システムに関する探偵の供述
- 事件の再現(マッチング)
もう小説は書けないが、私は他の人よりも文字に込められた想いを容易に読み取ることができる。
この能力を生かして、当時の状況を再現してみようと思う。
もしかしたら、書き手について分かるかもしれない。 - 日記
①文字から得られた情報はこれだけだ。しかし紙は記録の一部分と思われる。
もしかしたら他に何か手掛かりがあるかもしれない…
どうやら日記の1ページのようだ。しかも数日前の。
もしかしたら、持ち主は私たちが探している人物と関係があるのかもしれない。
②日記の作者のプロファイルもほぼできあがった。
人物プロファイルから精密な実演推理を行うことが可能だ。
推理スタントだけでは更なる詳細は再現できない。もっと具体的にキャラを作るのが必要だ。 - 記憶秘宝
真実が明らかになる前、奇怪な「秘蔵品」に触れることになるとは誰も思わなかった。 - 推理の径
真相を推理することは、時として、薄暗いデコボコ道を手探りで探すようなものだ。 - 人格
黒幕の人格特徴を少しずつ解明していけば、成果が得られるに違いない。それにーー複雑な人格なんて、特別真新しいものでもないだろう?
世界観
- 中国版公式HPにおいて物語の舞台はヴィクトリア朝のものを多く採用しており、キャラクターの容姿などのデザイン面ではティム・バートンの作品を参考にしていると語られています。
また、黄衣の王などのクトゥルフ神話の要素も組み込まれていますが、今のところメインストーリーには出てきていないのでどのような形で探偵と関わってくるのかは分かりません(事前登録ミニゲーム「pregistration」では探偵の自室にクトゥルフ神話に登場する架空の書籍であるルルイエ異本が置いてある)。
ストーリーについて
第五人格に登場するストーリーは大きく二つに分けることができます。
「荘園の隠し本棚にある日記を元としたゲームの参加者主観の物語」と「探偵が自身の記憶と向き合いながら荘園で行方不明者の手がかりを探す(探偵主観の)物語」です。
前者は背景推理とキャラストーリー、後者はゲームのマッチングという形が取られています。
主人公である探偵オルフェウスには、記憶障害や思考の混乱といった、探偵としては致命的な症状が見受けられます。
よって、彼の記憶や言動はどこからが真実でどこからが想像なのかをプレイヤー側から判別することは出来ません。
そのため我々は、彼の言動が彼の主観と記憶に多分に影響を受けているものと考える必要があります。
第五人格を考察する上で「その情報は誰の主観のものか」という疑問を呈することは必須と言えるでしょう。