言葉を覚えていないのです。
      何か聞きたいことがあるのなら、私が翻訳いたしましょう。
      劇団長:コバンとたくさん交流すれば、あなたも彼の言っていることが分かってくるかもしれませんよ。
    • コバン:ボン?ボンボンボン、ボンボンボン、ボンボンボン。
      (前の団長のこと?コバンは分からない、コバンは知らない、コバンは理解してない。)
    • コバン:金運金運、恵まれますように、ボンボンボンボン!
    • コバン:ボンボンボンボンボンボンボンボン……
      (コバンは物を壊したから、前のオーナーに追い出された。でもコバンは、ご主人様に出会えた。)
      コバン:ボンボンボンボンボンボンボンボン……
      (コバンは今度は気を付けて掃除する。絶対に物を壊さない!)
    • コバン:ボン!ボンボンボン……
      (そうだ、「掃除」も新春の伝統なんだよ。「貧運」と「悪運」を全部吐き出すんだ!
      こっちも掃きはき、あっちも掃きはき~)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (ご主人様、こんなに良い場所でこんなたくさんの人たちに代々受け継がれてきたブンカを見せられることを喜んでいるんだ。)
      コバン:ボンボンボンボン……
      (ご主人様は嬉しくて一晩中いい曲を歌っていたよ。コバンは休みたかったのに、聴きすぎたせいで曲まで覚えちゃった。)
      コバン:ボンボン~ボン~ボンボンボン~~
      (「竇燕山の5人の子供たちがそろって進士に合格する時、空一面を魁星の瑞雲が覆う……あらら福が高く、あらら訪れる……」)※「三字経」からの引用
      コバン:ボンボン?ボンボン?!
      (え?分からないって?オンチだった?)
      コバン:ボンボンボン……
      (だったら大晦日に本人たちが歌うのを聞きに来なよ……)
  • 易学先生
    • 易学先生:私が知るところによると、皮影戯の歴史は非常に長く、2千年前から存在しています。
      その誕生は西漢時期の漢武帝にも関わっているとか。
    • 易学先生:東方には「華灯と膏燭が月の美しさを醸し出し、聖なる手はその場で絵空事をしようとする。
      人の世の美しき夢を呼び覚まし、喜怒哀楽を片時に全て見せる。」という詩を書いた詩人もいました。
      まさに皮影のことですね。
    • 易学先生:春節の伝統的な演出は他にもいろいろありまして。
      獅子舞、龍舞、高足踊り、皮影、戯曲……どれも縁起の良さや賑やかさを表しています。

チャイナタウン日記:1日目(旧暦大晦日)

正月前、年越しの準備のためにチャイナタウンへ来た時、懸観楼の入口で東方から来たという民間芸術団に出会った。
メンバーは劇団長、獅子舞、手品師匠、コバンなどがいた。
劇団は近日舞台の設置をしており、噂によれば大晦日に「皮影戯」を上演するらしい。
家の老人から聞いたことがある伝統民間芸術だ。
そこで、できる限りの手助けをすることにした。
数日の付き合いで劇団長と徐々に仲良くなり、劇団の前の団長は彼女の祖父であることを知った。
残念なことに老人は去年の大晦日に亡くなってしまい、彼女がこの劇団を継いでからはまだ1年未満しか経っていない。
そのため、劇団員の多くは不満と不服を抱いていた。
よって、劇団長にとってこの大晦日の皮影ショーは特に重要なものだった。
異国で伝統文化を宣伝するチャンスだけでなく、劇団長として劇団に、自分に、そして祖父に能力を証明しなくてはならないからだ。
しかし予想外なことに、12時に懸観楼に着いた時、今夜の目玉である『天女空を飛ぶ』の劇の主役「天女」が行方不明になってしまった。
すぐに皮影を探さなければならないものの、皮影がなくなった件には多くの疑問が残る。
盗みの可能性が高いため、ここに記録する。

ストーリー

  • 茶楼ホール
    民間芸術劇団が大晦日に皮影戯を公演、劇の名前は『天女空を飛ぶ』。
    この劇のために、劇団長を始めとする劇団全員が長い間準備をしてきた。
    しかし今朝、物語の核心的な人物である「天女」の皮影が行方不明になった!
    女將はこの件を聞き、すぐに「畫間閉店、夜間営業」の箚を出し、店を閉めて劇団の皮影探しに協力した。
    皮影.jpg
    樓內の人間は様々な思惑があるようで、うっかり皮影を失くしたわけではなさそうだ……
    劇団長を手伝って天女の皮影を探し出そうか?

