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零~紅い蝶~コラボイベント
1日目
私:ここは地図から消えた村。私が足を踏み入れた時、どこからかなじみ深い和歌が聞こえてきた……
私:目の前の建物は明るく灯され、巨大な時計がチクタクと針を進めている。私は切迫した感覚と、期待を感じた。誰かがここにいて、何かを待っていたのだろうか。

2日目
私:洋館の傍の白い灯篭が枯山水を照らしている。ひっそりと、安らかに。かつては恋人たちがここで内緒話をしていたのかもしれない。

3日目
私:商店街の道に立つと、当時の賑わいが一瞬だけ耳元を過っていった気がした。かつての恋人たちも、どこかの店の前で足を止めたのだろうか。例えば一番綺麗なハットピンを選んで、愛する彼女にプレゼントした、とか。

4日目
私:あの場所に恐怖を感じる。あまりにもたくさんの怨恨と悔しさが渦巻いているからだ。いつか自分もそのうちの1つになるのではないかと、そんな不安が沸き上がった。

5日目
私:警察があそこを封じ、傍で祭礼の蝋燭を灯した。そうすれば、死んだ魂が安らかに眠ることができると言わんばかりに。全く笑わせてくれる。

6日目
私:電車のレールに沿って進むと、そう遠くない道端で、桜が闇夜の中で鮮やかに咲き乱れているのを見た。しかし風が吹けば途端に途端に脆く、哀傷を漂わせる。まるであの風の中の歌声のようだ。

7日目
私:歌の果てで、私はようやくかつて海を飛び越えた蝶を見つけた。彼女はそこに留まり、ゆっくりと私を見つめている。その様子はまるで、「おいていかないで」と語りかけているようだった。