    ◆回答1:探す

    ◆回答2:やめておく
    この皮影戯を楽しみにしていたあなたは、劇団長のために天女の皮影を探し出す事にした。

個別会話

  • 茶楼ホール/手品師匠
    • 手品師匠:獅子舞?奴なら朝から見當たらないな。どこをうろついているんだか……
    • 手品師匠:私か?今朝は7時に起きた。それが規則だからな。
      手品師匠:朝食を食べ終わった後、劇団長があちこち探し物をしているのが見えた。
      「天女」を知らないかってな。
      手品師匠:見てるわけないだろう?皮影関連の物は全て皮影箱の中にあるし、その皮影箱は彼女自身の部屋にある。
    • 手品師匠:皮影がなくなったからって、誰のせいにもできない。
      新しい団長が頼りにならないのはとっくに知っていた。いっそ私が……
      手品師匠:おっと、ここまでだ。もう聞くな、餘計な詮索はやめろ。
    • 手品師匠:もういいだろう、出かける用事がある。上の階の女將に會いに行くんだ。
  • 茶楼ホール/劇団長
    • 劇団長:手伝ってくれてありがとうございます……
      劇団長:今朝はいつも通り5時に起きて喉を鳴らしていました。
      7時頃、実際に皮影で練習しようと思ったのですが、いくら探しても「天女」が見つからず、他の皆も見ていないらしいのです。
      劇団長:そこで女將に事情を説明したところ、すぐに店を閉めて樓內で皮影を探してくれました。でも、収穫はなし。
      劇団長:どうしましょう、ショーは今夜なのに、「彼女」はどこへ行ってしまったのですか?
      ◆回答1:早起きだね
      劇団長:慣れているので。
      劇団長:祖父が言っていました。喉慣らし、歌の練習、臺詞の記憶、棒の使い方……
      7時に起きるのは當たり前、6時に起きるのは勤勉、それ以前に起きれば、必ずや大業を成し遂げると。
      ◆回答2:朝はどこで喉を慣らしていたのか
      劇団長:戯樓からそう遠くない祈福広場で練習していました。
      人に迷惑になってはいけないと思って。
      ◆回答:1人で住んでいるのか
      劇団長:コバンと一緒に住んでいます。ですがここ數日はコバンの方が早起きでした。
      ◆回答:どうしてコバンが早起きしていたのか
      劇団長:分からないですね。彼に聞いてみてはどうでしょう?
      ◆回答3:見つからないのは「天女」だけなのか
      劇団長:はい、なくなったのは「天女」だけです
      劇団長:外部の人間は事情を知りませんし、私が大袈裟だと思っているかもしれません。
      取り換えればいいじゃないかと言う人も……ですが、「彼女」は本當に大事なんです!
      劇団長:昔は貧窮で、祖父も幼い頃から師匠の下で稽古をしていました。
      祖父が刀で影人を彫ることをようやく許可された頃、彼は4ヶ月もかけて初めての影人を作り上げたんです。
      それが、この「天女」でした。
      劇団長:祖父は「天女」をとても大事にしていました。
      そして今、私がそれを受け継いだのです。
      劇団長:「天女」は、他人からすればただの牛皮影の道具でしかないかもしれません。
      ですが私と祖父にとって、彼女は生きているのです!
      劇団長:今夜のショーのため、そして祖父のためにも、必ず彼女を見つけ出します。
    • 劇団長:もう一度探したけれど、やっぱり見つかりません。
      どうしましょう、今夜のショーまでに見つからないんじゃ……
      ◆回答1:別の女性の皮影を代わりに使う
      劇団長:完全に適する「稍子」がありません。
      どうしてもダメなら換えることもできますが、ぎこちなくなります。
      それに、完璧なショーにする夢も……
      劇団長:祖父のこの劇は、やはり最も完璧な狀態で演じたいです。
      ◆回答1-A:稍子?
      劇団長:影人の頭です。影人の頭部と帽子は普通繋がっていて、私たちはそれを「稍子」と呼んでいます。
      劇団長:皮影界には「一転三」、「一転四」などという概念があります。
      1つの身體に3つか4つの稍子を付けるというものです。
      しかし「天女」は唯一無二のセットです。
      ◆回答1-B:劇を換える
      回答2に移動
      ◆回答2:劇を換える
      劇団長:つまり、今夜は『天女空を飛ぶ』ではなく、別の劇を演じると?
      劇団長:……
      劇団長:この劇を上元節に変更することもできます。
      昔は上元節も、春節や大晦日に劣らない大規模な祝日でしたから。
      劇団長:そうするしかなさそうですね。探す時間も稼げるはずです。
      今夜の『天女空を飛ぶ』を楽しみにしているお客さんには申し訳ないけれど……
    • 劇団長:こうしましょう、今夜の劇は無料で公開します。
      何を演じるかじっくり考えないと……
  • 茶楼ホール/易学先生
    • 易学先生:もっと根源的なことから考えるべきかもしれませんね。
      その人はなぜこの皮影を盜んだのか……いや、皮影がなぜよりにもよってこんな時になくなったのか。
    • 易学先生:春節の宴ではどの料理にもこだわりがある。
      「魚」は「餘」の読みを取って、「毎年餘裕のある生活が送れますように」という意味が込められています。
    • 易学先生:私の故郷では、祝日になる度に皮影劇団や獅子舞団などの芸術団を招いてショーをやっていました。
      縁起よく賑やかなものでしたよ。
  • 茶楼ホール/演奏
    樓內のスタッフに耳よりの情報があるらしいが、彼らは異様に忙しく、時間はなさそうだ。
    少し曲を弾けば足を止めてくれるかもしれない。
    琵琶.jpg
    • 楼内のスタッフ:この劇団は業界內で結構人気らしいし、そんなに金には困っていないはずですが。
      あの手品師匠がしょっちゅう質屋に行くのはなぜなんでしょうね?
      女將さんが皮影にあんなに興味を持っていたとは……
      直接劇団を招いて住む場所も食事も提供してあげるなんて、こんなの初めてですよ。
      まあこちらからでは聞きづらいので、理由は知りませんが。
  • 戯楼前/女将
    • 女将:5時?ふふ、なんでそんなに早起きする必要があるんです?
      確かに営業準備は必要だけど、下に大勢ついているわ。
      女将:劇団長がうちのドアをノックして助けを呼んだ時、私は部屋の中で身支度をしていましたし。
      ああ、あの時、時計を見ましたよ。確か7時15分だったかと。
    • 女将:そう言えば、あの高くてスラっとした自稱易學研究者が數日も泊っていて、ずっとコソコソしているみたいなの。
      話を聞いてみたらどうですか?
    • 女将:獅子舞?彼なら、この間樓內で酔いつぶれて暴れていた時に団長に怒られて、獅子舞の道具を全部没収されましたよ。
      根に持っているんじゃないかしら。
    • 女将:2階の客室?上がってもいいですが、明日にしてください
      まだお客さんがいますから。
      女将:ご安心を。誰にも持って行かせはしませんから。
  • 戯楼前/コバン
    • コバン:ボンボン、ボンボンボン!
      (コバンは悪い事なんかしてないよ!)
      ◆回答1:どうしてあんなに早起きしたのか
      コバン:ボンボン?ボンボンボン……
      (5時より前?うん、コバンは君たちみたいな睡眠を必要としていないから、かなり早く「起動」したんだ。)
      ◆回答2:早起きして何をしていたのか
      コバン:ボン。(床掃除。)
      コバン:ボンボンボンボン。(本當だよ。)

チャイナタウン日記:2日目(旧暦1月1日)

昨日「天女」は見つからず、劇団長は上演する劇を変更することにした。
『天女空を飛ぶ』は上元節に延期、お詫びとして今回の劇は無料で公開された。

今回は女将の許可を得て2階で調査を行い、いくつかの手掛かりを発見した。

ストーリー

易学先生:春節とは旧暦の新年であり、中国では最も賑やかで、最も重要視されている祝日です。
昔から、この日には春聯を貼る伝統がありました。
易学先生:春聯を貼る理由は、新しい年を迎える祝日の雰囲気を盛り上げるためと、魔を除け、福を招き、一家の幸福を願掛けするためでもあります。
易学先生:女将さんに対聯を書くよう頼まれたのですが、どれがいいと思いますか?
◆回答1:一元復始帆競度、万象更新舸争流
◆回答2:天増歳月人増寿、春満乾坤福満門
◆回答3:丑去寅来千里錦、牛奔虎躍兆豊年
易学先生:ふむ、私もそう思います。
易学先生:まだ「福」の字を大量に書かなければならないので、手が回らないんです。
代わりにこの春聯を正門の両脇に貼ってきてくれませんか。
戯楼前1.jpg 戯楼前2.jpg

昨日のショーは一同が思っていた以上に上手く行った。
日頃欠かさず稽古をしていた団長の功績は大きい。
「満席」と言えるほどではなかったが、応援してくれる観客もたくさんいた。
この伝統技術に懐郷の思いを託した旅人も多かったが、それ以上に多かったのが物珍しく思った他國の人たちだ。
劇団の者たちにとって、何よりも驚きだったのは「異國で出會えた友」だった。
そこで彼らは客のリクエストした劇を全て演じ、皆へとへとになるまで動き回った。
だが「天女」の皮影は見つからないままだ。もう少し話を聞いてみよう。
昨日は何か見落としていたのかもしれない。

個別会話

  • 茶楼ホール/コバン
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (昨日は遅くまでショーで忙しくて、まだ片付けが間に合っていないんだ。大丈夫、コバンが片付けるよ。)
      コバン:ボンボンボンボン……
      (昨日の朝、コバンは4時に起動したんだ。
      その後は下でほうきをかけていたけど、変な人は見かけなかったよ。)
      コバン:ボンボンボンボン……
      (団長?ショーの前夜、確かに団長は皮影のチェックを行っていて、夜中の2時半にやっと寝たんだ。
      コバンは3時にスリープに入ったよ。)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (獅子舞が昨日の朝どうしていたかは知らない。でも変な話じゃない。
      だって獅子舞は前の夜もずっと部屋にいなかったから。)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (身のこなしってどういう意味?機敏性や安定性のこと?)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (合理的な演算によると、獅子舞の機敏性はコバン以上、手品師匠の安定性は獅子舞以上。
      數値化するなら、3人の平均値は近いよ。)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (コバンは嘘なんてついてないよ。だって、コバンは嘘をつけないから。)
  • 茶楼ホール/易学先生
    • 易学先生:昨夜の年越しの晩餐は豪華だったでしょう?
      易学先生:家それぞれでメニューは違うけれど、大晦日になると皆家に帰り、家族と一緒にご飯を食べながら年越しをする。
      その願いは同じなんですよ。
    • 易学先生:劇団の人間が「天女」を盗んだことは確かなんですね?
      ◆回答1:確かだ
      易学先生:なら、今は誰を疑っているんですか?
      ◆回答1-A:君
      易学先生:冗談を言っているんですか?
      ◆回答1-B:君以外
      易学先生:根拠が足りませんね。もう少し考えた方がいいのでは?
      ◆回答2:分からない
    • 易学先生:皮影箱の中をじっくり見てみよう、普通の盗難現場とは何か違うかもしれない。
  • 戯楼前/女将
    • 女将:誰かが窓から団長の部屋に侵入して盜んだと疑っているんですか?
      本當にそうなら、かなりの身のこなしね。
    • 女将:あの皮影は確かに素晴らしい作りでした。
      素人の私でも生き生きとした力が宿っているのが分かる。
      すぐにでも空に飛び出しそうだったわ。
      女将:金を持て餘している物好きが、こういった物を集めることを好んでいるのでしょう?
      しかし団長が売ろうとしないものだから、強硬手段に出た、とかね?
    • 女将:上の階の客室?ええ、好きに調べていいですよ。
      昨日約束したことですもの。商売は信用を重んずるわ。
      ◆回答:女將に禮を言う
      女将:でも、お客さんの部屋は簡単に入れるものじゃないわ。
      あなたの力量次第ね。
  • 劇団長&コバンの部屋/劇団長
    部屋.jpg
    ※全員の部屋が背景同じ
    劇団長:來ましたか。案內しますよ。
    新しい発見があるといいのですが。
    ◆回答:皮影箱を開ける

    これが女将の言っていた試練のようだ。特製の仕掛け鍵のようだ。
    こういった9つのマスに分かれたパズルの鍵は、木の板が正しい位置に嵌るまで8つの木の板を9つのマスの間を移動させればいいはずだ。
    台に模様のヒントがあるみたいだ。あれが木の板の正しい位置のはずだ。
    皮影箱.jpg

    劇団長:様々な皮影が靜かに箱の中に横たわっていますね。
    何かの基準に従って丁寧に置かれているようだ。
    劇団長:盜まれた「天女」はこの皮影箱の中に入っていた。
    劇団長:今思えば、少し奇妙な點があります。
    「天女」は一番上に置かれていなかった、ということです。
    しかし紛失が明らかになった時、箱の中の他の皮影の位置は亂れていませんでした。
    ◆回答1:泥棒が現場を再現した
    ◆回答2:泥棒は知人
    劇団長:いえ……そんなに簡単な話ではないかと。
    劇団長:皮影の置き方は厳しいんですよーー
    劇団長:影人を掛ける時は、正面を外側に。横に置くときは、正面を上に。
    奥にしまう時、男の影人と女の影人の頭と體を混ぜてはならない……
    劇団長:爺さんによれば、これは全部古くから伝わる規則らしいのです。
    ごちゃごちゃに置いて、陰陽を亂すのを避けるためなのだと。
    劇団長:全部素人が知らないはずのこと。
    ですから、本當に誰かが皮影を持ち去ったのなら、それは皮影をよく知っている人間か、この規則を耳にしたことがある人物に限られる。
  • 獅子舞&手品師匠の部屋/獅子舞
    • ドアノブに觸れた途端、勢いよくドアが開かれたーー

      獅子舞:何をしている!?
      獅子舞:部屋の前で何をしているんだ!?ピッキング!??
      獅子舞:だから盜んでないって言ってるだろう!
      昨日皮影を盜んでおきながら、のこのこ戻ってくる奴なんていない!
      あっち行け、寝る!邪魔するな!

      話をする隙のないまま、獅子舞に部屋から追い出された。
    • ここは後にして、他の場所を見てみよう……
  • 易学先生の部屋/易学先生
    • 易学先生:厳しい規則に縛られている皮影劇団において、皮影の部品は適當に置いていいものではありません。
      易学先生:例えば、皮影人は顔を向かい合わせて置いてはならない。
      「赤口」を招いてしまうからです。つまり、劇団內で口論が起こる。
      易学先生:劇団のことを思う者なら、こういうしきたりを重視するはず。
    • 易学先生:ん?まだ分からないのですか?
      易学先生:ふっ、ただ可能性を掲示してあげようと思っただけですよ。
      真面目に皮影を並べるような泥棒なら、証拠を消すためだけに現場を再現した訳ではないかもしれませんから。
  • ミニゲームで50歩以上かかった時の会話
    女将:どれどれ~この木の鍵に困っているのかな?
    女将:戯楼の客室には勝手に入ってはいけませんが、調査に協力してくれている以上……
    問題を出して、それを解いたら褒美をあげましょうか。
    女将:しかし、あまりにも難しいようなら手を貸してあげてもいいですよ。
    ただ、褒美はあげませんけど。フフ~
    ◆回答:助けを求める
    女将:開けてあげましたよ。ごゆっくりどうぞ、がっかりさせないでください。

チャイナタウン日記:3日目(旧暦1月2日)

質屋へ行こうとする前に、質屋のオーナーは自分からひょっこり現れた。
話を聞くに、女将と何か訳ありのようだ。
女将が彼の店で偽物を買わされ、かなりの損失になったとか。

ストーリー

「天女」の皮影の在り処はまだ分からなかったが、ある仮定が形になっていった……
昨日の調査を続ける前に、今日は樓內に招かれざる客が現れた……

女将:あら、珍しい。
質屋のオーナー:新年の挨拶に來たよ、あけましておめでとう。
皮影劇団を招いたらしいじゃないか。
女将:あいにく、ショーは終わったの。お帰り願うわ。
質屋のオーナー:それに、皮影劇団で竊盗事件が起こったって?
女将:それも、あなたが首を突っ込む必要はなくってよ。
質屋のオーナー:なら手を貸さないとね。
女将:必要ないわ。それよりあなたの方こそ、新しく隣に来た骨董商人と「口論」になって、最後は向こうのお嬢さんに「お寶を持って行かれた」らしいじゃない?
質屋のオーナー:ちょっと、正月にそういう話は止めてよ。
女將がうちの店に対して誤解があることは知っている。
せっかくの正月だ、日頃のあれこれは置いといて、穏やかに行こうじゃないか。
女将:……まあいいわ。正月の来訪者は皆客と言うものね。好きにしなさい。

個別会話

  • 茶楼ホール/質屋のオーナー
    • 質屋のオーナー:ん?「僕に気を付ける」っていうのも間違ってはいないね。
      僕はあの「天女」どころか、皮影全部に目を付けているからね。エヘヘッ。
      質屋のオーナー:冗談だよ、アハハ。そういう意味じゃない。
      ここでは故郷の珍しいものなんて滅多に見られないからね。しかも伝統芸術の寶だ……
      質屋のオーナー:寶は大事にしないと。
    • 質屋のオーナー:女將?ヘヘッ、彼女といざこざなんてないよ。
      ただこの前、うちで「傷物」を買って大損したんだ。
      まだ根に持ってたとはね。ありゃりゃ~
  • 茶楼ホール/獅子舞
    • 獅子舞:アハハ、笑いすぎて腹が痛い!
    • 獅子舞:あん?これか?ひまわりの種だよ。新年の必需品の1つだ。
      観劇やお喋りの最高のお供でな。食うか?
    • 獅子舞:今日は珍しく「歌」が聞けたから機嫌がいいんだ。
      話してやる。何が聞きたい?
      ◆回答1:大晦日の前夜どこにいたか
      ◆回答2:大晦日當日どこにいたか
      獅子舞:どうせ皆に疑われてるんだろう。
      こんなことがあるって知ってたら出かけなかったのに……
      獅子舞:大晦日の前夜と當日は酒場へ行った。
      銭何枚も負けたから、質屋で換金したんだ。
      獅子舞:もちろん、皮影を質に入れたりはしてない!
      獅子舞:そう言えば大晦日の數日前、あの手品使いが劇団長の部屋の前でコソコソしていたのが見えた。
      入る気配もなかったし。
      獅子舞:事実確認していたのかもしれないぞ?
  • 茶楼ホール/女将
    女将:今日は話したくありません……
    ◆回答:女將の茶棚の整理を手伝う
    茶棚.jpg
    購入記録
    寅年正月二日目、晴れ
    良質な茶葉を入荷。サンプルはそれぞれ礼茶の茶器棚に保管済み。
    緑茶眠気覚まし、ストレス緩和、苦寒性、発酵なし。
    鮮度を重要とし、新茶ののど越しが最良。故に最も取りやすい一番上の位置に置く。
    黄茶消化によく、熟成茶に属する。軽い発酵。
    保存できる時間は長いが、早めに飲んだ方が良い。故に緑茶の下に置く。
    紅茶胃腸を温め、眠気を覚ます。全発酵茶に属する。
    ほとんどが温性で、新茶も老茶も味わい深い。黄茶と同列に置く。
    白茶消炎、解毒。軽い発酵。
    性質は涼性、時間を置いた白茶の効能は新茶を上回る。故に緑茶の下、紅茶に近い位置に置く。
    黒茶脂肪燃焼。後発酵茶に属する。
    長期保存が可能で、老茶の風味は新茶を上回る。故に一番下の段に置く。
    客に振舞った後は位置を間違わないよう、ここに記録する。

    女将:はあ、やっぱりあなたは気が利きますね。人をおだてるのが上手ですわ。
    女将:あの質屋のオーナーも、あんなに可愛い顔をしているけれど、実はすごく計算高いんですのよ。
    女将:もしかすると、皮影団がこのチャイナタウンに來た瞬間から、彼は皮影に目を付けて、それをどのように手に入れるか頭を動かしていたのかも。
  • 茶楼ホール/易学先生
    • 易学先生:おや。お茶はいかがですか?
      茶は別に祝日に限って飲む物ではありません。
      ただ、春節中は各自の家で良い茶葉が用意されるのです。
      易学先生:春節中は親戚や友人が訪れることが多いので、良いお茶で客をもてなすのが昔からの禮儀なのですよ。
    • 易学先生:お茶の文化に含まれる意味は深い。
      様々な學問的な見解がひしめき合っています。
    • 易学先生:茶の分類だけでも、季節、工芸ごとに分けることもあれば、焙煎の加減で分けることもありましてね。
    • 易学先生:焙煎の加減の場合、お茶は緑茶、黄茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶の6種類に分けられます。
      易学先生:これについては、五色のお茶が五行に対応しているという學問もあり、同じように様々な説があります。
      そのうち1つがーー
      易学先生:緑茶は木、黄茶は金、白茶は水、紅茶は火、黒茶は土。
  • 劇団長&コバンの部屋/コバン
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (団長、悲しそう?)
      コバン:ボンボンボンボン……
      (きっと、「天女」は無事だよ。)
    • コバン:ボンボンボンボン……
      (コバンは嘘なんてついてないよ。だって、コバンは嘘をつけないから。)
  • 劇団長&コバンの部屋/劇団長
    • 劇団長:ごめんなさい、少しボーっとしていて気付きませんでした。
    • 劇団長:チャイナタウンに著いたばかりの時、質屋のオーナーから連絡があったんです。
      この額を出すから皮影を売らないかと。
      劇団長:皮影業は不景気ですが、先祖代々伝わるものを売るわけがないでしょう?
      劇団長:実は、「天女」には名前がありまして。
      「驚鴻」ーー祖父が付けたものです。
      劇団長:しかし、本當に見つかるのでしょうか……
  • 獅子舞&手品師匠の部屋/手品師匠
    • 手品師匠:私がコソコソしていたと、獅子舞が!?
      手品師匠:言いがかりだ!
      手品師匠:數日前……確かに団長に話があった。
      でも大晦日の皮影ショーで、私の疑問は解消されたから……
  • 易学先生の部屋/易学先生
    • 易学先生:明日は舊暦の1月3日です。
      あまり縁起のよい日ではありませんから、老輩たちは家に閉じこもり、家で先祖を祭るのです。
      易学先生:質屋のオーナーがそれを重んずるなら、明日は出かけないでしょう。
    • 易学先生:質屋の隣の骨董屋に新しい店主が來たようです。
      質屋のオーナーを出し抜くなんて、中々腕のあるお方ですね。

チャイナタウン日記:4日目(旧暦1月3日)

一同の証言の真偽を確かめるべく、コバンと一緒にいくつかの場所をまわった。
多分、誰がやったのか分かった気がする。

ストーリー

昨日、質屋のオーナーが戯樓を訪れ、言葉の端々に皮影ショーを見るまで帰りたくないと示していた。
女將は祝日を祝うため、そして和衷共同、來店者拒まずという原則の下、質屋のオーナーを住まわせた。
しかし皮影はまだ見つからない。
疑いのあった人物たちはそれぞれ樓外の場所を口にし、自分たちの言葉の真実味を証明した。
女將に言われて、昨日はコバンと一緒に數か所回ってみた。
コバンは嘘をつけないため、最も信用できるからだ。
今日はコバンと集めた情報をすぐに整理しなければならない。

個別会話

  • 茶楼ホール/質屋のオーナー
    • 質屋のオーナー:女將に聞いたんだけど、皮影劇の箱を開いたんだって?何か分かった?
      質屋のオーナー:深い意味はないよ。彼らの業界には箱を開く儀式っていうのがあるらしくて、劇団長が手を洗って口をすすいだ後に1つ目の影人を取る。
      この影人が観音様なんだ。
      質屋のオーナー:何でそんなこと知ってるのかって?
      もちろん前の団長が教えてくれたんだ。まあ、馴染みの仲だったしね、ヘヘッ。
    • 質屋のオーナー:春節は家で賑わう日だ。大晦日にあちこち行くのは良くない。
      家族に、特にお年寄りに付き添ってあげるべきだよ。
      質屋のオーナー:こういう理をコバンに教えてあげないと。そうでしょ?
    • 質屋のオーナー:皮影製作技術について知ってる?少し聞いたことがあるんだ。
      質屋のオーナー:今の団長は……やっぱり彼女はまだ経験不足だね。
      ほら、皮影の本物と偽物の區別ってつくと思う?
      質屋のオーナー:つかないね、はっきり言える。ヘヘッ。
    • 質屋のオーナー:ああ、そうだよ。コバンは昔質屋の従業員で、僕の下で働いていた。
      それがどうかしたの?
  • 茶楼ホール/獅子舞
    • 獅子舞:玉佩を質に入れたからどうした?誰の玉佩だろうが関係ないだろう?
    • 獅子舞:どうせ取り戻した後は、もう獅子の頭を持ち出したりしていないんだ。
      他はどうでもいいが、これだけはダメだ。
    • 獅子舞:だから皮影を盜んでなんかいないって、何度も何度も!
      できるもんなら真犯人に聞けよ!
      獅子舞:本當に窓をこじ開けて皮影を盜んだと思ってるか?
      この身のこなしは獅子舞で鍛えたんだ!獅子舞!分かるか?
      獅子舞:こんなことも判斷できないのに、よく探偵を名乗れるな!
  • 茶楼ホール/女将
    女将:皮影泥棒は見つかりましたの?
    ◆回答1:見つかってない
    女将:ふーん。うちも慈善事業じゃありませんからね、養わなきゃいけない連中がたくさんいるんです。
    あまり長引くのはよろしくないですわ。
    女将:明日、かまど神をお迎えした後は何が何でも商売を再開させますから。
    ◆回答2:見つかった
    女将:へえ……悪くないわね。私と団長の期待を裏切らなかったわ。
    手に入れた証拠を整理してくださいな。後で皆を呼んでくるから、皆の前で話してちょうだい。
    女将:分からない部分があったら、易學先生に聞くといいですわ。
    女将:彼がすごいと言うわけじゃないけれど、ただいつもすました顔をして、たまに鋭いことを言うものですから。
  • 茶楼ホール/コバン
    コバン:ボンボンボンボン?ボンボンボンボン……
    (昨日出かけて集めた情報を確認する?コバンはしっかり記録してあるよ。)
    ◆回答1:獅子舞について
    コバン:ボンボンボンボン……
    (酒場の常連客によれば、大晦日の前夜、獅子舞はずっと彼らと一緒にいたらしい。
    「少しだけ飲み」、「少しだけ遊んだ」と。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (でも、獅子舞は思いのほか運が悪くて、「パンツまで駆け負けた」。
    注意、コバンはこの言葉はおかしいと思う。獅子舞は帰って來た時、ちゃんとズボンをはいていた。)
    ◆回答1-A:うん……よくある例えかもしれない
    ◆回答1-B:確かに
    コバン:ボンボンボンボン……
    (酒場の人たちによれば、大晦日の前夜に獅子舞と「遊んでいた」數人は現地で有名な「イカサマ師」らしいんだ……
    彼らは最後、獅子舞の獅子の頭に目を付けた。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (アルコールが回った獅子舞は、そそのかされて獅子舞の頭を賭けに使った。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (翌日、つまり大晦日當日、獅子舞は酔いが醒めた後、「イカサマ師たち」と何か話すと、突然喧嘩になった。)
    コバン:ボン、ボンボンボン……
    (注意、獅子舞は複數の相手に一方的に毆られただけ。)
    コバン:ボン、ボンボンボン……
    (その後、獅子舞は酒場を出た。
    夜に再び酒場に戻ると、大金で「イカサマ師たち」と獅子の頭を交換したらしい。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (以上が酒場の客からの証言だよ。
    獅子舞は大晦日前夜と大晦日當日、確かに酒場にいたみたいだ。)
    ◆回答2:質屋のオーナーについて
    コバン:ボンボンボンボン……
    (質屋の骨董鑑定士によると、戯樓に行く前の數日間、オーナーはずっと店で忙しくしていた。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (「年末になると、内の商売が繁昌する。
    なんせ春節は家族に対する思いを呼び起こしやすく、去年は思うようにいかなかった人も新しい一年に期待を寄せる……」)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (「ーーどんな理由があっても、物を質に入れて年越しをする人は、普段より多い。」と、質屋のオーナーは彼らに言ったらしいよ。)
    ◆回答3:手品師匠について
    コバン:ボンボンボンボン……
    (大晦日當日、チャイナタウンの質屋と骨董屋の全員が手品師を見かけたって。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (でも彼らによれば、手品師は皮影を質に入れた訳ではなく、逆に皮影を売りに來た人はいないか訊ねていたんだって。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (酒場の従業員も手品師を見かけたよ。
    彼によれば、手品師は獅子舞を連れ戻しに行ったようで、彼らは劇団のことでもめたらしい。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (街中の子供の話だと、手品師が東の日の出の方向に向かってボーっとしていたのを見かけたみたい。
    アホだと思ってからかおうとしたら、逆に手品師にからかわれたって。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (それ以降、あの子供たちは毎日戯樓に行って手品師を探しては手品を見せてとせがんだそうだよ。)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (手品師の足跡はチャイナタウン中を網羅している。
    コバンはこんなにたくさんの場所に行った理由を分析できない。君には分かる?)
  • 茶楼ホール/演奏
    樓內のスタッフに耳よりの情報があるらしいが、彼らは異様に忙しく、時間はなさそうだ。
    少し曲を弾けば足を止めてくれるかもしれない。
    • 楼内のスタッフ:女將さんと質屋のオーナーは一見仲が悪いですが、本當は長い付き合いで連絡もよく取り合っているんですよ。
      女將さんが面白いものを手に入れると、よく質屋のオーナーに見せに行っているんです。
      楼内のスタッフ:うちの窓には特製の鍵が使われています。
      女將がわざわざ職人に作らせた伝統的な仕掛け錠で、外からはどうやっても開けられません。
      開けるには窓を壊すしかないですね。
      楼内のスタッフ:うちらは5時から5時半ごろに起きています。
      皮影がなくなった日は僕が一番早かったようで、丁度劇団長が祈福広場へ喉慣らしに行くのが見えました。
      あとコバンは1階を掃除し終えていましたから、大分手間が省けましたよ。
  • 劇団長&コバンの部屋/劇団長
    • 劇団長:皮影という伝統的な民間芸術が消えることはありません。
      私は必ず、祖父が教えてくれたものを受け継いでいきます。
      ◆回答1:窓について
      劇団長:窓?毎晩、私は寢る前に部屋の窓に鍵をかけます。
      それに破壊された跡はありません。
      ◆回答2:手品師匠について
      劇団長:彼が子供たちに手品を見せたり、東を眺めながら物思いにふけっているって?
      劇団長:東……
      劇団長:あれは祖父が亡くなった方向です。
      祖父には、自分が死んだら太陽が昇る場所に埋葬するように言われました。
      彼は戯の人として生き、戯の魂として死んだのです。
      劇団長:彼はその皮影魂と共に工芸人を代々見守ってくれています。
      伝統芸術は途絶えることなく、太陽の下で輝くのです。
      劇団長:手品叔父さんは我が劇団の発展を最も期待している人です。
      彼は劇団を裏切らないと信じています。
      ◆回答3:獅子舞について
      劇団長:獅子舞は厄除けを意味する縁起の良い物だと信じられています。
      嫌いな人なんていませんよ。
      劇団長:當時、祖父が獅子の頭を今の獅子舞叔父に渡した時、手品叔父さんはずっと反対していました。
      獅子舞叔父は日頃の行いが悪いから、心根の曲がった奴は獅子舞に相応しくないと。
      劇団長:でも、祖父はそう思わなかったようです。
      「人の本性は基本的に善である。様々な苦難が心の中の光を覆い隠してしまったのだ。
      獅子舞のような活気に満ちたショーは、人の心の中の火種を呼び覚ます」と彼は言っていました。
      劇団長:それに祖父は、「獅子舞は民族の威を高め、文化の魂を見せる。
      獅子舞を習得し、それを広めようとする人間は、尊重に値する」とも……。
      劇団長:獅子舞になった人間ならその心にある太鼓は永遠に止まないのです。
  • 手品師匠&獅子舞の部屋/手品師匠
    手品師匠:前の団長が亡くなった後、新しい団長の能力では不十分だと考え、いっそのこと私がなってやろうと思った。
    手品師匠:だからずっと彼女の言うことを聞くのが嫌だったんだ。
    若いからと言って大目に見るなどという考えは私にない。
    手品師匠:ある地位になれば、その管理、その職分、その責を果たすべきだ。
    劇団の者たちに認められるために、彼女はしっかりやり遂げなければならない。
    それで初めて劇団長と呼べる。
    ◆回答:どうして最近劇団長の部屋の前をうろついていたのか
    手品師匠:それは……彼女に伝えたかったんだ。
    大晦日のショーは、私の予想以上に良かった、と。
    手品師匠:それに謝りたかった。
    前の劇団長が亡くなる前、彼女をサポートするよう言われていたのに、私はそれができないどころかいつも突っかかって……
    手品師匠:ああ!やめたやめた、それよりそんなに聞いてどうする?皮影は見つかったのか?
    手品師匠:いい加減見つからないなら強硬手段に出るぞ!身體検査!
  • 易学先生の部屋/易学先生
    易学先生:ん?まだ何か聞きたいのですか?もう十分な手掛かりを集めたでしょう。
    時間、動機、証言……大體の見當はつくはずですよ。
    易学先生:まだまだ不確かな箇所があるなら、決定的な証拠が足りないんじゃないですか?フフ……
    ◆回答:助けを求める
    易学先生:叙述トリックという創作方式がありましてね。
    叙述者が故意に何らかの事実を隠したり、誘導することで、読者は先入観を持って主観的な論斷に陥りやすくなる。
    易学先生:人と人との交流にも、そのような細工がある。
    火とはどのような狀況で嘘をつき、どのような狀況で本當のことを言うと思いますか?
    易学先生:本當のことだと誓った相手でも、肝心な情報を隠して、重要ではない事実を教えているのかもしれない。
    そんな狀況も、確かに嘘はついていない。
    その他は自分で判斷してください。君が集めた手掛かりは私よりずっと多いんですから。
    易学先生:ああ、直接的な証拠がない場合、消去法で容疑者を特定するのも方法の1つですよ。

チャイナタウン日記:5日目(旧暦1月4日)

やっぱり彼だった。
でも……

ストーリー

易学先生:では、最も「天女」を盜んだ可能性がある人物はーー
◆回答1:易学先生以外の誤答
易学先生:どうやら我が友人は時間や証言の手掛かりを全く信じていないようだ。
チャイナタウン中が手を組んで君を騙しているんじゃないかって?
一度帰ってしっかり整理すべきかもしれない。
◆回答2:
易学先生:確かに、皮影がなくなった前後の私の行動ははっきりしていない。
私を疑うのも當然でしょう。
易学先生:しかし、私の動機は?どうやって侵入し、盜んだと言うのです?
客室の主以外がドアノブに觸れれば、それだけで大きな音がする。
これは獅子舞の部屋でも見たはずですよ。
易学先生:それに樓內のスタッフによれば、窓から侵入するには窓を壊す必要がある。
しかし劇団長の窓は壊れていなかった。
お化けにでもなって、壁をすり抜けて入ったとでも?
易学先生:君に言ったことをよく考えてみてください。
はあ……弟子を探し直すべきかもしれませんね。
一度帰ってしっかり整理すべきかもしれない。
◆回答3:コバン(正答)
易学先生:いかにも。皮影を盜む時間があり、君の目を他人にそらしていたのは、コバンです。
コバン:ボン!
劇団長:まさか!コバンなわけがないでしょう?
獅子舞:バカじゃないのか。コバンは嘘がつけないんだぞ?
易学先生:最初から最後まで、明確に盜んだかどうかを質問した人はいましたか?
劇団長:それは……
手品師匠:そう、なかった。
起動時間やその他の関係のない行動について確認はしましたが、肝心な質問になると彼は答えないか、話をそらしていた。
手品師匠:答えなかったり、他の真実を述べただけなら、確かに「嘘はついていない」。
劇団長:コバン……本當に君が?君が皮影を盜んだのですか?
コバン:ボン、ボンボン……
獅子舞:はあ!?都合が悪くなると喋れない振りしやがって!
もう周りは十分探したんだ。皮影はきっとこいつが持ってる。どけ!探す!
コバン:ボンボンボンボンーー!(こっち來ないで、君がやると皮影が壊れる!)
劇団長:本當に持ってるんですか!?
コバン:ボン……(うん……)
コバン:ボンボンボンボン……
(悪気はなかったんだよ。ちょっと借りただけで、そうしたら、手遅れになって……)
劇団長:でも、どうして?
コバン:ボンボンボンボン……
(大晦日は大事な日だって皆に聞いた。宴を開いて、年越しして、家族と団らんするものだって。
でもそれ以外に、団長は1月29日が何の日か知ってる?)
劇団長:……
獅子舞:……
コバン:ボンボンボンボン……
(皆家に帰らずに、他の家の団らんのために劇を演じた。なら、前の団長には誰も會いに行けないでしょ?)
コバン:ボンボンボンボン……
(今まで、大晦日は皆で前の団長と一緒に年越ししてたから。)
手品師匠:だから団長が寢ていた隙に皮影を盜んだと。
それで、大晦日のショーが中止になると思ったのか?
劇団長:もちろん、忘れるわけがありません……でもコバン、それは誤解です。
祖父でもきっとこうしたと思います。彼が見たいのは、たくさんの人々の笑顔なのですから。
コバン:ボンボンボンボン……
(それに皮影を見たがる人なんかいないこと、みんな分かってるのに、どうしてそんなに頑張れるの?
コバンは団長に気まずい思いをさせたくないし、悲しんでほしくない。)
コバン:ボンボンボンボン……
(もちろん、団長のショーが下手っていう意味じゃないよ!)
劇団長:いいんです、コバン。
祖父が信じていたように、私たちが受け継いでいけば、伝統芸術が消えることはありません。
他人の好みにとやかくいう権利はありませんが、自分が受け継ぐ技術をより良いものにしていくことはできます。
劇団長:失われていく人や、物事がどれほど戀しくても、どれほど捨てがたくても、文明と文化の発展は止められません。
劇団長:その憂いはよく分かります。でも私は、民族芸術が伝統の殻の中に閉じこもるとは思いません。
少なくとも私は自分の手にあるものの精髄を殘しつつ、発展の足並みと共に、新たな生機を與えていく努力をしていくつもりです。
劇団長:同じ考えを持つ伝承者は他にもたくさんいると信じています。
大丈夫です、コバン。一緒に守っていきましょう。
コバン:ボンボン……(分かった。ごめんなさい。)
劇団長:分かればいいんですよ。でもコバンが皮影を隠したことは確かに皆に迷惑をかけたから、ちゃんと皆に謝るように。
獅子舞:謝るだけじゃない!厳しく処罰しろ!こいつのせいでどれほど大変だったか!
そうだ!財産の損失も!この數日間でどれほどの金を稼げたか!
手品師匠:けっ!稼げてないでしょうが。負けてばっかりなんだから!
次に劇団の資金を使って賭け事をしたらぶっ飛ばすからな!
獅子舞:チッ……
劇団長:えっと……
それじゃあ、コバンは1年間給料なし、お年玉没収、皆の雑用を上元節終了まで請け負うということで。
コバン:ボン!(任せて!)

個別会話

  • 茶楼ホール/手品師匠
    手品師匠:コバン、前の団長が亡くなった日のことを覚えていたのか。
    しかし……
    手品師匠:元団長、今ならあなたが彼女を新しい劇団長に選んだ理由が分かる気がする。
    手品師匠:そう言えば、コバンは劇団に來てからずいぶん経つ。
    事前に話せばいいものを、なぜ劇団が「天女」皮影ショーの公演を発表した途端にこんな手を出したのか?
    手品師匠:うーん……何か違う気がする。
  • 茶楼ホール/獅子舞
    獅子舞:とんだ迷惑だ。意味ないだろう……全く!
    獅子舞:劇団から追い出すべきだ!元いた場所に帰れ!
    獅子舞:そうだ、元々質屋の奴だったんですよね。
    質屋に帰って掃き掃除でもすればいい!口減らしに丁度いい!
  • 茶楼ホール/質屋のオーナー
    • 質屋のオーナー:「……空一面を魁星の瑞雲が覆う……」
      質屋のオーナー:ん?気分が良いんだ。ダメ?皮影事件はこれで終了だね、僕もうれしいよ。
    • 質屋のオーナー:それじゃあ、もう1つ君に秘密を教えてあげよう。
      コバンはお寶を胸元に隠す習慣があるんだ。
      そしてその位置は、休眠中なら誰でも開けることができる。他の人には內緒だよ?
      質屋のオーナー:今日は質屋に帰るね。この秘密は君への「お禮」ってことで。エヘヘッ。
  • 茶楼ホール/コバン
    コバン:ボンボンボンボン……
    (ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……)
    コバン:ボンボンボンボン……
    (コバンお掃除頑張るから、劇団から追い出さないで……)
  • 茶楼ホール/易学先生
    • 易学先生:燈樹より千本の光が照らし出し、明月は人を逐うて來たる。
      それでは、上元節のショーを楽しみにしていますね。
    • 易学先生:何か見落としがあると?
      ええ、真相の探知に対して常に疑問を抱くのはいい心がけです。
      易学先生:しかし、足を止めることも時には間違った選択ではありません。
      どうすれば最善なのかは、もっとそれぞれの行動の目的を紐解いていかなければわからない。
  • 茶楼ホール/演奏
    樓內のスタッフに耳よりの情報があるらしいが、彼らは異様に忙しく、時間はなさそうだ。
    少し曲を弾けば足を止めてくれるかもしれない。
    • 楼内のスタッフ:よってらっしゃい見てらっしゃい!舊暦1月15日、「天女空を飛ぶ」皮影劇が開演!
      楼内のスタッフ:あれ?劇団長が盜んだんじゃないんですか?
      てっきり爺さんの十八番である皮影劇ができないから、天女の皮影を盜んで中止させようとしたのかと思った。
      楼内のスタッフ:はあ、彼みたいな人が劇団にいたら、劇団の財産が賭け事でなくならないか?
      今後が思いやられるな。
  • 劇団長&コバンの部屋/劇団長
    • 劇団長:驚鴻……おじいちゃん……
    • 劇団長:舊暦1月15日、お楽しみに。皮影の魅力をお見せいたします!
  • 戯楼前/女将
    女将:皮影も見つかって肩の荷が降りたし、私の料理の素材も揃ったわ。
    とにかく、めでたい事ね。開業よ~!

その後(旧暦1月9日~1月15日)

個別会話

  • 女将
    • 女将:お客さん、どうぞこちらへ!
      団らんを祈って、無料で湯円を1杯プレゼントしますよ!
      女将:味?フフッ、ゴマ、ピーナッツ、あんこ、砂糖、サンザシ、黄身……
      お好きなものをどうぞ。
    • 女将:もちろん、ここには湯円だけではなくーー
      龍井蝦仁、麻婆豆腐、夫妻肺片、魚香肉絲、宮保鶏丁、水煮牛肉、詞禮銀杏、
      蒜泥白肉、佛跳牆、擔々麺、酸辣粉、叫花鶏、回鍋肉……
      女将:好きに選んでくださいな~
  • 獅子舞
    • 獅子舞:よってらっしゃい見てらっしゃい!
      東方民間芸術劇団、上元節に皮影戯を上演!
    • 獅子舞:歌も動きも、全て十の指で再現され、三尺の舞臺で飛天を見せる。
      今夜、戯樓で皮影戯が初公演!
  • 劇団長
    • 劇団長:燈祭りが始まるよ!
      見て、祈福の天燈だ!願い事をしに行こう!
    • 劇団長:上元節が来た。皆健康でありますように!
    • 劇団長:劇団の『天女空を飛ぶ』を宣伝してくれてありがとう。
      今皮影戯のリハーサルをしているところだけど、見にいきますか?
    • 劇団長:灯樹より千本の光が照らし出し、明月は人を逐うて来たる。
      劇団長:『天女空を飛ぶ』がついに今日上演されます。
      ですが今日は劇団がチャイナタウンに滞在する最後の日、皆がお別れをしたいそうです。
      劇団長:先祖から伝わる芸術を繋いでいくために、劇団はこれからもっと遠い場所でショーをしなければなりません。
      山は青く、水は流れる。また会いましょう。
  • コバン
    • コバン:ボンボン、ボンボン、ボンボン!
      (財神來たり、財神來たり、吉の星が照らす!)
    • コバン:元宵、湯円、元宵、湯円!
  • 易学先生
    • 易学先生:これはまた……春の風に咲き誇る花のようだ。

その他の会話

  • 易学先生(ログイン祈福)
    • 新春を迎える間、「師走」も「正月」も大事な時期で、
      伝統的な風習や歌謡が現在まで受け継がれています。
    • 春節前後から上元節までの間、民間や国では様々な祭りを開催して祝日を祝う。
      提灯に火を灯したり、天灯を空に放ち、祈りを捧げたりする。
      これほど賑やかな光景は、まさに年に一度しか見れません。
    • 民間の諺:「二十三、糖瓜を食べる。」
  • 女将(イベントメニュー画面)
    • 屠蘇送暖、桃符。お客さん、中へどうぞ?
    • 最近皆噂しているわ、チャイナタウンに東方の民族芸術劇団が来ているって。
    • 新年祝福、一家再興、万事順調。今年は里帰りしましたか?
    • 劇団でこんなことが起こるなんて……(12月31日以降)
    • 上元節、戯樓で皮影劇『天女空を飛ぶ』上演~(1月4日以降)

※屠蘇送暖~はおそらく王安石の漢詩「元日」からの引用。
屠蘇は中国で正月に飲まれる薬用酒で、桃符は2021年の新春の掃除参照。

  • 布製虎(イベントショップ画面)
    • 中国では「十二生肖(十二支の中国版)」で人の出生年を記録する習慣があるんだ。
    • 2022年は寅年、つまり僕の干支なんだよ~。
    • ガオ、ガオ。


登場人物

  • 劇団長
    劇団長.png
    • 1日目
      5時に起床し、祈福広場で喉を慣らしていた。
      7時に客室に戻った時、「天女」がなくなったことに気付く。
    • 2日目
      皮影箱を確認したところ、箱の中の皮影はきれいに整頓されており、盗んだ者はこの劇団のしきたりをよく知っている人物のようだ。
    • 3日目
      「天女」の名前は驚鴻ということを教えてくれた。
      前の劇団長が自ら作った皮影であり、前の団長が亡くなった後、彼女は滅多に驚鴻を取り出さなくなったらしい。
    • 4日目
      毎晩寝る時は窓に鍵を掛ける。
      窓は破壊されていない。
    • 5日目
      劇団長にあまり影響がなければいいが……
      旧暦1月15日に「驚鴻」が無事に舞台に上がれますように。
  • コバン
    財招き.png
    • 1日目
      劇団長と同じ客室に住んでおり、ここ数日は5時以前に起きていた。
      起床後はずっとホールを掃除していた。
      コバンは嘘をつけないと自称しており、この情報は他のメンバーからも確認を得ている。
    • 2日目
      1月31日は午前3時にスリープし、午前4時に起動した。
      コバンから獅子舞が身軽であることを聞いた。
      外から劇団長の部屋に忍び込んで盗んだ可能性はあるだろうか?
    • 3日目
      特に有用な手掛かりは提供しなかった。
    • 4日目
      一緒に皆の情報を整理した。
      ①獅子舞:大晦日前夜と大晦日当日は確かに酒場におり、賭けに負けて金も獅子の頭も取られた。
      その後物を質に入れて獅子の頭を取り返した。
      ②質屋のオーナー:2月2日まではずっと質屋の商売が忙しく、離れたことはない。
      ③手品師匠:大晦日当日に酒場で獅子舞に会い、2人は盛大に喧嘩した。
      チャイナタウンで前の劇団長の痕跡を、あるいは前の劇団長が残したものを探していたようだが、疑問が残る。
    • 5日目
      推測だが、コバンは誘導されたのではないか?
  • 易学先生
    易学先生.png
    • 1日目
      博学な謎の人物。幅広い知識を持っている。
      すでに楼内に数日滞在している。全てをお見通しなのだろうか?
      しかし訊ねても知らぬ存ぜぬを通された。
    • 4日目
      ヒントを掲示し、嘘と真実の意味を深く考えさせられた。
    • 5日目
      「足を止めることも時には間違った選択ではない」?どういう意味だ?
  • 獅子舞
    獅子舞.png
    • 1日目
      外出。訪問時も戻ってきていなかった。
    • 3日目
      大晦日前夜と大晦日当日は酒場に行ったらしく、酒場では賭けで負けたらしい。
      その後、質屋へ金を替えに行った。
      手品師匠の怪しげな行動を目撃。
    • 4日目
      大晦日当日、誰のものか分からない玉佩を質に入れ、獅子の頭を取り返した。
    • 5日目
      ……
  • 手品師匠
    竜芽.png
    • 1日目
      7時に起床、7時20分に劇団長から「天女」がなくなったことを聞いたそうだ。
      昼食を食べ終わった後に外出、行先は不明。
    • 3日目
      劇団長に言いたいことがあるようだけれど、中々言い出せないみたいだ。
    • 4日目
      大晦日のショーを経て、劇団長を認めた。
    • 5日目
      彼も疑問を抱いているようだ。
  • 女将
    寒香の舞.png
    • 1日目
      7時15分に部屋で身支度をしていた際、劇団長から助けを求められ、皮影がなくなったことを知ったらしい。
      明日、客がいなくなった後に2階の調査をしてほしいと彼女から示された。
    • 2日目
      高値で「天女」の皮影を購入したいという申し出があったらしいが、劇団長は断った。
      まさか昨日楼内のスタッフに聞いた、質屋のオーナーに関係があるのか?
    • 3日目
      質屋のオーナーの出現によって女将は機嫌を損ねていた。
      茶棚を片付ける手伝いをしていると、彼女から質屋のオーナーがずっと「天女」の皮影を欲しがっていたことを知らされる。
      彼は見た目と違って一筋縄ではいかないらしい。
    • 4日目
      女将は職人を呼んで客室の窓に特製の鍵を取り付けており、窓は内側からしか開かないようになっている。
    • 5日目
      この一件で最も損失が大きかったのは女将だろう。
      そう言えば、皮影を取り戻した後、彼女の質屋のオーナーに対する態度が急に好転した。
      2人で店を開ける計画もできたようで……
  • 質屋のオーナー
    質屋のオーナー.png
    • 3日目
      確かに劇団と取引したかったと認めた。
      自称「骨董を楽しむだけ」。
    • 4日目
      コバンがかつて質屋の「人間」だったことを告白。
      そして彼はコバンに、大晦日は家族と団らんする日であるなど、春節に関する慣習を教えたらしい。
    • 5日目
      なぜ皮影を取り戻した後、彼はあんなに嬉しそうだったのか?
      観察したところ、彼は皮影或いは劇団に対してそこまで興味があるわけではない。
      彼が歌った劇詞は聞き覚えがあり、コバンが歌っていたものに似ていた。
      彼はコバンの休眠の秘密も知っていた……
      彼は女将と同じく、商人なのだ。
      もう少し考えるべきかもしれない……

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